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カテゴリー「J-POP」の38件の記事

2024/07/29

窓の向こうに -Beyond The Window-/井筒香奈江

Izutumadonomu 実はこのアルバム、先週末のTIAS(東京インターナショナルオーディオショウ)で先行発売がされていて、長男が行ったので買ってきてもらいました。ジャズかというと、特にこのアルバムはJ-POPの範疇に入るんじゃないかという気もしていますが、オーディオファンには有名な歌手らしいので、何年か前にハマってしまいました。今回のアルバムも、制作にあたって音質にかなりこだわって作っているようで、その表記がネットの紹介文にも出ていました。TIASでは3日分のCDを用意したそうですが、それぞれ1日で売れてしまい、結局3日間毎日補充していたそうです。こういう日本語のJ-POPのカヴァーもけっこうハマります。

 

窓の向こうに -Beyond The Window-/井筒香奈江(Vo)(JellyfishLB) - Recorded May 6, 11 and June 3, 2024. 藤澤由二(P)、小川浩史(El-B)、磯部英貴(Ac-B) - 1.さよならの向こう側 2.ラストダンスは私に 3.スカイレストラン 4.黒く塗りつぶせ 5.瞳はダイアモンド 6.どこか ~窓の向こうに~

1-5曲目がJ-POPのカヴァー曲で、6曲目が井筒香奈江の作曲。収録時間は26分。ジャンルでいけばJ-POPの範疇だろうけど、独自の解釈で音の良いアルバムを出し続けているので、ある意味ジャズの部類に入れてもいいのではないかと思います。音空間的には、楽器を最小限にして、間を活かした何度聴いても飽きない作りになっています。曲もスローテンポで、どことなく味わいがあるのは、彼女の他のアルバムと同じです。そして音の良さは、オーディオファンが多く買い求めているところを見ると、定評のあるところだなあ、と思います。ちなみに1曲目から5曲目まで、山口百恵、越路吹雪、ハイ・ファイ・セット、矢沢永吉、松田聖子の曲をやってますが、見事に井筒ワールドの音楽になっているところが見事ですね。(24年8月14日発売)

2024/06/11

今井美樹の、松任谷(荒井)由実集をSACDで再購入

240611imaimiki 実はこのアルバム「ダイアローグ -Miki Imai Sings Yuming Classics-」は、’13年の10月にCDを購入していたのですが、最近になってステレオサウンドからSACDシングルレイヤーで発売されていることを知りました。とは言うものの、販売価格が4,950円(送料別)なのでおいそれとは手が出ず。つい先日これが未開封中古でディスクユニオンにあることを知り、それでも高いことは高かったけど、送料込みでも新品本体を購入するよりは安かったので、しばらく悩んだ末、それでまだ売れてなかったため、購入に至った次第です。

そもそも、このアルバムはCDでも音はいいと思います。ただ、同じステレオサウンドからオフコースもSACDが3枚ほど出てますが、これはAmazon Music Unlimited(HD)ではハイレゾの192k/24で聴けるので、買わないでもいいかなあと思ってます。なんたってこれも4,950円という値段がついてますしね。今回このアルバムはストリーミングでもCD規格だったので買ってみた次第。違いが分かるかなあ、と思っていても、自分の駄耳で分かるかどうか。ただ、曲によってはアコースティック中心なので、より自然な感じはしてます。CDから性格を変えてマスタリングしているわけはないので、微妙なんですが。

昨年いったんは手持ちのCDの8割がた、一斉に処分してしまった身であるので、おとなしくしていればいいんだけど、それでも、基本的に収集癖があるようで、気になってしまったら買ってしまうという性格は、当分直らないと思います(現にまたじわじわと増え続けています)が、今回、今までSACDハイブリッドだけを購入していたのを曲げてまで、SACDシングルレイヤー購入してしまったのはこのアルバムに魅力があったからなんですね。いずれはCDプレイヤーに回帰しようとも思っていたのですが。6月末近くまで、ジャズのCDの入手が難しい、なので手持ち無沙汰という理由もありますし。

まあ、CDでも十分満足いく内容ではありますが、好きな人は手を出すかなあ、という感じでしょうか。最近ジャズ以外ではこのアルバムをよく聴いていた、ということもありますし。

(6月12日追記)SACD/CDメカを供給している会社が7月で生産中止という情報が。こういうことがあるからSACDはハイブリッド盤を基本的には買う、という方針でやってきたんですが、ちょっとのめり込みすぎたかな。デジタルのSACD/CDは、LPやカセットテープと違って復権はないらしいし。

2023/06/28

25日(日)に20分ほどライヴに出ました

230625sheat 180501bass もう本番から3日経ってしまいましたが、他に書くこともあまりないので。実は25日(日)に、The Voicesというバンドで、麻生音楽祭の「ポピュラーコンサート」という催しに、20分ほど出ました。出演時間はそんなに長くないので、準備中は気分的には比較的楽でしたが、やはり大きい会場だし、本番前はいつものように緊張してました。

今回は途中でベースアンプの音が急に小さくなるトラブルがありましたが、ダイレクトBOX経由で直接PAにつながっているので、何とか曲の終わりまで勘で弾ききったら、あまりそのトラブルに気が付いたお客さんは多くなかったようです。まあ、いくつもバンドが出る催しは、リハーサルも時間が短いし、いろいろとトラブルはつきものなんですけど、お客さんは気が付かなかったとは思いたいですね。おおむね、評価は良かったようでした。曲はジャズではなくて、オフコースなんですけどね。私、聴く方はジャズ、フュージョンばかりなんですけど、弾く方はJ-POPやニューミュージック系ばかりです。私は還暦過ぎですが、今、親父バンド、多いようですね。

ライヴで意外にも(私が下手な割には)ベースの音が好きという方がいらっしゃるので。Atelier Z M-245 Custom(ローズウッド指板)というのを使ってます。重さ何と3.8キロとかなり軽い。でも自分の思うベースらしい音が出ます。5年くらい前に中古で買ったんですが、これに出会うまで何回中古のベースを売ったり買ったりしたことか。この日もも活躍してもらいました。

2022/10/15

Beauty & Harmony 2/Miwa Yoshida(吉田美和)

Yoshidabeautyh ドリカムの吉田美和のセカンドアルバム。なぜかこれがジャズ雑誌で紹介されていて、それで購入したのだろうと思います。まあ、アルバムコメントの方も、出演者を並べただけという気もしないでもないですが、時代的にもメンバー的にも、資金が豊富だったこの当時でなければできないアルバムではありますね。外国人の有名なスタジオミュージシャンを使って向こうで録音してくるという手法、当時のスマップと同じようなアプローチではありますが、こっちの方はヴォーカルでさんざんならした人なだけに、バックに負けていない歌を歌っています。さすがにJ-POPで売れている人なだけに、最近でも入手可能のようですね。(追記)銀色のキラキラした初回盤ジャケットはスキャンすると真っ黒になるので、手持ちとは違うけど新装盤のジャケットです。

 

Beauty & Harmony 2/Miwa Yoshida(Vo)(DCT) - Released 2003. Harvey mason(Ds), Chuck Rainey(B), david T. Walker(G), Joe Sample(P), Eric Marienthal(Bs, Ts, As, Fl), Greg Adams(Flh, Tp), Paulinho Da Costa(Per), Omar Hakim(Ds), Will Lee(B), David Spinozza(G), Bob James(P), Michael Brecker(Ts), Randy Brecker(Tp), Ralph MacDonald(Per) - 1. Theme Of Beauty And Harmony 2 2. 涙の万華鏡 3. どうしてこんなに 4. お願いします 5. 夢の続き 6. あなたのかわいい人 7. The Lessons 8. おとなじゃん! 9. 告白 10. Theme Of Beauty And Harmony 2 For Strings

ハーヴィー・メイソン(Ds)、チャック・レイニー(B)、デヴィッド・T・ウォーカー(G)、ジョー・サンプル(P)、エリック・マリエンサル(Bs、Ts、As、Fl)、グレッグ・アダムス(Flh、Tp)、ポウリーニョ・ダ・コスタ(Per)というセッション(4、6、8-9曲目)と、オマー・ハキム(Ds)、ウィル・リー(B)、デヴィッド・スピノザ(G) 、ボブ・ジェームス(P)、マイケル・ブレッカー(Ts)、ランディ・ブレッカー(Tp)、ラルフ・マクドナルド(Per)というセッション(2-3、5、7曲目。ただしマイケル・ブレッカーとランディ・ブレッカーは3、5、7曲目)。J-POP。ご存知ドリームズ・カム・トゥルーのヴォーカリストで、ソロ第2作。曲のメロディはいつものドリカムかな、という感じなのですが、参加メンバーがぶっ飛ぶほどにスゴいです。演奏ももちろん、このメンバーでマル。(03年5月6日発売)

2022/04/02

Party!/Real Book

Realbookpartyあと1枚だけ、クリヤ・マコトがプロデュースをしたJ-POPのアルバムというのがありまして、個人的にはけっこう気に入っていたんですけど、アマゾンの評価ではちょっと厳しいなあ、という感じもします。これは私がアマチュアバンドで作詞作曲を何曲かやっていたその20年後の話ですけど、おおむね歌詞についてはフィーリングで作っていて、それにフュージョンっぽいメロディとアレンジをのっけて歌うというのはけっこう多かった時代だったのでは、と思います。大御所の人たちも、考え抜かれた歌詞なのか、その人の個性でパッと作ってしまえるのか、なかなか分からないものです。あまり売れなかったようではありますが、個人的には気に入ってます。

 

Party!/Real Book(Jroom) - Released 2003. Real Book [Hanako Suenaga(Vo), Mitsuhiro Mitsuda(P)], Makoto Kuriya(Prog, P), Ryuta Sakamoto(B), Yoshio Kishida(Ds), Hideki Ikeuchi(G), Ken Ota(As), Andy Wulf(Ts, Fl), Tea-Tee Brenda(Cho), Vaughn A.Roupe(Cho), Argie Phine-Martin(Cho), Hajime Kodama(Cho), Eric Miyashiro(Tp), Eijiro Nakagawa(Tb), Gen Ittetsu(Vln), Cruster Kimura(Vln), Masahiro Itami(G), Heil Stanaker(Flh), Koichi Osamu(B) - 1. 満月の下のパーティー 2. Distance 3. Sunnyside 4. tea For Two 5. So In Love 6. アイタイナ 7. Chuo Freeway 8. Tokutou-seki 9. Why Not? 10. Blue Moon

2人のコンビは大学のジャズ研出身で、2人ともピアニストだったとの事ですが、出来上がってきたファーストアルバムはジャンル分けではJ-POP。4ビートなのは最後の曲のみで、フュージョン的な高度なコード進行やアレンジなどをさりげなく内包しつつ、都会的な上品さとノリの良いJ-POPに仕上がっています。ヴォーカルはユーミンを連想させるようにみえて実は若い個性が出ています。サウンドのセンスが良いのはプロデューサーがクリヤ・マコトだからかも。7曲目が松任谷由美の「中央フリーウェイ」で、曲のインパクト(メロディの強度)はやはり、この曲が1番かなあ、という気も。でも他のオリジナル曲もけっこう良いなあ、と思ってしまいます。ノリが私好みのサウンド。もちろん4、8曲目のようなバラードもいい感じ。(03年10月8日発売)

2021/10/22

One Last Kiss/宇多田ヒカル のCDとLP

Utadaonelast 当初は長男の購入品だし、ジャズではないしで、あまり取り上げるつもりはなかったのだけど、CDとLPで3種類のジャケットが集まってしまったので、あえて取り上げてみようかと。でも、あまりにも有名すぎる歌手の有名すぎる歌で、もう、聴けば分かるとしか書けない自分が情けない(笑)。有名なポップスなどを取り上げているブログその他書き物をしている人たちを尊敬してしまいます。ただ、個人的には楽器の生演奏が好きなので、打ち込み系のドラムスやベースが多めの彼女の曲は、やはり自分よりは若い人向けなのかなあ、などと思って見たり。有名な曲は一通りストリーミングで聴いたのだけど、やはり天才だと思う反面、そんなことを思ってしまいました。

 

One Last Kiss/宇多田ヒカル(Sony Music) - Released 2021. - 1. One Last Kiss 2. Beautiful World (Da Capo Version) 3. Beautiful World 4. Beautiful World (PLANTiTb Acoustica Mix) 5. 桜流し 6. Fly Me To The Moon (In Other Words) [CDのみ] 7. One Last Kiss (Instrumental) 8. Beautiful World (Da Capo Version)(Instrumental)

6曲目がジャズのスタンダードの他は、全曲宇多田ヒカル作曲。1-2曲目が今回の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のエンディング・テーマで、3-6曲目は、過去のエヴァンゲリオンの映画の曲の2021リマスター・ヴァージョン。説明不要なくらいあちこちでかかっていて、聴けば分かると思う内容の曲。クレジットは書かなかったけど、曲によっては彼女自身の多重録音の楽器演奏が大きい割合を占めている曲も。やはり彼女は天才だと思うしかない出来で、何度聴いてもしみてくる感じはします、2、3、4曲目のサウンド違いの同じ曲を聴き比べるのもいいし、通して聴くのもいい。ジャケット違いでCD1種類、LP2種類(輸入盤は実はUS盤とEU盤があるのでもう1種類。ジャケは両方とも同じ)あるので、つい買ってしまう人も多そう。(21年3月10日発売)

2020/11/15

Classic Ivory 35th Anniversary Orchestral Best/今井美樹

Imaiclassic J-POPのアルバムですが久しぶりに買ってしまいました。今井美樹の新譜です。いやあ、売れている人はここまで物量をかけたベストが出せるんだなあ、と聴きながらしみじみ。挾間美帆さん編曲の曲も気になりますが、ジャズっぽいわけでもなく他の編曲者と親和性が高く、ここでの4人のアレンジはどれも良いです。今井美樹の場合、何種類もベスト盤を出しているし、過去のベスト盤も曲を見ると前期の方でかなり売れていたんだなあ、と予想させます。今でも「Ivory I&II」は愛聴盤ですし、個人的には特別な思い入れもあるかもしれません。他に限定盤でDVD2枚付いているのも出てますが、DVDは本編のCDとは関係ないし、けっこういいお値段なので、今回は通常盤を買いました。

 

Classic Ivory 35th Anniversary Orchestral Best/今井美樹(Vo)(Universal Music) - Released 2020. - 1.Pride 2.幸せになりたい 3.瞳がほほえむから 4.かげろう 5.Piece Of My Wish 6.Boogie-Woogie Lonesome High-Heel 7.雨のあと 8.未来は何処? 9.夕日が見える場所 10.Goodbye Yesterday

今井美樹の35周年を記念してオーケストラアレンジでセルフカヴァーしたベスト盤。収録時間は51分。編曲は服部隆之(1、10曲目)、挾間美帆(2、6-7曲目)、千住明(3-5曲目)、武部聡志(8-9曲目)、と超豪華。特に挾間の曲ではジャズギタリストの馬場孝喜も参加していますが、あまり目立ちません。他に千住の曲ではフェビアン・レザ・パネとか。ただし、どれもオーケストラ作品として良くて、挾間がジャズっぽいとかいうことではないです。自分が追いかけていた時代は6曲目あたりまでですが、全編を通して聴いても自然に入ってきます。ヴォーカルの方はオリジナル通りというか、あまりオーケストラだからと変化をつけずに歌っているので、そこはブレてない感じです。大人の雰囲気がけっこう好き。ただ、原曲アレンジの方がいいという人もいるかなあと。

2020/08/23

松任谷由実のベストアルバム(40周年、45周年、各3枚組)

Matsutouya40 Matsutouya45 実は今まで松任谷由実のアルバムって、一度も買ったことがなかったんですが、今回ベスト集を買って(と言ってももう数か月前ですが)、かなりの割合で知っている曲が多かったというのは、やはり彼女は昔から相当売れていたんだなと思いました。その分耳にしているので、覚えてしまっているんですね。実は彼女のCDを買うことになったのも、ストリーミングの影響です。Amazon Music HDでは、彼女の曲はすべてハイレゾ配信になっていて、それで何度も聴いているうちにCDを欲しくなってしまったというわけ。CD規格でも元のマスタリングがしっかりしているので、音はいいです。でも結局ストリーミングで聴いていることの方が圧倒的に多いんですけれどもね。どういうわけでCDを買ったのか、というと、気に入ったものはCDで持っていたいという、オヤジ的性格から来ています(笑)。で、買ったのは以下の2種類(それぞれ3枚組)。

「日本の恋と、ユーミンと/松任谷由実」40周年記念ベストアルバム(EMI Records)
「ユーミンからの、恋のうた/松任谷由実」45周年記念ベストアルバム(EMI Records)

40周年の方は文字通りベストで、有名な曲がめじろ押しになってます。45周年の方がその次に有名な曲を、CD3枚、Pure Eyes、Urban Cowgirl、Mystic Journeyとテーマ別にまとめたものという感じでしょうか。最初は40周年ばかり聴いていたのですが、だんだん45周年の味わいが好きになってきました。やはり曲も詞もユーミンならではのアピール力の強い、頭に入ってくる曲ばかりで、時間をかけてストリーミングで全アルバムを制覇していこうかな、という気持ちにもなっています。J-POP(ニューミュージック)のアレンジの良さというものも際立っていて、私も学生時代はニューミュージックの曲を多く演奏していたこともあって、今聴いてもなかなかいいと思いますし、やはりこの良さはもっと注目されていてもいいんじゃないかと思います。アーティストによっては若い頃に聴いた曲は良くても、一定の時期以降はあまり受け付けなくなることがあるのですが、ユーミンにはそれがなく、割と最近の曲でもすんなりと入ってきて記憶される感じなんですね。ただベストには’90年代以前の曲、特に’80年代以前の割合が多かったと思いますけど。

こういう出会いもストリーミングの影響で、いい出会いだったなあ、と思います。宇多田ヒカルもハイレゾ配信で、曲はいいし売れたのですが、世代が違うせいか全部を受け入れるというわけではなかったですね。アレンジに関しても、同様です。ある時期片っ端から昔のなじみのニューミュージックをストリーミングで聴いていた時があって、振り返るにはいい機会でした。ジャズやフュージョンが今いくら好きでも、その前の多感な時期の重要性を改めて知ることもできましたし。これらは別格ですね。これを語りだすときりがないので、今日はやめときますが(笑)。

2019/09/18

時のまにまにI-IV/井筒香奈江(3枚)を再発リマスター盤で聴いてみた

Izutu12 Izutu3 Izutu4 久しぶりにCDが届いたのですが、実は持っているもののリマスター盤で、4月には発売されていたものの、悩んで購入を見送っていたものです。今回消費税増税と、うちのオーディオ関係が聴ければいいやって感じから音指向にシフトしているので、とりあえず駆け込み需要で買ってみるなら、ということで3枚注文しました。井筒香奈江さんの場合、題材がJ-POPなので、ジャズかというと微妙な位置にあるのですけど、一番プロになりやすくて、それだけ熾烈な争いのあるジャズヴォーカルの世界と比べてそん色なく、そしてオーディオにうるさい人たちにも支持されているヴォーカリストなので、このリマスター盤、再注文して良かったです。元々の曲のうち何曲かはYouTubeにも上がっているので、聴いてみればいいかと。

 

時のまにまに/時のまにまにII 春夏秋冬/井筒香奈江(Vo)(Gumbo Records) - Recorded 2011 and 2012. 江森孝之(G) - I 1.マイ・ラグジュアリー・ナイト 2.悲しくてやりきれない 3.逢いたくて逢いたくて 4.Woman ”Wの悲劇”より 5.ボーイの季節 II. 6.友達の詩 7.春夏秋冬 8.この空を飛べたら 9.そっとおやすみ

時のまにまにIII ひこうき雲/井筒香奈江(Vo)(Gumbo Records) - Recorded March - June 2013. 江森孝之(G)、藤澤由二(P)、小川浩史(B) - 1.おやすみ 2.ひこうき雲 3.時間よ止まれ 4.しあわせ芝居 5.雨の街を 6.少年時代 7.夢一夜

時のまにまにIV 時代/井筒香奈江(Vo)(Gumbo Records) - Recorded March - June 2014. 藤澤由二(P)、小川浩史(B) - 1.時代 2.オリビアを聴きながら 3.ガラス越しに消えた夏 4.想い出のスクリーン 5.かもめはかもめ 6.主人公 7.ラスト・ワルツ

3枚に共通するのは、楽器の音を最小限にして、そこでほぼ声だけで勝負している点。これは実力のないヴォーカリストにはできない、彼女だけの世界を構築しているなと思います。曲はJ-POPというか、ニューミュージックというか、そのあたりの題材なのですが、その可能な限りシンプルな彼女のヴォーカルを中心に構成された曲を聴くと、けっこう心に突き刺さるものがあります。ただ、オーディオなど試聴環境を良くしてないと、そのあたりのエッセンスが伝わりにくいということはあります。某通販の評価を見ても、ちょっとピント外れだな、という評価がありますが、これはリマスターもされてなかなかスゴい独自の世界に来ていることは間違いないと思います。分かる人だけに分かればいい。それでここまで来てしまったことは、なかなか素晴らしいこと。表現が難しいですけど、ついていく人はたぶんそのままついていく音楽。それがそこにあります。やっぱりオーディオファン向け?という感じもしますけど。

2018/05/16

Laidback 2018/井筒香奈江 レイドバック

Izutu2018
国内盤の新譜を1日フラゲしました。実は井筒香奈枝さん、ジャズかと言うとJ-POPとかポップスに近いサウンドなんですけど、そこらのジャズのヴォーカリストよりは上手いし、ヴォーカリストとしては、やはりジャズの範疇にも入るんじゃないかと思って、購入したうち最近の新譜を中心に、今まで2枚だけアップしてあります。彼女のアルバム、オーディオ的にも優れているので、彼女のCDをリファレンスに使っているのも多いと聞きます。今回は聴いてみたかったオリジナルも3曲入ってますし、なかなかいいんじゃないかな。中には静かな部分が多いですけど、いいオーディオで聴くと、そのスゴさが分かります。


Laidback 2018/井筒香奈江(Vo) レイドバック(Jellyfishlb) - Recorded November 14 and 15, 2017. 藤澤由二(P)、小川浩史(B)、Guest: 中川昌三(Fl)、大久保貴之(Per) - 1. Songbird 2. Little Wing 3. サクセス 4. 美人薄命 5. 雨の鼓動 6. アネモネ 7. 部屋に吹く風 8. Light My Fire 9. You Are So Beautiful

グループでの10年ぶりのアルバム。今回は作詞井筒香奈江、作曲藤澤由二が4-6曲目にあり、初のアルバムでのオリジナルではないかと思います。また、今までのグループの2枚は洋楽だけだったのが、今回は和洋オリジナル混合になっているのも、そこが特色か。グループとしても別物のアルバムに仕上がっています。何よりも、けっこう音数を減らして、静かに淡々と歌う場面もあって、聴いて胸を締め付けられるような音使いが目立ち、井筒個人名義のアルバムのサウンドも引っ張っているような感じ。ジャズかと言うと、J-POP(ニューミュージック?)に近いものがありますが、3曲目は4ビートであり、またスタンダードも9曲目にあったりして、ジャズとしても多少は考えられるのでは。音楽としてはけっこう素晴らしい。(18年5月16日発売)

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