Taking Turns/Jakob Bro/Lee Konitz/Bill Frisell/Jason Moran/Thomas Morgan/Andrew Cyrille
ちょっとプライベートでバタバタして仕事も繁忙期に入ってきたので、更新が少し遅れました。ECM新譜が3枚来ていますが、年内はこれで終わりかな。何と10年前の録音が出てきました。番号はとってあったので、当初発売見込みだったのがお蔵入りしたのでしょうか。メンバーがそうそうたるメンバーなのですが、ECMらしい、なんとなくふわふわ感が漂う録音になっています。個人的にはヤコブ・ブロとビル・フリゼールの音の違いが分からないのは、ブラインド慣れしていないせいなのか、そもそも似ている感じなのか。マンフレートアイヒャーがAlbum Producedの肩書なのも、かかわりの度合いを示していて興味深いです。
Taking Turns/Jakob Bro(G)/Lee Konitz(As, Ss)/Bill Frisell(G)/Jason Moran(P)/Thomas Morgan(B)/Andrew Cyrille(Ds)(ECM 2543)(輸入盤) - Recorded March 2014. - 1. Black Is All Colors At Once 2. Haiti 3. Milford Sound 4. Aarhus 5. Pearl River 6. Peninsula 7. Mar Del Plata
(24/12/14)全曲ヤコブ・ブロの作曲。収録時間は40分。10年も前の録音だけど、このフワッとした感じはリー・コニッツやビル・フリゼールらの参加が大きいのだと思う。そしてブロのその後の方向性に近いものを持っています。1曲目は温かく、2曲目はやや渋くて都会的ではあるも、演奏的には、リラックスしているものだと理解できます。このメンバーならもっとすごいことができるはずなんですけど、メンバーの個性を活かしながら、セッション的に演奏しています。フリゼールとブロのフレーズは近いような気がするし、どの曲もあまり派手さはないので発売が遅れたのかもしれませんが、このメンバーの一部が参加している他のアルバムとサウンドが共通するものがあります。ECMならこういうアルバムがあっていいかも。
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