Inflation Blues/Jack DeJohnette's Special Edition
ECMのこの番号では未CD化、別番号でCDBOX発売のラストのアルバムになります。ジャック・ディジョネットのスペシャル・エディションの4枚のアルバムのうち、CDBOXになって初CD化だったのはこのアルバムだけですが、一説には4曲目のヴォーカルの歌詞が問題あったのかも、ということも言われているようですね。まあ、’12年には聴くことができたので、それで良しとしておきますが。このグループも、ECMの中では過激な演奏を許されている数少ないグループですけど、それを言うとパット・メセニーなどはけっこう自由にやらせてもらったんだなあ、ということも分かります。その後いったんECMの方向性が狭まって、最近また広くなったという感じですね。
Inflation Blues/Jack DeJohnette's Special Edition(Ds, P, Clavinet, Vo)(ECM 1244)(この番号では未CD化、別番号でCDBOX発売) - Recorded September 1982. Chico Freeman(Ss, Ts, Bcl), John Purcell(Afl, Fl, Reeds, Piccolo Fl, Ack, As, Bs), Rufus Reid(B), Baikida Carroll(Tp) - 1. Starburst 2. Ebony 3. The Islands 4. Inflation Blues 5. Slown Down
(19/11/10)全曲ジャック・ディジョネットの作曲。彼は他にピアノやヴォイスもやってます。他のスペシャル・エディションのアルバムとほぼ内容は変わらないと思うのですが、なぜかCDBOX化されるまで待ちました。出だしのみ静かで、本編で激しい4ビート的なツッコミでけっこう燃えながら突っ走る感じの1曲目、少しメカニカルなテーマをソフトな3管で表現していて、変拍子的ボッサでその表現がドラマチックな進行の、やや淡色系な2曲目、ドラムスをバックにホーンのメンバーが自由に暴れまわって、ドラムスもかなりプッシュしている3曲目、ディジョネット自身のヴォーカルによるレゲエのリズムのノリが良い、本当にレゲエの曲かとも思える4曲目、プッシュするリズムで、ホーンが自由に動き回っていてテンポの良い感じの5曲目。
(注)Jack DeJohnette Special Edition(ECM2296-99)の4枚組CDBOXで再発 ’12年(このアルバムは初CD化)
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