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カテゴリー「ECM1551-1601番」の46件の記事

2018/05/08

Ligotage/Nils Petter Molvaer

1560l_2 ECMで昔出たニルス・ペッター・モルヴェルのCDシングル中古がもう1枚届きました。Amazonでは組み枚数2枚組と書いてあったので、まあ、このくらいの値段はするんじゃないかと思って注文したら、届いたのはCDシングル1枚のみ。完全なプレミア価格となってしまいました(笑)。まあ、入手の困難性からすると、やむを得ないとは思うのですが、最初からCDシングル1枚と分かっていれば、買わなかった可能性もありますね。こういう落穂拾いもなかなか大変なところがあります。ただ、これを買ってしまえばあとはたぶんLPだけのもの以外はほぼあると思うので、まあ、いいか、と自分を納得させているところです(笑)。これで1560の元のアルバムと、1560/M、1560/Lの2種類のCDシングルが揃いました。

 

Ligotage/Nils Petter Molvaer(Tp)(ECM 1560/L)(輸入盤・中古)- Recorded 1996-1997. Eivind Aarset(G, etc.), Reidar Skar(Key), Audun Erlien(B), Rune Arnesen(Ds), w/D.J. Strangefruit - 1. Ligotage 2. Song Of Sand (Remix By Mother Nature's Cloud & Shower Show) 3. On Stream

(18/05/07)「Khmer」の、もう一つのCDシングル(12センチ)で、ここでは1曲目が本体にはない別な曲(クレジットは1曲目用のものを掲載しています)、2曲目がリミックスヴァージョン、3曲目がCDからの曲になっています。収録時間は17分台。CDシングルとしてはこちらの方が出回っている枚数が少ないような気もします。1曲目はやはり新曲とはいうものの、緩いファンクにのせてゆったりとしたトランペットのメロディを朗々と吹いていて、いわゆる本編アルバムと同じようなDJ向きの曲ではないかなあ、という気もしています。ほんの少しマイルスが当時だったら、というような印象もありますけど、個人的な興味とすれば、やはり「Khmer」があれば十分なような気も。ただ、こういう冒険的な方向も一時的にでもあったということで。

2018/05/02

Khmer - The Remixes/Nils Petter Molvaer

1560m_2 ECMで、CDアルバムのリミックス・シングルヴァージョンの中古を入手したので紹介します。このアルバム、’10年のECM Catalogの発売時に気がついていたのですが、最近になって購入してみようと思い、程度は「良い」で送料込み1,200円強だったので、購入してみました。ECMがリミックスのシングルを出すとは、と意外なものですけど、率直に言って、私がその良さを引き出すことはかないませんです。収録時間も20分弱ですし、「Khmer」の本編アルバムヴァージョンを持っていれば十分ではないかなあ、という気がしています。まあ、ここまで集めないと気が済まない方向けかなあ、なんて。

 

Khmer - The Remixes/Nils Petter Molvaer(Tp, G, Per, Samples)(ECM 1560/M)(輸入盤・中古) - Recorded 1996-1997. - 1. Song of Sand (Single Edit), 2. Platonic Years (DJ Fjord Mix By The Herbaliser), 3. Tlon (Dance Mix By Mental Overdrive), 4. Song Of Sand 2 (Coastal Warning Mix By Rockers Hi-Fi)

(18/05/01)「Khmer」のリミックスヴァージョン。収録時間は20分弱で、CDシングル(12センチ)のケース。1曲目はそのまま本アルバムのものをシングル用に4分弱に縮めたもののようで、まあ、ファンク的になっていてDJ用に長すぎないように編集したものだと思われます。2曲目以降がDJによるミックス(2曲目)だったり、ミックスのし直しだったり。ECMとしてはこういう音楽は珍しいと思うのですが、時代の流れで一度は試してみたかったんだと思います。確かにDJには重宝されるようなミックスの仕方ですが、ECM本道のファンからすれば、ああ、こういうこともやってみたのだな、というぐらいで、「Khmer」を持っていれば十分ではないかなあ、と思います。本道にはなりえなかったけれども、常に新しいことを試みています。

2006/10/13

Nouvelle Vague-The Complete Soundtrack/Jean-Luc Godard

1600

ゴダールの映画「ヌーベルバーグ」サウンドトラック完全盤。ということで、このアルバムは、映画の通りに進行しているセリフも入っているCDということになります。ここまで普通の人は追いかけることはないだろうなあ、というアルバム。ただ、コンプリートを目指すと避けては通れないので、自分はあえて挑戦しました。というより、当時購入の段階で、内容が分かるような資料はなかったと思います。そういうわけで、ここに書いておけば、調べに来た人がどういう内容のCD化分かると思って、あえて書いてある、という理由もあったりします。

 

Nouvelle Vague-The Complete Soundtrack/Jean-Luc Godard(ECM New Series 1600/01) - Winter(Dino Saluzzi), Far Away Lights(David Darling), Distant Fingers(Patti Smith), Charta Koa(Jean Schwartz), Solo Cello(David Darling), Kammer-Symphonie(Werner Pirchner), Blue Tango(Paolo Conte), Do You Be(Meredith Monk), Sonate Vom Rauhen Leben(Werner Pirchner), Do You Know Emperor Joe(Werner Pirchner), Transmutation(Dino Saluzzi), Mathis Der Maler, Grablegung(Paul Hindemith), Trauermusik(Paul Hindemith), Mathis Der Maler, Vershchung Des Heiligen Antonius(Paul Hindemith), Solo Cello(David Darling), Clouds(David Darling), Andina(Dino Saluzzi), Solo Cello And Voice(David Darling), Winter(Dino Saluzzi), Solo Cello And Voice(David Darling), Trema Fur Violoncello Solo(Heinz Holliger), Kleine Messe Un "C" Fur Den Lieben Gott(Werner Pirchner), Sonate Fur Viola(1937)(Paul Hindemith), Crossing(Paul Giger), Verklarte Nacht(Arnold Schoenberg), Sonate Fur Bratsche Und Klavier Op.11/4(Paul Hindemith), Verklarte Nacht(Arnold Schoenberg), A Zaza(Gabriella Ferri), Verklarte Nacht(Arnold Schoenberg), Sonate Fur Bratsche Allein Op. 25/1(Paul Hindemith), Mathis Der Maler, Grablegung(Paul Hindemith), Trauermusik(Paul Hindemith), Far Away Lights(David Darling), Winter(Dino Saluzzi)

(02/06/24)ゴダールの映画「ヌーベルバーグ」サウンドトラック完全盤。セリフも入っていて、おそらく映画の通りに進行、そして曲もその通りに挿入されているのだろうと思います。映画の雰囲気は伝わってきますが、どうせなら映像で見たいところ。ただし、地味な、というよりは渋い映画であろうと想像されますが。音楽が目当てだとちょっと肩透かし。ECMとしては異端のアルバム作りには違いないので、ECMファンよりも映画ファン向けか。

2006/10/12

Dal Niente/Lachenmann/Stockhausen/Stravinsky/Boulez/Scelsi/Yun/Eduard Brunner

1599

Eduard Brunnerというクラリネット奏者のアルバムで、何とソロで現代音楽に挑んでいます。クラシックの演奏者の中では、こういう人もいるということで共通理解はあるのかもしれませんが、はじめて聴いた時は少々びっくりしました。そして、今まで聴いたこと自体の記憶もなくなっていました。今ではECMレーベルはストリーミングでほぼ聴けるからいいものの、New Seriesの方は検索がうまくいかないで、なかなかたどり着かないということもあったりします。このアルバムは、1回ここで聴けば、また当分聴く機会がないかもしれません。

 

Dal Niente/Lachenmann/Stockhausen/Stravinsky/Boulez/Scelsi/Yun/Eduard Brunner(Cl)(ECM New Series 1599)(輸入盤) - Recorded October 1995. - Isang Yun: 1. Piri Igor Stravinsky: 2-4. Three Pieces For Clarinet Solo 5. Piece For Clarinet Solo Pierre Boulez: 6-17. Domaines Pour Clarinette Seule Karlheinz Stockhausen: 18. In Freundschaft Giacinto Scelsi: 19. Preghiera Per Un'ombra Helmut Lachenmann: 20. Dal Niente (Interieur 3)

(04/03/09)何とクラリネットのソロでのアルバム。収録時間は70分も。しかも、取り上げているのは20世紀の各方面の現代音楽家の作品なので、無機的かつ、難解な曲が多いです。小品ですが、ストラヴィンスキーの曲もあります。吹きまくったり咆哮するというよりは、スペイシーな中で技巧を尽くしてクラリネットの現代的な世界を表現している、といった感じ。作曲家ごとの曲の区別は私には難しいですが、タイトル曲は特にスペイシー。

2006/10/11

Musik Fur Streichinstrumente/Gyorgy Kurtag

1598

Gyorgy Kurtagの作品集。ケラー・クァルテットの演奏です。難解な演奏をなぜ聴く、と言われると、それはそうなんですが、一度全部聴く、という目標を立てた以上、避けて通れないというのはあります。その難解な曲に合わせて、それを弾いてしまう弦楽四重奏団もなかなかすごいですが、当時のアルバムコメントを読んでいると、難解なりに、自分でもなんとか理解して入り込んでいこうとした形跡がありますね。私の方は記憶から飛んでしまっているのに。

 

Musik Fur Streichinstrumente/Gyorgy Kurtag(ECM New Series 1598)(輸入盤) - Recorded November 1995. Keller Quartett: Andras Keller(Vln), Janos Pilz(Vln), Zoltan Gal(Viola), Otto Kertesz(Cello) - 1. Aus Der Ferne 3 Fur Streichquartett 2. Officium Breve In Memoriam Andreae Szervanszky Op.28 3. Ligatura - Message To Frances - Marie (The Answered Unanswered Question) Op. 31/b 4-9. Quartetto Per Archi Op.1 10-21. Hommage A Mihaly Andras 12 Mikroludien Fur Streichquartett Op.13 22. Litagura - Message To Frances - Marie (The Answered Unanswered Question) Op. 31/b

(03/09/21)Gyorgy Kurtagは20世紀の現代音楽家。弦楽四重奏団の演奏で、’50年代、’70-’90年代の作曲。やはり難解なハーモニーとメロディ(?)が中心ですが、色調は青く深く、時々膨れ上がりながらも沈潜していくようなサウンド。ダイナミックレンジは広く、抽象画を見ているように心の中に入り込んできます。2曲目にごくわずかにしっとりする場面があります。3曲目と22曲目は同じ曲のヴァージョン違いになっています。

2006/10/10

Three Men Walking/Joe Maneri/Joe Morris/Mat Maneri

1597

ここで、ジョー・マネリ、ジョー・モリス、マット・マネリというグループでのアルバムが出ます。プロデューサーはスティーヴ・レイクなので、ちょっと毛色が変わっています。硬派なフリー的な部分も。微分音という、12音階をもっと細分化したメロディを出すミュージシャンでもあります。そういうことで、あまり売れなかったのか、私が入手した時’04年あたりでも、なかなか手に入りませんでした。私の持っていたのはCDケースに穴が開いていたカット盤だったと思います。硬派なフリーは好物な方なんですが、これはあまり自分の趣味と合わなかったことを白状しておきます。

 

Three Men Walking/Joe Maneri(Cl, As, Ts, P)/Joe Morris(G)/Mat Maneri(Vln)(ECM 1597)(輸入盤) - Recorded October and November 1995. - 1. Calling 2. What's New 3. 3. Bird's In The Belfry 4. If Not Now 5. Let Me Tell You 6. Through A Glass Darkly 7. Three Men Walking 8. Deep Paths 9. Diuturnal 10. Fevered 11. Gestalt 12. To Anne's Eyes 13. Arc And Point 14. For Josef Schmid

(04/02/06)微分音(音程を通常より細かくしている)のインプロヴィゼーション系のアルバム。ただ、本当に微分音かというと、あまり自信がなく、音程の揺らぎのようにもとれます。各メンバーのソロでの演奏が14曲中7曲、3人のフリー・インプロヴィゼーションと思われる曲が6曲、そして2曲目はスタンダードの「ホワッツ・ニュー」ですが、何ともはや、彼らのオリジナルと言われても仕方のないような音使いで、しかも9分を超える演奏となっています。リズム楽器はないので、総じてメロディ(音程)の微妙なズレによる失調感と、3人のゆるいまとまり、硬質なフリーのせめぎあいで、他ではなかなか聴けないサウンド世界を構築しています。ギターは派手ではないけれど、危なげな不安定なフレーズを弾く感じがまた面白い。

2006/10/09

North Story/Misha Alperin

1596

ミシャ・アルぺリンのリーダー作、編成を見るとジャズの普通のクインテット編成なのですが、そのような使用をせずに、クラシック的に近いような使い方で、ジャズ(と言うよりインプロヴィゼーションか)している曲も5、8曲目にありますが、トータルするとやっぱりECM的なクインテットだなあ、と思えるサウンドになっています。考えてみれば、こういうサウンドのジャズのバンドも多かったですし。それが’95年にもなると、演奏する方もECMを意識して演奏しているようになってきたのかなあ、と思わせます。

 

North Story/Misha Alperin(P)(ECM 1596)(輸入盤) - Recorded September 1995. Arkady Shilkloper(French Horn, Flh), Tore Brunborg(Ts), Terje Gewelt(B), Jon Christensen(Ds) - 1. Morning 2. Pssalm No.1 3. Ironical Evening 4. Alone 5. Afternoon 6. Psalm No.2 7. North Story 8. Etude 9. Kristi-Blodsdraper(Fucsia)

(99/05/05)ホーンが入ったオーソドックスな編成なのですが、クラシックに近いアプローチかも。北欧ジャズの硬質で深い、しかも冷めたサウンドが響いてきます。ラストの曲を除いてミシャ・アルペリンの作曲で、スペイシーな中をゆらゆらと漂っているインプロヴィゼーションが心地良い感じ。薄暮、あるいは夜明けのどんよりした空から光が垣間見えるような風景が心の中に刻み込まれていきます。訥々と、あるいはクールに語りかけてくるフレーズ。3曲目などは書かれた部分も多そうで、曲やフレーズの構成がカッチリとして現代音楽的なインプロヴィゼーションながらも、彼の個性がよく出ています。5、8曲目も似たアプローチながら、よりハードでジャズ的。しっとりとピアノだけで聴かせる4曲目も印象的。

2006/10/08

Trio In Es-Dur, Nottunrno/Franz Schubert

1595

この時期はNew Seriesではまだ珍しかった、このレーベルでは有名な人以外でクラシックでシューベルトだけを演奏したアルバム。ピアノとヴァイオリンとチェロの演奏ですが、今聴き直しても、けっこういいなあ、と思います。曲も、この編成用のものを用意してあって、正攻法で来ているので、なぜこのアルバムの存在自体を忘れてしまっていたのか、分かりません。なぜか、購入時に聴いた以外はラック行きだったもので。

 

Trio In Es-Dur, Nottunrno/Franz Schubert(ECM New Series 1595)(輸入盤) - Recorded July 1995. Jorg Ewald Dahler(P), Hansheinz Schneeberger(Vln), Thomas Demenga(Cello) - 1-4. Trio In Es-Dur Fur Klavier, Violine Und Violoncello Op.100, D929 5. Trio In Es-Dur Fur Klavier, Violine Und Violoncello Op.148, D897 Notturno

(04/04/11)19世紀オーストリアの作曲家、シューベルトのピアノ、ヴァイオリン、チェロのトリオでの作品。解釈についてはよく分かりませんが、温かみを感じる演奏で、この時代の演奏は難解さもなく、安心して落ち着いて聴けると思います。ドラマチックな構成を持つ室内楽で、しかも室内楽的な気楽さをもって、クラシック的に聞かせてくれる演奏。4曲目の最後は大団円。タイトル曲の5曲目は9分ながらしっかりとした演奏が聴けます。

 

2006/10/07

As It Is/Peter Erskine

1594 ピーター・アースキンがまさかECMでリーダー作を作るとは思ってもいなかった、と以前書いたような気がしましたが、同じメンバーでのトリオで結局4枚作っているんですね。これがその3作目。その4枚の作品は作風が似ていて、どれがどんな特徴かというのは書きづらいのですが、個々の曲を聴いていると、なかなか飽きがきません。寒色系のサウンド、耽美的、そして時にゆったり目ではあるけれど、鋭いフリーのフレーズ、ドラムスの静かだけれども存在感のあるソロ、など、こういう方面のピアノ・トリオが好きな人にはけっこうイケるんではないかな、と思います。

 

As It Is/Peter Erskine(Ds)(ECM 1594) - Recorded September 1995. Palle Danielsson(B), John Taylor(Ds) - 1. Glebe Ascending 2. The Lady In The Lake 3. Episode 4. Woodcocks 5. Esperance 6. Touch Her Soft lips And Part 7. Au Contraire 8. For Ruth 9. Romeo & Juliet

ピーター・アースキン作は2曲(2、9曲目)のみで、ジョン・テイラー作が5曲。このメンバーでは3作目で、緊密で自由な音世界が広がります。 サウンドは前2作と近い。冷たい感触で緊張感をはらみながら淡々と進んでいく叙情感のある1曲目、ゆったりしっとりとスペイシーにはじまり、徐々に盛り上がる2曲目、パーカッシヴでスリリング、エキゾチックな味付けの曲の3曲目、変拍子のビートが頭に残り、耽美的でもある4曲目、ヴィンス・メンドゥーサ作のやや明るめの感触の後半ドラムスも目立つ5曲目、温かみのあるメロディのバラードの6曲目、空間的で妖しい美しさではじまり後半にフリーの局面も多いの10分台の7曲目、研ぎ澄まされたフレーズで3人が寄り添う8曲目、叙情的にゆったりと切なさを伴いながら進む9曲目。

(注)’16年に ECM 1497, 1532, 1594, 1657がECM 2490-93のBOXセットになりました。

2006/10/06

The River/Ketil Bjornstad, David Daring

1593 ジャズ度という観点からすると、全然ないので、これをジャズのカテゴリーに入れていいのか、と自問自答しています。ただ、ボーダーレスとはいえ、ジャズがECM、クラシックや現代音楽がECM New Seriesという分け方があるので、とりあえずはそれに従っておこうと思います。でも、これはやっぱり書き譜の音楽だよねえ、と思いながら。タイトルも曲調もあいまいなままになだらかに進んでいく感じなので、曲ごとのイメージではとらえにくく、今回は聴いた心象風景も取り入れてコメントを書かざるを得ませんでした。どの曲もゆったりとしていて、癒されることは癒されるのですが。

 

The River/Ketil Bjornstad(P), David Daring(Cello)(ECM 1593) - Recorded June 1996. - The River 1 - 12

全曲ケティル・ビヨルンスタの作曲。ピアノとチェロのデュオです。しかもアルバム中の12曲のタイトルは 「1」から「12」。書かれた譜面による演奏なのでしょうか。視覚的には上流で川ができてから、河口にたどり着くまでをドラマチックに表現しているというイメージ。クラシックかヒーリングミュージックという印象に近いかも。1曲目から穏やかなメロディのゆったりしたデュオではじまります。2曲目で短調になって、もやのかかった情景になり、水が川になって流れていくドラマが曲を追うごとに進んでいきます。そして、長調、短調が入り交じりながら比較的なだらかなヨーロッパの川の風景、それも森や田園風景を通っていくのを想像させるような。急速調の曲がないところからもうかがえます。静かな中でも8曲目がやや盛り上がるか。

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