Vague/Anouar Brahem
知り合いから連絡をいただいて、フランスでしか販売されていないというECMのコンピレーションがあるとのことでした。日本の通販でも入手可能だったので、ちょっと値段は高かったのですが、入手してみた次第です。ECM 1881という番号はCD上には記載されていませんが、確認をその知り合いに取っていただきました。新しい音源というのはないですけれど、このアルバムに掲載されている曲に沿って70分間聴いていると、まるで1枚のアルバムを聴いているような、不思議な統一感にとらわれるのが不思議なところです。中東の音楽と、西洋楽器との折衷音楽とが混ざってますが、そんなこと関係ない、と言わんばかりの統一感ですね。まあ、ジャズというよりは民族音楽のサウンドですが。
Vague/Anouar Brahem(Oud)(ECM 1881)(輸入盤) - Released 2003. - 1. Ronda 2. Perfum De Gitane 3. Houdouth 4. Le Chien Sur Les Genoux De La Devineresse 5. Sebika 6. Leila Au Pays Du Caroussel, Variation 7. Diversion 8. Comme Une Absence 9. Nihawend Lunga 10. Claquent Les Voiles 11. E La Nave Va 12. Vague 13. Bou Naouara 14. Mazad 15. Hulmu Rabia 16. Astrakan Cafe(2) 17. La Nuit Des Yeux
(09/02/10)フランスだけで発売されたという、アヌアル・ブラヒムのコンピレーション盤。デジパック仕様で、ECM番号の表記は印刷されていません。元の曲は、Barzakh(ECM 1432)、Thimar(ECM 1641)、Conte De L'incroyable Amour(ECM 1457)、Madar(ECM 1515)、Le Pas Du Chat Noir(ECM 1792)、Khomsa(ECM 1561)、Astrakan Cafe(ECM 1718)(この中には共同名義もあります。)からの出典となっています。彼のウードというギターに似た楽器を楽しめ、しかもけっこう中東系というのか(確かチュニジア出身ではなかったかな)民族音楽色が強く、曲によっては西洋の楽器とのコンビネーションで独特なエスニックの香りをサウンドに楽しむことができます。このようにコンピレーションになっても自然な流れで聴けてしまうのがいい。
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