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カテゴリー「ECMレーベル」の1000件の記事

2020/06/11

Swallow Tales/John Scofield/Bill Stewart/Steve Swallow

2679 ECMレーベル新譜聴き5日目にして一段落。実はこのアルバムをいちばん聴きたかったのです。結局CDが到着してから翌日の午前中までに5枚聴いてしまいました。ジョン・スコフィールドのECMでの初リーダー作(サイド参加作や競演作は何枚かありますが)なので、どんなサウンドかなと思ったら、持ち込み音源らしく、他レーベルでもそのまま発売できるような、実に好みのマイペースな内容になってました。アルバムコメントはというと、もうグダグダですね。そういう時こそかなりいい内容と感じている時なので、ご勘弁いただければと思います。しかし、考えてみればジョン・スコの追っかけは大学時代から。もう40年ぐらい経ってしまうわけです。

 

Swallow Tales/John Scofield(G)/Bill Stewart(Ds)/Steve Swallow(B)(ECM 2679)(輸入盤) - Recorded March 2019. - 1. She Was Young 2. Falling Grace 3. Portsmouth Figurations 4. Awful Coffee 5. Eiderdown 6. Hullo Bolinas 7. Away 8. In F 9. Radio

(20/06/07)ジョン・スコフィールド初のECMでのリーダー作で、スティーヴ・スワロウの曲集。おなじみのメロディから少し地味な曲まで取り揃えてあって、演奏を楽しめます。収録時間は53分。持ち込み音源のようで、やや静かな感じの部分もありながら、4ビートの曲も多く、ECMにしては自由でマイペースなジャズっぽいサウンドで魅了します。彼をはじめて知った時は若かったけどもう大ベテランで、落ち着きながらも例のジョン・スコ節でギターを演奏しています。メンバーもいいし、この独特なギターを聴けるだけでも聴く価値はあるのでは。それにしても期待を裏切らないさすがのギター・トリオ。持ち込み音源ながらマンフレート・アイヒャーが出す許可を出したとは、彼もずいぶん丸くなったものです。それにしても曲がいいですね。

2020/06/10

Arctic Riff/Marcin Wasilewski Trio/Joe Lovano

2678 ECMレーベルの新譜聴きの4日目。単純に同時に届いた番号の若い方から聴いているだけなんだけど、順々に有名なミュージシャンのアルバムに行くようになっていて、これはこれで、待ち遠しいし楽しい。今日はECMなら(そうでなくても)有名なピアノ・トリオとテナーサックスです。やはりECMらしい展開にはなっているのだけど、ただ単に耽美的なピアノ・トリオにはせずに、高度に聴こえるフリーな演奏も混ざっていて、しかも大きなうねりの中で聴いているような、そんな硬軟取り混ぜた、なかなか聴きごたえのあるアルバムに仕上がっています。ここまでの4作は全部マンフレート・アイヒャーのプロデュース。やはり彼の主義が表れているように感じます。

 

Arctic Riff/Marcin Wasilewski(P) Trio/Joe Lovano(Ts)(ECM 2678)(輸入盤) - Recorded August 2019. Slawomir Kurkiewicz(B), Michal Miskiewicz(Ds) - 1. Glimmer Of Hope 2. Vashkar 3. Cadenza 4. Fading Sorrow 5. Arco 6. Stray Cat Walk 7. L'Amour Fou 8. A Glimpse 9. Vashkar(Var.) 10. On The Other Side 11. Old Hat

(20/06/07)4人でのインプロヴィゼーションが3、5-6、8曲目、Marcin Wasilewski作が1、4、7、11曲目、ジョー・ロヴァーノ作が10曲目、カーラ・ブレイ作が2、9曲目。収録時間は62分。ECMではおなじみのトリオにロヴァーノが加わっていて、さすがに大物の録音では、例えば1曲目のような、静かな情景描写的な大きな流れの中に、さらに美しいメロディが流れていく。貫録を見せていますね。2曲目もカーラの曲を彼らのものにしてしまって、独特な世界を構築しています。インプロヴィゼーションの曲も多いのだけど、作曲されたも曲もその危ういバランスの上をうまく4人で渡っているという雰囲気があり、これはやはり彼らならではの世界では。7曲目は元気でジャズ的。フリーの硬派度も聴いていてけっこう引き締まります。

2020/06/09

Promontoire/Benjamin Moussay

2659 ECMレーベルの新譜聴き3日目。今日もソロ・ピアノですけど、なかなか叙情的で良い感じ。キース・ジャレットの影響を受けている世代だろうと思います。その中から情景描写的な演奏の部分を強く受け継いだように感じます。演奏は、やはりECMから出すだけあって、やはりそれっぽいというか、それに聴きやすさがあるので、派手ではないけどある程度の人気は出るかもしれません。最近のECMは、これも収録時間39分で12曲なので、ある意味曲を短めにまとめてしまって、凝縮して聴かせる方向になってきたのかな、と思います。LP制作も意識しているんだろうなあ、とは思うのですけど。それでも最近はこのぐらいの長さの方が好みになってきました。

 

Promontoire/Benjamin Moussay(P)(ECM 2659)(輸入盤) - Recorded August 2019. - 1. 127 2. Promontoire 3. Horses 4. Don't Look Down 5. Villefranque 6. L'Oiseau D'Or 7. Chasseur De Plumes 8. Sotto Voice 9. The Fallen 10. Theme From Nana 11. Monte Perdido 12. Thea

(20/06/07)全曲Benjamin Moussayの作曲。というよりも、即興で録音をしたのかもしれません。叙情的な世界が広がっていきます。ある意味キース・ジャレットの叙情的な部分の影響を受けているような作風で、最近のECMでは多めの短い曲(1分台から4分台)でカチッとまとめているアルバムが多いので、これも割とコンパクトな曲が、あるべき位置に置かれているというような、アルバム上の配列も考えられて作られている感じです。聴いていて、美しさを感じさせるピアノ音楽はやはりECMに向いている作風なのだと思います。その中に4曲目のように少し激しい要素もある曲が混ざっていて、曲ごとの変化を感じさせています。ただ、基本的には比較的静かな演奏が続きます。やはりこの情景描写的な演奏はクセになります。

2020/06/08

Discourses/Jon Balke

2648 ECMの新譜聴き2日目。今日はヨン・バルケのソロ・ピアノにエフェクトを重ねてかけたアルバムです。詳細は分からないけど、ソロ・ピアノだけでもアルバムが成立すると思うのですが、あえてエフェクトを重ねて北欧のジャズっぽい雰囲気を出してみたような感じです。派手にかかっているわけではないし、これはこれで作品として面白いとは思います。43分で16曲と、少し短めの曲で集めているのも、聴いていて気分の切り替えに役立っているのでは、と思います。録音年月がDecember 2020と印刷されてはいるけど、これはまちがいですが、実際のところ2018か2019かは判明しなかったでした。まあ、それはいいでしょう。

 

Discourses/Jon Balke(P, Sound Processing)(ECM 2648)(輸入盤) - Recorded December 2018?. - 1. The Self And The Opposition 2. The Facilitator 3. The Container 4. The Assumptions 5. The Certainties 6. The Suspension 7. The Polarisation 8. The Second Argument 9. The Why 10. The Deliberation 11. The First Argument 12. The How 13. The Mutuality 14. The First Afterthought 15. The Second Afterthought 16. The Third Afterthought

(20/06/07)全曲ヨン・バルケの作曲。ピアノのソロに、サウンド・プロセッシング(エフェクト?)を薄くかけて、その小品の、おそらくインプロヴィゼーションが続きます。フリー的にも聴こえたり、叙情的に聴こえる部分も。43分収録でそこに16曲あるので、やはり凝縮型の録音とも思えますが、基本的にフリーなアプローチのECM型ともいえるので、割と飽きないで聴くことができます。効果音的なエフェクトも、音量が小さめに、地味にかかっているので、アコースティック・ピアノの演奏を邪魔するものではないし、かえって北欧的なジャズという雰囲気を出す効果になっています。これも面白い。いくつか組になっているタイトル曲がありますが、収録時にまとめて連続して、インスピレーションの湧き出るままに録音をしていったのかも。

2020/06/07

Rivages/Jean-Louis Matinier/Kevin Seddiki

2617 ECMの新譜が5枚届いたので、基本的に届いた番号順に聴いていきます。このアルバム、ちょっと地味かなとも思えますが、Jean-Louis Matinierは過去にもニッケルハルパという楽器とのデュオ作を出しているし、今回はギターとのデュオとのことで、もう少し動きが多いような、でもジャズというよりはフランスの哀愁のあるクラシックとのボーダーレスな音楽として、じわじわとくる感じが心地よいです。こういうアルバムは、やはりECMからでないとなかなか見当たらないと思います。11曲で39分収録で、比較的曲がコンパクトに練られているのも、意外にアルバムの印象が強くなる一因かなあ、とも。気に入ってしまいました。

 

Rivages/Jean-Louis Matinier(Accordion)/Kevin Seddiki(G)(ECM 2617)(輸入盤) - Recorded April 2018. - 1. Schumannsko 2. Apres La Pluie 3. Les Berceaux 4. Reverie 5. Miroirs 6. Greensleeves 7. Feux Follets 8. La Chanson D'Helene 9. In C 10. Derivando 11. Sous I'horizon

(20/06/06)2人の共作が4-5、7、9曲目、Jean-Louis Matinier作ないし他の人との共作が1、11曲目、Kevin Seddiki作が2、10曲目、トラディショナルが6曲目、他の人の曲が3、8曲目。アコーディオンとクラシック・ギターでのデュオで、ジャズ度はほぼないけれど、いかにもECMらしさのある哀愁が、フランスの香りとともに強く漂っています。収録時間が39分と短めで、その分きっちりとまとまった曲が多いのも特徴。それらの曲の端正さと相まって、アルバムの作品としての価値が高まっています。バンドネオンよりはアコーディオンの方が湿った空気を伝える感じで、それがさらに哀愁度を高めています。あまり派手なところはないけれど、じっくりと落ち着いて聴くにはなかなか良く、クラシック的な音楽とボーダーレスな雰囲気。

2020/05/29

ECMブログがライブドアに移転してちょうど1年

昨年の5月29日に、それまでココログでやっていたECMブログをライブドアに移転しました。ココログへのオプションで支払う費用を削減する目的と、ココログは仕事のインフラを使っているため、今の自営業の仕事を辞めた時(あるいは急に亡くなった時)にはほどなく削除されてしまうので、そのリスクを減らすためでもあります。ブログの初期の頃にいったんECMブログをはじめていたのですが、ホームページで当時CDで発売されていたものが全部追いついたのが’06年5月3日との記録が残っていて、ブログはそのもう少し後だったかと。当時でまだ800枚ぐらいだったと思います。なので古いコメントも多いのが特徴です。

その後、’14年10月にこちらのメインブログに統合、いったんECMブログを廃止してしまいました。その時のカウンターは323,000ほど。管理するうえでは統合した方が楽なんですが、ブログ上のECM番号が行ったり来たりしていて、レーベルとしての閲覧性にちょっと欠けるかな、ということに。そこで’18年の3月に復活させて(ブログ日付はバックデートさせていて’17年1月スタートになっていますが)、まだまだ追いつかない、という状況です。昨年’19年には、LPだけ出ていて未CD化作品の大半(メインの部分ではわずか3枚だけ現在も未配信)がストリーミングで(しかもハイレゾ)聴けるということになり、それも聴いて追加できました。今2400番台後半に入っていて、もう1,280枚ぐらいにはなっていますし、今のところはECM番号順に記載できています。これも、ECMは番号を行ったり来たりしての発売なだけに、追いついてきたときに番号順に記載できるか、DVDとか本とかも掲載していくか、など課題はありますけどまだ少し時間がかかりそうなのでゆっくりと考えることにします。

コンテンツ的にはこちらのメインブログやホームページからのコピペ作成なので、内容が同じでしかも後からのものはGoogle検索に引っ掛かりにくく、ちょっと損をしている部分もあります。ただ、ECMの個人的な整理目的もあり、あまり目立たなくてもいいのではないかと思っています。以前Criss Crossレーベルのブログも一時的に作りましたが、需要が全然なかったのと、自分でもあまり面白いと思わなかったので、すぐに削除してしまいました。そういう意味ではまだまだECMの方が人気レーベルではありますね。そちらも今後ともよろしくお願いします。

2020/05/10

Cyrillus Kreek/The Suspended Harp Of Bebel/Vox Clamantis/Jaan-Eik Tulve

2620 ECM New Seriesの新譜が来たので、先に割り込ませて聴いていきます。収録時間は69分と少々長めですが、少しエキゾチックで宗教的な響きのある合唱は心を落ち着かせます。ニッケルハルパという楽器は、ヴァイオリンに似た民族楽器です。Vox Clamantisは他のアルバムでも以前出ていましたけど、やはりエストニアの合唱団。うまく民族的な要素が合わさって、なかなかいい感じに仕上がっています。Kannelというのは携帯型のハープという感じで少し低めな音が出ます。合唱だけで進行する場面が多いですが、時々これらの楽器が絡む場面、もしくはインストルメンタルの場面があるところもあります。

よく考えてみるとECMも新譜はハイレゾ配信されているので、CDで追っかけなくても(クレジット等は本家ホームページを参照して)いいのではないか、という自己矛盾に陥ってもいますけれども...。

 

Cyrillus Kreek/The Suspended Harp Of Bebel/Vox Clamantis/Jaan-Eik Tulve(Cond)(ECM New Series 2620)(輸入盤) - Recorded April 2018. Marco Ambrosini(Nyckelharpa), Angela Ambrosini(Nyckelharpa), Anna-Liisa Eller(Kannel) - 1. Paeval Ei Pea Pailene/The Sun Shall Not Smite Thee (Psalm 121) 2. Kui Suur On Meie Vaesus/Whilst Great Is Our Poverty 3. Jakobi Unenagu/Jacob's Dream - Alguslaul/Proemial Psalm (Psalm 104) 4. Ma Tulen Teevast Ulevelt/From Heaven Above To Earth I Come 5. Kiida, Mu Hing, Issandat/Bless The Load, My Soul (Psalm 104) 6. Mu Suda, Arka Ules/Awake, My Heart 7. Kiitke Issanda Nime/Praise The Name Of The Lord (Psalm 135/136) 8. Kas On Linnukesel Muret?/Do The Birds Worry? 9. Issand, Ma Huuan Su Poole/Lord, I Cry Unto Thee (Psalm 141) 10. Kes Jumalat Nii Laseb Teha/He, Who Lets God Prevail 11. Paabeli Jogede Kaldail/By The Rivers Of Babylon 12. Viimane Tants/The Last Dance 13. Oh Jeesus, sinu Valu/O Jesus, Thy Pain - Dame, Vostre Doulz Viaire

(20/05/09)Cyrillus Kreekは20世紀エストニアの作曲家。これをエストニアのVox Clamantisが歌っています。彼の作曲は3曲目前半、12、13曲目後半以外の全部で、民族音楽起源のものも。12曲目はニッケルハルパ演奏の2人のもの、3曲目前半はエストニアのルーン文字の歌、そしてGuillaume De Machaut作の13曲目後半。民族的要素のある宗教音楽という感じの演奏は心地よい混成合唱と教会の響きが心を落ち着かせます。

2020/04/16

Big Vicious/Avishai Cohen

2680 ECMレーベルの新譜2日目で一段落。今日はアヴィシャイ・コーエン(Tpの方ね)のアルバムですが、タイトルがグループ名になっているようです。ジャズでバリバリというのはなくて、落ち着いたテーマと、ロックというか、ファンクというか、トータルなサウンドで聴かせています。ジャケ写とクレジットにはドラマーが2人並んでますが、2人になっているようでもあり、そうでもなし。ツインドラムを際立たせる感じではないです。あまり音量を上げて聴けないので、その部分については、聴いてみて確かめてください、ということで。こういうサウンド、好き嫌いは出てくるでしょうけど、ECMでは多様なものを昔から出していたので、まあ、予想の範囲内かなと。アヴィシャイがこういう演奏もするとは、ちょっと意外でしたが。

 

Big Vicious/Avishai Cohen(Tp, Effects, Synth)(ECM 2680)(輸入盤) - Recorded August 2019. Uzi Ramirez(G), Yonatan Albalak(G, B), Aviv Cohen(Ds), Ziv Ravitz(Ds, Live Sampling) - 1. Honey Fountain 2. Hidden Chanber 3. King Kutner 4. Moonlight Sonata 5. Fractals 6. Teardrop 7. The Things You Tell Me 8. This Time It's Different 9. Teno Neno 10. The Cow & The Calf 11. Intent

(20/04/14)Avishai Cohen作が2-3、7、11曲目、ベートーベン作が4曲目、マッシヴ・アタック作が6曲目で、他は全てグループでの曲。イスラエル出身で固めたこのグループでは、ジャズを飛び越えている部分も。ツイン・ドラムのような構成にも見えて、1曲目を聴くと、どちらかというと情景描写を狙ったファンクかなと思わせます。ジャンルとしては現代ジャズの部類に完全に入りますが、こういうサウンドもなかなか。誰の曲かはあまり気にせずに、ある意味ECM的でもロック的でもある進行に身をまかせて聴いていくのがいいのかなあと。逆にイスラエルっぽさというのはほとんど聞かれません。こういうサウンドのアルバムを出したのはある意味冒険ですが、ECMでも過去には少なからずありましたし。意外な一面が見えました。

2020/04/15

Angular Blues/Wolfgang Muthspiel/Scott Colley/Brian Blade

2655 ECMレーベルの新譜が届いたので先に聴いていきます。例年40-50枚ぐらい出しているのだけど、今年は4月の今までで4枚だけ。少ないからお財布には優しいですが、もう少し新譜を聴いてみたいものです。さて、Wolfgang Muthspielですが、メンバーは違うとはいえ前作、前々作もかなりすごいメンバーで録音していました。そして今回も。他レーベルだったら丁々発止のスゴいことになっていたかもしれませんけど、そこは少し控えめに。持ち込み音源なのか、Album Producedとしてマンフレート・アイヒャーの名前があがっています。アコースティック・ギターを先の3曲に持っていき、あとはエレクトリックなのも、進行的にはいいと思います。

 

Angular Blues/Wolfgang Muthspiel(G)/Scott Colley(B)/Brian Blade(Ds)(ECM 2655)(輸入盤) - Recorded August 2018. - 1. Wondering 2. Angular Blues 3. Huttengriffe 4. Camino 5. Ride 6. Everything I Love 7. Kanon 6/8 8. Solo Kanon 5/4 9. I'll Remember April

(20/04/14)6、9曲目がスタンダードの他は、全曲Wolfgang Muthspiel作曲。東京でのスタジオ録音。アコースティックとエレクトリック・ギターを使い分けたギター・トリオは、やはりECMらしさを失うことなく比較的淡々と進んでいきます。地味なように聴こえるけど哀愁を少し含んだメロディアスな1曲目、ブルース進行のようだけど、うまくそれっぽくなく解体しているタイトル曲の2曲目、しっとり感のあるゆったりしたバラードの3曲目、エレキで繊細に、早いフレーズも交えて歌い上げる4曲目、アップテンポで4ビート気味になりゴキゲンな5曲目、4ビートで進むおなじみの6曲目、メカニカルなテーマと、そこに続くアドリブが印象的な7曲目、クラシック的なギターの多重録音でのソロの8曲目、少し変わっていてもメロディは分かる9曲目。

2020/03/17

Antenna/David Virelles(10インチアナログ)

3901 ECMで’16年に、新作が10インチLPでしか出なかった「Antenna/David Virelles」(ECM3901)ですが、昨年ストリーミング配信があることが判明、ECMの未CD化作もストリーミングで聴いてアップしてしまったのだから、遅ればせながら改めて聴いてアップすることにしました。そのだいぶ前の段階でiTunesでダウンロードもしていて、確か700円じゃなかったかな? 当時はCDだけにこだわっていたためにお知り合いからのリンクを張ることで紹介したのですが、それでは記事が埋もれてしまって、今回も以前書いたはずの記事がカテゴリー分けがうまくいってなくて、探すのにかなり苦労しました。それで再びトライしたというわけ。アナログ環境がなくてもストリーミングなら聴けるでしょう。

 

Antenna/David Virelles(P, Org, Symth, Key, Wurlitzer, Prog Samples, etc)(ECM3901)(輸入盤アナログ、ストリーミング配信) - Released 2016. Alexander Overington(Electronics, Samples, Cello), Henry Threadgill(As), Román Díaz(Vo), Marcus Gilmore(Ds, MPC), Rafiq Bhatia(G), Etián Brebaje Man(Vo), Mauricio Herrera(Per), Los Seres(Per) - 1. Binary 2. Water, Bird Headed Mistress 3. Threshold 4. Rumbakua 5. El Titan De Bronce 6. Text

(20/03/14)全曲David Virellesの作曲ないしは共作。なぜか10インチアナログ盤とストリーミング配信のみでの登場。なので収録時間は21分ほど。しかも内容がECMらしくなくにぎやかなイメージのサウンドです。耳に来るようなパーカッションの洪水で貫いているやや小品の1曲目、不思議な浮遊感を持ったオーケストレーションのようなゆったりしたサウンドがシーケンサーの音と重なって、比較的穏やかに進む2曲目、シンセサイザーと、共作のAlexander Overington、Marcus Gilmoreとのプログラミングを重ねたフリーのような、けっこうシリアスなサウンドの3曲目、ラップが前面に出ていて、やや前衛的な感じの4曲目、ハードなサウンドでファンクにピアノを乗せた5曲目、再びアフリカンなパーカッションのみで攻める6曲目。

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