A World Away/Walt Weiskopf Quartet
Criss Crossレーベル順番聴き7日目。ちょうど1100番まで行ったので、ここでひと区切り、明日からは別な方向に行きたいと思います。今日のウォルト・ワイスコフですが、コメントを見直してみて、メカニカルとかアップテンポとか、同じ語句が頻出していて、陳腐でちょっと反省しています。でも彼の個性ってなかなか文章で表すのが難しいです。フレーズも個性的ながら曲も、なだらかにメロディアスに、という感じではなくて、わざわざひねくってあるようなテーマだし、アドリブです。シャープでメカニカル、それでいて曲はモーダルな感じが多く出てきます。個人的にはこういう人、好きなんですけれど。オルガンを含むクァルテットなのにあまりアーシーな感じではなくて、けっこう冷めたテクニカル的な表現が印象に残ります。
A World Away/Walt Weiskopf(Ts) Quartet(Criss Cross 1100)(輸入盤) - Recorded December 21, 1993. Larry Goldings(Org), Peter Bernstein(G), Bill Stewart(Ds) - 1. A World Away 2. Heads In The Clouds 3. Immortal Soul 4. Mercenary 5. The Long Hot Summer 6. Oceans 7. Paradox 8. December 9. Dragon Lady
(05/11/24)Walt Weiskopf作は全9曲中5曲目以外全部。シャープな音色でメカニカルな今風の音を出す彼の、オルガンとの共演作。作曲にも個性が。ゆったりとした出だしからアップテンポでやや浮遊感のあるテーマとアドリブの1曲目、なるほど曇天のようなサウンドで8分の6拍子の2曲目、ややスローでかなり個性的なメカニカルなテーマを持つ3曲目、やはり目まぐるしいテーマを持つ、アドリブはややオーソドックスなアップテンポの4曲目、唯一スタンダードで安心して聴けるメロディのスローな5曲目、8分の6拍子で、ちょっと深いメロディとサウンドを持つ6曲目、アップテンポでモーダルさと浮遊感を持つ7曲目、素直なサウンドの、ミディアムだけれどサックスが流暢な8曲目、アップテンポでやはりメカニカルな感じの9曲目。
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