Phonix Voran/Peter Ruhmkopf
ECM SPシリーズを昨日の続きでLPも今のところ一段落。急に出たら買うかもしれませんけど、いちおうはLPはまた来月より後かな、と思います。今日のアルバムも詩の朗読ですが、どちらかというと伴奏が先にあって、それに朗読が乗っかっているようなバランスでの内容になっていました。どちらが売れたのかは正直分かりませんが、音楽の方が好きな私にはこちらのアルバムの方がバランス良く聴こえました。まあ、詩の内容を理解できてなければ、本当にどうでもいい意見になってしまいますが。しかし大多数の日本人は話しているドイツ語は分からない、という印象的な聴き方の範囲では、ある程度参考にはなるかも。
Phonix Voran/Peter Ruhmkopf(Poetry Reading)(ECM SP 802)(LPのみ)(輸入盤) - Recorded March 1978. Michael Naura(P), Wolfgang Schluter(Vib), Leszek Zadlo(Sax, Fl) - 1. Phonix Voran 2. Auf Einen Alten Klang 3. Selbstportrait 4. Paradise Regained 5. Allein Ist Nicht Genug 6. Ich Butter Meinen Toast Von Beiden Seiten . . . 7. Das War Ich Und Ich Weiss Nicht 8. Impromtu 9. Tagelied
(20/12/15)Peter Ruhmkopfが詩の朗読をしていて、他のメンバーがバックで音楽を奏でる構図は同じ。1-2、4、6-9曲目はミヒャエル・ナウラ作、5曲目はLeszek Zadlo作、3曲目は3人のインプロヴィゼーション。今度はベースではなくサックスまたはフルートで、朗読のみ1曲分というのはなくなって、音楽度という点ではより曲として主張をするようになってきています。確かに3曲目は明らかにフリー・インプロヴィゼーションの音なので、このあたり詩の内容と合わせて、曲調を変えているのでは、と思います。他の曲はごく普通に曲になっています。バッキングも意識しているせいかジャズ度は薄いかもしれないけど、それなりのバラードにはなっているという位置付けでは。もちろん本当の意味でのメインは詩なんですけど。
(11/04/14)ECM SP 5801の編集盤に一部収録。(’20年9月現在CDもストリーミング配信もなし)
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