Selected Signs, 1/An Anthology
以前、サンプラーとしてはNew Seriesのものが出ていましたが、これも公式の番号を取った、ECMのサンプラーです。ただし、’87年に出た「ECM Spectrum Vol.1」というのは、番号が付いてなかったようですが。サンプラーではありますが、けっこう聴き心地がECMらしさ満点で好みで、何度も当時かけていたように思います。これは確か国内盤が出たので入手していますね。今見直すと、そこそこECMでは名の知れたミュージシャンが多いですし、演奏の雰囲気も出ていたように感じました。ちなみにこれも、ストリーミングで聴くことができます。
Selected Signs, 1/An Anthology(ECM 1650) - 1. Svantetic/Thomaz Stanco(Tp) 2. Gorrion/Dino Saluzzi(Bandoneon) 3. Morning/Misha Alperin(P) 4. Tale Of Saverio/Ralph Towner(G) 5. Hyperborean/Patch Of Light/Arild Andersen(B) 6. Morning Heavy Song/Thomaz Stanco(Tp) 7. Creature Talk/Marilyn Mazur(Per) 8. Desolation Sound/Charles Lloyd(Ts) 9. Motherless Child/Joe Maneri(Ts) 10. Past Parent/Kenny Wheeler(Flh) 11. Siegfried And Roy/Michael Cain 12. Free Above Sea/Jack DeJohnette(Ds) 13. Sleep Safe And Warm/Tomaz Stanco(Tp) 14. Nothing Ever Was, Anyway/Marilyn Crispel(P)
’87年に、「ECM Spectrum Vol.1」というサンプラーが出ましたが、この「セレクテッド・サインズ1」はナンバーがついています。このアンソロジーを聴いていると、最近ECMのサウンドが変わった気も します。やはりここに登場するのは有名なミューシャンが多いですが、Joe ManeriやMarilyn Crispelがいたり、あるいは有名すぎるくらい有名なキース・ジャレットが登場していなかったりと、ECMならではのこだわりが垣間見えます。曲目に関しても、売れセンのものを持ってきていないあたりがECMらしいです。ちなみに紹介されている曲のレコード番号は、1636, 1616, 1596, 1611, 1631, 1603, 1559, 1635, 1617, 1607, 1622, 1637, 1626/27と、発売が’97年の春先から秋にかけてのものに集中しています。
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