共同企画(’21年終了)

無料ブログはココログ

カテゴリー「映画音楽・ナレーション」の35件の記事

2023/02/20

Blue Giant(オリジナルサウンドトラック)/上原ひろみ

Ueharablueg待ちに待ったアニメ映画が公開されました。映画の方は18日に観に行ったのですが、このアルバムが先に届いて聴いてしまいました(ただし、ブログの順序はこちらの方があと)。72分も収録していて、上原度が満載でもありますけど、サウンドトラック用に、比較的聴きやすい仕上がりになっています。ストリングスの入っている曲も多いし、それらの曲の中には挾間美帆の指揮の曲もあって、メンバーも含めて非常に豪華。映画の予算があったからこそできた音楽だと思います。まあ、映画を観に行き、それを反芻する意味での音楽という方が感動度は高いのではと思われます。個人的には主人公たちのトリオの演奏が少なかったので、もう少し聴きたかったかなあ、というのはありますが。実際には3人の演奏は17曲目、26曲目(これはピアノ抜きの2人)、28曲目、29曲目のみ。クレジットの書き出しが大変でした。

 

Blue Giant(オリジナルサウンドトラック)/上原ひろみ(P, Key( on 16) except 14, 19, 25-26)(Universal Classic &Jazz)
Blue Giant(Original Motion Picture Soundtrack)/Hiromi Uehara(P, Key(on 16) except 14, 19, 25-26)(Universal Classic & Jazz) - Released 2023) 本間将人(Ts on 1 , 16. As on 22)、田中晋悟(B on 1, 4, 16, 22)、柴田亮(Ds on 1, 4, 16, 22)、國田大輔(G on 2, 7-9, 13-15, 18-20)、Marty Holoubek(B on 2-3, 5, 7-11, 13, 15, 18, 20-21, 24-25)、石若駿(Per on 2, 7, 13, Ds on 17, 26, 28-29)、小林未侑(Cl on 2, 7)、西江辰郎(Vln on 2-3, 5, 7, 10-11, 13-15, 18-21, 23-25, 27)、田村直貴(Vln on 2-3, 5, 7, 10-11, 13-15, 18-21, 23-25, 27)、田中笑美子(Vln on 2-3, 5, 7, 10-11, 13-15, 18-21, 23-25, 27)、ビルマン聡平(Vln on 2-3, 5, 7, 10-11, 13-15, 18-21, 23-25, 27)、松崎千鶴(Vln on 2-3, 5, 7, 10-11, 13-15, 18-21, 23-25, 27)、中恵菜(Viola on 2-3, 5, 10-11, 15, 18-21, 23, 25, 27)、古谷聡見(Viola on 2-3, 5, 10-11, 15, 18-21, 23, 25, 27)、井上銘(G on 3, 5, 23, 25)、伊吹文裕(Ds on 3, 20, Cymbal on 27)、野津雄太(Fl on 3, 20-21)、向井航(Cello on 3, 5-6, 10-11, 14, 18-21, 23, 25, 27)、下谷万乃(Cello on 3, 5, 14, 18-21, 23, 25, 27)、篠崎由紀(Cello on 9, 11)、挾間美帆(Cond on 3, 5, 14, 18-21, 23, 25, 27)、田辺充邦(G on 4)、菅野知明(Ds on 7-9, 11, 13, 15)、片山士駿(Fl on 7, 11)、佐瀬悠輔(Tp on 9, 11)、三原万里子(Tb on 10, 15)、馬場智章(Ts on 12, 17, 26, 28-29)、中林薫平(B on 12)、井川晃(Ds on 12)、伊藤駿(Tp on 14, 27)、村上基(Tp on 16)、神農広樹(Oboe on 25, 27) - 1. Impressions 2. Omelet Rice 3. Day By Day 4. Kawakita Blues 5. Ambition 6. Blue Giant -Cello & Piano- 7. Motivation 8. In Search Of... 9. The Beginning 10. Monologue 11. Forward 12. Another Autumn 13. Next Step 14. Challange 15. Kick Off 16.Samba Five 17. N.E.W. 18. Recollection 19. No Way Out 20. New Day 21. Reunion 22. Count On Me 23. Faith 24. Nostargia 25. What It Takes 26. We Will 27. From Here 28. Firstnote 29. Blue Giant

石塚真一原作のジャズマンガの映画化のオリジナルサウンドトラック。72分収録。ほぼ全面的に上原ひろみの作曲、アレンジ、演奏と関わっています。それにしても豪華なメンバー。映画での中心メンバーとなる上原ひろみ、馬場智章、石若駿のトリオの演奏が思ったよりも少なかったけど、その分、通常のサントラ盤、ジャズ(と言ってもストリングスが入っている曲も多いし、他は現代のジャズに近いものでもあるけど)として、気楽にかけられるアルバムに仕上がっています。ただ、このアルバムを聴くよりも、まず映画館へ走れ、と言った方が良いかもしれないくらい、映画と音楽のシンクロ度合いがハンパではありません。それを観てからこのアルバムを聴くのもひとつの方向性だと思います。なかなか力の入ったアルバム。(23年2月17日発売)

2022/12/10

Pier Paolo Pasolini/Land Der Arbeit/Christian Reiner

2768 ECM New Series新譜(?)が届いたので先に聴いていきます。まず、注意しなければならないのは、このアルバムは音楽がなくて、ドイツ語の語りだけで成り立っている点。ECMのファンでもそこを検討して、購入した方がいいです。ただし、ECMは過去に何枚も語りだけ、あるいは語り中心のアルバムを出しているので、そこは一貫した方針だと思います。まあ英語ならまだしも、ドイツ語だし、ライナーもドイツ語だけなので、ドイツ国内盤向けの様相になっています。これもストリーミングがありますので、それを聞いてみてください。それからの判断でも遅くはないのではないかと思います。私個人としては、言葉の問題でアルバムの核心に近づけないのが残念。頼りはメーカーの広報です。

 

Pier Paolo Pasolini/Land Der Arbeit/Christian Reiner(Narration) (ECM New Series 2768)(輸入盤) - Recorded 2021-2022. - 1. Land Der Arbeit 2. Brief An Jewtuschenko 3. An Den Fursten 4. Bitte An Meine Mutter 5. Grosse Vogel, Kleine Vogel 6. Wenn Die Klassische Welt Verbraucht Sein Wird 7. Patmos 8. Am Quai Von Siracusa

(22/12/09)収録時間は45分。イタリアの映画監督のパゾリーニの、本来の文章はイタリア語だと思いますが、ここではそれをドイツ語で表現しています。’58年から’80年までの記録集で、音楽はなく、ドイツ語の話し言葉なので、完全にドイツ国内盤の趣き。CDのライナーもドイツ語のみなので、一層その感を強く感じます。ただECMには過去にもこういうアルバムを何枚か出しているので、そういう意味では一貫した方針なのかも。

2022/05/05

A Map Of The World/Pat Metheny

Patamapof 新譜が来ているのだけど、聴くのが間に合わなかったので、また旧譜聴き。このところピアニストのアルバムが続いていたのでたまには趣向を変えて、パット・メセニーを。彼は多数のアルバムを発表していて、何度も聴き返しているものもあれば、いいのになかなか手が届かないアルバムもあったりして、これはその後者の方。サウンドトラック中心ということで、地味に思えますけど、音楽としては小編が並ぶ割には耳になじんできますね。ある種雄大な風景がさりげなく見えていて、音楽って素晴らしいな、とふだん口にはしないことをつい言ってしまいますね。オーケストラ入りの曲もあったりと変化に富んでいますが、基本的には穏やかなベクトル。

 

A Map Of The World/Pat Metheny(G, Key)(Warner Bros) - February 1999. Steve Rodby(B, Org), David Samuels(Per), Gil Goldstein(Org) and Orchestra - 1. A Map Of The World 2. Family 3. North 4. Home 5. Sisters 6. Childhood 7. Fall From Grace 8. Memory 9. Gone 10. Flight 11. Alone 12. Outcasts 13. Sunday 14. Discovery 15. Acceptance 16. Realization 17. Soliloquy 18. Night 19. Sunrise 20. Resolution 21. Pictures 22. Patience 23. Transition 24. Reunion 25. Renewal 26. Homecoming 27. Forgiving 28. Holding Us

映画「ア・マップ・オブ・ザ・ワールド」に使用された曲に加え、映画にインスパイアされて作曲されたトラックを加えてできたアルバムだそうです。ジャズ色は非常に薄く、上質のややヒーリング系のミュージックで、ジャケット写真や中に挿入されている写真の、のどかな風景がそのまま浮かび上がってくるような視覚的な音楽です。最初から最後までほとんどゆったりしています。場面によってはパット・メセニーの曲らしいところもありますが、聴いていて引きこまれるのはより静かな場面。ギターもメロディ重視で奏でられていて、これをBGMにゆったりした時間を過ごすのもいいかもしれない。 1曲目がタイトル曲で、サウンドトラックなだけに全28曲中ほとんどが短めの曲です。でも、自然な流れになっています。(99年11月25日発売)

2022/03/31

Though Seasons Change ~ Violet Evergarden Piano Memories ~/Evan Call

Violetthough このアルバムを買ったときはアニメのピアノアレンジ版ということで、ブログにアップする予定がなかったのですが、よく調べてみると、ピアニストが先日「Embryo」というジャズ(?)アルバムを出した孤高のピアニスト、佐藤浩一氏だったので取り上げてみました。とは言うものの、聴いた感じではジャズ色は全くなく、譜面をもとにする演奏なので、クラシック的であり、イージーリスニング的でもあります。ただ、そのピアノが、元の曲の影響もあるのか聴いていて非常に心地よいです。ストリーミングでは「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」で検索すると出てきますので、お時間のある方は、どうぞ。

 

Though Seasons Change ~ Violet Evergarden Piano Memories ~/Evan Call(Lantis) - Released 2022. Koichi Sato(P) - [CD1] 1. Theme Of Violet Evergarden 2. A Doll's Beginning 3. A Simple Mission 4. Another Sunny Day 5. Rust 6. The Ultimate Price 7. The Long Night 8. An Admirable Doll 9. Back In Business 10. Across The Violet Sky 11. Whatever You Are 12. Torment 13. Frctured Heart 14. Always Watching Over You 15. Never Coming Back 16. Letters From Heaven 17. What It Means To Love 18. One Last Message 19. The Love That Binds Us 20. The Birth Of A Legend 21. To The Ends Of Our World 22. Violet's Letter   [CD2] 1. Discovering The Past 2. The Legacy Of Violet Evergarden 3. Violet And Isabella 4. A New Era Begins 5. Strangeling 6. Ink To Paper 7. A Place To Call Home 8. A Bond Between Sisters 9. Those Words You Spoke To Me 10. The Voice In My Heart 11. Yuris' Confession 12. As The Days Pass Us By 13. For The Land That I Came From (Ctrigall Drinking Song) 14. Beyond These Waves 15. The Hardships Of Gilbert Bougaubvillea 16. Tears In The Rain 17. A Young Boy's Last Wish 18. Live On For Me 19. Violet's Final Letter 20. Echo Though Eternity 21. Her Spirit Lives On 22. Softly Sing To Me (Magnolia Family Lullaby)

アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のサウンドトラックのピアノ・アレンジ版。元の曲はエヴァン・コール作のオーケストラ・アレンジのものでしたが、それを酒井麻由佳氏が編曲。佐藤浩一氏がピアノ演奏をしています。収録時間はCD2枚で126分ほどと長いですが、そこに44曲を収録していて、1曲あたり3分ほどと、コンパクトにまとめられていて、聴きやすい内容になっています。作曲者本人が前に言及していましたが、メロディがはっきりと浮き上がっているように曲を作ったそうで、このピアノ演奏でも、各曲ともに、印象深いメロディでつづられています。アニメをかみしめながら、じっくりと聴くにもいいし、激しい部分がほとんどないので、お店のBGMにかけてもいいのではないかと思います。ある意味到着点にあるのでは。(22年3月30日発売)

2021/11/17

Ma Femme Est Une Actrice(Musique Original De Brad Mehldau)

Bradmafamme 邦題は「ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール」というオリジナル・サウンドトラックで、収録時間は63分。フィーチャリング・ブラッド・メルドーと書いてある通り、彼の露出度はけっこう高いです。でもいろいろな曲の間に混ざっているので、やはり聴くときはサウンドトラックとして聴くべきかなとも思いますが。これもワーナーから出てますので、入手はしやすいのか、どうなのか。この時期に関しては、映画に関わっていたこと、多いですね。当時は当たり前のように、彼の名前が入っていれば買っていましたが。国内発売されてない輸入盤にまで手を広げたのは、本格的にはもう少し後のことになります。

 

Ma Femme Est Une Actrice(Musique Original De Brad Mehldau(P))(Warner Bros) - Released 2003. Larry Grenadier(B), Jorge Rossy(Ds), Sam Yahel(Org), String Quartet - 1. Interviews 2. Lullaby Of Birdland 3. Yvan Au Cinema 4. Another Shade Of Blue 5. Action 6. London Calling 7. Soho 8. Annie's Lament 9. Dans La Loge 10. Au Petit Matin 11. Thai-Chi Et Brie De Meaux 12. Sonnet-1 13. Song Song 14. Sonnet-2 15. Singalong Junk-Charlotte's Theme-1 16. Singalong Junk-Charlotte's Theme-2 17. Bedroom Dancing 18. It's All Right Now 19. young At Heart 20. The End

ブラッド・メルドーの曲を中心に、エラ・フィッツジェラルド(2曲目、’54年録音)、アニー・ロス(8曲目、’52年録音)、ザ・クラッシュ(6曲目、’79年録音)、デイ・ワン(17曲目)、エディ・ハリス(18曲目 、’75年録音)などの曲がはさまっています。全20曲中、14曲がブラッド・メルドーのソロ・ピアノまたはトリオ(ラリー・グレナディア(B)、ホルヘ・ロッシィ(Ds)、時にサム・ヤエル(Org)やストリングスが参加)なので、露出度はけっこう高め。ここではあまりシリアスにならず、聴きやすいサウンドかも。また4曲目は’99年のリー・コニッツ、チャーリー・ヘイデンとのトリオのライヴで、何と収録時間が10分にも及びます。ただ、他のジャズやロックが間に混ざったり、短めの曲が多かったりするので、あくまでもサントラ盤の位置付けで聴くべき?(03年4月23日発売)

2021/11/12

Space Cowboys(Origihal Soundtrack)

Spacecowboy この時期のあたり、ジャズミュージシャンも参加しているサウンドトラックもいくつか拾っています。このアルバムも、クリント・イーストウッド関連。やはりジャズとの親和性が強いんでしょうね。収録時間は46分。1-2曲目から、ポール・サイモンやアーロ・ガーファンクルの影響もあるのかな、と思ってみたりもしますが、それでも、アルバムとして聴いても、まあ面白いので、いいとしましょうか。時にサウンドトラックだと、短い曲が連なっていて、映画を観ないとあまり面白くないものもあるので。このあたりの年代はこういうものが普通にスウィングジャーナルに国内盤が出て買っていた時期なので、意外なものを所有していることも多いです。

 

Space Cowboys(Origihal Soundtrack)(Malpaso) - Released 2000. (3、6曲目のパーソネル)Joshua Redman(Ts), Larry Golddings(P), Peter Bernstein(G), Dennis Irwin(B), Bill Stewart(Ds), (8曲目のパーソネル)Joshua Redman(Ts), Gil Goldstein(P), Peter Bernstein(G), Dennis Irwin(B), Bill Stewart(Ds), and Strings, (7、10曲目のパーソネル)Brad Meldhau(P), Larry Grenadier(B), Jorge Rossy(Ds) - 1. Still Crazy After All These Years 2. I Only Have Eyes For You 3. The Best Is Yet To Come 4. Take It To The Limit 5. Young At Heart 6. Hit The Road Jack 7. Old Man 8. The Second Time Around 9. Last Night 10. Still Crazy After All These Years 11. Fly Me To The Moon (In Other Words)

クリント・イーストウッドが監督・主演の映画のオリジナル・サウンドトラック。ジョシュア・レッドマン(Ts)が3、6、8曲目に、ブラッド・メルドー(P)が7、10曲目に参加しています。ジャズであっても映画を意識してか、素直なサウンドに仕上がっています。’30年代のスタンダードから’70年代のポール・サイモンやイーグルスあたりまでのカヴァー集であってけっこう楽しめます。カントリー歌手も何曲か参加して、あえてカヴァー集を作ってしまうところにこだわりを感じさせますが、聴いた感じではけっこう自然で、BGMにも良い感じです。大好きなポール・サイモンの「時の流れに」ではウィリー・ネルソン版とブラッド・メルドー版が聴け、個人的には嬉しいところ。フランク・シナトラが歌う11曲目のみ’64年録音らしい。(00年9月13日発売)

2021/11/06

Midnight In The Garden Of Good And Evil

Midnightgar 映画のサウンドトラックで、比較的ブラッド・メルドーの割合が多めなので、ここで紹介してしまいます。収録時間は58分。クリント・イーストウッドが絡む映画はどれもいいのだけど、残念ながらこの映画(邦題「真夜中のサバナ」)は観たことがありません。昔はこういうサウンドトラックもスウィングジャーナルなどでどんどん紹介されていたので、けっこう持っています。曲ごとにメンバーが替わったり、大編成だったりと豪華なので、たまに聴く分には、いい感じで聴けて、しかもゴージャスな感じを味わえるのがいいですねえ。イーストウッドはジャズが分かっているから、このアルバムもいい感じに仕上がっています。

 

Midnight In The Garden Of Good And Evil(Malpaso) - Released 1997. K.D. Lang(Vo), Joshua Redoman(Ts), Brad Mehldau(P), Charlie Haden(B), Ralph Penland(Ds), Christian McBride(B), Gregory Hutchinson(Ds), Kevin Eubanks(G), Dan Higgins(As), Peter Christlieb(Ts), Warren Luening(Tp), Bill Watrous(Tb), Ernie Watts(Ts), Clint Eastwood(Vo), Michael Brecker(Ts), Larry Grenadier(B), etc. - 1. Skylark 2. Too Marvelous For Words 3. Autumn Leaves 4. Fools Rush In 4. Dream 6. Days Of Wine And Roses 7. That Old Black Magic 8. Come Rain Or Come Shine 9. Ac-cent-tchu-ate The Positive 10. This Time The Dream's On Me 11. Laura 12. Midnight Sun 13. I'm An Old Cowhand 14. I Wanna Be Around

邦題「真夜中のサバナ」(オリジナルサウンドトラック)。参加ミュージシャンは、K.D.ラング、ジョー・ウィリアムス、ポーラ・コール、ローズマリー・クルーニー、ブラッド・メルドー、カサンドラ・ウィルソン、ケヴィン・スペイシー、アリソン・イーストウッド、クリント・イーストウッド、アリソン・クラウス、ケヴィン・マホガニー、ダイアナ・クラール、ジョシュア・レッドマン、トニー・ベネットなどで、豪華なゲストが1曲ごとに変わっていきます。ブラッド・メルドーは1、2、5、9、11曲目に参加。特に5曲目はブラッド・メルドーのピアノがフィーチャーされています。 露出度は高いかも。有名なスタンダードも多い。編成も大きい曲も多く、この点でも超豪華なのですが、私にとっては落ち着きすぎているという印象も何となく しています。

2021/04/02

Neon Genesis Evangelion Soundtrack 25th Anniversary Box

Evaneongenesis 実はこのBOXサウンドトラックアルバム、長男が買って私のところに置いていったもので、最初は聴くつもりがありませんでしたけど、今日はこれをかけながらの入力作業でBGMがわりだったのですが、つい熱が入って夜になってブログにあげてしまった、というものです。まあ、こういうこともあるかなあ、ということで。最近比較的若い人(ある程度上の年齢層も含めて)の間では、アニソンのオーディオオフ会なるものが流行っているようで、アニソンでは音のあまり良くないものもありますが、なかなかバカにしたものではないな、とこのBOX盤にハマってしまい、思いました。エヴァンゲリオンのマニアが多い理由が、また分かりました。

 

Neon Genesis Evangelion Soundtrack 25th Anniversary Box(King Records)

新世紀エヴァンゲリオンのCD5枚組BOXで、’20年10月発売。’95年のTVアニメ版から’97年の旧劇場版までのサウンドトラックを新録も一部交えながらの発売でした。TVアニメ版のオープニングテーマでは「残酷な天使のテーゼ」が有名ですけど、ジャズファンにとってはエンディングテーマの「Fly Me To The Moon」がうれしいところで、これでジャズ人口は広がったのか、と思わせるほどにいろいろなヴァージョンが入っています。ジャズしているものからけっこう革新的なものまでさまざまです。全部かどうか分かりませんけど、TVアニメ版ではその都度ヴァージョンを変えての放送で、それは確認してあります。けっこう凝っているなあ、と思います。また途中にバッハの曲があったり、CD4の後半にはジュゼッペ・ヴェルディのレクイエムが30分以上収録されていて、クラシック(バロック)ファンにもうれしいところだったのでは。CD1枚につき60分台から77分にかけて収録されているので、聴くのも大変でしたけど、これは1度は聴く価値があるな、と思いました。映像とリンクさせるとなお面白いのですが、それはBlu-rayで先日観たばかりなので、またそのうちに見直してみようかなと。

2020/07/23

Blow-up/The Original Soundtrack

Herbieblowup ハービー・ハンコックのリーダー作の5日目。名作「処女航海」などはしばらく前に取り上げたので、ここまで飛びます。’66年リリースのサウンドトラックですが、「Music composed, conducted and played by Herbie Hancock」とジャケットに書いてあるので、あえてリーダー作に入れました。ただ、こういうアルバムにありがちな、参加ミュージシャンのクレジットがないのがちょっと残念ではありますが。リーダー作だけでは見えてこないけど、サイド参加作なども合わせて考えるとこういう先を占えるようなサウンドは貴重かもですね。聴き直して、ジャズの曲が多いなあ、というのも意外でした。まあ、古い記憶がどこかで改変されたのだと思います。

 

Blow-up/The Original Soundtrack(TCM Turner Music) - Released 1966. - 1. Main Title "Blow Up" 2. Verushka(Part 1) 3. Verushka(Part 2) 4. The Naked Camera 5. Bring Down The Birds 6. Jane's Theme 7. Stroll On 8. The Thief 9. The Kiss 10. Curiosity 11. Thomas Studies Photos 12. The Bed 13. End Title "Blow Up" 14. Am I Glad To See You 15. Blow-up

邦題「欲望」オリジナル・サウンド・トラック。収録時間は39分。7曲目はヤードバーズが演奏。14-15曲目はトゥモロウの演奏。当然この3曲はロックです。他は全てハービー・ハンコックによるものですが、時代の要請か、ジャズ・ロック色も強い(というより、1曲目のメインテーマはかなりロック寄りなサウンドの感じも)演奏もあります。もちろんジャズっぽい表現の渋い曲も多めですが、曲の長さが短いものが多く、バラエティに富みすぎていて、どちらかと言うとジャズの聴き方ではなく、情景描写的にサウンドトラックとして聴く、ということに。 まあ、こういう演奏も、映画方面からの要請でこういうアルバムもあるよ、という感じの聴き方でいいと思います。彼のそれから何年後かの方向性を占う意味でも面白い1枚ではあるので。

2020/04/25

The Other Side Of Round Midnight/Dexter Gordon

Dextertheother トニー・ウィリアムスの33日目。今日は前回のオリジナルサウンドトラックの別な方面から(今回はSonyではなくBlue Noteから)の1枚。こちらの方はアウトテイクや採用されなかった曲中心になりますけど、音楽として聴いてもけっこういいので、映画に使われなかったテイクで気軽に聴いてみたいとか、そういう呪縛から離れたいときはいいと思います。しかしこの映画、ストリーミング配信はやっているのかな。けっこうジャズファンにはいい映画だと思うのですけれどもね。デクスター・ゴードンの主演の味というか、それもなかなかのものでした。こういうところで印象付けてくれた(彼自身の設定ではないのですが)ので、それが当分、彼に関してイメージが抜けませんでした。

 

The Other Side Of Round Midnight/Dexter Gordon(Ts on 1, 6-8)(Blue Note) - Released 1986. Ron Carter(B on 1-3, 6), Herbie Hancock(P on 1-4, 7-9), Billy Higgins(Ds on 1, 2, 5, 7-8), Freddie Hubbard(Tp on 2, 6), Bobby Hutcherson(Vib on 8), Bobby McFerrin(Vo on 4), John McLaughlin(G on 7), Pierre Michelot(B on 7-8), Wayne Shorter(Ss, Ts on 1, 3), Ceder Walton(P on 5-6), Tony Williams(Ds on 2, 6), Palle Mikkelborg(Tp on 1、), Mads Vinding(B on 1, 5) - 1. Round Midnight 2. Berangere's Nightmare 3. Call Sheet Blues 4. What Is this Thing Called Love 5. Tivoli 6. Society Red 7. As Time Goes By 8. It's Only A Paper Moon 9. Round Midnight

同じ映画「ラウンド・ミッドナイト」サントラからの作品でもこちらはデクスター・ゴードン名義でブルーノートからの作品。よりジャズらしい演奏のアルバムで、映画で採用されなかった曲も3曲あるとか。これも独立したアルバムとして楽しめます。プロデュースはハービー・ハンコックとマイケル・カスクーナ。聴こえ方からすると、アウトテイクのようですが、それはそれでクォリティが落ちているわけでもなく、むしろ映画の呪縛から解き放たれつつも、近い場所にいる感じです。細かい点は抜きにして、当時この映画にものすごくジャズを感じてました。ハンコックは1-4、7-9曲目に、トニー・ウィリアムスは2、6曲目に参加。3曲目のテナー・サックスのみなぜかウェイン・ショーター。なぜかデクスター・ゴードンの演奏も1、5-7曲目のみ。

その他のカテゴリー

Criss Cross1001-1050番 Criss Cross1051-1100番 Criss Cross1101-1150番 Criss Cross1151-1200番 Criss Cross1201-1250番 Criss Cross1251-1300番 Criss Cross1301-1350番 Criss Cross1351-1400番 Criss Cross1401-1450番 Criss Crossレーベル ECM1001-1050番 ECM1051-1100番 ECM1101-1150番 ECM1151-1200番 ECM1201-1250番 ECM1251-1300番 ECM1301-1350番 ECM1351-1400番 ECM1401-1450番 ECM1451-1500番 ECM1501-1550番 ECM1551-1601番 ECM1602-1650番 ECM1651-1701番 ECM1702-1750番 ECM1751-1801番 ECM1802-1851番 ECM1852-1900番 ECM1901-1950番 ECM1951-2000番 ECM2001-2050番 ECM2051-2101番 ECM2102-2150番 ECM2151-2200番 ECM2201-2250番 ECM2251-2300番 ECM2301-2349番 ECM2350-2400番 ECM2401-2450番 ECM2451-2499番 ECM2500-2550番 ECM2551-2600番 ECM2601-2650番 ECM2651-2701番 ECM2702-2750番 ECM2751-2800番 ECM2801-2850番 ECM3901番-(アナログ) ECM5001番-(映画・ドキュメンタリーDVD) ECM5501番-(音楽DVD)他 ECM5801番-, ECM SP(ジャズと詩) ECMレーベル ECM未分類(雑記含む) Enjaレーベル Hatologyレーベル J-POP JAPOレーベル JMTレーベル Steeple Chaseレーベル Winter&Winterレーベル ウェブログ・ココログ関連 オーディオ クラシック・現代音楽 ジャズ ストリーミング パソコン・インターネット フュージョン・ファンク ライヴ・コンサート レコード ロック・ポップス 上半期・年間ベスト 携帯・デジカメ 日記・コラム・つぶやき 映画・テレビ 映画音楽・ナレーション 書籍・雑誌 楽器 澤野工房 音楽

HMVへのリンク

  • HMV&BOOKS online

アマゾンへのリンク

2024年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリー

メールアドレス

友人が運営しているサイト