Giya Kancheli/Little Lmber
季節はお盆のシーズンですが、このところ旅行したり仕事が忙しかったりと、あまり音楽を聴く時間がなく、更新が10日以上あいてしまいました。それで久しぶりに聴いたのですが、今回はジャズではなくて、ECM New Seriesの、1枚が現代音楽、1枚が古楽と、New Seriesのメインのパターンのアルバムを2枚で、この非常に暑い季節には温度感の低い音楽を聴けて、まあ、良かったです。ギヤ・カンチェーリは地味な作風ではあるけれども、かなり寒色系で、研ぎ澄まされていて、好きな作曲家ではありますね。
Giya Kancheli/Little Lmber(ECM New Series 1812)(輸入盤) - Recorded August and October 2003, May 2006. Amao Omi: Nederlands Kamerkoor, Rascher Saxophone Quartet: Christune Rall(Ss), Elliot Riley(As), Bruce Weinberger(Ts), Kenneth Coon(Bs), Klaas Stok(Cond), Little Lmber: Mamuka Gaganidze(Voice), Zaza Miminoshvili(G), Matrix Ensemble, Rustavi Choir, Children's Choir, Nika Memanishvili(Cond, Key) - 1. Amao Omi 2. Little Lmber
(08/08/14)ギヤ・カンチェーリは20世紀グルジア生まれの現代音楽家。ここでは’03年と’05年の最近作を録音しています。いかにもECM的で、静謐な場面も多く、温度感が低い寒色系の演奏が続きます。サウンドは地味と言えば地味かもしれないですが、ある種の緊張感や、研ぎ澄まされた感触を耳にすることができます。だいたいの場面で静けさが続き、時に盛り上がります。コーラスの参加がポイントですが、やはりECM的な風景。
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