Dali In Cobble Hill/Clarence Penn
Criss Crossレーベル新譜聴き1日目。クリス・ポッターのアンダーグラウンドの来日公演を観て、私はぶっ飛んだのですが、そのうちフロントの2人、クリス・ポッターとアダム・ロジャースの入っているアルバムなので、聴くのを楽しみにしていました。やはりこの2人が入って、クラレンス・ペンの今回の作曲も、この2人を意識してのことだと思うので、私がイメージに描く現代ジャズに近いものがあります。それだけではなくて、スタンダードも2曲あって、そちらはけっこうオーソドックスに演奏しているので、今のジャズってどんなもんかな、って思っている方には聴いてもらってもいいかも、と思います。曲により変拍子と浮遊感はついてきますが。
Dali In Cobble Hill/Clarence Penn(Ds, Per)(Criss Cross 1350)(輸入盤) - Recorded February 2, 2012. Chris Potter(Ts, Ss, Bcl), Adam Rogers(G), Ben Street(B) - 1. The B 61 2. Cobble Hill 3. A Walk On The B-H-P 4. Dali 5. I Hear Music 6. Mr. C 7. Persistence Of Memory 8. My Romance 9. Solato's Morning Blues 10. Zoom Zoom
(12/10/13)5、8曲目がスタンダードの他はクラレンス・ペンの作曲。クリスポッターと彼のグループのアダム・ロジャースをフロントに起用し、バリバリの現代ジャズの仕上がり。変拍子ファンクで、その上をのびのびとアドリブが展開される1曲目、ミディアムで不思議なくねったテーマの、自由度の高い2曲目、変拍子系の、のったりした歩みにもにも聴こえる3曲目、アメーバ的で薄暗い自由さのある4曲目、バップのスタンダードで比較的ストレートに響く5曲目、アップテンポでかなりメカニカルなテーマを持っている6曲目、バップのようで浮遊感をもたらす7曲目、優しいスタンダードのバラードを聴かせる8曲目、ややアップテンポの4ビートで割とウネウネ系だけどブルースの9曲目、8ビートで、CDの中ではストレートな表現の10曲目。
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