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カテゴリー「フュージョン・ファンク」の751件の記事

2022/05/10

Speaking Of Now/Pat Metheny Group

Patspeaking 久しぶりにパット・メセニー・グループのアルバムを出して聴いていますが、先日亡くなったライル・メイズの影響がやはり大きいのだな、と改めて思います。彼が参加したグループはこのあと1枚ありますけど(ブログアップ済み)、まさかその後は引退に近い形で皆の前から姿を消すとは思ってもみませんでした。亡くなる前の1曲13分のアルバム、あれはけっこう心に残りましたです。ここでもメンバーの交代がありますけど、基本的なサウンドの流れというか曲自体はいつものパット・メセニー・グループという感じで、懐かしいです。あのリチャード・ボナがベースではなくてパーカッションとヴォーカルで参加しているし。メセニーにはいいアルバムが多すぎて、なかなか全貌が把握できていないのですが。

 

Speaking Of Now/Pat Metheny(G) Group(Warner Bros) - Recorded 2001. Lyle Mays(P), Steve Rodby(B), Richard Bona(Vo, Per), Cuong Vu(Tp, Vo), Antonio Sanchez(Ds) - 1. As It Is 2. Proof 3. Another Life 4. The Gathering Sky 5. You 6. On Her Way 7. A Place In The World 8. Afternoon 9. Wherever You Go 10. Epilogue

久しぶりのパット・メセニー・グループとしてのアルバム。メンバーが半分入れ替わっていますが、それでもあのパット・メセニー・グループのサウンドが聴ける、というところがパットの偉大さかも しれません。しかも、あのリチャード・ボナがコーラスとパーカッションで参加という、非常に贅沢な参加の仕方。ベトナム出身のクォン・ヴーのトランペットも個性的に響いてきます。特に2曲目では彼らならではのインプロヴィゼーションを聴くことができます。こういうジャズの方向があっても良いかも。4曲目など、ギターが全開の場面もあって、スゴいことをやっているんだろうなあ、と思いつつ。曲によって、叙情的な景色が浮かんでは消えていく彼らの音世界は、より一層ジャンルを越えて普遍的になりつつあります。(02年2月27日発売)

2022/05/02

Vibe/Steps Ahead

Stepsavibe ステップス・アヘッドと言えば、マイク・マイニエリの有名なグループ。メンバーがいろいろ替わりながら、何枚もアルバムを出しています。ここにマイケル・ケインの参加したアルバムが出ていたのは発売からしばらく経ってからのこと。ただいかにもケインらしい、ということはあまりなく、全体に同化しているような感じではありますが。アルバムの中に、ジャズメン・オリジナルが入っているのが、なかなかいいですね。当時はスウィングジャーナル誌などでクレジットも追いかけながらアルバムを購入していましたが、この雑誌がなくなった後は買いもらしが多くなっていると思います。

 

Vibe/Steps Ahead(NYC) - Recorded 1994. Mike Mainieri(Vib), Donny McCaslin(Ss, Ts), Michael Cain(P), Victor Bailey(B), Clarence Penn(Ds), Tim Hagans(Tp), Aaron Heick(As), Rachel Z(P, Synth), Adam Holzman(Synth, Prog), James Genus(B), Reggie Washington(B) - 1. Buzz 2. From Light To Light 3. Penn Station 4. Vibe 5. Green Dolphin Street 6. Miles Away 7. Staircase 8. Rendezvous 9. Crunch 10. Waxing & Waning 11. Miles Away

マイケル・ケインは1、3-4、6-7、9-10曲目に参加。マイク・マイニエリが主宰するフュージョン・グループ。このようなスーパーグループに参加しながら、曲によってはフュージョンにモンクが参加しているようなひっかかりのあるバッキングとメロディ のピアノもあ ったり、ECM的美しさのあるフレーズ(6曲目、10曲目前半)もあります。全体のサウンドは基本的に売れセンを目指していますが、意外に自由な展開も。1曲目からインパクトの強いファンクの曲がせまってきて(同様に4、7曲目)、ちょっとピアノが個性がある感じ。9曲目は4ビートで展開するジャズ。2、5、8曲目、10曲目後半に参加するレイチェル・Zと比べてみるのも面白いかも。ベーシストも3人が交替で演奏しています。5曲目はスタンダードをファンクで。

2022/05/01

Purple Rain/Bob Belden

Bobpurplerボブ・ベルデンの「プリンス集」。これは曲ごとに、追っかけているミュージシャンの、違うコメントを掲載していたので、それをまとめてしまうとちょっと手間がかかりそうなため、あえて2つのコメントを併記しました。収録時間は57分。雰囲気としてはフュージョン/ファンクのサウンドが多いですね、原曲のプリンスの曲を聞いたことはありませんが、有名な曲が多そうなので街中で聴いていることはあるかもです。素材がいいせいか、それのアレンジ・ヴァージョンのこのアルバムもなかなか聴きごたえのある曲に仕上がっています。今回は全曲のパーソネルを掲載していませんけど、豪華な出演陣ですね。

 

Purple Rain/Bob Belden(Arr)(Somthin'else) - Recorded May - September, 1993. (10曲目のパーソネル): Fareed Haque(G), Mike Cain(P), Dwyane Bruno(B), Bruce Hall(Per), Ray Mantilla(Per), Norman Hedman(Per) - 1. Diammonds And Pearls 2. Purple Rain 3. Kiss 4. When Doves Cry 5. Arms Of Orion 6. Nothing Compares 2 U 7. 1999 8. Little Red Corvette 9. The Question Of You 10. When 2 R N Love 11. Baby, I'm A Star

ボブ・ベルデンの「プリンス」集で、他にもホリー・コール、フィル・ペリー、ジミ・タネル、シーディ・ルロカ、エヴァレット・ハープ、ロリス・ディランなど、曲によってさまざまなミュージシャンが参加しています。全11曲中8曲がヴォーカル入りで、上質なポップ(曲によってファンクも)のアルバムに仕上がっています。(10曲目について)原曲はどういう曲か分かりません(おそらく全然違う感じでしょう)が、ラテンタッチの曲で、 メロディがけっこう印象的な曲で、なかなかノリのいい感じに仕上がっています。 テーマやアドリブの部分をを奏でていくのがファリード・ハークのアコースティック・ギター。スムース・ジャズ度は高め。ただ、 ピアノのソロ(メロディ)はあまり目立たなくて、マイケル・ケイン度は少々控えめです。

Purple Rain/Bob Belden(Arr)(Somthin'else) - Recorded May - September, 1993. (4曲目のパーソネル): Cassandra Wilson(Vo), Greg Osby(Ss), Bob Belden(P), Adam Holzman(Synth), Richard Petterson(B), Ricky Wellman(Ds), Loris Diran(Back Vo) - 1. Diammonds And Pearls 2. Purple Rain 3. Kiss 4. When Doves Cry 5. Arms Of Orion 6. Nothing Compares 2 U 7. 1999 8. Little Red Corvette 9. The Question Of You 10. When 2 R N Love 11. Baby, I'm A Star

ボブ・ベルデンの「プリンス」集で、他にもホリー・コール、フィル・ペリー、ジミ・タネル、シーディ・ルロカ、エヴァレット・ハープ、ロリス・ディランなど、曲によってさまざまなミュージシャンが参加しています。全11曲中8曲がヴォーカル入りで、上質なポップ(曲によってファンクも)のアルバムに仕上がっています。(4曲目について)原曲はシングルカットされてミリオンセラーを記録した曲らしいです。カサンドラ・ ウィルソンのヴォーカルはひたすら黒っぽく、グレッグ・オズビーのサックスは少々冒険的なフレーズながらもノリが良く、十分ブラック・コンテンポラリーしています。そんなにひねった表現をしているわけではなく、シングルカットもできそうです。 それにしてもプリンスの曲はけっこう印象に残ります。

2022/04/19

Thru My Eyes/Michel Camilo

Michelthrumy これから少しの間ミシェル・カミロを聴いていきたいと思います。メジャーレーベルから出ていた時は国内盤で必ず出るものと信じていましたが、このアルバムは輸入盤でしか出ておらず(ストリーミングでは今聴けますけど)、店頭で見つけて慌てて買ったのを覚えています。その割にはバックのメンバーは有名な人たちばかりなんですけど。彼のラテンタッチもうまく生かしながら、ジャズメン・オリジナルを多めに演奏してくれるので、当時このアルバムに出会えて良かったです。パーカッションのいないピアノ・トリオでメンバーを代えつつの演奏はけっこういいです。機会のある人は聴いてみるといいのかも。しかし聴くのも体力がいります。

 

Thru My Eyes/Michel Camilo(P)(RMM Records)(輸入盤) - Recorded October 30-31 and November 1-2, 1996. Anthony Jackson(B), Horacio "El Negro" Hernandez(Ds), Cliff Almond(Ds), Lincoln Goines(B), John Patitucci(B) - 1. Poinciana 2. Perdido 3. Watermelon Man 4. A Night In Tunigia 5. Song For My Father 6. Armando's Rhumba 7. St. Thomas 8. Oye Como Va 9. Afro Blue 10. Mambo Inn 11. My Little Suede Shoes 12. Manteca

(99/02/10)ドラムスが2人、ベースが3人クレジットされていて、メンバーの組み合わせが曲ごとに変わります。それにしても贅沢な使い方。有名な曲が多く、純ジャズ、ラテン、フュージョンタッチと様々なかたちで元気いっぱいの音楽を聴かせてくれます。やっぱりカリブやラテン風味のネアカなピアノ。ジャズメン・オリジナルは、ハービー・ハンコック、ディジー・ガレスピー、ホレス・シルヴァー、チック・コリア、チャーリー・パーカーなど多彩。1曲目はさりげなくゴージャスにせまりますが、その後の曲ではノリがけっこう良くなる場面が多いです。7曲目の「セント・トーマス」は彼らしくゴキゲンなサウンド。5、9曲目のように、渋めかと思うと盛りあがってしまう曲も。ジョン・パティトゥッチは2、4-5曲目に参加 しています。

2022/04/01

Style - Euro Modern Revival 2003 Featuring Workshy/Makoto Kuriya

Kuriyastyle クリヤ・マコトのJ-room第2弾。最近はまたピアノ・トリオでウェザー・リポート集を2枚出して、本格的にジャズを演奏している感じもあります(これも彼の仕事の一部だけのようですけど)が、この時期は、けっこう売れセンを意識したアルバムを作っていました。ワークシャイを呼んで、それでアルバムにしてしまっていることからも、それがうかがえますが、こういうフュージョン的なアルバムもけっこう好物なので、久しぶりに楽しんで聴いています。お金もかかっていると思われ、やはりこの時期は音楽バブルと言ってはちょっと変なんですが、予算が多く使えていた時期だったんだなあと、聴きながら、改めて思います。

 

Style - Euro Modern Revival 2003 Featuring Workshy/Makoto Kuriya(P, Prog)(J-room) - Released 2003. Andy Wolf(Ts, Fl), Workshy: Christa Jones(Vo), Michael McDemott(Vo), Hideki Ikeuchi(G), Ken Ota(As), Kane(Vo), Masahiro Itami(G), Tea-Tee And Mystie(Cho), Nona(Vo), Hideo Koga(Prog), Emiko Komatsu(Cho), Masahiro Kato(Cho), Rhuta Sakamoto(B), Yoshio Kishida(Ds) - 1. Each And Everyone 2. But Alive 3. Heaven's Above 4. Turn Back The Clock 5. Seek 2 Find 6. Sweet Heartache 7. Say What? 8. The Sweet Taboo 9. You On My Mind 10. Celebration 11. Time And Time

80年代のポップスを現代的なアレンジで聴かせるアルバム。インストルメンタルの曲が半分強ですが、ゲストでワークシャイが3曲(2、4、9曲目)にヴォーカルで参加しているのが見どころ。ジャンルとしてはフュージョンか。でも、ポップス的な聴き方もできます。11曲中3曲はクリヤ・マコトのオリジナルで、さりげなくまわりの雰囲気に溶け込んでいます。他は「エブリシング・バット・ザ・ガール」「ワークシャイ」「スタイル・カウンシル」「ジョニー・ヘイツ・ジャズ」「ヴィクター・ラズロ」「スイング・アウト・シスター」「バーシア」と、そうそうたる歌手(グループ)の歌が並んでいます。特に2曲目はワークシャイのセルフ・カヴァー。おしゃれ系のサウンドとも言えますが、アレンジやピアノ(キーボード)に注意して聴くと、けっこうマニアックかも。(03年10月22日発売)

2022/03/30

Latin Touch/Makoto Kuriya

Kuriyalatint クリヤ・マコトのアルバムをあと2枚。今日はそのうちの1枚でJ-roomというレーベルからの発売です。メロディが今聴くとはっきりと浮き出ていて、オリジナル曲が多めにもかかわらず、アレンジも曲も聴きやすいものになっています。これはレーベルからの意向もあるのでしょうか。収録時間は60分で、当時のCDとしてはちょうどいいくらいの長さ。豪華にベーシストを入れ替えて使っているのに、ドラムスは打ち込みというのもサウンドが聴きやすいのに比べて、けっこう挑戦的かなあ、とも思います。それでも6曲目はけっこう過激で挑戦的。ジャズ・ミュージシャンとしてだけではなくて、トータルな才能を注ぎ込んだ結果、こういうアルバムができたのでしょう。

 

Latin Touch/Makoto Kuriya(P, Prog)(J-room) - Released 2003. Koichi Osamu(B), Ki-ichiro Komobuki(B), Masaaki Otomo(B), Kazuhiko Obata(G), Gen Ittetsu(Vln), Crusher Kimura(Vln), Daisensei Muroya(Vln), NORIPPE(Cello), Naoto Takahashi(Vln), Altered Manabe(Vln), Tomoko Shimaoka(Viola), Masayo Inoue(Cello), Karen(Vo) - 1. Insight 2. The Voyager 3. Je Te Veux 4. Send One Your Love 5. You Must Believe In Spring 6. Don Segundo 7. 世界で一番君が好き? 8. The Girl From Ipanema 9. 奇跡のスタースクレイパー 10. Ultimate Zone 11. Welcome Home

どの曲もメロディアスなノリで、ポップスを聴いているようなお洒落なアルバム。カラーは「ラテン・ヨーロッパ」なのだそう。何とドラム・パートが全て打ち込みで、どの曲も打ち込みくさくなく、自然なノリです。6曲目はかなりなハード・ドラミング(?)のプログラミング。平井堅の「世界で一番君が好き?」のオリジナル・ライター・カヴァーも入っていたりして、 ジャズファン以外の人も楽しめそう。オリジナルの他にも、エリック・サティ、スティーヴィー・ワンダー、ミシェル・ルグラン、アントニオ・カルロス・ジョビン(何と「イパネマの娘」)も入っていて、多彩なサウンド。4曲ほどで弦楽四重奏も入っています。ポップス、ラテン、ジャズなど、音楽の様々な要素を取り込んでいて、しかも聴きやすさの中に硬派な部分もあったりします。(03年4月23日発売)

2022/03/29

Kool Jive/Makoto Kuriya

Kuriyakooljクリヤ・マコトの、有名なジャズの曲をアシッドジャズやラップのアレンジで聴かせたアルバム。これの2が発売予定にはなっていたけど、見ることがなかったので、どうなったのか気になります。ただ、内容は当時としては先端を行くものではなかったかと思います。これだけ有名な曲を並べて、アレンジがけっこうカッコいい。ただ、原曲が分かりやすいものと書いてあるからなるほど、と思うものがあります。やっぱりコアなジャズファンではなくって、もっととんがった音楽ファン向けに作られている感じですね。凝ったアレンジから聴かれるキーボードのフレーズもさすがだなあ、と思わせます。ストリーミングで聴けないのが残念。

 

Kool Jive/Makoto Kuriya(Kay, Arr, etc)(May Kiss) - Released 1993. Marvin Lenoar(Rap, Vo), Lawrence Daniels(Rap, Vo), Lawrence Houston(Rap, Vo), Hidenori Midorikawa(Ss, As), Asao Tani(Prog) - 1. Introduction 2. Straight No Chaser 3. Softly As In A Morning Sunrise 4. You Don't Know What Love Is 5. Salt Peanuts 6. Donna Lee 7. Cool Strutting 8. Invitation 9. Epistrophy

こちらはジャズの曲をラップ、アシッドジャズなどにアレンジしたダンス・ミュージックのアルバム。有名な曲が続きますが、こちらもトンガッている打ちこみ系のサウンドなので、頭を柔らかくしてラップやアシッドジャズの頭で聴く必要があるかも しれません。とは言うものの、3曲目のエレピのソロなどのように、オーソドックスな頭で聴いてもけっこう楽しめる部分があります。個人的な好みは複雑なリズムの上にオーソドックスなメロディがかぶさる4曲目、異様にカッコいいアレンジでピアノもシンセのソロもイケる5曲目、アフリカンなリズムとオーソドックスなファンクビートが順に出てくる6曲目。このようなカッコ良さなら大歓迎。 このアルバムもいわゆるジャズファンとは別なところに向けられているような気がします。

2022/03/27

Suki-Yaki/Makoto Kuriya

Kuriyasukiyaki クリヤ・マコトのアルバム、ちょっと前にさかのぼって、ラップというかアシッドジャズと言うか、それを歌謡曲を題材に演奏してしまおうという企画。確かこの時は後追いで探して買ったような記憶もあります。ある意味ハービー・ハンコックの電化サウンドも想起させるような曲もあったり、ラップ部分は英語(?)なので、歌謡曲はあくまでも題材として、それをここまで料理するか、というような感じなので、当時としてはもう、ぶっ飛んでいたと思います。曲のタイトルだけみても、有名曲が多いですし。引き出しがとにかく多いですが、このアルバム、当時どこまで売れたのかは分かりませんけど。でもカッコいい。

 

Suki-Yaki/Makoto Kuriya(Key, Arr, etc)(May Kiss) - Released 1993. Marvin Lenoar(Rap, Vo), Lawrence Daniels(Rap, Vo), Lawrence Houston(Rap, Vo), Hidenori Midorikawa(Ss, As), Asao Tani(Prog) - 1. U・F・O 2. 上を向いて歩こう 3. ひと夏の経験 4. タイムマシーンにお願い 5. Piano Cat Song 6. セカンドラブ 7. 六本木心中 8. At Twilight 9. 「太陽にほえろ」のテーマ

歌謡曲を中心にラップ、アシッドジャズなどにアレンジしたダンス・ミュージックのアルバム。ほとんどが打ち込み系のサウンドで、曲によっていろいろな要素が入っているようです。元歌が分かるもの、あまり良く分からないものと さまざまですけれど、ダンスミュージックとしてはゴキゲンかもしれません。センスもけっこうあるのではないでしょうか。反面ジャズファンとはクロスオーヴァーしないようなサウンドかもしれませんが、もっと別なターゲットがあるのかも。曲によってはメロディをわざと前面に出してチープな感じにするのも計算のうちでしょうか。5曲目のオリジナルはけっこうスリリング。中森明菜の「セカンドラブ」もダンスミュージックになってしまいました。個人的には1曲目がカッコ良く感じました。 マニアック。

2022/03/26

Antitheses#2/Makoto Kuriya

Kuriyaantite2クリヤマコトのアニメでのジャズ路線での2枚目。この後、彼は何枚かこの路線で、レーベルをかわってもアニメ(特撮ものなども含む)を題材にアルバムを出していくのですが、それがジャズ周辺というか、アニメの層にまで購入層が広がった、という見方もできそうですね。今ではアニメのジャズアレンジ、けっこうあちこちで見かけるし、ラスマス・フェイバーのようにジャズミュージシャンとしてもアニメの方から有名になっている人もいるくらいですし。そういうアニメジャズの火付け役の一人でした。アドリブの部分だけ切り取ってみると、一流のジャズ(あるいはフュージョン)になっているのが見事です。

 

Antitheses#2/Makoto Kuriya(P)(Paddle Wheel) - Recorded February 25, 26 and March 9, 1999. Koichi Osamu(B), Masahiko Osaka(Ds), Yoshio Kishida(Ds), Neil Stalnaker(Tp, Flh), Andy Wulf(Ss, Ts), Ittetsu Gen(Vln) - 1. Eclipse(Prologue) 2. Kyomo-Dokokade-Davilman 3. Theme Of Lupin 3rd-#2 4. The Galaxy Express 999 5. Twinkls(Monologue) 6. Zankokuna-Tenshi-No-Thesis 7. Tank! 8. Cobra 9. Cat's Eye 10. Poplar-Dori-No-Ie 11. Kiseki-No-Umi 12. Satellite(Epilogue)

ジャズのアニメ曲集第2弾。前回発売された「アンチテーゼ」はけっこう売れたらしい。購入層は20-30代のあまりマニアックでないジャズファンが多かったそうです。基本はピアノトリオで、様々なアレンジが施されていますが、特にピアノが非常に高度なことをやっているような気がします。例えば3曲目、ルパン三世のエンディングテーマで、反復するリズムにのって後半に非常にアグレッシヴなフリーっぽいピアノが展開されますが、これが破綻せずに聴き流せてしまうのは、やはりただ者ではない証拠かも。7曲目もカッコいい。他にもデビルマン、銀河鉄道999、エヴァンゲリオンなどの曲がありますが、あまり先入観に惑わされない方が。これだけ良質のジャズから入っていける人は幸せかもしれません。(99年5月28日発売)

2022/03/23

Antitheses/Makoto Kuriya

Kuriyaantite 今日からクリヤマコトのアルバムで、’98年頃から’03年頃までのまだブログアップしていないものを取り上げていきます。このアルバム、ジャズでのアニメ音楽集のはしり(大野雄二がその前にルパン三世で出していたようですが)とでも言うべき作品で、今聴き直してもけっこうカッコイイですね。収録時間は49分。このあたりキングのアルバムなんですが、なぜかストリーミング上にはキングのアルバムが少ないのが残念。何とかならないものでしょうか。この時だったかな?スウィングジャーナル上でジャズでアニメを取り上げることの是非がレビューから論争になっていたような。今は全然ありの光景なんですが。

 

Antitheses/Makoto Kuriya(P)(Paddle Wheel) - Recorded June 10, 1998. Koichi Osamu(B), Masahiko Osaka(Ds), Yoshio Kishida(Ds) - 1. Prologue 2. Theme of Lupin 3rd(Part 1) 3. Fly Me To the Moon 4. Makka-Na-Scarf 5. Children Of The Light 6. Mobile Suit Gundam - Ai Senshi 7. Moonlight Legend 8. Theme Of Lupin 3rd(Part 2) 9. Itsumo-Anataga 10. Thanatos - If I Can't Be Yours 11. Epilogue (Rising Moon)

何とアニメ曲集で、びっくり。ルパン三世、新世紀エヴァンゲリオン、宇宙戦艦ヤマト、幻魔大戦、機動戦士ガンダム、美少女戦士セーラームーン、装甲騎兵ボトムズといった、ちょっとジャズファンなら腰が引けてしまうようですが、その中身はけっこうバラエティーに富んで意外にハード。曲のアレンジとピアノのフレージングのセンスがけっこういいので、質の高いジャズやフュージョンとして聴けてしまう部分があります。最初から最後までピアノに集中して聴くとノックアウトされるかも。4ビートのみではなくフュージョンっぽい16ビートの曲もあります。はっきり原曲が分かる曲も多いですが、アニメソングという宣伝に惑わされるのはもったいない。個人的にはエヴァンゲリオンで使用された「フライ・ミー・トゥ・サ・ムーン」が好み。

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