Awakening/Ryan Kisor Quintet
Criss Crossレーベル順番聴き10日目。そして、このレーベルの旧譜(廃盤、未CD化の3枚を除く)を全部聞き終えました。250枚以上あるので、数年かかってしまいましたけれど、あまり得意でないメインストリーム系のアルバムコメントでもあるし、ホッとしています。欲を言えばもう少し長いコメントをしたかったかな、というのはありますけど。さて、最後を飾るのはライアン・カイザーのオルガンを交えたクインテットのアルバム。メンバーがメンバーなので、あまり踏み外すということはないですけれども、1曲目のタイトル曲あたりは、割と冒険していていいなあ、と思いました。日本制作の企画盤よりはずっとこっちの方が良いと思います。
これでこのレーベルが終わりではなくて、もうすぐ2月の新譜のコメントが出てくるとは思います。
Awakening/Ryan Kisor(Tp) Quintet(Criss Cross 1239)(輸入盤) - Recorded December 19, 2002. Grant Stewart(Ts), Peter Bernstein(G), Sam Yahel(Org), Willie Jones 3rd(Ds) - 1. Awakening Part 1 and 2 2. Sioux City 3. UFO 4. Harlem Moon 5. Effing Blues 6. What Can I Say? 7. Free As A Bird
(07/02/25)全曲Ryan Kisorの作曲。オルガンのクインテットですが、端正なトランペットに対し、なかなか適材適所の顔合わせ。やはりバリバリきても温度感は低めかな。’70年代をほうふつとさせる4分の7拍子の上をソロが続いていく、ちょっとエキゾチックなサウンドのパート1からアップテンポの4ビートのパート2へ展開する13分弱の1曲目、ソフトなメロディとソロをミディアムの4ビートで包み込む2曲目、ややアップテンポでメカニカルなアプローチが目立つ3曲目、静かでちょっと沈んだ、夜の世界を感じさせるバラードの4曲目、ゴキゲンなアップテンポのブルースが勢いのある5曲目、スタンダードのような流麗なメロディを持っている、ソロもメロディアスな6曲目、8ビートのやや穏やかなジャズロックで淡々とソロが続く7曲目。
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