Henry Purcell/Fantazias/John Holloway Ensemble
新譜CDが、ECM New Seriesを中心に入ってきたので聴いていきます。新譜といいつつもすでにECMでは2700番台後半が出てきているのに、2200番台半ばの古い番号。このあたりって、10年以上前に発売されたものがほとんどなんですね。録音が’15年となっているので、制作が遅れたのか、その後も発表を様子見だったのかは分かりませんけれども。さて、ヘンリー・パーセルの名前は知っているけれども、魅力的に見える「ファンタジア集」、ネット上では彼の有名な曲のリストには入っていなかったです。それだけ録音も少ないのかもしれません。今回聴いてみて、なかなかいいんだけど、このあたりは自分ではバッハが中心になってしまっているので、ちょっと複雑な面が見えてしまったかな、とも思います。でもいいことはいいです。
Henry Purcell/Fantazias/John Holloway(Vln) Ensemble(ECM New Series 2249)(輸入盤) - Recorded March 2015. Monika Baer(Viola), Renate Steinmann(Viola), Martin Zeller(Cello) - 1. Fantazia X 2. Fantazia I 3. Fantazia IV 4. Fantazia V 5. Fantazia IV 6. Fantazia II 7. Fantazia VII 8. Fantazia VIII 9. Fantazia XI 10. Fantazia III 11. Fantazia XI 12. Fantazia XII
(23/10/05)ヘンリー・パーセルは17世紀イングランドの作曲家。収録時間は41分。パーセルの中では有名な曲のリストには入ってなかったですが、難解な対位法とポリフォニーを併せ持った作品と見られているようです。IからIIIまでは3つのパート、それ以降は4つのパートでの演奏。バロック音楽の雰囲気をたたえつつも、聴いた限りバロックを超えた複雑性も存在する気が。古楽器でなく、写真では現代楽器での演奏になってます。
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