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カテゴリー「フュージョン・ファンク」の637件の記事

2020/09/25

Conspirency/Terje Rypdal

2658 いよいよ久しぶりに届いたECMの新譜に行きます。今年はコロナ禍の影響もあってか、ここ数年40-50枚ぐらい出していたのが、ガクッと新譜の枚数が減りました。出費もその分減りましたけど、やはり行けるとこまで突っ走ってほしいな、と思うのが正直なところ。ここではテリエ・リピダルのアルバムが、久しぶりなのかどうか、いわゆるロックの4人編成で出ています。ただ、ECMレーベルのせいだからか、ロック的なサウンドはタイトル曲の3曲目だけ、ということになっていて、あとはゆったりとしたサウンドが続きます。このあたり、ECM的でいいか、何か物足りないのか、意見が分かれるところだとは思いますけど、個人的には好きなサウンド再び、という感じですね。

 

Conspirency/Terje Rypdal(G)(ECM 2658)(輸入盤)- Recorded February 2019. Stale Storlokken(Key), Endre Hareide Hallre(B), Pal Thowsen(Ds, Per) - 1. As If The Ghost... Was Me!? 2. What Was I Thinkinh 3. Conspiracy 4. By His Lonesome 5. Baby Beautiful 6. Dawn

(20/09/24)全曲テリエ・リピダルの作曲。収録時間は35分と短め。エレキ・ギターとエレキ・ベース、キーボードを擁するロック的クァルテット編成ながら、ギターもベースも出てくる音は主にゆったりとしたヴァイオリン奏法とでも言うのか、幻想的なサウンドに時にドラムスがフリーっぽく絡むという構図で、いかにも彼ららしい音を出すバンドになっています。彼のECMらしさというのも出ていて、1-2、4、6曲目は、そのゆったりとした広がりのあるサウンドの中でさまよう雰囲気を作り出しています。5曲目はプラス盛り上がり。サウンドカラーもやや明るめだったり、ほんのりと暗さが漂っていたりと、このゆったりさが彼らの個性として際立ってます。ただ、3曲目のタイトル曲はミキシングで抑えられてますが、モロにロックの演奏。

2020/09/24

Live At The Village Vanguard Vol.1 (The Embedded Sets)/Steve Coleman And Five Elements

Stevevillage このアルバムの方が後に届いたのですが、実はスティーヴ・コールマンのこのアルバム、’18年の8月発売だったのだけど、情報をキャッチできなくて、やっと今になって注文したというわけ。それにしても、収録時間がCD2枚組で152分というのに、価格はCD1枚分で買えたというのはなかなかありそうでなさそうなことではありますが。たまたま予定が半日ぽっかりと空いてしまったため聴くことができたのですけど、そうでなければ休日ではないと聴く体力がなかったと思います。相変わらずずーっと続いている彼の世界は、人によって好き嫌いは出てくると思いますけど、私は’80年代から染まってきただけに、この独特な変拍子ファンクを浴びていたい、と今も思ってます。

 

Live At The Village Vanguard Vol.1 (The Embedded Sets)/Steve Coleman(As) And Five Elements(PI Recordings)(輸入盤)- Recorded May 19-21, 2017. Jonathan Finlayson(Tp), Miles Okazaki(G), Anthony Tidd(B), Sean Rickman(Ds) - [CD1]Embede A (First Set): 1. Horda 2. Djw 3. Little Girl'll Miss You - Embedded #1 4. idHw 5. twf 6. Figit Time 7. Nfr 8. Little Girl'll Miss You 9. Change The Guard [CD2] Embed B (Second Set) 1. rmT - Figit Time 2. Nfr 3. idHw 4. twf 5. Horda 6. Embedded #1 7. Djw 8. rmT - 9 to 5

(20/09/23)CD1枚目の6曲目、2枚目の1曲目後半はDoug Hammond作、CD1枚目の3曲目前半、8曲目がBunky Green作の他は全曲スティーヴ・コールマン作。収録時間が152分と非常に長く、2つのセットに分けてのCD2枚組ライヴの発表だけど収録日が3日あるので、ベストテイクをつなげたものと予想(だからはめ込み?)。相変わらずの変拍子ファンクだけど、すでに肉体の中にしみついているようで、ノリはいいんだけど何拍子か分からないところもあるのは相変わらずすごいと思う。メロディがどうとか言うより、もはや彼自身の音楽と聴いて分かるのがさすがと思う。M-BASEは’80年代に流行ったけど、相変わらずその中心で生き延びてきたのは素晴らしいと思えるほどに、独特な音楽、サウンドになっています。

2020/09/13

ブログ、なかなか再始動できず

ちょっとバタバタしていたこともありますが、なかなかブログの新しい企画が決まりません。主な理由として、ブログ以前にホームページがありますが、先日まで目標としていた、ジャズやフュージョンの購入アルバムを含めて’99年1月以降のものがコメントの手直しが終わってしまっていて、コメントが短いままですけど、国内盤は’96年9月以降の購入のもの、輸入盤は’98年4月以降のもの(それ以前は輸入盤自体買うことが少なかった)については、全部コメント済みということがあります。つまり自分の手持ちのCDで、それ以降のものはほぼ100%に近くネットにアップしているというわけで、都合24年分、頭の中にというよりはネットに記憶があるという状態。

新譜に活路を見出したいところでもありますけど、今年は特に欲しいアルバムが少なくて、最近久しぶりに8枚まとめて注文しましたが、そろうのが10月10日の予定で、それまではぼつぼつと1-2枚新譜が来ればいいかなあ、という感じでもあります。ストリーミングを武器にバンバン書いていけばいいじゃない、という意見もありますけど、やはりCDのサイトはCDで出来るだけ完結したいなあ、ということもあります。もともと昔は予想していなかったCDの衰退という局面もあって、CDが無くなったら、私もゆっくりするかなあ、なんてことを漠然と考えてました。

ただ、やりたいことがないわけじゃなくて、また、例えば富樫雅彦らの’98年以前のCDでブログにアップしていないCDもあったりするので、こういうところから少しずつ広げてブログをまたやっていこうか、とか、考えてはいます。今まではライフワーク的な目標があって、20年以上それに取り掛かっていましたが、いざ、それが達成されてしまうと、次を探すのが難しいです。

あとは以前手直ししていたアルバムコメントの再手直しも興味がありますが、今までの手直しの時も、なるべく前のコメントを生かして書き足していたこともあって、全く最初から書き直しって、そんなに多くないんですね。ただ根っからのジャズ・フュージョン好き、ブログ好きでもありますので、エンジンがかかってしまえば、また続くんではないかと思います。今しばらくお待ちください。

2020/08/20

Dance Singles/Herbie Hancock

Herbiedancesハービー・ハンコックも終わって、これで全部終わり、やれやれ、と思っていたら、あとから1枚どこに入れていいのか分からないアルバムが出てきました。正式なリーダー作ではないのですけど、シングル・コレクションのアルバム。アナログ時代はショート・ヴァージョンやロング・ヴァージョン、はたまたリミックスのシングル(あるいは12インチシングル)が、例えばアメリカだけどか、英国だけとか、出ていたことが多かったのです。特にダンス系は。それを集めたアルバムがこれ。個人的には時期的にあまり思い入れのあるものではありませんけれども、その中でも「カメレオン」の14分にわたるロング・ヴァージョンのリミックスの曲が印象に残りました。

 

Dance Singles/Herbie Hancock(Key, Synth, Vovoder, etc)(Sony) - Released 1995. 1. Rock It (U.S./12inch Short Version) 2. Magic Number(U.S./Single Version) 3. Lite Me Up!(U.S./Single Version) 4. I Thought It Was You(U.S./Single Version) 5. It All Comes 'Round(U.S./Single Version) 6. Go For It(U.S./Single Version) 7. Tell Everybody(U.S./Single Version) 8. Everybody's Broke(U.S./Single Version) 9. Vibe Alive(U.S./Single Version) 10. Hard Rock(U.S./12inch Shoprt Version) 11. The Bomb(U.S./Short Version) 12. Mega Mix(U.S./12inch Version) 13. Chamereon (1983 Re-Mix)(U.K./12inch Only Version)

ハービー・ハンコックのシングルを集めたアルバム。CDでは’95年に出ています。だいたいのアルバムはLPやEP時代に出ていて、シングル・ヴァージョンとか、12インチ・シングル・ヴァージョンとかで、長さが調整してあって、単体で売りやすいようになっています。この中でも12-13曲目は少し珍しいんだそうで、特に13曲目は’70年代前半の「カメレオン」をリミックスした上に14分の長い曲に仕立て上げていて、しかもこのアルバムの中では少々時代をさかのぼったファンク時代の曲で、U.K.だけで発売されていただけに、けっこう珍しいようです。さすがに売れセンの曲をこれだけ揃えられるとおなかいっぱいになってしまいますが、こういう時代もあったのは、記憶に残るべきことかもしれません。売れていた時代の曲たち。

2020/08/17

Dis Is Da Drum/Herbie Hancock

Herbiedisisda ハービー・ハンコックのリーダー作の24日目。時代は’90年代に入り、だんだんリーダー作も間隔が開く代わりに大作になってきたような気がします。CDを買うようになってからは、ハービーの新譜ではほぼヒップホップ系だったので、昔のジャズのアルバムを聴きつつ、このアルバムが出たときは小躍りしたような記憶があります。パーカッション重視のサウンドとはいえ、ある意味こちら方面の集大成的な意味合いを持っているなあ、と思ったものでした。でもこれでもやはりジャズやフュージョンというよりは、もっと一般向けを意識したアルバムの作り方だったのかなあ、と考えられますけど。まあ、収録時間も長くなったし、聴きごたえはありました。

 

Dis Is Da Drum/Herbie Hancock(P, Key, Synth)(Mercury) - Released 1994. Wallace Roney(Tp), Bennie Maupin(Ts), Wah Wah Watson(G), Frank Thibeaux(B, G), Darrell "Bob Dog" Robertson(G), Ken Strong(Ds), Will Kennedy(Ds), Will "Rock" Griffin(Synth), Bill Summers(Per), Miyayi Asiedu(Per), Mars Lasar(Sound Design), Darrel Smith(Key), Airto Moreira(Per), The Real Richie Rich(DJ), Francis Awe(Vo), Hubert Laws(Fl), Lazaro Galarraga(Vo) - 1. Call It 95 2. Dis Is Da Drum 3. Shooz 4. The Melody (On The Deuce By 44) 5. Mojuba 6. Butterfly 7. Juju 8. Hump 9. Come And See Me 10. Rubber Soul 11. Boba Be Da 12. Call It 95 Remix 13. Mojuba Remix

6年ぶりのリーダー作。ハービー・ハンコックを含む共同作曲は1-2、5-6、9-13曲目で、他の曲も共同名義になっています。収録時間は65分。重低音が強調されたサウンドの上をジャズ、ラップ、ファンク、アフリカンとさまざまな語法が飛び交います。タイトル通り、リズムがけっこう濃いものとなっています。ビル・サマーズとの共同プロデュースが理由か。ヒップホップとかファンク、ディスコ路線の、ハービー流のサウンドのひとつの頂点かも しれません。トランペットやテナー・サックス、生ピアノなどの演奏が時々耳に入ってくるのが意外。そういう意味ではジャズの要素も少し。4曲目など、ラップとファンクとジャズが同居していてカッコ良い。6曲目でおなじみ「バタフライ」も盛り上がり、かつ、渋め。最後の2曲はリミックス。

2020/08/16

Perfect Machine/Herbie Hancock

Herbieperfect ハービー・ハンコックのリーダー作の23日目。このアルバムでヒップホップ第3弾です。さらにだいぶ後になって「Future 2 Future」(’01年)も作っているので、もう、彼の当時の柱のひとつと言っていいのかもしれません。個人的にはディスコ、ヴォーカル路線までなら今は何とか、と思ってますが、このアルバムはCDで当時リアルタイムで買って聴いてました。でもやっぱりジャズ・ミュージシャンとしてのハービーとは何か違う、とも思っていたんだろうとは思いますけど。もうこのあたり、今回聴くのは20年以上ぶりのものが多いので、確かに興味深くは聴けていて、当時は知らなかったことまで分かってきましたけれども。

 

Perfect Machine/Herbie Hancock(Key, Synth, etc)(Sony) - Released 1988. William Collins(B), Sugar Foot(Vo), Nicky Skopelitis(Ds), DST(Turntables), Mico Wave(Synth, B), Jeff Bova(Synth) - 1. Perfect Machine 2. Obsession 3. Vibe Alive 4. Beat Wise 5. Maiden Voyage/P. Bop 6. Chemical Residue

ビル・ラズウェルとの共同プロデュースの打ち込みサウンド第3弾。いかにもリズムが打ち込みダンスアルバム、といった内容で、この方向で進化しています。ただ、ヒップホップとしての音楽性も以前よりは洗練されたものになってきています。1曲目のタイトル曲は、タイトな打ち込みのリズムの上を流れるようなメロディ。普通にアレンジしても印象深い曲かも。そして、数曲についてはヴォーカルやヴォコーダー・ヴォーカルが入っています。3曲目など、曲としては良いと思うのですが、その強烈なアレンジから、聴く人を選ぶかなあと。4曲目はエレクトリック・ベースなのでホッとしました。5曲目は現代版「処女航海」で、これもけっこうスゴいアレンジ。これを好きかどうかはお任せします。6曲目は地味ながらメロディアスで渋い展開。

2020/08/14

Sound-System/Herbie Hancock

Herbiesound ハービー・ハンコックのリーダー作の21日目。今日もヒップホップのアルバムです。ただ、こちらの方はフォディ・ムサ・スソのカリンバとかパーカッションなどで、何曲かはアフリカンな感じが出ていて、そこが前作とは違うところかなあ、と思います。収録時間は33分で短いですけど、けっこう密度が濃い感じで、もっと長く聴いていたように思いました。5曲目はT. Thomas作となってますが、当時ヒットしていた曲でしょうか。ライナーにはこのあたりのことが言及されてなかったので。個人的には打ち込みは苦手なんですが、久しぶりに聴いている分には、なかなかいい感じで聴けました。

 

Sound-System/Herbie Hancock(Key, Synth, etc)(Sony) - Released 1984. Bill Laswell(B), D.St.(Turntables), Nicky Skopelitis(G), Henry Kaiser(G), Daniel Ponce(Bata), Rob Stevens(XMD), Will Alexander(Prog), Foday Musa Suso(Per), Wayne Shorter(Ss, Lyricon), Toshinori Kondo(Tp), Aiyb Dieng(Ds), Anton Fier(Ds), Bernard Fowler(Vo) - 1. Hardrock 2. Metal Beat 3. Karabali 4. Junku 5. People Are Changing 6. Sound-System

打ち込みサウンド第2弾。収録時間は33分。ハービー・ハンコック作が2曲目、ビル・ラズウェルらとの共作が1、4、6曲目、他の共作が2曲目など。より洗練されたヒップホップのアルバム。1曲目の「ハード・ロック」はシングルカットもされただけあって、ノリノリの曲。この曲で踊った人もかなりいるのでは。曲によってはエスニックな感じも強く、3曲目などはアフリカン調の曲で、生ピアノが目立つのは意外。4曲目は何と!オリンピックの公式テーマ曲だとのこと。ヴァージョンは公式のものと違うそうですが。そう言えばいろいろなミュージシャンが4、6曲目は当時の先端サウンドだけでなく、エスニック色や様々な要素も織り込んだ集大成的サウンド。5曲目は比較的オーソドックスなヴォーカル入り。時代が創ったサウンドですね。

2020/08/11

Future Shock/Herbie Hancock

Herbiefuture ハービー・ハンコックのリーダー作の20日目。ここでヒップホップが出てきます。この頃割とリアルタイムで聴いてはいますけど、元々は自分でも楽器をいじったりしていたので、ポップになるのはいいんだけど、音楽観的に出来上がってもいたから(まだ学生だったですけどね)、打ち込み系は、やっぱり苦手だったんです。しかもターンテーブルの音も。でも当時以降はボブ・ジェームスその他、多くのミュージシャンが打ち込みやってますよね。今改めて聴くと、ハービーのキーボードのフレーズがカッコ良かったりするのに気が付いたり楽しみもありますけど、やはりこれは1回聴けばいいかなあ、と個人的には思います。その後音楽的には融合していくんですけどね。

 

Future Shock/Herbie Hancock(Key, Synth, etc)(Sony) - Released 1983. Bill Laswell(B), Michael Beinhorn(Synth), Grand Mixer D.ST(Turntables), Danniel Ponce(Bata), Dwight Jackson Jr(Vo), Bernard Fowler(Vo), Pete Cosey(G), Sly Dunbar(Ds, Per), Lamar Wright(Vo), Bernard Fowler(Vo) - 1. Rockit 2. Future Shock 3. TFS 4. Earth Beat 5. Autodrive 6. Rough

ハービー・ハンコックとビル・ラズウェルとマイケル・バインホーンとの共作が5曲(1、3-6曲目)、タイトル曲の2曲目はカーティス・メイフィールド作。収録時間は38分。ヒップホップの分野では最初に売れたアルバムらしいです。打ち込みサウンドとターンテーブルが思いっきり出てくる当時としては非常に新しいアルバム。特に1曲目の「ロックイット」はジャズ以外でけっこうヒットしたらしく、なるほど、と思わせます。ただしタイトル曲の2曲目はドラムが打ち込みでなくヴォーカル入りなので、意外にオーソドックスな感じです。ここは作曲者の違いで、ディスコやソウルのようなサウンド。6曲目は従来系と打ち込み系の中間か。他の曲はやっぱり思いっきり打ち込み系。ここで思い切って舵を切ったのはセールス的にはよかったかも。

2020/08/10

Lite Me Up/Herbie Hancock

Herbielitemeハービー・ハンコックのリーダー作の19日目。いやー、ポップなアルバムが出来上がってしまいました、しかもミュージシャンにスティーヴ・ルカサーその他有名な人が多く参加しています。ハービー自身が参加していない曲もあったり、クレジット見ているとキーボードの表記がなかったりしていますが、8曲目の終わりの方に明らかにキーボードを弾いている演奏があるので、いちおうKeyと入れておきました。ここまでくると誰のアルバムか分からないような気もしますけど、ハービー色ってどうなんでしょうね。ロッド・テンパートンのリズム&ヴォーカルアレンジの曲が多いので。でもポップアルバムとしては上質な方だと思います。

 

Lite Me Up/Herbie Hancock(Vocoder, Vo, Key, etc)(Sony) - Released 1982. Steve Lukather(G), John Robinson(Ds), Louis Johnson(B), Paulinho Da Costa(Per), Wayne Anthony(Vo), Jerry Hey(Tp, Flh), Patti Austin(Vo), David Williams(G), Michael Boddicker(Synth), Jeff Porcaro(Ds), Abe Laboriel(B), Jay Graydon(G), David Foster(P), Bill Champlin(Vo), Narada Michael Walden(Ds), Randy Jackson(B), Corrado Rustici(Synth), Frank Martin(Vo), Chuck Findley(Tp, Tb), Paulette McWilliams(Vo), Patrice Rushen(Vocoder) - 1. Lite Me Up! 2. The Bomb 3. Gettin' To The Good part 4. Paradise 5. Can't Hide Your Love 6. The Fun Tracks 7. Motor Mouth 8. Give It All Your Heart

完全にポップというか、ディスコのアルバムになってしまいました。全曲がヴォーカル入り。38分収録で8曲なので、ポップス的な曲の長さでもあります。8曲中6曲(1-3、6-8曲目)がロッド・テンパートンの曲(ハービー・ハンコックとの共作を含む)ということからもそのことがうかがえます。4-5曲目はハービーと他の人との作曲。ただし、ジャズの視点を離れて、そういうものだと思って聴くと、けっこうノリも良くてメロディも良いアルバムだとは思います。演奏者としてのハービーはほぼヴォーカルやヴォコーダーのクレジットのみで、参加していない曲もあって、ある意味ここでは作り手側にまわっているのだと思います。けっこう売れたであろう内容ですけど、ここはジャズやファンク的な視点は入れずに聴いておくのがいいのかも。

2020/08/09

Monster/Herbie Hancock

Herbiemonst ハービー・ハンコックのリーダー作の18日目。前作「Mr. Hands」と次の「Magic Windows」は以前紹介済みなので、このアルバムになります。完全にヴォーカルアルバムですね。でもこういうアルバムも好きなんですよね、たまに聴く分には。もうターゲットはジャズ・フュージョンのファンではなくて、完全に一般のファンで、しかもヒットチャートを目指している、という感じでしょうか。このブログをご覧になっている方には退屈な方もいらっしゃるかもしれませんが、もうしばらくご辛抱を。と言いつつ、ホームページのコメント手直しもあと7枚でそのまま先をまだ考えてないので、ジャズに戻りきらずに特集終了になってしまうかもしれませんけど。

 

Monster/Herbie Hancock(Key)(Sony) - Recorded 1979 and 1980. Alphonse Mouzon(Ds), Freddie Washington(B), Wah Wah Watson(G), Sheila Escovedo(Per), Devadip Carlos Santana(G on 1), Ray Parker Jr(G on 2), Randy Hansen(G on 4, 6), Oren Waters(Vo on 3), Bill Champlin(Vo on 6), Greg Walker(Vo on 1, 5), Gavin Christopher(Vo on 2, 4), etc. - 1. Saturday Night 2. Stars In Your Eyes 3. Go For It 4. Don't Hold It In 5. Making Love 6. It All Comes Round

1-3曲目はハービー・ハンコックの共作で、4-6曲目は他人の作品。収録時間は42分。とうとう本職のヴォーカリスト達まで全曲で起用してしまった本格的なヴォーカル・アルバム。曲の作りは、よりポップになって当時のヒットチャートを賑わせそうな感じです。ギタリストも曲に合わせて起用しています。本格的なディスコや曲によってはロックのアルバムとも言えますね。1曲目に参加のカルロス・サンタナのギターが渋く泣いています。これでもかと言わんばかりのノリノリの曲が多いので、これはこれで爽快です。ただ、ジャズやフュージョンとの接点は?と言われると、ちょっと遠いところへ行ってしまったのかなあ、という感じも少々。それでもアレンジはけっこう高度で、いろいろ聴いているとオッとなるところもけっこうあります。

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