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カテゴリー「ジャズ」の1000件の記事

2022/12/01

Book Of Innocence/Stefano Travaglini/Achille Succi

Stefanobookof イタリアから新譜が届いたので、先に聴きます。Stefano Travagliniのアルバムはなかなかいいのですが、あのディスクユニオンでもほとんど扱っていないので、まず聴いてみたい方はストリーミングで聴いてみることをお勧めします。もう年間ベスト3は出してしまったのですけど、もう少し前に届いていたら、ベスト3か次点かに入っていた可能性が強いですね。誤解を恐れずに言うなら、ECMに激しい部分も持たせていて、少しほの暗い感触と、温度感の低さがなかなか魅力的です。パット・メセニーのトラベルズも入っていますけれども、曲名を見てなければオリジナルだと思っていたでしょうね。自分的にはだいぶ好みです。

 

Book Of Innocence/Stefano Travaglini(P)/Achille Succi(Bcl, As)(Notami Jazz)(輸入盤) - Recorded September 6 and 7, 2022. - 1. Rothko 2. Bauci 3. Silent Moon 4. Polymorph 5. Travels 6. Vipassana 7. Turning Tables 8. Blues For Days To Come 9. Book Of Innocence

(22/11/29)5曲目がパット・メセニー作で、他は全曲Stefano Travaglini作。収録時間は53分。ホーンとのデュオで、1曲目から現代音楽のような激しいピアノの左手でのフレーズの連打が強力で印象的。2曲目からも少し浮遊感を伴いつつ、硬質でなお印象的なピアノの音が魅力的。アルトサックス、バスクラリネットを使い分けるAchille Succiも現代ジャズを吹くには適材適所。静かな場面や激しい場面がありつつも温度感の低いジャズ。静かな場面では、2人の叙情性が出ていて、いかにもヨーロッパのジャズという感じです。5曲目のみメセニーの曲だけど、これも静かでオリジナルのような響き。ある意味時にクラシックでアルペジオのように激しく動くピアノの左手に魅了されます。それでいてメロディアスなところがいい。

2022/11/30

Reel Life/Sonny Rollins

Sonnyreell ジャック・ディジョネットのサイド参加作。気になるドラマーを追いかけていると必ず当たるソニー・ロリンズのアルバム。ここでもそうでしたが、誰がサイドのミュージシャンになろうと、相変わらずマイペースで吹き続けているロリンズというのもなかなか。もちろんディジョネットのドラムらしさも出ていますけど、やっぱりロリンズ節で吹いているのはすごいよなあ、としか思えません。この時期もけっこうアルバムを出し続けていますけど、ちょっと聴きにはどのアルバムを選んでも同じような気もするし、ロリンズはやっぱり’50-60年代のアルバムの方が実際に売れているんでしょうね。でも、こういうの、好きなんです。

 

Reel Life/Sonny Rollins(Ts)(Milestone) - Recorded August 17-22, 1982. Bobby Broom(G), Yoshiaki Masuo(G), Bob Cranshaw(B), Jack DeJohnette(Ds), Lucille Rollins(Cowbell) - 1. Reel Life 2. McGhee 3. Rosita's Best Friend 4. Sonny Side Up 5. My Little Brown Book 6. Best Wishes 7. Solo Reprise

ピアノレスでツイン・ギターの陽気なアルバム。ソニー・ロリンズのオリジナルは7曲中5曲。ゴキゲンな曲調の1曲目から快調にはじまります。そして豪快なサックスが展開される2曲目、カリプソ調の底抜けに明るい3曲目、増尾好秋作のカッコ良いクロスオーヴァー調の4曲目。5曲目はバラードですが、エレクトリック・ベースなだけに少々安っぽい感じになるのが残念か。やはり豪快にサックスが押しまくる6曲目。サックス・ソロで勝負にでた7曲目。アルバム中2人のギターのソロの部分も軽快で明るくて良い感じです。どちらのギター・ソロかまでは聴き込んでいませんが。ジャック・ディジョネットの参加も面白いところです。でもやっぱりサックスを聴くアルバム なのは、格が違うので当然かもしれません。(00年5月24日発売)

2022/11/29

Polar AC/Freddie Hubbard

Freddiepolar ジャック・ディジョネットの参加作になります。このアルバムでは1曲目のみの参加ではあるので、取り上げるのもどうかなあ、とも思うのですが、慣例に従ってやっていきます。この当時のCTIのアルバムはどれも豪華な布陣なので、聴いてみる価値はありますね。ただ、ちょっと時代を感じさせるサウンドになっていると感じる人もいることは確かですが。このアルバムも、例によって現物のCDを探せず、ストリーミングにもなかったので、記憶に頼るしかないんですけど、やや地味ながらも当時のCTIはけっこうお金がかかっていて、いいミュージシャンや豪華なストリングスなどを入れられたなあ、と思います。

 

Polar AC/Freddie Hubbard(Tp)(CTI) - Released 1975. Ron Carter(B), Jack DeJohnette(Ds), George Benson(G), Hubert Laws(Fl), George Cables(P), Lenny White(Ds), Airto(Per), Billy Cobham(Ds), Junior Cook(Ts), Strings, Woodwinds, Brass, etc. - 1. Polar AC 2. People Make The World Go Round 3. Betcha By Golly, Wow 4. Naturally 5. Son Of Sky Dive

CTIでの最終作。豪華な顔ぶれで、1-3曲目にはストリングスが、4曲目には木管とブラス・セクションが入って、これまたゴージャスなアレンジ。アレンジャーは1、4曲目がドン・セベスキー、2曲目がボブ・ジェームス。タイトル曲の1曲目が典型的ですが、分かりやすいメロディーに流れるストリングス、なぜかバタバタと聴こえるドラムス、ベースがこの時代を感じさせる作りになっています。ちょっと地味かなという印象も。2曲目はデヴィッド・マシューズ作のミディアムテンポでややゆるめのファンク。3曲目はクリフォード・ブラウン作のテンポがゆっくりめのメロディアスな曲。分かりやすいトランペットとジャズの4ビートで雰囲気が出ている4曲目、チック・コリア作でボッサのビートの5曲目。ジャック・ディジョネットは1曲目に参加。(03年6月18日発売)

2022/11/26

私的2022年のジャズベスト3

1411_20221112140601 Marcsomeday_202211121407012763 今年は上半期ベストとほとんどかぶらないセレクトとなってしまいました。しかも、ベスト3は10-11月購入のものばかりだったり。今年は購入枚数が少なかったのですが、最後の時期に前倒しでドドッとCDが届いてみたりして、あくまでも私的なベスト3ということで、ご理解をお願いします。11月配送予定のCDがなかなか来なくて、ストリーミングであたりをつけて聴く、ということも今年はやりました。その後12月予定のCDも前倒しで来てみたり。皆さんのベスト3はどうでしょうか。順不同です。過去の「上半期・年間ベスト3」を見ると、昔は多くの人が挙げるようなアルバムがけっこうあったのですが、最近は皆違う、というようなケースが多いですね。

 

Sky Continuous/Noah Preminger(Ts) Trio(Criss Cross 1411)(輸入盤) - Recorded November 9, 2021. Kim Cass(B), Bill Stewart(Ds) - 1. Ftgop 2. High Or Booze 3. The Late 90's 4. Iris 5. You'll Never Win 6. Armor 7. Sky Continuous 8. Jamz 9. Little Molonae

(22/10/20)サックス・トリオでのピアノレスの演奏。9曲目がジャッキー・マクリーンの作曲の他は全曲Noah Preminger作。収録時間は55分。1曲目の冒頭、短いスピーディなユニゾンのテーマ。それが時々あるも(5曲目も)、メカニカルな雰囲気を交えて、コードから自由になりつつもフリーな感じにはあまり至らない、という微妙なバランス。高度な曲もあり、さすが今の人、という演奏です。ベースもドラムス(有名)もテクニシャンだし。2曲目はマイナー・ブルースのリズムだそうだけど、そうは聴こえないし。サックスはやや複雑だけど歌っている感じはします。3曲目のように4ビート中心の曲もあるけど、やはり今のジャズ。4、6曲目のバラードもやや独特。9曲目のおなじみ曲も1曲目方式で、アドリブになるとマイペースか。

 

Someday/Marc Copland(P) Quartet(Inner Voice Jazz)(輸入盤) - Recorded January 11 and 12, 2022. Robin Verheyen(Ts, Ss), Drew Gress(B), Mark Ferber(Ds) - 1. Someday My Prince Will Come 2. Spinning Things 3. Dukish 4. Let's Cool One 5. Round She Goes 6. Encore 7. Day And Night 8. Nardis

(22/11/12)マーク・コープランド作が2、5、7曲目、Robin Verheyen作が3、6曲目で、他はスタンダードやジャズメン・オリジナル。収録時間は59分。コープランド独特の、ちょっとヒヤッとした、叙情的なサウンドが特徴です。サックスはそれに比べて既成曲では柔らかく、暖色系。その取り合わせが1曲目のタイトル曲からもにじみ出ていて、興味深い。4曲目のセロニアス・モンク作、8曲目のマイルス・デイヴィス作もそう。ただ、オリジナルの2曲目は、ややアップテンポでシリアスで緊張感を伴い、スリリングでもあり。5曲目は4ビートではないけど、鋭い切込みのある感覚のジャズ。7曲目は4ビートだけど、印象は似ている。Verheyen作の方は基調は同じながらも、穏やかな感じが支配している気も。好みのクァルテット。

 

Affirmation/Arild Andersen(B) Group(ECM 2763)(輸入盤) - Recorded November 2021. Marius Neset(Ts), Helge Lien(P), Hakon Mjaset Johansen(Ds) - 1-4. Affirmation Part I 5-7. Affirmation Part II 8. Short Story

(22/11/17)8曲目のみアリルド・アンデルセンの作曲で、他の組曲は全曲フリー・インプロヴィゼーションのようです。収録時間は45分。新しいクァルテットとのことで、エルゲ・リエンの参加にも注目。それにしても、フリー・インプロヴィゼーションとは思えないくらい曲が整っていて、美しい演奏が連なります。マンフレート・アイヒャーのプロデュースではないですが、そのような演奏が未編集でCD化されたということで、何か奇跡が起こっているような感覚にとらわれます。ゆったりとした場面が続きながら、それでいて美しいドラマ性を持っているということで、まさに北欧のフリーですね。実際先入観なしに聴いていると前もって組み立てられた音楽の連なりのように聴こえます。ジャズというよりECMのファンに最適ではないかと。

 

少々地味なラインナップですが、1枚目は、ベストやり始めてからたぶん初のサックスのピアノレス・トリオ、2枚目は、トリオ、デュオ、ソロでは名の通っているピアニストのクァルテット作、3枚目はこの素晴らしい演奏をフリー・インプロヴィゼーションでやってしまったこと。

Pasqualebebop 2727_20221120090801  (次点)
Be-Bop!/Pasquale Grasso(G)(Master Works)(輸入盤)(注)私が正統派ジャズファンだったらこれをベスト3にあげてたかも。
John Scofield/John Scofield (G, Looper)(ECM 2727)(輸入盤)

(追記)現時点でマーク・コープランド以外はストリーミングで聴けると思います。

2022/11/25

Live At The Detroit Jazz Festival/Wayne Shorter/Terri Lyne Carrington/Leo Genovese/Esperanza Spalding

Waynelivedet とりあえず、今年のベスト3を選ぶための新譜がドドッと来たのは今日まで。いちおう昨年12月から今年11月まで発売(または輸入盤は入手)されたCDが対象なので、まだ時間があることはあるけど、締め切りになります。今日のアルバム、エスペランサ・スポールディングのヴォーカルをどう評価するかで、好き嫌いが分かれて来るのではないかなあ、と思います。自分はあまり好みではないかなあ、というところ。演奏自体は、なかなかいいと思いますが。ライヴ自体は’17年のものなんですね。メンバーはいいけど、やはりウェイン・ショーターの演奏は彼のバンドで聴きたいなあ、という思いもありますね。こういう組み合わせもいいことはいいけど。さすがに彼が吹くと、全体が彼のサウンドになります。

 

Live At The Detroit Jazz Festival/Wayne Shorter(Ts, Ss)/Terri Lyne Carrington(Ds)/Leo Genovese(P, Key)/Esperanza Spalding(B, Vo)(Candid)(輸入盤) - Recorded 2017. - 1. Someplace Called "Where" 2. Endangered Species 3. Encontros E Despedidas 4. Drummers Song 5. Midnight In Carlottqa's Hair

(22/11/20)ウェイン・ショーター作が1-2、5曲目、ミルトン・ナシメント作が3曲目、ジェリ・アレン作が4曲目。55分収録のライヴ。エスペランサ・スポールディングのヴォーカルがいきなり出てくるので好みの問題もあるかとは思いますが、これだけのメンバーが集まるライヴもなかなかありません。自分はこの場でのヴォーカル出まくりはあまり好みではないですけど。1曲目は少し混沌としたジャズで、こういう方面も好きなのかどうかで評価が変わってくるのでは。2曲目は少しタイトにはなるけどワンコード的な8ビートの展開。ボトムがいいこともあるけど、ショーターが吹くと世界が変わるのも事実。気が付いてみれば、周りのメンバーはショーターの演奏に合わせてサウンドが組み立てられているのが、分かるかもしれない。

2022/11/24

Be-Bop!/Pasquale Grasso

Pasqualebebop 7月発売のアルバムを少し遅れて入手しました。パット・メセニーが称賛するギタリストなので、今回注文の枚数合わせで買ってみたのですが、これがまたすごい。フル・アコのギターでこんなに速くメロディアスにパッセージを繰り出す人を、他ではなかなか思い出せません。まあ、ジャズ直球ど真ん中のアルバムなので、自分の興味とは少々ずれてきますけど、それでもすごいことはすごいです。ストリーミングでも聴けますが、他に国内盤が2枚出ていたので、思わず注文してしまいました。本当にすごいすごいの連発で、うまく表現できないのですが、どういうジャズを演奏しているかは、一度聴いてみてください。

 

Be-Bop!/Pasquale Grasso(G)(Master Works)(輸入盤) - Released 2022. Ari Roland(B), Keith Balla(Ds), Samara Joy(Vo on 5) - 1. A Night In Tunisia 2. Be-Bop 3. Ruby, My Dear 4. Shaw 'Nuff 5. I'm In A Mess (Feat. Samara Joy) 6. Cheryl 7. Ornithology 8. Quasimode 9. Lament Della Campagnia 10. Goroovin' High

(22/11/20)ビバップ集で、9曲目のみPasquare Grassoの作曲。収録時間は43分。ディジー・ガレスピーとチャーリー・パーカーの曲が多め。アップテンポの曲では機関銃のように次から次へと速いパッセージを繰り出すギターが魅力で、フル・アコのギターでは他にこのスピードで弾ける人はほとんどいないんじゃないかと思えるくらいすごいです。テンポのやや遅めな3曲目でもギターは歌っているし、速くても技術の方もともかく、やっぱり歌っています。他のアルバムでソロ・ギターのものが多いのも納得です。人の好みはいろいろあれど、このギターのテクは誰しもが認めなければならないんじゃないかなあと思います。いやあ、それにしてもすごいスピードでフレーズを片っ端から弾いていきます。世界は広いなあと思います。

2022/11/23

Sacred Thread/Charles Lloyd Trios

Charlessacred 新譜が立て続けに来ていて、ここからは別に届いた新譜です。普段なら急がないのだけど、今年のベスト3選出のためにジャズだけは急いで聴いています。ところでこのアルバムは3部作の3作目なのですが、今までCharles Lloyd Triosのところを、Trioと書いてしまって、先ほど直したところです。確かに3部作でメンバーが違うのでトリオズにはなりますね。個人的にはビル・フリゼールにトーマス・モーガンが加わった1枚目が好きかなあ、とも思いますけど、この3枚目のエキゾチックさもなかなか捨てがたいですね。少々地味な演奏ではあるけれども、タブラの魅力、十分にあります。う~ん、迷うなあ。

 

Sacred Thread/Charles Lloyd(Ts, Afl, Tarogato, Maracas) Trios(Blue Note)(輸入盤) - Released 2022. Zakir Hussain(Tabla, Per, Vo), Julian Lage(G) - 1. Desolation Sound 2. Guman 3. Nachekita's Lament 4. Saraswati 5. Kuti 6. Tales Of Rumi 7. The Blessing

(22/11/18)1、3、6-7曲目がチャールス・ロイド作曲、2、4-5曲目がザキール・フセイン作曲。収録時間は38分。各曲は収録時間の関係か、コンパクトにまとまっています。ザキール色満載のエキゾチックで民族音楽的な要素が強いですが、静かな場面も多いので、そんなに異色なインパクトが強いというわけではありません。むしろ少々地味かなあ、という印象も。ヴォーカルがなぜか心にしみますね。そこをひっそりとジュリアン・レイジがサポートしています。もういぶし銀の世界というか、昔はECMならあったかなあ、という組み合わせがなぜか懐かしいです。このシリーズのアルバムは3種出ていますが、渋いインパクトの点ではこのアルバムかなあ、と思います。ライヴではつながっていた演奏に、曲名をつけたものか。

2022/11/22

View With A Room/Julian Lage

Julianview とりあえず新譜は一段落するかと思ったら、期限より早く出荷されたものもあって、今年のベスト3を考えるにあたって早く聴かなければならないのがありますので、もう少し続くかな? ジュリアン・レイジのリーダー作って、調べたら他に聴いたことがなくて、サイド参加作で10枚ほど。なのであまり聴いたうちには入りませんけど、ここではビル・フリゼールに敬意を払って、彼に合わせたような曲調のものや奏法が目立つような気がしています。でも、演奏的にはけっこう好みなので、これはこれでなかなかいいと思います。ギター2本(3曲を除く)、ベース、ドラムスとシンプルな編成なのも、分かりやすくていいですね。

 

View With A Room/Julian Lage(G)(Blue Note)(輸入盤) - Released 2022. Bill Frisell(G), Jorge Roeder(B), Dave King(Ds) - 1. Tributary 2. Word For Word 3. Auditorium 4. Heart Is A Drum 5. Echo 6. Charvez 7. Temple Steps 8. Castle Park 9. Let Every Room Sing 10. Fairbanks

(22/11/17)5曲目のみJorge Roederとの共作で、他は全曲ジュリアン・レイジの作曲。収録時間は43分。ジュリアンはかなりのテクニシャンではなかったかと思うのだけど、ここでは、ビル・フリゼールに寄り添っているような曲であったり演奏だったりをしていて、なぜかフリゼールのアルバムのような気がするほど影響を受けているなあ、と思います。自分はフリゼールのファンなので、こういう演奏は大好きです。でも、一般的にはどうなのか、ちょっと知りたいような気もします。それでもジュリアンも冴えているギターのところもあって、ギター・ミュージックを聴いているという点ではけっこういいのでは。フリゼールがいない曲は2、4、8曲目。2人のギターを6曲目のように速いテンポで聴くのも気持ちいい。恐るべき柔軟性です。

2022/11/21

Four/Bill Frisell

Billfour ビル・フリゼールの新譜は、なかなか素晴らしいメンバーによるベースレス・クァルテットです。こういうメンバーを集めても、常にペースはフリゼールにあるので、サイドのメンバーが超絶テクでせまるということはないんですが。やはり速くてもミディアムテンポくらいの曲で、明るめ、暗め、色調は曲によって異なりますけど、そんなに盛り上がるということもないです。それでもこの味がいいんだなあ、と思う人はいるはずで、ベースレスも昔ポール・モチアン・トリオでずっとやっていたので、不安はなかったはず。こういうメンバーを使っても、彼のアルバムができてしまう、というところがやっぱりすごいと思う。

 

Four/Bill Frisell(G, Baritone G)(Blue Note)(輸入盤) - Released 2022. Gregory Tardy(Ts, Cl, Bcl), Gerald Clayton(P), Johnathan Blake(Ds) - 1. Dear Old Friend (For Alan Woodard) 2. Claude Utley 3. The Pioneers 4. Holiday 5. Waltz For Hal Willner 6. Lookout For Hope 7. Monroe 8. Wise Woman 9. Blues From Before 10. Always 11. Good Dog, Happy Man 12. Invisible 13. Dog On A Roof

(22/11/17)全曲ビル・フリゼール作で、再演曲もあり。収録時間は57分。なかなか強面のメンバーが集まっていますが、そこはフリゼールが主役だし、彼の曲なので、牧歌的な要素の強い、ゆったりとした曲が目立っています。それとミステリアスで、少し妖しげなサウンドを持つ曲もあったりして、これまたミディアムテンポぐらいなので、聴いた感じではやはり落ち着いてはいます。ベースがいませんけど、特にそれでいて音に不足面があるということはないです。ギターはエレキとアコースティックと適宜使い分けて、フォークっぽさのある曲もあります。それにしてもシンプルなメロディを弾いているのに、フリゼールはけっこう深いものを持っていると思うのは私だけではないはず。少々地味かもしれませんが魅力あるアルバム。

2022/11/20

Standards From Film/Mike Moreno

1410 Criss Crossレーベルからの新譜です。ゆっくりと再起動して、最近少しペースが上がってきたかなと思えるのでちょっとうれしいです。1001-1400番までは最近処分してしまったけど、だいたいはストリーミングで聴けるし、これからもCDで買っていくつもりです。さて、マイク・モレノの新作は、映画音楽からのスタンダード集です。内容が凝っていて、映画のセリフなども時々入っていたり、けっこう考えていますね。ただ、セリフはジャマだと感じる人もいるかもしれない。基本的には懐かしさも感じてますが、テクニック的には新しめのところもあって、そういう点でも飽きさせないと思います。なかなかいい感じ。このレーベル初めてのペラジャケですが、少々寂しい気も。

 

Standards From Film/Mike Moreno(G)(Criss Cross 1410)(輸入盤) - Recorded December 22, 2021. Matt Brewer(B), Sullivan Fortner(P), Obed Calvaire(Ds) - 1. Beautiful Love 2. You Stepped Out Of A Dream 3. There Will Never Be Another You 4. Stella By Starlight 5. Laura 6. I Fall In Love Too Easily 7. On Green Dolphin Street 8. My Foolish Heart 9. Invitation 10. Days Of Wine And Roses

(22/11/17)タイトルの通り、映画のスタンダードを集めたもの。1曲目の出だしで、映画のセリフが出てきてからのアコースティック・ギター1本での演奏でしたが、2曲目は今っぽいクァルテットでの演奏になっていたり、3曲目はギターのアコとエレキの多重録音もあったりと。その場の雰囲気に合わせて多彩な流れになっています。収録時間は66分。元の映画は’32年から’62年で主に’40-50年代のまさにスタンダードの時代のものが多くて、しかもジャズでおなじみの曲も多く、懐かしさもあります。途中で少しセリフが出たりする演出も。基調としては懐かしさのあるアレンジのゆったりした曲が多め。それでもドラムスやベースがワザを出してきたりしてますが。アレンジも工夫を凝らしていて、楽しんで通して聴けます。

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