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カテゴリー「ECMレーベル」の1000件の記事

2021/12/05

Leos Janacek/On An Overgrown Path/Camerata Zurich

2597 ECM New Seriesの新譜が1枚届いたので聴きました。’17年の録音なんですね。しかもECM番号が若い。おそらくコロナ禍の影響で、発売が伸びてしまったのかなあ、と予想させます。今回のアルバム、聴きやすいチェコのクラシック中心で安心して聴ける、と思ったら、詩人の詩の朗読がおよそ16分にわたりメインの曲の真ん中の部分にありました。ECMらしい手法と言えばそうなんですけど、ここをどうとらえるかで好き嫌いは分かれるのではないかなあ、と思ったりもしています。現代音楽をクラシックではさみこむとか、その逆とかならまだ許容範囲ではあるんですけれども。初の弦楽オーケストラ版の演奏もその途中で朗読がはさみこまれてしまってますし。

 

Leos Janacek/On An Overgrown Path/Camerata Zurich(ECM New Series 2597)(輸入盤) - Recorded September and November 2017. Camerata Zurich(on 1-11, 22-27): Igor Karsko(Direction, Lead Vln), Maia Brami(Speaker on 12-21) - Josef Suk: 1. Meditation On The Old Czech Chorale St. Wenceslas Op.35a Leos Janacek: 2-11. On An Overgrown Path - I Maia Brami: 12-21. Sur Un Sentier Recouvert Leos Janacek: 22-23. On An Overgrown Path - II 24-26. On An Overgrown Path - Paralipomena Antonin Dvorak: 27. Notturno in B Major

(21/12/03)Josef Sukは19世紀から20世紀にかけてのチェコの作曲家、ヴァイオリニスト、Leos Janacekもだいたい同時期のチェコ出身の作曲家、Antonin Dvorakはやはり19世紀チェコの作曲家。Maia Bramiのみ現代フランスの詩人で、主題曲から得た着想の詩の朗読です。収録時間は67分。ヤナーチェクの「草陰の小径にて」はここで初めての弦楽オーケストラへの編曲版。一見落ち着いたクラシックに見えて朗読をはさむ配列。

2021/11/24

This Earth!/Alfred Harth

1264 ECMの未CD化アルバムで、ストリーミング化されてないLPが届いたので、さっそく聴いてみました。ECMの場合、未CD化作品のストリーミング化で、え?こんなアルバムがストリーミング化されているのに、このアルバムがなぜないんだ、ということがあります。1250番台にかたまって本編では3枚ストリーミングではないものがあったので、’19年におそらく順番にやっていったけど、思ったほどアクセスがなかったのかどうか、その後は進展がないですね。幸いLPの再生環境が昨年春に整ったので、LPも購入しています。それでもチェックがもれていて、ちゃんとネットを見ていたら、あと2枚ぐらいは入手出来ていたかもなあ、ということがあります。このアルバムはメンバーもいいし、本当はCD化されていてもおかしくないアルバムです。特に参加のポール・ブレイ、好きだなあ。

 

This Earth!/Alfred Harth(Ts, As, Ss, Bcl)(ECM 1264)(LPのみ)(輸入盤) - Recorded May 1983. Paul Bley(P), Trilok Gurtu(Per). Maggie Nicols(Voice), Barre Phillips(B) - 1. Female Is The Sun 2. Relation To Light, Colour and Feeling 3. Studying walk, A Landscape 4. Body & Mentation 5. Energy: Blood/Air 6. Three Acts Of Recognition 7. Come Oekotopia 8. Waves Of Being 9. Transformate, Transcend Tones and Images

(21/11/23)6、7曲目を除きAlfred Harthの作曲で、6曲目はポール・ブレイとの、7曲目はパール・フィリップスとトリロク・グルトゥとのインプロヴィゼーション。メンバーがすごい。ヴォーカル入りの曲も多めで、不思議な世界へと導きます。1曲目から2曲目の流れはヴォーカル入りのバラードで、ある種の浮遊感が心なしか緊張感を与えてくれます。3曲目は少し跳ねるような8分の6拍子の世界で、やはり不思議感覚。幽玄な中を歩いていくような、ECM独特のサウンドが心地よい。内向的なヴォーカルとECMジャズのコラボの5曲目、静かなで見事なインプロヴィゼーションを構築する6曲目と盛り上がりのある7曲目、ヴォーカルのソロではじまりインストの4ビートもあるドラマチックな8曲目、組曲的にヴォーカルで締める9曲目。

2021/11/14

Once Upon A Time/Eberhard Weber

2699 届いたECMの2枚目です。今はベースを弾くことができなくなってしまったエバ―ハルト・ウェーバーの’94年のライヴのベース・ソロでのアルバム。やはり彼の音は一聴すると分かりますね。ただ、映像ではないので、1本のベースではちょっとでなさそうな音があちこちにあるので、それが疑問。スタジオ録音だと多重録音などできてしまうのでしょうけど、テープか何かを使いつつのライヴなのでしょうか。((注)ある方からの情報によればエコー装置だそうです。)本当にあれを重ね録りしてないとすると、ものすごいテクニックということになるのですけど。開放弦をうまく使うと問題ないのかな? この辺は知っている方、お教えいただければ。そういうことを考えずに聴いたとすると、他ではないベース・ソロのライヴなので、けっこう堪能できると思うのですけど。

 

Once Upon A Time/Eberhard Weber(B)(ECM 2699)(輸入盤) - Recorded August 1994. - 1. Pendulum 2. Trio For Bassoon And Bass 3. Ready Out There 4. Silent For White 5. Delirium 6. My Favorite Things 7. Air

(21/11/13)’94年のライヴ録音で、収録時間は48分。6曲目がスタンダードの他は全曲Eberhard Weberの作曲。特に1曲目は有名な再演曲なので、懐かしいと思う人は多いでしょう。独特なエフェクターをかけた(確か5弦の)アコースティックベースなので、音を聴けば、あ、彼のベースだと分かります。しかもベース・ソロでのライヴなんですが、メロディやコードもうまく使って、独特な音のセンスでライヴを聴かせきっています。ジャケットも久しぶりのMaja Weberによる絵が懐かしい。哀愁漂う演奏で、テンポ的にもある意味一本調子なのですが、聴いていると、完全なソロでは音が出なさそうな場面があって、ループBOX的なもの(あるいはテープ)を使ってそれをバックに演奏しているのかも、と思いました。真偽のほどは不明。

2021/11/13

Puerta/Jorge Rossy/Robert Landfermann/Jeff Ballard

2661 またECMが2枚入ってきたので、聴いていきます。ECMはあと下旬に1枚出て、今年は打ち止めかな。このアルバム、メンバーと楽器が面白くて、リーダー格のホルヘ・ロッシーは本業はドラマーで、ブラッド・メルドー・トリオで以前叩いていた人。ヴァイブラホンとマリンバは、それでも他レーベルで複数枚出してますね。そしてジェフ・バラードはメルドー・トリオにあとからドラマーで入った人。それが共演しているので、けっこう意外だなあ、と思う気持ちは一緒でしょう。持ち込み音源のようで、出てくる音を聴いていると、あまりECMっぽくないサウンドの曲が多め。ただし、マンフレート・アイヒャーはECMらしい音というのはない、というようなことを言っていたことがありましたので、これはこれでいいかなあと。

 

Puerta/Jorge Rossy(Vib, Marimba)/Robert Landfermann(B)/Jeff Ballard(Ds, Per)(ECM 2661)(輸入盤) - Recorded September 2020. - 1. Pst-Cathoric Waltz 2. Tainos 3. Adagio 4. Maybe Tuesday 5. Cargols 6. Scilla E Cariddi 7. Puerta 8. S.T. 9. Ventana 10. Adios

(21/11/13)5曲目のみChris Cheek作で、他は全曲Jorge Rossy作。収録時間は54分。いつもはドラマーですけど、ここではヴァイブラホンとマリンバでの演奏(他レーベルでは既にあるようです)。しかも、ブラッド・メルドー・トリオの後釜のドラマーとして入ったジェフ・バラードとの共演ということで興味を引きます。幾分オーソドックスなジャス寄りかなと思える演奏で、持ち込み音源っぽさを出しています。いかにもECMという感じの曲は少なめ。。副業っぽくない演奏で、こういう器用な演奏もできるのは、ミュージシャンとして幅が広がっていいとは思います。バラードのドラムスのサポートは、4ビートの曲もそうでない曲も、見事なサポートぶりを見せてます。ベースも4ビートの曲はけっこうオーソドックスだし、音数はやや多めです。

2021/11/11

Subaqueous Silence/Ayumi Tanaka Trio

2675 ECMの新譜も3枚目で一段落。日本人としては数少ない何人目かのリーダー作です。田中鮎美という人は、北欧で活躍しているピアニストなので、しかもそこの音にたぶんどっぷりとハマっているので、ブラインドで聴くと、北欧出身のピアニストかと思うかもしれません。この音源、持ち込みだったのか、クレジットにはアルバム・プロデュースド・バイ・マンフレート・アイヒャーと書いてあります。でも出てくるサウンドはECMでの北欧系のピアノトリオの音でした。個人的にはなかなかいいですけど、聴く人を少々選ぶかなあ、とも感じます。収録時間が34分なのでLPを意識しているのかもしれませんけど、もう少し長ければなあ、とも思いました。

 

Subaqueous Silence/Ayumi Tanaka(P) Trio(ECM 2675)(輸入盤) - Recorded June 2019. Christian Meaas Svendsen(B), Per Oddvar Johansen(Ds) - 1. Ruins 2. Black Rain 3. Ruins II 4. Ichi 5. Zephyr 6. Towards The Sea 7. Subaqueous Silence

(21/11/09)4-6曲目が出演者のフリー・インプロヴィゼーションで、他は全曲田中鮎美の作曲。収録時間は34分。曲の中の間の取り方といい、ゆったりとした温度感の低い音といい、まさにECMとしてのアルバムとしてどストライクな雰囲気のサウンドを持ったアルバム。それでいて甘くなく、ある程度聴く人を選ぶようなスタンスがうかがえます。曲ごとに、落ち着いてはいるけれど、見えてくるカラーが違っているのもいい感じ。フリー・インプロヴィゼーションでも、音使いややり取りがシリアスになる場面があるかな、とは思うも、アルバムの起伏をつけるにはちょうどいい塩梅のような気がしています。切り込むような鋭さではないけれども、それでも相変わらず温度は低いままなので、やはり日本人でもかの地のピアニストかと思う。

2021/11/10

Gyorgy Kurtag/Antonin Dvorak/Parker Quartet/Kim Kashkashian

2649 ECM New Seriesの2枚目はストリング・クァルテットにキム・カシュカシアンが中盤で加わる演奏。前後がGyorgy Kurtagの、6つの楽興の時(前)、セルヴァンスキを追悼する小聖務日課(後)、そして中ほどがAntonin Dvorakの弦楽五重奏曲第3番、となっています。アメリカの弦楽四重奏団ですが、うち3人が東洋系というのも珍しいですが、演奏自体はかなり良いらしく、グラミー賞をとったこともあるとのこと。現代音楽とクラシックの合わせ技はECM New Seriesの得意とするところですが、合わせ具合もなかなかいいのではないかと思います。現代音楽のところは、やはりシリアスですけれども。

 

Gyorgy Kurtag/Antonin Dvorak/Parker Quartet/Kim Kashkashian(Viola)(ECM New Series 2649)(輸入盤) - Recorded November 2018. Parker Quartet: Daniel Chong(Vln), Ken Hamao(Vln), Jessica Bonder(Viola), Kee-Hyun Kim(Cello) - Gyorgy Kurtag: 1-6. Six Moments Musicaux Op.44 Antonin Dvorak: 7-10. String Quintet No.3 In E-flat Major Op.97 Gyorgy Kurtag: 11-25. Officium Breve

(21/11/08)Gyorgy Kurtagはルーマニア生まれ、ハンガリー人の20-21世紀の現代音楽家、Antonin Dvorakは19世紀から20世紀初頭までのチェコの作曲家。Kim Kashkashianはクインテットの7-10曲目に参加。クァルテットのメンバーは東洋人が多いですがアメリカのクァルテット、演奏は西洋そのものです。収録時間は63分。現代音楽を前後に置き、聴きやすいクラシックを真ん中にはさみこむ構図はNew Seriesが得意としてます。

2021/11/09

J.S.Bach/Fred Thomas/Three Or One

2640ECM(New Seriesを含む)が3枚到着したので、先に聴いていきます。このバッハ集は編曲したものということで、クラシック・バロックの世界では珍しいことと思うのですがどうなんでしょうか。収録時間は61分。オルガン曲集の編曲が多いということで、楽器での表現の違いにも興味があります。ジャズだとテーマだけあって一気にアドリブになだれ込む、ということがありますが、New Seriesの方ではあくまでもバロックの範疇で、原曲のイメージの解釈にとどめて、あくまでもバッハの曲ということを前面に出した解釈なので、落ち着いて聴くことができます。こういうアルバムが出せるのも、やはりECMだからかな、と思います。

 

J.S.Bach/Fred Thomas(P)/Three Or One(ECM New Series 2640)(輸入盤) - Recorded 2012, 2018. Aisha Orazbayeva(Vln), Lucy Railton(Cello) - 1. Ach Bleib Bei Uns, Herr Jesu Christ 2. Herr Christ, Der Ein'ge Gottes Sohn 3. Ich Ruf Zu Dir, Herr Jesu Christ 4. Durch Adams Fall Ist Ganz Verderbt 5. Erbarm Dich Mein, O Herre Gott 6. Sinfonia 7. Alle Mencshen Mussen Sterben 8. Der Tag, Der Ist So Freudereich 9. Christe, Du Lamm Gottes 10. Liebster Jesu, Wir Sind Hier 11. Aria "Wie Zittern Und Wanken Der Sunder Gadanken" 12. Aria "Weichet Nur, Betrubte Schatten" 13. Aria "Jesu, Meines Todes Tod" 14. Aria "Wie Furchtsam Wankten Meine Schritte" 15. Wenn Wir In Hochsten Noten Sein 16. Golobet Seist Du, Jesu Christ 17. O Gott, Du Frommer Gott 18. O Lamm Gottes Unschuldig 19. Jest, Meine Freude 20. Allein Gott In Der Hof Sei Ehr 21. In Dulci Jubilo 22. Gott, Durch Deine Gute 23. Das Alte Jahr Vergangen Ist 24. Maine Seele Erhebt Den Herren

(21/11/08)バッハの曲をFred Thomasが編曲して3人で演奏したアルバム。6、11-14曲目はピアノのソロ。クラシックやバロックというと楽譜に忠実に演奏するのを旨としますが、ここではあえて編曲(アレンジ)しての演奏。古楽などでは時々見かけますけど、バッハでは私は経験がほとんどないと思います。それでも元の音楽の研究の上での編曲ということで、バッハの曲という範疇から外れることなく、心地よいバッハの曲を聴かせます。

2021/10/31

Edizione Speciale/Enrico Rava

2672 ECMのアルバムが1枚届いたので聴きました。他にもNew Series含めて5枚が11月5日頃揃う予定なんですが、もしかすると2枚ぐらいは遅れるかもしれません。さて、今日のアルバム、持ち込み音源のようで、ECMにしては元気な場面が多いし、曲目もそんな雰囲気を漂わせていますが、ライヴなのですがちょっと残響が多いかな、と気にはなります。まあそれでもこうしてエンリコ・ラヴァの2年前の演奏ですけど、届けられて、ああ、元気でやっているなあ、とうれしいですね。それにしてもこのところ出てくるのはコロナ禍の前の録音が多いですね。まあ、それもやむを得ないかな、とは思いますけど。

 

Edizione Speciale/Enrico Rava(Flh)(ECM 2672)(輸入盤) - Recorded August 18, 2019. Francesco Bearzatti(Ts), Francesco Diodati(G), Giovanni Guidi(P), Gabriele Evangelista(B), Enrico Morello(Ds) - 1. Infant 2. Once Upon A Summertime - Theme For Jessica Tatum 3. Wild Dance 4. The Fearless Five 5. Le Solite Cose - Diva 7. Quizas, Quizas, Quizas

(21/10/30)ライヴで64分収録。2曲目前半がスタンダード、7曲目がラテン曲、3曲目がピアノを除くフリー・インプロヴィゼーション、他はエンリコ・ラヴァの作曲。再演曲もあり。持ち込み音源で、ECMにしてはけっこう縛りが取れて元気だな、という場面も。例えば1曲目はけっこう自由なフリー色の強いファンクという感じでもあるし。ギターはソリッドのものを使ってます。2曲目出だしのスローなバラードは美しく、そこから陽気に盛り上がっていきます。3曲目は情景描写的なフリーだけど、ここまでやって大丈夫かという気も。軽いワンコード中心のファンクで、時に4ビートになってゴキゲンに元気になる4曲目、2ホーンのみで絡みながら進む出だしから、哀愁のバラードになる5曲目、このラテンは原曲を保っている感じの6曲目。

2021/10/15

Shadow Plays/Craig Taborn

2693ECMの新譜2枚目でとりあえず一段落。これはCraig Tabornのコンサートレコーディングで、収録時間は76分あります。おそらく完全即興演奏ではないかと思われ、穏やかに進むところ、盛り上がるところ、アブストラクトなところ、ミニマルなところ、いろいろな要素が入っています。この時間を聴き通すにはやや難解だなあ、と思う方もいらっしゃると思うので、聴く人を選ぶかも、という文言を使いました。こういう時、キース・ジャレットなら難解でも有無を言わさずついてこい的な迫力があるのですが、この人の場合、もっと自由にどうぞという感じにも聴こえます。まあ、それについてはまず聴いてみてからということで。最近はストリーミングもありますし。

 

Shadow Plays/Craig Taborn(P)(ECM 2693)(輸入盤) - Recorded March 2, 2020. - 1. Bird Templars 2. Discordia Concors 3. Conspiracy Of Things 4. Concordia Discors 5. A Code With Spells 6. Shadow Play 7. Now In Hope

(21/10/13)Wiener Konzerthausでのライヴ録音で、おそらくピアノは即興演奏だと思われます。収録時間は76分。静かなところから、盛り上がりのあるところまで、ドラマチックにコンサートは進行していきますが、やはり流れを意識しているのか、それともその場でどこへ行くのか決めているのか、彼の構成力を感じます。次はどこに行くのか。その流れに身をゆだねていくのがいいと思いますが、時にアブストラクトなアプローチになってみたり、クラシックや現代音楽の緊張感もそのフレーズからは感じます。時に同じフレーズを繰り返したりしますが、彼のピアノは思索的な部分が多い印象。抽象的な部分もさりげなく織り込む。結果的にはレーベルカラーに合っているための採用だったのかも。ある意味聴く人を選ぶアルバム。

2021/10/14

When We Leave/Mathias Eick

2660ECMの新譜が2枚届いたので聴いていきます。今月下旬から来月上旬までにECMから5枚ぐらい出るようで、コロナ禍の前のペースに戻るのではないかなあと思いますが、ちょうどその最中の録音が少ないと思われるため、一時的なものかもしれません。さて、Mathias Eickのこのアルバム、けっこうメロディアスで聴きやすく、ほとんどインタープレイ的なシリアスな場面がないため、あまりECMには親しみがない方でも聴けるのではないかなあ、と思います。それでいて、サウンドがそのペースのまま盛り上がっていくところもあって、聴いていてある程度メリハリもありますし。収録時間が適度に短めなのも、全体のまとまりを良くしている感じです。

 

When We Leave/Mathias Eick(Tp, Key)(ECM 2660)(輸入盤) - Recorded August 2020. Hakon Aase(Vln, Per), Andreas Ulvo(P), Audun Erlien(B), Torstein Lfthus(Ds), Helge Andreas Norbakken(Ds, Per), Stian Carstensen(Pedal Steel G) - 1. V(輸入盤) - 1. Loving 2. Caring 3. Turning 4. Flying 5. Arvo 6. Playing 7. Begging

(21/10/13)全曲Mathias Eickの作曲。収録時間は38分。ノルウェーのトランぺッターらしく、北欧の流れていくような、ジャズと当地の空気を含んだ陰影のあるメロディの音楽とをうまく組み合わせています。ECMらしいベース(ベースはやや目立ったアプローチですが)とドラムスが、中心にサポートしています。インタープレイ的なものもメロディアスで、どの曲も前面にメロディが出てくることが特徴になってます。穏やかで、少し低い温度感のあるサウンド風景が広がっています。それでいてその雰囲気のまま盛り上がる場面もあって、音的には必ずしも静かというわけではなく、そのあたりで物語性を持っている感じ。マンフレート・アイヒャーのプロデュースですが、このアルバムに関してはそんなにシリアスに構える必要はないです。

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