Azimuth/John Taylor/Norma Winstone/Kenny Wheeler
ECMでこの番号(1099)では未CD化で、1546-48という、割と早い時期に3枚組としてCD発売されたアルバム。今聴くと、3枚とも似通った印象なので、その再発当時にまとめてしまえ、とマンフレート・アイヒャーが思ったのかどうかは知りません。楽器の編成からか、盛り上がる場面では3人で一緒にということが多いけれど、静かな場面では1人か2人での演奏の場面も目立っています。私の語彙力の不足で、アルバムコメントも単調なものになってしまった可能性もありますけど、こういうサウンドも好きなんだけど、ちょっと地味かなという印象もあったりします。でもこのくらいの方がECMらしくていいのかもしれません。
Azimuth/John Taylor(P, Synth)/Norma Winstone(Voice)/Kenny Wheeler(Tp, Flh)(ECM 1099)(この番号では未CD化、別番号でCDBOX発売) - Recorded March 1977. - 1. Siren's Song 2. O 3. Azimuth 4. The Tunnel 5. Greek Triangle 6. Jakob
(19/09/25)グループの1枚目。全曲ジョン・テイラー作曲、歌詞入りはノーマ・ウィンストン作詞。変わった3人編成が、研ぎ澄まされたメロディアスなサウンドを生み出して、浮遊感を伴った清涼感とでもいうような雰囲気。3拍子の中をたゆたうように流れていく1曲目、消え入りそうな静かなピアノではじまヴォイス、そしてトランペットで中盤盛り上がるドラマチックな2曲目。アルバムそしてグループ名のタイトル曲の3曲目が、反復するシンセサイザーのバッキングの中をフレーズが舞う内省的な12分台の曲。ピアノと主にシンセサイザーをバックにヴォイス、トランペットが絡むバラードの4曲目、トランペットのみの多重録音の小品の5曲目、ピアノが語りかけるようにドラマチックにせまり、他の2人も徐々に盛り上がっていく6曲目。
(注)CDではECM 1546-48で再発
(注’24年2月25日)このアルバム単独でストリーミングにあるのを発見。
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