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カテゴリー「ECM1151-1200番」の47件の記事

2019/11/03

First Avenue

1194 ECMの未CD化作ストリーミング配信聴き。今日のアルバムは、CD化されなかったのも分かるなあ、というマニアックなアルバムです。ある種New Seriesにカテゴライズしてもいいんじゃないかと思えるような音使いなんですが、それでもフリー・インプロヴィゼーションらしいので、その点をもってジャズの方にいちおう置いておきます。ECMにはこれ1枚だけ残して、去っていきました。これを録音するのは、やはりECMしか当時はなかったんじゃないかな、と思わせるサウンド。どうやってアルバム制作まで至ったか、というのは気になりますが。聴く人を選ぶでしょうけど、こういう音を好む人もいるんじゃないかなあ、と思います。

 

First Avenue(ECM 1194)(ストリーミング配信) - Recorded November 1980. Denney Goodhew(As, Fl, Bcl), Eric Jensen(Cello), James Knapp(Tp, Flh, Waterphone) - 1. Band One 2. Band Two 3. Band Three 4. Band Four 5. Band Five 6. Band Six 7. Band Seven 8. Band Eight

(19/10/27)全曲3人のフリー・インプロヴィゼーション。打楽器系のないフリー。エコーが少し深めにかかっていて、それを活かすような持続音が多い部分と、割と過激な速いパッセージの部分、その組み合わせになっている部分とがあります。実験的ではあるけれども、環境音楽的な音響効果、あるいはクラシックや現代音楽的な要素を持ったフリーと言えなくもありません。曲名も1から8まであるけれど、便宜上分けてみた、という感じなのでは。ただそれぞれの曲に特徴があり、なかなか興味深いです。いわゆるジャズでのフリーとは違っていて、ジャズにカテゴライズするのはどうかな、という気もします。その音の変化に身をまかせるのも、比較的心地良い感じではあります。こういう音源もあるのがECM。聴く人を選ぶかも。

(’19年8月より順次配信)

2019/11/02

M/John Abercrombie Quartet

1191 ECMのこの番号では未CD化、別番号でCDBOX発売のアルバム。この録音で、一説にはリッチー・バイラークとマンフレート・アイヒャーの決裂になったと言われています。なるほど、バイラークのピアノは、ここでは完全にアイヒャーの望むところとは違うモーダルというか、ガンガン攻めるというか、そういう場面もありますね。そこでケンカの原因となったオクラ入りとも言われる、これより派手な演奏をしてしまった結果、彼に関連するアルバムが全部廃盤になってしまった、という情報も信ぴょう性が出てきます。今でこそECMの規制は前よりゆるくなってますが、当時としては、このアルバムでも基準からはみ出ていた感じがうかがえます。

 

M/John Abercrombie(G) Quartet(ECM 1191)(この番号では未CD化、別番号でCDBOX発売) - Recorded November 1980. Richard Beirach(P), George Mraz(B), Peter Donald(Ds) - 1. Boat Song 2. M 3. When Are The Rules 4. Flashback 5. To Be 6. Veils 7. Pebbles

(19/10/27)jジョン・アバークロンビー作が1-2、5曲目、リッチー・バイラーク作が3-4、6曲目、ジョージ・ムラーツ作が7曲目。このクァルテットでは3作目で最終作。3分以上もの静かな場面の後、徐々に音は大きくなってもある種ゆったり感のある1曲目、勢いがある場面も多いけれど、4ビートに飛び出さないギリギリのところのタイトル曲の2曲目、ミステリアスでフリー的な出だしからアップテンポの4ビートの部分もある、後半ガンガン攻めたり引っ込んだりの3曲目、割ときっちりとしたリズムでも、不穏なピアノがはみ出そうとしているような4曲目、しっとりとしたメロディで、静かに進んでいくバラードの5曲目、ピアノの出だしから浮遊感のあるテーマ、ソロと続く6曲目、リリカルかつ温度感の低い演奏でバラードの7曲目。

(注)「The First Quartet/John Abercrombie(G)」(ECM 2478-80)として’15年に3枚組CDBOXとして再発。初CD化。

2019/11/01

Lifelines/Arild Andersen

1188 ECMの未CD化作ストリーミング配信聴き。割と近年まで(CDBOXが出るまで)、枚数的に再発されないで割りを食っていたのは、アリルド・アンデルセンやスティーヴ・キューンではないかと思います。枚数的には4-5枚というところかな。2人ともそれでもまだ未CD化アルバムが残っていたし。当時のこの2人に関しては、もっと注目されてもいいような気もします。まあ、昨日のゲイリー・バートンもそうだったのだから、何が再発の基準なのか、アルバムを聴いていてもよく分からなくなってしまいました。このアルバムも、メンバーはいいし、音楽的にもいいし。まあ、ここは淡々と聴いて行くしかないですね。もう少ししたら、見えてくるかも。

 

Lifelines/Arild Andersen(B)(ECM 1188)(ストリーミング配信) - Recorded July 1980. Steve Dobrogosz(P), Kenny Wheeler(Flh, Cornet), Paul Motian(Ds) - 1. Cameron 2. Prelude 3. Landloper 4. Predawn 5. Dear Kenny 6. A Song I Used To Play 7. Lifelines 8. Anew

(19/10/26)2曲目がSteve Dobrogosz作、7曲目がアリルド・アンデルセンとRadka Toneff作、他は全曲アンデルセン作。メカニカルな迫力あるユニゾンが続いた後、フリー気味になって絡み合い進行する1曲目、情感豊かなピアノで叙情的なバラードの2曲目、穏やかなベース・ソロの小品の3曲目、ホーンのソロではじまり、ピアノとベースなどで手数は多いけど比較的静かに続き、その後哀愁漂うメロディになる4曲目、これはケニー・ホイーラーが主役と言っていい、テーマが素晴らしいバラードの5曲目、ゆったりと、出だしはベースを中心に、他楽器が加わってからも8ビート的に進行していく6曲目、クラシック的なピアノではじまりゆっくりと哀愁漂うメロディが流れる7曲目、少しエキゾチックなバラードが進行していく8曲目。

(’19年8月より順次配信)

2019/10/31

Easy As Pie/Gary Burton Quartet

1184 ECMの未CD化作のストリーミング配信聴き。このゲイリー・バートンとか、ジャック・ディジョネットあたりが未CD化というのも、なかなか信じられないことですね。出せば売れるはずだったアルバムだろうからです。まあ、マンフレート・アイヒャーの頭脳の中を考えてみると、当時でジャズメン・オリジナルやスタンダード集、ってのが引っ掛かっていたのか、どうなのか。確かに聴きやすい曲が多めですけど、その分けっこう難しそうな曲も混ざっています。改めて今回聴けて(って毎回言っている感じですが)良かったなあ、と思うわけです。バートンも確かもう引退しているはずだし、新譜が聴けない今、こういうアルバムは貴重です。

 

Easy As Pie/Gary Burton(Vib) Quartet(ECM 1184)(ストリーミング配信) - Recorded June 1980. Jim Odgren(As), Steve Swallow(B), Mike Hyman(Ds) - 1. Reactionary Tango 2. Tweek 3. Blame It On My Youth 4. Summer Band Camp 5. Isfahan 6. Stardancer

(19/10/26)カーラ・ブレイ作の1曲目、チック・コリア作の2、6曲目、ミック・グッドリック作の4曲目、ビリー・ストレイホーン作の5曲目。ジャズメン・オリジナルが多い。アルバム名は「やさしい」という意味。演奏は難しそうな面も。スティーヴ・スワロウのエレクトリック・ベースが効いてます。メロディがそのまま伝わってくるような、暖色系の11分台の1曲目、ラテン的なビートに似ていて、アップテンポの複雑なメロディが交錯している2曲目、ソロで奏でるしっとりしたスタンダードのバラードの3曲目、ミステリアスで浮遊感がありつつも、サックスの朗々とした感じがよくて徐々に盛り上がっていく4曲目、メロディアスな面が強く、他の曲と同化したバラードの5曲目、ポップ的な4ビートとでもいうのか、その上にメロディが乗っかる6曲目。

(’19年8月より順次配信)

2019/10/30

Music By/Barre Phillips

1178 ECM未CD化作のストリーミング配信聴き。実は、7月から8月にかけて、ECMとJAPOの未CD化アルバム40枚を順次配信するという情報が出てきたときに、バール・フィリップスのアルバムはその中になかったんですよね。ある方からの情報で、バール・フィリップスのECM2枚とJAPO1枚は昨年からすでにハイレゾで配信されている、ということを教えていただきました。というわけで、その情報がなければ、今このアルバムを聴く機会を逸していたかもしれないわけです。感謝いたします。マングレート・アイヒャーがプロデュースをやっていて、これまたなぜCD化されなかったのか分からないアルバム。まあ、今聴くことができただけでも収穫は大きいんですけど。

 

Music By/Barre Phillips(B)(ECM 1178)(ストリーミング配信) - Recorded May 1980. Aina Kemanis(Voice), John Surman(Ss, Bs, Bcl), Herve Bourde(As, Ts, Fl), Claudia Phillips(Voice), Pierre Favre(Ds, Per) - 1. Twitter 2. Angleswaite 3. Pirthrite 4. Longview 5. Entai 6. Double Treble 7. Elvid Kursong

(19/10/26)6曲目のみHerve Bourdeとの共作で、他は全曲バール・フィリップスの作曲。作詞は彼とClaudia Phillipsその他もろもろ。小刻みにプッシュするドラムスと、暴れまわるヴォイスとバリトンサックスという構図で、ベースが登場しない1曲目、空間的なフリーではじまって、ベースと2本のサックス、ヴォイスのやり取りからフリーで盛り上がっていく2曲目、マイナー調の出だしから宇宙に突き進むようなエコーのかかったヴォイスが印象的な3曲目、同一音のベースの上を2人のヴォイスと、同様にサックスも万華鏡のように飛び回る4曲目、ベース1本のソロからヴォイスとサックスのユニゾンが浮遊感をもたらす5曲目、2人だけの演奏ではないが即興ソロに近い6曲目、2ヴォイスに絡むベースとサックスでのフリーの7曲目。

(’18年から配信されている)

2019/10/29

Faces/John Clark

1176 ECMの未CD化作ストリーミング配信聴き。今日のアルバムはリーダーがフレンチホルンと、非常に珍しいです。そしてヴァイブラフォン(マリンバ)、チェロ、ドラムスと楽器編成も変わっています。そんな中でも出てくるのはECMらしい音。演奏自体はちょっと地味かなとも思えるけど、フレンチホルンでここまでバリバリ吹ける人は他ではそういないだろうし、私も音源を聴くのを首を長くして待っていたひとりです。未CD化で一定の法則を見いだせなかった中の1枚。要するに選ぶところからこぼれていたんだろうなあ、と推測するしかないですね。できればCDで聴きたかったですが、ECMという観点からすれば、けっこうよくできたアルバムだと思います。

 

Faces/John Clark(French Horn)(ECM 1176)(ストリーミング配信) - Recorded April 1980. David Friedman(Vib, Marimba), David Daring(Cello), Jon Christensen(Ds) - 1. The Abha Kingdom 2. Lament 3. Silver Rain, Pt. III 4. Faces In The Fire 5. Faces In The Sky 6. You Did It, You Did It!

(19/10/26)1-3曲目がジョン・クラーク作曲、4-6曲目が4人のフリー・インプロヴィゼーション。ジャズでフレンチ・ホルンのリーダー作とは珍しい。楽器構成も特殊。穏やかな出だしではじまりある意味重厚な雰囲気もある前半から、中盤はマリンバとドラムスも入って割と激しい応酬に、そして終わりはまた静かで叙情的になる15分台の1曲目、ドラムスがバックで静かに叩き続ける中、フレンチホルンその他の楽器が陰影を伴い漂うように流れていく2曲目、明るいカリブ(ラテン?)的なリズムに乗って、ホルンも超絶テクニックで進む3曲目、緊張感を伴いながら、まるで作曲されたような哀愁とやや勢いのある4曲目、牧歌的な広がりを感じるゆったりとした5曲目、バロック音楽のようなメロディを持っている優雅な6曲目。

(’19年7月より順次配信)

2019/10/28

AH/Enrico Rava Quartet

1166 ECM未CD化盤のストリーミング聴き。このアルバムはなぜ最後までCD化されずに残ったか分かるような気がします。プロデューサーが、まずマンフレート・アイヒャーではなく、そしてその結果、ジャズ寄りでけっこう熱いサウンドに録れているからかと思います。CD化されてなかったり別番号でCDBOX化されたりしているアルバムは、一部なんでこれがCD化ならなかったんだ、というものもありますけど、だいたい傾向は見えてきました。アイヒャーはECMサウンドというのは存在しない、と過去に言い切ってますけど、実は彼の頭の中で鳴っていたものと乖離していたものを中心に、CD化されてなかったんだろうなあ、と想像できます。事実かどうかは分からないですけど。

 

AH/Enrico Rava(Tp) Quartet(ECM 1166)(ストリーミング配信) - Recorded December 1979. Franco D'andrea(P), Giovanni Tommaso(B), Bruce Ditmas(Ds) - 1. Lulu 2. Outsider 3. Small Talk 4. Rose Selavy 5. Ah 6. Trombonaua 7. At The Movies

(19/10/22)全曲エンリコ・ラヴァの作曲。プロデューサーはトーマス・ストゥーヴサント。ジャズ、時にフリー寄りの演奏で温度感も高め。短いテーマの後にフリーの場面がいきなり登場したり、ジャズの匂いをプンプンさせたりしている1曲目、テーマがオーネット・コールマン的な明るさを感じつつアドリブでかなりアップテンポの4ビートでモーダルにガンガン突き進む2曲目、やや落ち着きを取り戻すものの、イケイケ状態のジャズに近いサウンドになっている3曲目、シャッフルのリズムでジャズらしいジャズを演奏している4曲目、メカニカルなテーマとアドリブでそのまま4ビートで突っ切る部分もあるタイトル曲の5曲目、トランペットが朗々と鳴るメロディアスなバラードの6曲目、バラードと思いきや中盤で全体的に盛り上がる7曲目。

(’19年8月より順次配信)

2019/10/27

Abercrombie Quartet/John Abercrombie

1164ECMのこの番号では未CD化、別番号でCDBOX発売のアルバムを聴いていきます。これがCDBOXになったのは’15年のことで、かなり最近です。この後のアルバム「M」でのリッチー・バイラークとマンフレート・アイヒャーの確執で彼の関連のアルバムが廃盤にされたことと関係あるのでしょう。解禁になったのがつい最近なので、かなり根は深かったのでしょうね。このアルバムを聴いても、やはりジャズとか4ビートとか、ECMが一貫して目指しているものとはちょっと違うところにあるような気もしてます。それでも、このメンバーだったら出せばある程度は売れていただけに、非常にもったいなかったなあ、という気持ちもありますけれど。

 

Abercrombie Quartet/John Abercrombie(G, Mandolin)(ECM 1164)(この番号では未CD化、別番号でCDBOX発売) - Recorded November 1979. Richie Beirach(P), George Mraz(B), Peter Donald(Ds) - 1. Blue Wolf 2. Dear Rain 3. Stray 4. Madagascar 5. Riddles 6. Foolish Dog

(19/10/22)ジョン・アバークロンビー作が1-2、6曲目、リッチー・バイラーク作が3-5曲目。実質的には双頭バンドか。なだらかな出だしで哀愁のテーマがはじまったのち、アップテンポの4ビートでモーダルなサウンドで突き進んだり戻ったりの1曲目、長めのベース・ソロではじまり、割と自由なテンポで4人が寄り添いながら演奏するバラードの2曲目、8分の6拍子で、多少の浮遊感を伴いつつ入り組んだフレーズをギターが弾きながら、ベースも時々ウォーキングする3曲目、耽美的なソロ・ピアノではじまり、その後少しずつ盛り上がるもメロディが印象的な4曲目、8ビートも効いていてモーダルな感じで全体的に割とハードに攻めている5曲目、しっとり感が強めのメロディの良いバラードでジャズに寄り添いつつ進む6曲目。

(注)「The First Quartet/John Abercrombie(G)」(ECM 2478-80)として’15年に3枚組CDBOXとして再発。初CD化。

2019/10/26

Depart/Azimuth with Ralph Towner

1163 ECMのこの番号では未CD化、別番号でCDBOX発売のアルバムを聴いていきます。CDBOXの3枚目のこのアルバム、何とラルフ・タウナーが参加していて、グループによく溶け込んでいるし、存在感があります。演奏している曲は難しそうなのに、難なく弾いてしまっているのがスゴいですね。それにしても、作曲のジョン・テイラーのマイペースぶりもすごくて、結局この3枚のアルバムのそれぞれの違いはというと、あまりよく分かりませんでした。ただ、当時目指していたECMの音に近かっただろうことは、おそらく間違いはなく、それはいち早く別番号でCDBOX化につながったんだろうと思います。まあ、1度は聴いておいてもいいと思うアルバムです。

 

Depart/Azimuth with Ralph Towner(G)(ECM 1163)(この番号では未CD化、別番号でCDBOX発売) - Recorded December 1979. John Taylor(P, Org), Norma Winstone(Voice), Kenny Wheeler(Tp, Flh) - 1. The Longest Day 2. Autumn 3. Arrivee 4. Touching Points: From The Window - 5. Wildfall - 6. The Rabbit - 7. Charcoal Traces 8. Depart 9. The Longast Day (Reprise)

(19/10/22)全曲ジョン・テイラーの作曲で、作詞はノーマ・ウィンストン。ラルフ・タウナーがゲスト参加で、存在感があります。1曲目からやや静かな、哀愁を伴ったピアノとベースに、途中からホーンが乗っかって淡々と進む1曲目、静かで浮遊感を伴ったヴォイスが不思議な感覚をもたらしている11分台の2曲目、ソロ・ピアノではじまりギターが控えめに絡んできて、温度感低くホーンが朗々と鳴っている3曲目。4-7曲目は組曲で、CDでは小曲ごとに曲番が分かれてます。1-4分台の静かな小品(断片?)が続いていく。出だしで非常にゆったりとしたホーンとヴォイスのユニゾン、その後クラシック的なピアノを伴奏にヴォーカルとホーンが展開していくタイトル曲の8曲目、1曲目のリプライズで淡々と進んで幕を閉じる9曲目。

(注)CDではECM 1546-48で再発

2019/10/25

Playground/Steve Kuhn/Sheila Jordan Band

1159 ECMのこの番号では未CD化、別番号でCDBOX発売聴きのアルバムです。CDBOXで’08年には聴いていたのですが、BOXでのおおざっぱなコメントしか書いてないので、当時聴いたことを忘れていて、こんなアルバムだったっけかなあ、と思いながらの聴き直しです。これも当初CD化されなかった理由があるとすれば、一部の4ビートと、ECMにしては元気な場面が多いことかなあ、と思います。これらはある時期、とくにリッチー・バイラークとマンフレート・アイヒャーの確執があってからは、徹底的に排除されていたように感じます。それが時期的にはその後にCD黎明期だったのでなおさらかな。LPでいったん廃盤という。まあ、これに関しては想像の域を出ないのですけれども。さて、現在でも未配信の3枚を除いて、あとECM本編で20枚。(JAPOも13枚ありますが、これは先になるかも。)年内には終える事ができるかな。

 

Playground/Steve Kuhn(P)/Sheila Jordan(Voice) Band(ECM 1159)(この番号では未CD化、別番号でCDBOX発売) - Recorded July 1979. Harvie Swartz(B), Bob Moses(Ds) - 1. Tomorrow's Son 2. Gentle Thoughts 3. Poem For No. 15 4. The Zoo 5. Deep Tango 6. Life's Backward Glance

(19/10/20)全曲スティーヴ・キューンの作曲。シーラ・ジョーダンのヴォイスが興味深いところ。普通のジャズ・ヴォーカルの曲のようにメロディアスで美しい、それでいてヨーロッパ的な雰囲気を漂わせている、耽美的なピアノがいいバラードの1曲目、不思議でメカニカルなピアノではじまり、そこから厳かな雰囲気と思ったら、少しして4ビートの効いた雰囲気での盛り上がりもある2曲目、出だしは速いパッセージのベースを背景にヴォーカルが絡んでいく、半分テンポが自由になってからあと中盤でガンガン盛り上がる3曲目、キラキラとしたピアノと力強さが同居していて印象的な4曲目、10分台のタイトル通りタンゴで進んでいく、どこか新しい感じもある5曲目、しっとりとしたソロ・ピアノではじまり、ヴォーカルがじわっとくる6曲目。

(Life's Backward Glances - Solo And Quartet/Steve Kuhn(ECM 2090-92)で再発 ’08年)初CD化

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