Opera 8/Claudio Scolari Project
イタリアからアルバムが届きました。欧米ではストリーミングやダウンロードが日本に比べてCDよりは割合的にだいぶ多いので、このアルバムもストリーミングで聴けることを確認しました。日本ではあまり名前の知られていないグループですが、検索して良かったら聴いてみてください。基本的にはフリーの要素も強めなファンクグループだと思っているのですが、引き出しが多く、今回は特に、ジャズ、クラシック、フリーインプロヴィゼーションなど、曲によっていろいろなサウンドを聴くことができます。最近のLPの長さに合わせてCDも40分台の収録ということはなく、67分も聴けるので逆にお得感は強いです。周りを見渡しても、このグループの音が独特なので類似のサウンドがあまり見当たらないのですが、まずは聴いてみてください、ということで。
Opera 8/Claudio Scolari(Ds. Synth Prog) Project(Principal Records)(輸入盤) - Recorded December 2023. Daniele Cavalca(Ds, Live Synth, Key, P), Simone Scolari(Tp), Michele Cavalca(B) - 1. Harmonic Canopy 2. Eclectic Groove Expedition 3. Decisive Crossroad 4. Let It Flow 5. Necessary Loneliness 6. Walking Distance 7. Celestial Revelation 8. Moving Particles 9. Mood, Skin & Brass 10. Primordial Forces 11. View From Above
(24/05/10)全曲Claudio ScolariとDaniele Cavalcaの共作。プロジェクトの8枚目のアルバム。収録時間は67分。基調はスローないしミディアムテンポのワンコードのファンクが多いのだけど、他にもジャズ(5曲目)やクラシック(7曲目)などの影響を感じさせる曲も。その中をドラムスはじめ、トランペット、鍵盤楽器、エレクトロニクスなどが時に漂い、時にアクセント的に前面に出てきて、アドリブはじめ演奏の自由さ(9曲目)とともに印象的なサウンドやメロディ(10曲目など)を聴かせてくれます。基本的にはトランペットがリード楽器なので、そのメロディも聴く人に心地良さをもたらしてくれます。傾向としてはシリアスな演奏で、適度な緊張感を聴く人にもたらしています。曲によって趣向が違い、いろいろなファンクを味わえます。
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