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カテゴリー「フュージョン・ファンク」の854件の記事

2024/05/10

Opera 8/Claudio Scolari Project

Claudioopera8 イタリアからアルバムが届きました。欧米ではストリーミングやダウンロードが日本に比べてCDよりは割合的にだいぶ多いので、このアルバムもストリーミングで聴けることを確認しました。日本ではあまり名前の知られていないグループですが、検索して良かったら聴いてみてください。基本的にはフリーの要素も強めなファンクグループだと思っているのですが、引き出しが多く、今回は特に、ジャズ、クラシック、フリーインプロヴィゼーションなど、曲によっていろいろなサウンドを聴くことができます。最近のLPの長さに合わせてCDも40分台の収録ということはなく、67分も聴けるので逆にお得感は強いです。周りを見渡しても、このグループの音が独特なので類似のサウンドがあまり見当たらないのですが、まずは聴いてみてください、ということで。

 

Opera 8/Claudio Scolari(Ds. Synth Prog) Project(Principal Records)(輸入盤) - Recorded December 2023. Daniele Cavalca(Ds, Live Synth, Key, P), Simone Scolari(Tp), Michele Cavalca(B) - 1. Harmonic Canopy 2. Eclectic Groove Expedition 3. Decisive Crossroad 4. Let It Flow 5. Necessary Loneliness 6. Walking Distance 7. Celestial Revelation 8. Moving Particles 9. Mood, Skin & Brass 10. Primordial Forces 11. View From Above

(24/05/10)全曲Claudio ScolariとDaniele Cavalcaの共作。プロジェクトの8枚目のアルバム。収録時間は67分。基調はスローないしミディアムテンポのワンコードのファンクが多いのだけど、他にもジャズ(5曲目)やクラシック(7曲目)などの影響を感じさせる曲も。その中をドラムスはじめ、トランペット、鍵盤楽器、エレクトロニクスなどが時に漂い、時にアクセント的に前面に出てきて、アドリブはじめ演奏の自由さ(9曲目)とともに印象的なサウンドやメロディ(10曲目など)を聴かせてくれます。基本的にはトランペットがリード楽器なので、そのメロディも聴く人に心地良さをもたらしてくれます。傾向としてはシリアスな演奏で、適度な緊張感を聴く人にもたらしています。曲によって趣向が違い、いろいろなファンクを味わえます。

2024/05/06

The Third/Plastic Dogs

Plasticthethird このアルバム、実は2月25日にはアマゾンに予約注文していて、発売日の3月1日ちょっと過ぎには入手できると思ってました。しかし、アマゾンだけは2か月経過した5月に入っても入荷せず、急いでHMVに注文をか変えて届いたというものです。何かトラブルでもあったのかな。それはさておき、ジャズファンというよりはメタルファンの方に売れるんじゃないかと思うくらいの、ハードコア・メタル・パンク・ジャズの3枚目です。でも、あえてジャズ側から聞いてみるのも面白いと思います。なぜかジョン・ゾーンのネイキッド・シティを思い出し、それよりもまだ硬派なサウンドは聴いていて楽しい。今後も続いていくのを楽しみにしています。

 

The Third/Plastic Dogs(R-Records) - Released 2024. Ono Ryoko(Sax), Muto Yuji(Grind G), Hayashi Tsuyoshi(Heavy G), Ueji Kota(Ds) - 1. Savant 2. Axian 3. Taft 4. Kenthus 5. Unsolvenst Grexivent Suite 6. 1st Movement 7. 2nd Movement 8. 3rd Movement 9. 4th Movement 10. Prixiance 11. Swany 12. Ouua 13. Ivert (Retake)

全曲小埜涼子とグループの作曲。収録時間は36分。このメンバーでは3作目のアルバム。相変わらずハードコア・メタル・パンク・ジャズとでも言うべき独自の世界を展開しています。いくぶんビートがシンプルになったかな、というのは気のせいで、それで超絶変拍子の曲が超絶技巧の演奏で続くのはこのグループならでは。いわゆるジャスやフュージョンのサウンドとは違いますが、それでもジャンル分けするとジャズの部類になるかな。小埜の咆哮するサックスが時折り響き、これ以上ないくらいのハードなサウンドの曲が続きます。アルバムではギュッと凝縮した曲が続きますが、ライヴでのアプローチはもっと尺を長くして演奏しているかもしれません。そんな中でも静かな場面もあったり緩急がついて変化に富んでます。(24年3月1日発売)

2024/03/19

ジルベルト・ウィズ・タレンタイン/アストラッド・ジルベルト

Astrudgilbertow CTIのSACDも3日目で一段落。ヴォーカルものが続いてどうしようかと思いましたが、さすがCTIらしくどのアルバムも個性的で、何とか聴き通すことができました。特にこのアストラッド・ジルベルトのアルバム、9曲目が「ある愛の詩」(英語の歌詞ではないけど)だったり、親しみやすい曲が多く、気に入ってしまいました。売れセンは悪だ、という考えもあるかと思いますけど、CTIというレーベルはそこに焦点を合わせているようなものなので、それはそれとして、やはりプロデューサーのクリード・テイラーはただ者ではないなあ、と今になっても思い起こさせてくれました。アルバムが発売された当時ってどうだったのかな、なんてことを考えてしまいます・

 

ジルベルト・ウィズ・タレンタイン/アストラッド・ジルベルト(Vo)(CTI)
Gilberto With Turrentine/Astrud Gilberto(Vo)(CTI) - Recorded January - April, 1971. Stanley Turrentine(Ts), Eumir Deodato(Key), Gene Bertoncini(G), Sam Brown(G), Bob Mann(G), Sivuca(G), Ron Carter(B), Russell George(B), Airto Moreira(Per), Joao Palma(Per), Dom Um Romao(Per), Dennis Seiwell(Per) - 1. Wanting Things 2. Brazilian Tapestry 3. To A Flame 4. Solo El Fin (For All We Know) 5. Zazueira 6. Ponteio 7. Traveling Light 8. Vera Cruz 9. Historia De Amor (Love Story) 10 Where There's A Heartache (There Must Be A Heart)

アストラッド・ジルベルトは3、8曲目以外で歌っています。デオダートは作曲も2、7曲目(共作含む)に。収録時間は36分。ここではデオダートがアレンジをしていますが、ブラジル風味の強さに加えて、ロックっぽいアレンジの曲が目立っていて、それがこのアルバムのポピュラー性を上げていると思います。名作「ゲッツ・ウィズ・ジルベルト」をもじったものだと書かれていますが、もっと新しい、’70年代というものをこのアルバムで聴かせてくれています。あまりマニアックに走らず、しかもボサノバよりはもっとポピュラリティーを発揮して、広く購入者がいることを想定したサウンド作りになっているところがいいです。専門的なことを何も知らなくても、すんなり入ってBGMにもできるようなアルバム。CTIらしいのはそういうところ。(21年3月12日発売)

2024/03/17

ボルチモア/ニーナ・シモン

Ninabaltimore 結局、これは買うことはないだろうと思っていたCTIのSACDですが、藤沢のタワーレコードに在庫あるじゃんと思って、つい買いに行ってしまいました。感覚的には渋谷や新宿に出るような感じで片道1時間強なので、そんなに面倒ではなかったです。でも、通販に在庫のあるうちに注文しろ、ですよね。交通費も1,800円ほどかかってしまいました。このアルバム、2面性があって、クロスオーヴァー的な曲と、しっとりとストリングスが前面に出ている曲がほぼ交互に出てきます。でも、そんなところも含めて、さすがCTIらしいアルバムだと思いましたよ。リアルタイムでは全然ヴォーカルものには興味なかったですし。今出会えたことに感謝です。

 

ボルチモア/ニーナ・シモン(Vo)(CTI)
Baltimore/Nina Simone(Vo)(CTI) - Recorded January 1978. David Matthews(P), Al Schackman(P, Tambourine), Jerry Friedman(G), Eric Gale(G), Gary King(B), Will Lee(B), Jimmy Madison(Ds), Andy Newmark(Ds), Nicky Marrero(Per), String Section - 1. Baltimore 2. Everything Must Change 3. The Family 4. My Father 5. Music For Lovers 6. Rich Girl 7. That's All I Want From You 8. Forget 9. Balm In Gilead 10. If You Pray Right

トラディショナルやポップスも巧みに配された、ニーナ・シモンのCTI唯一のアルバム。収録時間は37分。1曲目からいきなりレゲエのリズムで出てきて、このあたりがCTIらしいな、と思わせるところでもあり、この曲を含めて1、3、6、8-10曲目がデヴィッド・マシューズの編曲、そしてストリングを前面に出してしっとりとした2、4-5、7曲目がニーナ自身による編曲。雰囲気が交互に変わってますが、あまり不自然なところはなくて、この時代を象徴するようなサウンド。CTIとしてはかなり遅い時期の録音だったけど、CTIらしさは十分で、今までこのアルバムに出会わなかったのが不思議なくらい。ニーナも7年ぶりのアルバムの発売だったらしいですが、ライナーではあまり気に入ってなかった様子。でも内容は素晴らしい。(21年3月12日発売)

2024/03/02

昨年3月にディスクユニオンに買い取りに出したCD等を振り返る

なんで今になって昨年3月に買い取りに出して、4月16日に買取明細が出たのを振り返るかというと、当時あまり明細を見てなかったからでもあります。買取リスト、紙で打ち出すと200ページ近くあるのでPDFで保存してあるのと、ディスクユニオンのサイトにある検索可能な買取リスト(2年間見れる)もCDなどの枚数が多いと、早朝のようなサーバーが空いている時間でないと待っても開かないこともあって、今思いついたようにやっています(今日はずっとリストのサイトを開けっぱなしにしてありました)。

その時処分した枚数は4,545枚となっていて、そのうち買取価格が2千円超えたのが、本やCDのBOXセットなどを中心に25種。安い価格順に並べ直してみて、価格が100円に満たないもの多数。やはりメリハリの効いた買取価格になっています。LPも十数枚出しましたけど、ヤフオクなどで入手した相場より大幅に買取価格は安かったですね。その分ディスクユニオンのLPの売値も、相対的にヤフオクなどよりは安くなっていそうですが。LPは購入時に郵送料(宅配料)がけっこうかかって、その分の価格も実感としてあるのかもしれません。

1年前のCD等処分で買取価格の1、3番目に高かったのは本。20%アップ分を含む価格。相場は常に変動しているとのことですが。とりあえず、買取価格4,000円以上のものを6つ。ここのは全部BOXセットですが、BOXセットの高価買取はビル・エヴァンスが占めています。

LARS MULLER / WINDFALL LIGHT:THE VISUAL LANGUAGE OF ECM 9,000円

ビル・エヴァンス / シークレット・ライヴ・アット・ヴィレッジ・ヴァンガード CD8枚組 6,000円

STEVE LAKE / HORIZONS TOUCHED THE MUSIC OF ECM 4,920円

ビル・エヴァンス / CONCLUSION - THE LAST COMPLETE COLLECTION 4,800円

ビル・エヴァンス / ザ・ラスト・ワルツ~ザ・ファイナル・レコーディングス・ライヴ・アット・キーストン・コーナー  4,800円

ビル・エヴァンス / ターン・アウト・ザ・スターズ・~ファイナル・ヴィレッジ・ヴァンガード・レコーディングス  4,800円

CDで買取価格の上の方に行くのは、BOXセットなどの複数枚組のものが多かったですが、これは購入価格も高かったので、そう言うものなのか、というところ。自分が持っていた中で一番珍しいCDと思われた1枚ものの「ニューヨーカー/カサンドラ・ウィルソン」はそれでも3,600円いきましたね。自分の中ではSACDハイブリッドは出さない予定でしたが、かなりの枚数紛れ込んでいて、売ってしまいました。

音楽書籍は、上のようにいい値段がつくものと、100円未満のものと大きく分かれました。ジャズ本の高価買取リストに掲載されているようなものに集中して買い取ってもらうのが良いかと思います。本関係は、買い取られる時に、値段がつかないものを聞いて、それを外した上でのこの価格なので、値段のつくものは本当に少ないのかもしれません。

その他、当時は千枚以上100円からの値がついたものがあると、7,500円/50枚のボーナスも付くときでもあって、トータルすると大変お得な買取価格になったものでした。今回のセールでは50枚以上100円からの値がつけば、5,000円/50枚のボーナスになります(今年も今日3月2日から24日までやってます) 。

(夕方追記)1年前に出張買取に来てもらってから、この件でいくつも記事、書いてますねえ(12-13回は書いている)。人生のイベントとしては大きかったし、買取に出したことに未練があるのではないか、とか、解釈はいろいろできますので、お好きなように、どうぞ(笑)。

2024/02/26

ラプソディ―・イン・ブルー/デオダート

Deodato2 CTIのSACDの3日目。1枚あたりの収録時間が30分台と短いアルバムが多いので、先に何とか聴けそうですね。今日のアルバムまでは意外に聴いてなかった(LPでも持っていなかった)アルバムなので、’70年代前半と古いとはいえ、なかなか楽しめました。アレンジャーとしても名をはせているデオダートですが、アレンジ自体は、ボブ・ジェームスの方が好みでした。リアルタイムではボブの1-4枚目までは当初CTIから出ていて、その後、権利を本人が買い取ったと思います。それでもこのアルバムを聴いていると、’70年代前半のクロスオーバーらしく、この時代を感じさせるサウンドで、ちょっと古さも見せつつも、カッコいいとも思ってます。2曲目が静かで、全体のアクセントにもなっています。

 

ラプソディ―・イン・ブルー/デオダート(Key)(CTI)
Deodato 2/Deodato(Key)(CTI) - Recorded April -May, 1973. John Tropea(G), Stanley Clarke(B), Billy Cobham(Ds), Burt Collins(Tp, Flh), Jon Faddis(Tp, Flh), Victor Paz(Tp, Flh), Alan Rubin(Tp, Flh), Joe Shepley(Tp, Flh), Marvin Stamm(Tp, Flh), Wayne Andre(Tb), Garnett Brown(Tb), Tony Studd(Btb), Jim Buffington(French Horn), Brooks Tillotson(French Horn), Joe Temperley(Bs), Jerry Dodgion(Fl), Hubert Laws(Fl), George Marge(Fl), Romeo Penque(Fl) - 1. Nights In White Satin 2. Pavane For Dead Princess 3. Skyscrapers 4. Super Strut 5. Rhapsody In Blue

3-4曲目がデオダート作曲、2曲目がラヴェルの「なき王女のためのパヴァーヌ」、5曲目がガーシュインの「ラプソディ―・イン・ブルー」と、クラシック曲が多いのも、レーベルの方針か。収録時間は34分。1曲目は静かにブルージーに始まって、アップテンポになり、ワンコードっぽくカッコよく展開していく、当時のクロスオーバーらしさ満載の曲。そしてまた静かな方向から盛り上がるという趣向。いかにもクラシックからのアレンジという、渋いアレンジでせまってくる哀愁度満点の2曲目、ファンクネスとホーンの参加の塩梅がなかなかいい感じの、ノリの良い3曲目、やはりこれも当時のクロスオーバーという感じで、いかにもな感じが逆に心地良い4曲目、5曲目の有名曲も、思いっきりクロスオーバーして遊び倒している感じ。(21年1月20日発売)

2024/02/25

春の祭典/ヒューバート・ロウズ

Huberttherite CTIのSACDのシリーズの2日目。発売年が’20-21年なので、まあ、一部はタワーレコードの店舗に買いに行ったにしても、よく必要な分だけ手に入ったな、と思います。さて、この「春の祭典」、昔LPでは持っていなくて、なぜか初聴きだったようです。’71年録音でここまで徹底してアレンジをかませて演奏するジャズはなかなかないんではないかと思います。アルバムの収録時間は30分と短いけれど、濃いアレンジのおかげで短さを感じるようなことはありませんでした。ここでも、ボブ・ジェームスとかジャック・ディジョネットとか、以前から追っかけしているミュージシャンが参加してましたね。さっそくホームページのリストの方も補強しておきました。

 

春の祭典/ヒューバート・ロウズ(Fl)(CTI)
The Rite Of Spring/Hubert Laws(Fl)(CTI) - Recorded June 1971. Gene Bertoncini(G), Stuart Scharf(G), Dave Friedman(Vib, Per), Bob James(P, Key), Ron Carter(B), Jack DeJohnette(Ds), Wally Kane(Bassoon), Jane Tayler(Bassoon), Airto Moreira(Per) - 1. Pavane 2. The Rite Of Spring 3. Syrinx 4. Brandenburg Concerto No.3, 1st Movement 5. Brandenburg Concerto No.3, 2st Movement

フォーレのパヴァーヌ、ストラヴィンスキーの春の祭典、ドビュッシーのシランクス、バッハのブランデンブルク協奏曲第3番と、全編にわたってクラシックを取り上げているアルバム。収録時間は30分。とは言うもののイージーリスニング的にクラシックのクロスオーヴァー化をしているだけではなくて、2曲目の春の祭典の一部のように、少しハードな取り上げ方をしている面もあります。アレンジはドン・セベスキー。彼のアレンジはなかなか協力で、単にテーマだけでクラシックを使用するだけではなくて、曲全体のジャズとクラシックのバランスをうまくとっています。これはクロスオーヴァーとしても画期的なアレンジで、’71年に良くここまで徹底したアレンジをしているなあ、という印象。どの曲も凝っているけど、バッハが強い印象。(21年1月20日発売)

2024/02/21

タワーレコードのCTIのSACDハイブリッド盤を7枚購入

240220cti1 240220cti2 結局、昨年暮れからまとめて購入したタワーレコード限定のSACDハイブリッド盤、2か月弱で31枚になってしまいました。その良さが分かるのか、果たしていいのか良くないのか、私の駄耳では判断のつかないところもあって、もうこれ以上は購入をストップしようと思います。今回はCTIのうち、欲しいもの3枚が通販では購入できなかったのですが、一番近場の、駅前のタワーレコードでその3枚が在庫ありで、定価だし、ポイントはあまりつかないけど買ってきました。この3枚は以前にブログで掲載しています。Amazon Musicのストリーミングでは、探してもなかったような気もするので、キングさん、ここでも音源だしてないのかなあ、なんて思ってます。あと、CTIはCDの廉価盤がけっこう出ていて、高価なSACDに手を出すメリットは?とも考えてます。

アランフェス協奏曲/ジム・ホール

枯葉/チェット・ベイカー

モントルーII/ビル・エヴァンス

そして、下記のものは、今まで持っていなかったか、LP時代の昔に持っていて処分してしまったもので、ブログにはアップしていません。

ピュア・デスモンド/ポール・デスモンド

春の祭典/ヒューバート・ロウズ

ラプソディ―・イン・ブルー/デオダート

グッドバイ/ミルト・ジャクソン

いい加減に繁忙期できついので、あと新譜を2枚聴いたら、この上記の4枚はしばらくして余裕ができたら、ということにしようと思ってます。この4枚は通販で割引とポイントアップの時に購入しました。そして、下記も有名盤ではあるのですが、ヴォーカルものであまり今までも縁がないということで、そちらは購入予定はありません。これで、一連の熱病状態が落ち着いてくれることを祈ってます。(追記)結局買ってしまいましたが。

ボルチモア/ニーナ・シモン

ジルベルト・ウィズ・タレンタイン/アストラッド・ジルベルト

ストーン・フラワー/アントニオ・カルロス・ジョビン

2024/02/19

Karnevel!/Scott Henderson

Scottkalne新譜がパラパラと来ているので、繁忙期ゆえ更新出来たらするということでお許しを。スコットヘンダーソンは、HMVのサイトを見るとレーベル名が書いてあるけど、CD自体には書かれてないので、自主制作という解釈で合っているのかな?3作目だったと思う、確か。ジョン・スコフィールドのようにジャズ寄りになっていくのもいいけれど、スコット・ヘンダーソンはずっとハードコア・フュージョンでやってきているところが、またいいなあ、と思います。時にブルースに寄ったこともありましたが。最近こういうサウンドをあまり聴いてなかっただけに、彼のアルバムが久しぶりに出てうれしいですね。基本、ギター・トリオですが、音の厚みもありますし。

 

Karnevel!/Scott Henderson(G)(自主制作)(輸入盤) - Released 2-24. Rmain Labaye(B), Archibald Ligonniere(Ds), Scott Kinsey(Electric Per), Roland Gajate Garcia(Conga) - 1. Step Right Up 2. Karnavel! 3. Haunted Ballroom 4. Covid Vaccination 5. Puerto Madero 6. Sea Around Us 7. Sky Coaster 8. Greene Mansion 9. Bilge Rat 10. Acacia 11. Carnies' Time

(24/02/17)全曲スコット・ヘンダーソンの作曲。収録時間は66分。以前はブルース色も強かったんですが、ここでは主にハードコア・フュージョンで攻めています。ファンク度合いもエレキ・ベースとドラムスとのコンビネーションが良くて、いいノリを出しています。ギターのフレーズも往年の彼の演奏を思い出すような思い切りのいいもので、こういう音楽を好きな人は多いんじゃないかな。けっこうマニアックな感じはしますけど。タイトル曲の2曲目は5拍子の曲だけど、自然な感じでファンクしています。ただ、収録時間が長いアルバムなので、聴く方にも体力がいるかも。また、時々オーバーダブをしているようなところも。それでも聴いている分には聞き流してしまうようなギター・トリオメインのサウンドになってます。かなり好演盤。

2024/01/14

ブライトネス/クリヤ・マコト/安井源之新/リズマトリックス

Rhythmabright新年の新譜が届きました。リズマトリックスとしては15年ぶりの発売。インディペンデント・レーベルからの発売だけど、これは割と売れるんじゃないかな。とにかくゲストや参加ミュージシャンが豪華で、知っている曲が散りばめられていて、なおかつボーダーレスになる時があって、その区別があまりつかないところも64分を聴かせてしまう要因になっているのではないか、と思います。ブラジル系とフュージョンの間を行ったり来たりしますけど、そのあたりのリズムの塩梅もなかなかいい感じ。聴いていて心地良いんだけど、それだけでは済まさないもんね、という強い意志が感じられて、それでも聴き流すだけでもけっこう快適でもあります。

 

ブライトネス/クリヤ・マコト(P、Key)/安井源之新(Per)/リズマトリックス(Jump World)
Brightness/Makoto Kuriya(P, Key), Gennoshin Yasui(Per)/Rhythmatrics(Jump World) - Recorded 2022-2023. Kotetsu(Vo on 5, 9), 上田裕香(Vo on 1, 14), マルセロ木村(Vo on 4, G on 4, 10), Minica Salmaso(Vo on 8), VieVie(Vo on 12), Benjamin Legrand(Vo on 12), 納浩一(B on 1-2, 5, 10, 13), 早川哲也(B on 8-9), 鳥越啓介(B on 6), 高橋佳輝(B on 14), Daniel Boeder(Ds on 1-2, 10), 則竹裕之(Ds on 5-6, 13), 大槻"Karta"英宣(Ds on 8-9), マサ小浜(G on 6), Teco Cardoso(Fl on 2, 10), 中村恵介(Tp, Flh on 6, 14), 松井秀太郎(Flh on 13), クラッシャー木村ストリングス(Flh on 2,4-6, 8-10, 12-13),, 安倍恵子ストリングス(on 14) - 1. 5 spot 2. Brightness 3. Lucky-88 - intelude 4. Passando, Feat. Marcelo Kimura 5. I Can Recall Spain, Feat. Kotetsu 6. Sunday's Sun 7. Take Off - Interlude 8. Agua De Beber, Feat, Monica Salmaso 9. Lush Life, Feat. Kotetsu 10. Jabra 11. Lucky 77 - Interlude 12. Un Homme Et Une Fenne Feat, VieVie, Benjamin Legrand 13. Jive Love 14. Berinbou, Feat. Yuka Ueda

有名な曲も織り交ぜて、クリヤ・マコトと安井源之新の作曲ないしは共作が多め。収録時間は64分。基本的にブラジル、ボッサにファンクやフュージョン的なリズムも絡んで、聴きやすいんだけど硬派なサウンドに仕上がっています。途中に有名な曲もはさみこまれていますけど、それと自作曲とがうまく融合していて、曲ごとに飛び出している感じはあまりない。それにしても、交替で参加するメンバーの豪華なこと。ここまで豪華になると、誰が何曲目の演奏かはどうでもよくなります。1曲目は派手な変拍子フュージョンと思いきや9曲目は出だしでピアノをバックに歌うヴォーカルという組み合させて、流れの一体感を持たせながらも、変化をつけています。ヴォーカルも入れ替わり立ち替わり登場するのもミソ。けっこう豪華盤。(24年1月10日発売)

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