Mnemosyne/Jan Garbarek/The Hilliard Ensemble
ヤン・ガルバレクとヒリヤード・アンサンブルの、以前「オフィチウム」でやった演奏と同じような傾向での2作目。前はグレゴリオ聖歌が多かったと思うのですが、今回は曲や断片を修復したものを世界各地から集めて歌と演奏をしています。たぶんサックスはアドリブではないかと思うのですが、なかなか曲の雰囲気にマッチしていて、このアルバムも企画としては成功だったのではないかと思います。
Mnemosyne/Jan Garbarek(Ss, Ts)/The Hilliard Ensemble(Vo)(ECM New Series 1700/01) - Recorded April 1998. - 1. Quethua Song 2. O Lord Tallis 3. Estonian Lullaby 4. Remember Me My Dear 5. Gloria 6. Fayrfax Africanus 7. Antonie Brumel 8. Novus Novus 9. Se Je Fayz Dueil 10. O Ignis Spiritus 11. Alleluia Nativitatis 12. Delphic Paean 13. Strophe And Counter-Strophe 14. Mascarades 15. Loiterando 16. Estonian Lullaby 17. Russian Psalm 18. Eagle Dance 19. When Jesus Wept 20. Hymn To The Sun
既存の曲にサックスが絡んでいく曲と、古い断片しか残っていない曲を再現してそこにサックスを加えた曲があるそうです。当然ジャズではなくて、クラシック古典の合唱曲プラスアルファという感じです。断片から曲にしていったものが多いので、ヤン・ガルバレクの演奏などにその場限りのインプロヴィゼーションを感じさせ ます。エコーが効いた不思議なサウンド。そして非常に美しい。曲は断片を含め世界各地から集められています。(99年6月23日発売)
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