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カテゴリー「ECM2601-2650番」の33件の記事

2020/11/22

Albores/Dino Saluzzi

2638 また新譜が5枚入ってきました。このところ集中してきますね。今日は、その中でも急いで聴かなければ、というのがあって、それをまずアップしていきます。実はこのアルバム、当初11月6日発売予定のところ、日本では20日になってしまい、HMVでは在庫なしでそれから8-15日かかるということで、価格は高くなるも在庫のあるAmazonに注文替えして先ほど届いたところです。ECMブログの毎日番号順という目標を達成するには29日アップ予定のこのアルバムを早く入手しなければ、ということで。それにしても1時間、バンドネオンのソロなんですけど、聴いていて全然飽きません(少なくとも私は)。まあ、ECM沼でしょうけれども。

 

Albores/Dino Saluzzi(Bandomeon)(ECM 2638)(輸入盤) - Recorded February - October 2019. - 1. Adios Maestro Kancheli 2. Ausencias 3. Sugen Me Cuenta La Vida - Milonga 4. Intino 5. La Cruz Del Sur (2da Cadencia) 6. Ecuyere 7. Ficcion 8. Don Caye- Variaciones Sobre Obra De Cayetano Saluzzi 9. Ofrenda -Tocata

(20/11/22)全曲ディノ・サルーシの作曲で、ソロアルバム。収録時間は61分。邦題は「夜明け」。バンドネオン1台でもジャズでなくても、けっこう聴かせてくれるアルバムかと。もちろんECM的な観点で、ということですけど。淡々と哀愁を含んだミディアムやスローの曲が続きますが、そこが彼の個性と思って、いいと思う人は少なくないはず。マンフレート・アイヒャーのプロデュースなので、そのあたりのことは計算済みなのでしょう。アルゼンチンの彼のスタジオでの録音ですが、やはりそのあたりのボーダーレスな空気感というのが伝わってきます。少し収録時間が長めですが、これを良いと感じるか、退屈だと感じるかは、聴き手に委ねられています。ソロでのメロディやコード、カウンターメロディなど興味はなかなか尽きません。

2020/10/13

Johannes Brahms/Clarinet Sonatas/Andras Schiff/Jorg Widmann

2621ECMはじめ、全部で3枚のアルバムが届いたので聴いていきます。最初はECM New Seriesのブラームスのクラリネットソナタ。そこにクラリネット奏者作曲のピアノ独奏曲がはさみこまれるという、ECMらしい手法で作られたアルバムです。収録時間は64分。今までに聴いてきたクラシックアルバムは400枚を超えましたが、ほとんどがECM New Series。さすがに初心者とはもう言わないですが、広くクラシックを聴いていないので、実はコメントで「王道」と書いたけど、正しいのかどうか。ECMのクラシックらしい、しかも少し温かみのある音、と言えばいいのでしょうか。まあ、アンドラーシュ・シフの演奏ならけっこう売れそうではありますが。

 

Johannes Brahms/Clarinet Sonatas/Andras Schiff(P)/Jorg Widmann(Cl)(ECM New Series 2621)(輸入盤) - Recorded May 2018. - Johannes Brahms: 1-3. Sonata E-flat Major Op.120/2 Jorg Widmann: 4-8. Intermezzi Johannes Brahms: 9-12. Sonata F Minor Op.120/1

(20/10/12)ブラームスは19世紀ドイツの作曲家。ここでは晩年のクラリネットソナタ集からの演奏と、間にクラリネット奏者のJorg Widmann作によるピアノの独奏曲がはさまれてます。「Intermezzi」というタイトルの割には15分以上あり、ブラームスの曲より少し現代音楽的ですが、なかなか聴きごたえがあります。シフに捧げられた曲。やはりメインディッシュはブラームスの方となるので、満足感の高い、王道らしい録音の演奏が聴けます。

2020/06/08

Discourses/Jon Balke

2648 ECMの新譜聴き2日目。今日はヨン・バルケのソロ・ピアノにエフェクトを重ねてかけたアルバムです。詳細は分からないけど、ソロ・ピアノだけでもアルバムが成立すると思うのですが、あえてエフェクトを重ねて北欧のジャズっぽい雰囲気を出してみたような感じです。派手にかかっているわけではないし、これはこれで作品として面白いとは思います。43分で16曲と、少し短めの曲で集めているのも、聴いていて気分の切り替えに役立っているのでは、と思います。録音年月がDecember 2020と印刷されてはいるけど、これはまちがいですが、実際のところ2018か2019かは判明しなかったでした。まあ、それはいいでしょう。

 

Discourses/Jon Balke(P, Sound Processing)(ECM 2648)(輸入盤) - Recorded December 2018?. - 1. The Self And The Opposition 2. The Facilitator 3. The Container 4. The Assumptions 5. The Certainties 6. The Suspension 7. The Polarisation 8. The Second Argument 9. The Why 10. The Deliberation 11. The First Argument 12. The How 13. The Mutuality 14. The First Afterthought 15. The Second Afterthought 16. The Third Afterthought

(20/06/07)全曲ヨン・バルケの作曲。ピアノのソロに、サウンド・プロセッシング(エフェクト?)を薄くかけて、その小品の、おそらくインプロヴィゼーションが続きます。フリー的にも聴こえたり、叙情的に聴こえる部分も。43分収録でそこに16曲あるので、やはり凝縮型の録音とも思えますが、基本的にフリーなアプローチのECM型ともいえるので、割と飽きないで聴くことができます。効果音的なエフェクトも、音量が小さめに、地味にかかっているので、アコースティック・ピアノの演奏を邪魔するものではないし、かえって北欧的なジャズという雰囲気を出す効果になっています。これも面白い。いくつか組になっているタイトル曲がありますが、収録時にまとめて連続して、インスピレーションの湧き出るままに録音をしていったのかも。

2020/06/07

Rivages/Jean-Louis Matinier/Kevin Seddiki

2617 ECMの新譜が5枚届いたので、基本的に届いた番号順に聴いていきます。このアルバム、ちょっと地味かなとも思えますが、Jean-Louis Matinierは過去にもニッケルハルパという楽器とのデュオ作を出しているし、今回はギターとのデュオとのことで、もう少し動きが多いような、でもジャズというよりはフランスの哀愁のあるクラシックとのボーダーレスな音楽として、じわじわとくる感じが心地よいです。こういうアルバムは、やはりECMからでないとなかなか見当たらないと思います。11曲で39分収録で、比較的曲がコンパクトに練られているのも、意外にアルバムの印象が強くなる一因かなあ、とも。気に入ってしまいました。

 

Rivages/Jean-Louis Matinier(Accordion)/Kevin Seddiki(G)(ECM 2617)(輸入盤) - Recorded April 2018. - 1. Schumannsko 2. Apres La Pluie 3. Les Berceaux 4. Reverie 5. Miroirs 6. Greensleeves 7. Feux Follets 8. La Chanson D'Helene 9. In C 10. Derivando 11. Sous I'horizon

(20/06/06)2人の共作が4-5、7、9曲目、Jean-Louis Matinier作ないし他の人との共作が1、11曲目、Kevin Seddiki作が2、10曲目、トラディショナルが6曲目、他の人の曲が3、8曲目。アコーディオンとクラシック・ギターでのデュオで、ジャズ度はほぼないけれど、いかにもECMらしさのある哀愁が、フランスの香りとともに強く漂っています。収録時間が39分と短めで、その分きっちりとまとまった曲が多いのも特徴。それらの曲の端正さと相まって、アルバムの作品としての価値が高まっています。バンドネオンよりはアコーディオンの方が湿った空気を伝える感じで、それがさらに哀愁度を高めています。あまり派手なところはないけれど、じっくりと落ち着いて聴くにはなかなか良く、クラシック的な音楽とボーダーレスな雰囲気。

2020/05/10

Cyrillus Kreek/The Suspended Harp Of Bebel/Vox Clamantis/Jaan-Eik Tulve

2620 ECM New Seriesの新譜が来たので、先に割り込ませて聴いていきます。収録時間は69分と少々長めですが、少しエキゾチックで宗教的な響きのある合唱は心を落ち着かせます。ニッケルハルパという楽器は、ヴァイオリンに似た民族楽器です。Vox Clamantisは他のアルバムでも以前出ていましたけど、やはりエストニアの合唱団。うまく民族的な要素が合わさって、なかなかいい感じに仕上がっています。Kannelというのは携帯型のハープという感じで少し低めな音が出ます。合唱だけで進行する場面が多いですが、時々これらの楽器が絡む場面、もしくはインストルメンタルの場面があるところもあります。

よく考えてみるとECMも新譜はハイレゾ配信されているので、CDで追っかけなくても(クレジット等は本家ホームページを参照して)いいのではないか、という自己矛盾に陥ってもいますけれども...。

 

Cyrillus Kreek/The Suspended Harp Of Bebel/Vox Clamantis/Jaan-Eik Tulve(Cond)(ECM New Series 2620)(輸入盤) - Recorded April 2018. Marco Ambrosini(Nyckelharpa), Angela Ambrosini(Nyckelharpa), Anna-Liisa Eller(Kannel) - 1. Paeval Ei Pea Pailene/The Sun Shall Not Smite Thee (Psalm 121) 2. Kui Suur On Meie Vaesus/Whilst Great Is Our Poverty 3. Jakobi Unenagu/Jacob's Dream - Alguslaul/Proemial Psalm (Psalm 104) 4. Ma Tulen Teevast Ulevelt/From Heaven Above To Earth I Come 5. Kiida, Mu Hing, Issandat/Bless The Load, My Soul (Psalm 104) 6. Mu Suda, Arka Ules/Awake, My Heart 7. Kiitke Issanda Nime/Praise The Name Of The Lord (Psalm 135/136) 8. Kas On Linnukesel Muret?/Do The Birds Worry? 9. Issand, Ma Huuan Su Poole/Lord, I Cry Unto Thee (Psalm 141) 10. Kes Jumalat Nii Laseb Teha/He, Who Lets God Prevail 11. Paabeli Jogede Kaldail/By The Rivers Of Babylon 12. Viimane Tants/The Last Dance 13. Oh Jeesus, sinu Valu/O Jesus, Thy Pain - Dame, Vostre Doulz Viaire

(20/05/09)Cyrillus Kreekは20世紀エストニアの作曲家。これをエストニアのVox Clamantisが歌っています。彼の作曲は3曲目前半、12、13曲目後半以外の全部で、民族音楽起源のものも。12曲目はニッケルハルパ演奏の2人のもの、3曲目前半はエストニアのルーン文字の歌、そしてGuillaume De Machaut作の13曲目後半。民族的要素のある宗教音楽という感じの演奏は心地よい混成合唱と教会の響きが心を落ち着かせます。

2019/11/23

Dreamlife Of Debris/Kit Downes

2632 ECMの新譜聴き2日目。今日はKit Downesで、前回のパイプオルガンのアルバムは印象的でした。今回は、ピアノとオルガンを使ってのアルバムで、多重録音になっているのかどうかまでは判別できませんでしたけど、面白い、かつECMっぽい仕上がりになっています。5人がクレジットされていますが、リーダー以外はサックスが少し多めの他は、一部の曲だけに出ている人のような感じです。12分台の4曲目が個人的にはけっこう好きですね。それでいて8曲を44分で収めてしまうので、他の曲は短めですけど。これもLP化戦略の一環かな。まあ、ECMもこう変わっていくんだなあ、と思わせる中の1枚ではあります。マンフレート・アイヒャー以外のプロデューサーが受け入れられるかどうかの試金石でもありますね。

 

Dreamlife Of Debris/Kit Downes(P, Org)(ECM 2632)(輸入盤) - Recorded Novembeer 2018. Tom Challenger(Ts), Lucy Railton(Cello), Stian Westerhus(G), Sevastian Rochford(Ds) - 1. Sculptor 2. Circinus 3. Pinwheel 4. Bodes 5. Sunflower 6. M7 7. Twin 8. Blackeye

(19/11/20)8曲目がTom Challengerとの合作、6曲目が他人の作品、他は全てKit Downesの作曲。収録時間は44分ほど。Sun Chungのプロデュース。ここではピアノとオルガンを使い分けています。ピアノとサックスのやり取りが幻影のようにつきまとい、後半明るめになりオルガンも登場する1曲目、やはり彼の特徴はオルガンにあるのでは、と思わせる2曲目、少し乾いた感触と、そこはかとないピアノの浮遊感が印象的な3曲目、ゆったりとオルガン、ピアノとその他の楽器が後半盛り上がり、幻想的に織りなすドラマチックな12分台もの4曲目、その後も5-7曲目と穏やかに、しかも温度感低く進んでいく感じがいかにもECMらしい。8曲目はドラムスも入って少し活発な演奏。5人が出る場面が少なく、多くがソロかデュオ。

2019/11/10

Remember Me, My Dear/Jan Garbarek/The Hilliard Ensemble

2625ECM New Seriesの新譜が手元に1枚だけあるので、聴きました。このヤン・ガルバレクとヒリヤード・アンサンブルのシリーズ、過去にけっこう売れたようで、歌唱にサックスを絡めてヒーリング的なサウンドで表現する方法、25年ほど前の当時はけっこう斬新だなと思いました。今回も期待にたがわず、77分ものコンサートを楽しむことができました。拍手が入っているのはアルバムのラストだけですが、それはそんなに気にはならなかったです。何年か前に、ヒリヤード・アンサンブルが引退、というニュースを聞いた時、残念だなあ、と思っていましたが、このような過去の音源がまだ聴けるチャンスがあるかもですね。期待してます。

 

Remember Me, My Dear/Jan Garbarek(Ss)/The Hilliard Ensemble(ECM New Series 2625)(輸入盤) - Recorded October 2014. The Hilliard Ensemble: David James(Counter Tenor), Rogers Covey-Crump(Tenor), Steven Harrold(Tenor), Gordon Jones(Baritone) - 1. Ov Zarmanali 2. Procurans Odium 3. Allting Finns 4. Litany 5. Dostoino Est 6. Sanctus 7. Most Holy Mother Of God 8. Procedentum Sponsum 9. Se Je Fayz Deuil 10. Alleluia Nativitas 11. O Ignis Spiritus 12. We Are The Stars 13. Ahnus Dei 14. Remember Me, My Dear

(19/11/08)ライヴ。77分収録。ヤン・ガルバレク作が3、12曲目、作者不詳は2、5-6、8、14曲目、その他、コミタス、アルヴォ・ペルトや現代音楽など、さまざまな曲を演奏。「オフィチウム」から25年、ヒリヤード・アンサンプルも引退しているので、このプロジェクトも聴き納め。クラシックや古楽、現代音楽にサックスが絡むという当時としては斬新な試みも、けっこう売れたようで何枚か出ましたけど、夢見心地のサウンドが心にしみる。

2019/10/15

Characters On A Wall/Louis Sclavis

2645 ECM新譜聴き4日目。今日のアルバムはルイ・スクラヴィスのECM13枚目のアルバムだそうです。他レーベルへの吹込みも残しながら、けっこう長いお付き合いになっていますね。しかもECMではこのところ変則的な編成が多かったのですが、ピアノ・トリオをバックに演奏するというのも珍しい。ECMのアルバムにはありがちなんですけど、出だしはゆったり静かにはじまって、後半に行くにつれてバラエティに富んで、しかもシリアスになっていく、というパターンを踏襲しているような気もします。まあ、一歩踏み込んだら沼だった、それがまたいいわけで。フランスのジャズはそれでなくてもシリアスなものが多いような気がして、あまりたくさんは聴いてないけど、ハマります。

 

Characters On A Wall/Louis Sclavis(Cl, Bcl)(ECM 2645)(輸入盤) - Recorded October 2018. Benjamin Moussay(P), Sarah Murcia(B), Christophe Lavergne(Ds) - 1. L'heure Pasolini 2. Shadows And Lines 3. La Dame De Martigues 4. Extases 5. Esquisse 1 6. Prison 7. Esquisse 2 8. Darwich Dans La Ville

(19/10/14)4人でのインプロヴィゼーションが5、7曲目、Benjamin Moussay作が2曲目で、他は全曲Louis Sclavis作曲。オーソドックスなクァルテットはECMでは久しぶり。しっとりとした静かな雰囲気で温度感の低めな曲が目立ちます。おおむねあまり難解ではなく(それでも少しその要素はある)、メロディも哀愁があるものも。ただそのメロディが、不思議な異世界に連れて行ってくれるような雰囲気。ある種の映画音楽的、現代音楽的とも言えるかも。ヨーロピアンでのクァルテットなので、ビート的には、8ビート的だったり、ゆったり系のバラードだったり。クラリネットやバスクラリネットのメロディや音色がエキゾチックに感じます。その中でも5、7曲目は異質か。6曲目はややアップテンポの5拍子系。8曲目はシリアスな展開。

2019/10/14

Common Practice/Ethan Iverson Quartet/Tom Harrell

2643ECMの新譜聴き3日目。トム・ハレルのECMのアルバムへの参加、たぶん初めてでしょう。このアルバムがひとつの転換点になっていることは、おそらく持ち込み音源であることを考慮に入れても、言えると思います。大半をスタンダードで占めていて、しかもそのほとんどが、ごく普通に4ビートのジャズをやっているという点で。このアルバム、その部分をブラインドで出したら、ECMとは分からないんではないのでしょうか? 以前からキース・ジャレット・トリオがスタンダードをやってましたけど、ゲイリー・ピーコックとジャック・ディジョネットという組み合わせで、ある種独特な4ビートではないリズム感が生まれてましたし。そういう意味では面白いアルバムです。

 

Common Practice/Ethan Iverson(P) Quartet/Tom Harrell(Tp)(ECM 2643)(輸入盤) - Recorded January 2017. Ben Street(B), Eric McPherson(Ds) - 1. The Man I Love 2. Philadelphia Creamer 3. Wee 4. I Can't I Get Started 5. Sentimental Journey 6. Out Of Nowhere 7. Polka Dots And Moonbeams 8. All The Things You Are 9. Jed From Teaneck 10. I'm Getting Sentimental Over You 11. I Remember You

(19/10/13)Ethan Iverson作は2、9曲目のみで、ほとんどがスタンダードやブルースのライヴ。トム・ハレルの参加がここでは聴きもの。やはりECMっぽさを意識しているような雰囲気はありますが、ECMらしからぬ選曲と温かみのあるサウンドは、これが持ち込み音源(だと思う)だからか。急速なアップテンポの4ビートはないにしても、バラードからミディアム・テンポまで、普通にジャズしている場面が多いのも、このレーベルにしては、有名なミュージシャンだけに許された特徴。2曲目はオリジナルながらブルース進行で攻めてきます。9曲目もそれっぽい。3曲目は割と活きのいい4ビートだし。4ビートの5-6、8-11曲目なども含めて、これはトム・ハレルへの配慮か。それが貴重なECMへの参加につながったかと思う。

2019/10/13

Playing The Room/Avishai Cohen/Yohathan Avishai

2641 ECMの新譜聴き2日目。今日はアヴィシャイ・コーエンとヨナタン・アヴィシャイのデュオです。意外にジャズメン・オリジナルが多いなあ、と思ったのですが、それでもマンフレート・アイヒャーのプロデュース。最初はいかにもECMらしくはじまりましたけど、5曲目あたりからバラエティに富んだ曲がいろいろと出てきました。なかなか面白いし、それでいてECMらしさも残っていてと、まあ、こっち方面が好きな方には満足できる内容ではないかと思います。それにしても、2人ともECMでは何枚目かの登場だし、しばらくこのペースが続くんじゃないかな。トランペットは正直、彼の吹きまくるところを聴きたい、というのはありますけれども。

 

Playing The Room/Avishai Cohen(Tp)/Yohathan Avishai(P)(ECM 2641)(輸入盤) - Recorded September 2018. - 1. The Opening 2. Two Lines 3. Crescent 4. Azalea 5. Kofifi Blue 6. Dee Dee 7. Ralph's New Blues 8. Sir Duke 9. Shir Eres (Lullaby)

(19/10/12)ECMでの2人の共演は3度目だけど、クインテットやクァルテットだったので、デュオは初めて。Avishai Cohen作の1曲目、Yohathan Avishai作の2曲目、ジョン・コルトレーン作の3曲目、デューク・エリントン作の4曲目、アブドゥーラ・イブラヒム作の5曲目、オーネット・コールマン作の6曲目、ミルト・ジャクソン作の7曲目、スティーヴィー・ワンダー作の8曲目など。ECMでジャズメン・オリジナルが多いのは珍しいのですが、最初の方はECMらしいゆったりとした静かなバラードの曲で、詩情感あふれる演奏です。5-8曲目は明るめで、バラエティに富んでいます。この曲がこう来たか、という感じですね。イスラエル勢のデュオといっても、特にイスラエル色が目立つわけでもなく、ごく自然な演奏が繰り広げられています。

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