Most Peculiar/Lage Lund Quartet
Criss Crossの新譜も今年はこれで終わりかな。1417まで先に出ていて、1412のこのアルバムが今になって出るのも、新生Criss Crossになってから順番通りでもなくなっているので、まあ、いいかと思います。同じメンバーでは2作目の録音で、以前より慣れてきて、さらに高度になっていてけっこういいところもあるんだけど、ちょっと頭でっかちに感じる部分もあります。彼らが進化したのか、私がついていけなくなったのか分かりませんが、本来こういう演奏、私は好きなんですけどね。メロディがいい曲も現代ジャズしているような感じが少々もったいないかなあ、なんてことも感じてしまうので、自分も歳はとりたくないなあ、と思ってもいるところです。
Most Peculiar/Lage Lund(G) Quartet(Criss Cross 1412)(輸入盤) - Recorded June 17, 2022. Sullivan Fortner(P), Matt Brewer(B), Tyshawn Sorey(Ds) - 1. Cigarettes 2. Trees 3. Circus Island 4. Warsaw 5. Elephants 6. Stone Age 7. Lost In Your Hometown 8. Antarctica 9. Bad Acrobat 10. Horses
(23/12/05)全曲Lage Lund作曲。収録時間は59分。メンバーとしても申し分ないし、ギターの魅力も十分。1曲目は何となくバラバラに聴こえるような気がするけど、変拍子ではないようだし、メンバーが自由に弾いているせいなのか。2曲目もその自由な雰囲気なんだけど、フリーまでは行かないサウンドが出てます。あまりストレートにいくことなく、ひねくれた現代ジャズという路線で曲が続いている感じ。Criss Crossとしてはけっこう実験的な印象だけど、周りを見渡すとけっこうこういう演奏は多い。それでもこのレーベルというと、この路線は、少し頭でっかちになるのかなという気も少々。それでいて、流れは現代ジャズで、そんなに極端にトンガっているという感じでもない。曲によって変拍子はあるようで、好みの問題かも。
最近のコメント