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カテゴリー「Hatologyレーベル」の19件の記事

2022/04/18

Bookends/David Liebman, Marc Copland

Davidbooke マーク・コープランドも今日で一段落。ストリーミングを見ると競演・参加作など、けっこう買いもらしているものもあるけど、今になって集めるという気もなく、とりあえず今の手持ちでいいだろうとの判断です。今日のアルバムは、デイヴ・リーブマンの名前が先に出ているせいなのかどうなのか、やや抽象度が上がり、シリアスな感じが強くなってます。’11年に「Impressions」というアルバムが1枚で出ていますが、これは今日のアルバムの3回目の再発で、その時に2枚組から1枚に編集されたもの。慌てて注文してしまいそうになりました。1枚目がスタジオ録音で、2枚目がライヴになっていて、そのあたりの違いも楽しめます。

 

Bookends/David Liebman(Ss, Ts), Marc Copland(P)(Hatology)(輸入盤) - Recorded March 20, 2002. - 1. Bookends 1 2. The Searcher 3. Blackboard 4. Lester Leaps In 5. When Your're Smiling 6. In Your Own Sweet Way 7. Nadir 8. Bookends 2 9. Cry Want 10. Maiden Voyage 11. Impressions 12. WTC 13. Blue In Green

(03/02/01)2枚組のアルバム。1枚目がスタジオ録音で、比較的短めの曲が8曲、2枚目が同日の夜の録音で、ジャズメン・オリジナルを中心にちょっと長めの5曲、という構成。どちらかというとパステルカラーの色合いでのやや神経質なインプロヴィゼーションという雰囲気のデュオ。2人のオリジナルも繊細な印象でじっくりと聴けるのですが、スタンダードやジャズメン・オリジナルも新たな解釈が加わっていて、新鮮です。特に2枚目のライヴは、「処女航海」「インプレッションズ」「ブルー・イン・グリーン」と有名な曲を聴くことができます。ただしどの曲もその繊細さゆえに、盛り上がる場面があっても内側にエネルギーが向いているような気がします。そんな中で、サックスのみの4曲目や、ピアノのみの5曲目あたりは、やや陽気かも。

2022/04/17

Lunar/Marc Copland, David Liebman Quartet

Marclunar マーク・コープランドとデイヴ・リーブマンという組み合わせも、割とやっていた演奏で、2人の相性はけっこういいと思います。このあたりリッチー・バイラークと比べても、そんなに遜色はないんじゃないかという感じですね。今回はクァルテットでの演奏ですが、ベースとドラムスはあまりおなじみではない名前。それでも、非4ビート系のジャズとしてはけっこう面白いことになっています。自由度が高めとは言いつつも、フリーの域まで踏み込んでいるほどではなく、コープランドファンならここまで手を出してもいいんじゃないかな、という雰囲気。こういう感じでHatologyのレーベルカラーに近づいたと思います。

 

Lunar/Marc Copland(P), David Liebman(Ss, Ts) Quartet(Hatology)(輸入盤) - Recorded October 12, 2001. Mike McGuirk(B), Tony Martucci(Ds) - 1. Cry Want 2. Lunar 3. Pirouette 4. You And The Night And The Music 5. All That's Left 6. Standoff 7. Brother Ernesto 8. Naima

(02/05/12)曲の構成を保ちつつも、やや自由度の高い展開になっています。メンバーの性格なのか、音が内面に向く傾向があるようです。マーク・コープランドのオリジナルは2-3、5曲目、デイヴ・リーブマンは6-7曲目。1曲目はゆったりと、しかし緊張感を持って対話が繰り広げられていきます。研ぎ澄まされた感度の高いメロディとアドリブが展開していくややテンポの速いタイトル曲の2曲目、情感豊かなメロディが印象的な3曲目、冷たい理知的なドラマチックさで盛り上がっていくスタンダードの4曲目、温度感が低い中ではけっこう熱く盛り上がる5曲目、リーブマン流の空気感のあるバラードの6曲目、曲の中をサックスがメロディを吐き出しながら飛び回る7曲目、叙情的で内向的な「ネイマ」の8曲目。

2022/04/09

Marc Copland And...

Marcandマーク・コープランドの、輸入盤ではあるけれどもキングインターナショナルという輸入盤の会社からのオビ、ライナー付き発売で、当時は雑誌でも有名になってました。ただ、オビ付き企画はこれ1回だけだったので、思うようには反響がなかったのかもしれません。なんたってトリオにマイケル・ブレッカーまたはジョン・アバークロンビーの参加だったので、話題性は十分にはあったと思います。今聴き直しても、いいですねえ、これ。「旧友」のリハーモナイズはさすが。このアルバム、もうブログで取り上げていたと思ったのですが、こういう重要なアルバムもまだまだ抜けが多いです。ストリーミングでも聴けますので、機会のある方はぜひ聴いてみてください。

 

Marc Copland(P) And...(Hatology)(輸入盤) - Recorded June 6 and 7, 2002. Michael Brecker(Ts), John Abercrombie(G), Drew Gress(B), Jochen Rueckert(Ds) - 1. Old Friends 1 2. See You Again 3. Blue In Green 4. Balloonman 5. Old Friends 2 6. Air Conditioning 7. Spring Song 8. Cantaloupe Island 9. You And The Night And the Music 10. Old Friends 3

(03/05/25)オリジナルは少なめで2曲(2、4曲目)。マイケル・ブレッカーが2、8曲目に、ジョン・アバークロンビーが3-4、6-7、9曲目に参加していて、珍しく参加ミュージシャンが目を引くアルバム。どちらかというとマイケルがやや活発な、彼の存在感を感じさせるジャズ、ジョン・アバが比較的内省的なジャズ。ただし、いずれも温度感はやや低め。3、7曲目の内側を向き加減がこのメンバーならではで、渋い。6曲目はチャーリー・パーカーの曲ですが、料理方法は彼ら流。ハービー・ハンコック作の8曲目はサックスを主体になかなか絶妙なバランスのサウンド。比較的オーソドックスなスタンダードの9曲目。1、5、10曲目にポール・サイモン作の「旧友」が淡い色彩感覚で、ヴァージョンを変えて入っていることが印象的。

2022/04/07

Haunted Heart & Other Ballads/Marc Copland Trio

Marchaunted マーク・コープランドが、フリーとか硬派なジャズを多く出しているHatologyレーベルから、なぜか何枚もアルバムを出しています。このアルバムはその最初のものですが、彼は特にレーベルとかあまり関係なく、マイペースで録音しているようですけど。メンバーも彼の音を実現するのにはいいメンバーですし。このレーベル、限定世界3千枚プレスで出すのが基本のようで、ものによってはジャケットを変えて再プレスすることもあるようです。いつもながらの彼なんですけど、この淡い感じのピアノがいいという人が多く、無条件に受け入れてしまうのでは、と思います。これは発売してすぐに購入できたような記憶があります。

 

Haunted Heart & Other Ballads/Marc Copland(P) Trio(Hatology)(輸入盤) - Recorded April 2, 2001. Drew Gress(B), Jochen Rueckert(Ds) - 1. My Favorite Things 1 2. Crescent 3. Dark Territory 4. Greensleeves 5. When We Dance 6. My Favorite Things 2 7. Soul Eyes 8. It Ain't Necessary So 9. Easy To Love 10. Haunted Heart 11. My Favorite Things 3

(02/05/12)ハットロジーにしては珍しく、叙情派ピアニストのマーク・コープランドがピアノ・トリオでスタンダードやジャズメン・オリジナルを奏でています。1、6、11曲目はヴァージョン違いのタイトル曲。ジョン・コルトレーン作の2曲目は出だしはバラードですが徐々にテンポが出はじめてオーソドックスな4ビートに。唯一オリジナルの3曲目は彼の他のアルバムでも聴くことができる佳曲。繊細で内向的な「グリーンスリーヴス」の4曲目、スティングの曲を叙情的に聴かせる5曲目、そしてマル・ウォルドロンの曲なのに温度感が低く感じる7曲目、やや浮遊感を伴いつつもゆっくりと進んでいく8曲目、静かながら隠れたところでエネルギーがたまるような9曲目、抑制が効いていてやはり内側へ向かっていく10曲目。

2011/02/03

Annette/Paul Bley, Franz Koglmann, Gary Peacock

Hat674
ポール・ブレイゲイリー・ピーコックらによる、アーネット・ピーコック集。新譜ではないだろうなあ、と買ってみたら、’92年の録音でジャケットに「2010 3rd edition」と書いてありました。3回目の再発、っていう意味なのでしょうか。ただ、このあたりの年代の彼らの演奏は素晴らしく研ぎ澄まされていて、ハッとするものがあります。ピアノ、ベース、ホーンのトリオで変則的なのですが、3人ともずっと出ずっぱりなわけではなくて、時に1人、時に2人だけが音出しをしていて、空間的な表現の良さもあります。作曲者はあるけれども、フリーの要素も強く、聴く人を選ぶけれど、ハマるとひかれる世界のサウンドです。


Annette/Paul Bley(P), Franz Koglmann(Flh, Tp), Gary Peacock(B)(Hatology 674)(輸入盤) - Recorded April 12-14, 1992. - 1. Touching (Take 1) 2. El Cordobes 3. Cartoon 4. Albert's Love Theme 5. Kid Dynamite 6. Miracles 7. Blood (Take 1) 8. Annette 9. Both 10. Blood (Take 2) 11. Mister Joy 12. Touching (Take 2)

(11/02/03)8曲目が3人のインプロヴィゼーションの他は、全曲タイトルにもなっているアーネット・ピーコックの作曲。必ずしも3人同時の演奏ではなくて、ソロだったりデュオだったりと、場面に応じて音を出すメンバーが変わるので、空間的な場面が生きてます。ちょっと個性的ではありつつも印象深い彼女の曲がウェイトを占めているのは、ポール・ブレイの他のアルバムでもあるけど、ピアノ、ホーン、ベースで奏でられる彼女の曲集も、メロディがインパクトを持ちつつ、温度感が低くシリアスにせまってきます。彼ら流の冷静なフリー・インプロヴィゼーションに向かったり、またメロディに戻ってきたりと、緊張感を強いながら、彼らのハマると魅力的な絡みやそれぞれのソロ。やはり曲はあってもフリーの要素が強いのが、このアルバム。

2010/04/19

Constellations/Dave Douglas' Tiny Bell Trio

Hat666_2
最近、Hatologyレーベルにはとんと御無沙汰でして、久しぶりに通販のコーナーを見ていたら、デイヴ・ダグラスのCDで’09年に出たものがあるので注文してみました。よく見ると、録音は’95年なんですね。でも内容は全然古くないですよ。ベースレスのトリオですけど、以前のポール・モチアン・トリオ(テナー・サックス、ギター、ドラムス)と編成が似ているし、それを元気にしてもっと歌的にすり寄り、ロック度、哀愁度などが高めになったようなグループです。けっこう個人的には好きです。やはりこういうアルバムも聴く人を選ぶサウンドなんだろうなあ、と思いつつ。ひとり密かに楽しんでおりました。


Constellations/Dave Douglas'(Tp) Tiny Bell Trio(Hatology 666)(輸入盤) - Recorded February 27 and 28, 1995. Brad Shepik(G), Jim Black(Ds) - 1. Constellations 2. Unhooking The Safety Net 3. Hope Ring True 4. Taking Sides 5. The Gig 6. Scriabin 7. Les Croquants 8. Maquiladora 9. Vanitatus Vanitatum

(10/04/19)5、7、9曲目以外はデイヴ・ダグラス作曲。ジム・ブラックがドラムスなので、ノリの良いロックのリズムのような曲もあり、当然ながら変拍子も加わる曲もあります。反面、6-7曲目のように哀愁が漂ったりスペイシーな曲も。4ビートとかバップとかとは遠いところに位置して、’95年の録音としては前衛とはいかないまでも、フリーもあってトンガっていたと思わせるサウンドです。こういうサウンドだと、ベースがいなくても気にならないというか。トランペットのシャープな響きから様々な奏法では、かなりのものを聴かせてくれるし、ギターのキャラクターもロックやファンクに近く、それプラスフリー、というのがいいバランス。トリオで静寂もあれば爆発もあります。5曲目はお茶目。9曲目はシューマンの曲で、やはり彼らのペース。

2009/09/02

Colors/David Liebman

Davidcolors
久しぶりにHatologyレーベルのCDを買いました。しかも旧譜。いつもデイヴ・リーブマンに関してはDave Liebmanで検索をしていたので、David Liebmanでないと引っかからなかったので、モタモタしてしまいました。しかも彼は同レーベルでサックス・ソロのアルバム(そちらはライヴ)をもう1枚出しているんですよね。持っていたかなあ、と勘違いしていた部分もありました。ただ、求道者的なサックス・ソロは聴く人をだいぶ選びますね。私も1度聴けばいいかなあ、と思うぐらい。これがソニー・ロリンズのソロ・アルバムのようにメロディアスで有名な曲の引用が多ければ、また違うんでしょうけれど。


Colors/David Liebman(Ts)(Hatology 600)(輸入盤) - Recorded Summer 1998. - 1. Red 1 2. Black 1 3. White 1 4. Grey 1 5. Blue 1 6. Yellow 1 7. Red 2 8. Black 2 9. White 2 10. Grey 2 11. Blue 2 12. Yellow 2

(09/09/02) サックス・ソロのレコーディングで、全部デイヴ・リーブマンの即興演奏。時に知が勝る感じはあるけれども、それでも力任せに吹く場面もあり、いろいろな奏法を駆使して、かなり高度なことをやっているんだろうなあと思います。それでいて、既成の曲のメロディアスなメロディが出てくるわけではないです。フラジオ奏法とでも言うのか、本来テナー・サックスでは出ない音域も吹いたり、サックスのボディを叩いてみたり。曲名を色で表していて、なるほどなあ、とも思いますが、その色をイメージして吹いたのでしょうか。適度に抽象的な感じで、まさに抽象画を見ている気分に近いかも。求道者的な雰囲気。彼がサックスのソロの演奏をしているのはこのアルバムだけではないのですが、本当に奥が深いミュージシャンです。

2008/07/14

Renewal/David Liebman/Ellery Eskelin

Davidrenew
Hatologyレーベル聴き3日目で一段落。今日もデイヴ・リーブマンの共演作です。テナー・サックスが2人でピアノレスのけっこう自由な世界が広がっています。時に本当にフリーになったりする場面もありますが、2人のテナーがユニゾンで、時にハモリで、漂っていく場面なんか、けっこういいなあ、と思ってしまいます。念のため、聴く人を選んでしまうアルバムだということは申し上げておきましょう。こういうフリーに近いサウンドを好きになると、またジャズの世界が広がっていくんですけれどもね。欧州のレーベルでフリー(あるいはそれに近いサウンド)が多いのは、やはりあちらではそういうマーケットがある程度あるからじゃないかな、と思います。


Renewal/David Liebman(Ts)/Ellery Eskelin(Ts)(Hatology654)(輸入盤) - Recorded June 27, 2007. Tony Marino(B), Jim Black(Ds, Per) - 1. Cha 2. The Decider 3. Out There(Take 2) 4. Renewal 5. Palpable Clock 6. Demi And The Blue Moon 7. IC 8. Free Ballad 9. Out There (Take 1)

(08/07/13)このメンバーで2枚目。8曲目が全員のインプロヴィゼーションで、3、9曲目がエリック・ドルフィーの曲、他はメンバーそれぞれの作曲。テナーがゆったりとユニゾンで奏でる場面もあれば、かなり硬派にブロウしたりフリーの方向に寄ったりしていて、ピアノレスの2サックスで自由度が高いです。ドラムスがジム・ブラックなので、ジャズというよりはロック・ビートに近いサウンドも。そして、時に変拍子。ビートのあるフリー的な要素も強いサウンドとでも言えばいいのかな。現にモロにフリーの場面も挟まっています。3、9曲目はアップテンポの4ビートでドルフィーっぽさというか原曲のイメージは健在だと思います。タイトル曲の4曲目はサックスのゆったりしたハモリで漂っていき、個々の楽器の静かな語り合いという様相。

2008/07/13

12 (+6) In A Row/Paul Bley

Paul12
Hatologyレーベル聴き2日目。今日はポール・ブレイの’90年録音の作品。この頃はレコーディングも多かったですが、確かレコーディングする際には、全曲フリーか全曲スタンダードかを選ばせるようにしていた、とどこかで読んだような気がします。今日紹介するアルバムは全曲バリバリのフリー。途中14曲目はブルース進行をモチーフとした分かりやすいものですが、他の曲は、盛り上がる場面、静かな場面はあってもかなり硬派なのではないかな。いわゆる聴く人を選ぶアルバムなんでしょうけど、私はフリーってけっこう好きな方なので。ピアノに管が2人なので、ブレイの露出度も高いし、けっこう満足しました。


12 (+6) In A Row/Paul Bley(P)(Hatology 649)(輸入盤) - Recorded May 23 and 24, 1990. Hans Koch(Cl, Sax), Franz Koglmann(Flh) - 1. Solo 1 2. Trio 1 3. Solo 2 4. Trio 2 5. Solo 3 6. Trio 3 7. Duo 1 8. Duo 2 9. Duo 3 10. Solo 4 11. Trio 4 12. Solo 5 13. Trio 5 14. Solo 6 15. Trio 6 16. Solo 7 17. Trio 7 18. Solo 8

(08/07/12)ソロはポール・ブレイの、トリオは3人の、デュオ1-2はHans Kochと、デュオ3はFranz Koglmannとのフリー・インプロヴィゼーション。いずれもフリー・ジャズとも言うべき、かなり硬派なインプロヴィゼーションが続きます。音的にはけっこう硬質で温度感も低め。ただしハードな部分はハードになっています。緻密なやりとりで、即興ながら単なるドシャメシャになっていないところがいいところ。ソロからトリオまで、うまくフォーマットを替えて順番に並べていっているので、しかも1曲あたりの時間も1分台から4分台までと、飽きさせません。時間の流れとともに、時に寄り添い、時にぶつかり、時に一人で、ドラマを形作ります。それにしても、ポール・ブレイの即興の引き出しはいったいどれだけあるのか、気になるアルバム。

2008/07/12

Redemption/David Liebman, Richie Beirach, Ron McClure, Billy Hart

Davidredem
久しぶりのHatologyレーベル聴き。3枚5月に購入していて、それらはデイヴ・リーブマンやポール・ブレイのものだったので、迷わず購入した次第です。やっと聴けました。このアルバムのメンバーは’80年代終わりごろに「クエスト」というグループ名で出ています。断続的に長期間熟成されていったような感じで、モーダルなサウンドで、時にブチ切れ、それでいてかなりの一体感で聴かせてくれます。まあ、このレーベルから出るとは予想してなかったですが、ジャズメン・オリジナルが多くても、けっこうハードなアルバムに仕上がっています。リッチー・バイラークもここではかなり硬派ですね。


Redemption/David Liebman(Ss, Ts Wooden Fl), Richie Beirach(P), Ron McClure(B), Billy Hart(Ds)(Hatology 642)(輸入盤) - Recorded November 2 and 3, 2005. - 1. Round Midnight 2. Ogunde 3. WTC/Steel Prayers 4. Dark Eyes 5. Lonely Woman 6. Redemption

(08/07/12)デイヴ・リーブマンとリッチー・バイラークの共作が3曲目、ビリー・ハートの作曲が6曲目。以前あったクエストというグループのある時期との同メンバーですが、ジャズメン・オリジナルが多いにもかかわらず、モーダルで研ぎ澄まされたサウンドと冷たいアヴァンギャルドの感覚はかなり聴く人に緊張感を強いる場合があります。ピアノとソプラノサックスのデュオなのにエキサイテイティングにえぐりとる1曲目、かなり自由な感覚の、テンポがフリーで流れるように盛り上がる2曲目、低い温度感でじっくりと進んでいき、後半は牧歌的なバラードの3曲目、有名な曲でも彼ら独自の素材として扱う4曲目、ズシッと沈み込んでいるような雰囲気の5曲目、モーダルなサウンドの集大成とも言える、19分台のタイトル曲の6曲目。

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