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カテゴリー「レコード」の23件の記事

2024/03/02

昨年3月にディスクユニオンに買い取りに出したCD等を振り返る

なんで今になって昨年3月に買い取りに出して、4月16日に買取明細が出たのを振り返るかというと、当時あまり明細を見てなかったからでもあります。買取リスト、紙で打ち出すと200ページ近くあるのでPDFで保存してあるのと、ディスクユニオンのサイトにある検索可能な買取リスト(2年間見れる)もCDなどの枚数が多いと、早朝のようなサーバーが空いている時間でないと待っても開かないこともあって、今思いついたようにやっています(今日はずっとリストのサイトを開けっぱなしにしてありました)。

その時処分した枚数は4,545枚となっていて、そのうち買取価格が2千円超えたのが、本やCDのBOXセットなどを中心に25種。安い価格順に並べ直してみて、価格が100円に満たないもの多数。やはりメリハリの効いた買取価格になっています。LPも十数枚出しましたけど、ヤフオクなどで入手した相場より大幅に買取価格は安かったですね。その分ディスクユニオンのLPの売値も、相対的にヤフオクなどよりは安くなっていそうですが。LPは購入時に郵送料(宅配料)がけっこうかかって、その分の価格も実感としてあるのかもしれません。

1年前のCD等処分で買取価格の1、3番目に高かったのは本。20%アップ分を含む価格。相場は常に変動しているとのことですが。とりあえず、買取価格4,000円以上のものを6つ。ここのは全部BOXセットですが、BOXセットの高価買取はビル・エヴァンスが占めています。

LARS MULLER / WINDFALL LIGHT:THE VISUAL LANGUAGE OF ECM 9,000円

ビル・エヴァンス / シークレット・ライヴ・アット・ヴィレッジ・ヴァンガード CD8枚組 6,000円

STEVE LAKE / HORIZONS TOUCHED THE MUSIC OF ECM 4,920円

ビル・エヴァンス / CONCLUSION - THE LAST COMPLETE COLLECTION 4,800円

ビル・エヴァンス / ザ・ラスト・ワルツ~ザ・ファイナル・レコーディングス・ライヴ・アット・キーストン・コーナー  4,800円

ビル・エヴァンス / ターン・アウト・ザ・スターズ・~ファイナル・ヴィレッジ・ヴァンガード・レコーディングス  4,800円

CDで買取価格の上の方に行くのは、BOXセットなどの複数枚組のものが多かったですが、これは購入価格も高かったので、そう言うものなのか、というところ。自分が持っていた中で一番珍しいCDと思われた1枚ものの「ニューヨーカー/カサンドラ・ウィルソン」はそれでも3,600円いきましたね。自分の中ではSACDハイブリッドは出さない予定でしたが、かなりの枚数紛れ込んでいて、売ってしまいました。

音楽書籍は、上のようにいい値段がつくものと、100円未満のものと大きく分かれました。ジャズ本の高価買取リストに掲載されているようなものに集中して買い取ってもらうのが良いかと思います。本関係は、買い取られる時に、値段がつかないものを聞いて、それを外した上でのこの価格なので、値段のつくものは本当に少ないのかもしれません。

その他、当時は千枚以上100円からの値がついたものがあると、7,500円/50枚のボーナスも付くときでもあって、トータルすると大変お得な買取価格になったものでした。今回のセールでは50枚以上100円からの値がつけば、5,000円/50枚のボーナスになります(今年も今日3月2日から24日までやってます) 。

(夕方追記)1年前に出張買取に来てもらってから、この件でいくつも記事、書いてますねえ(12-13回は書いている)。人生のイベントとしては大きかったし、買取に出したことに未練があるのではないか、とか、解釈はいろいろできますので、お好きなように、どうぞ(笑)。

2024/02/10

LPは魅力的だけど、価格と利便性がネック

最近、LPが復権して来て、新譜、再発共にけっこうな種類が出回ってますね。我が家でも5年前からLPプレイヤーがある(ヤマハ GT-2000)ので、いくらかは持っていますけど、私個人としてはやっぱりCDかストリーミング派ですね。というのも、円安もあってかLPの値段が結構するので、それだけで腰が引けてしまうところがあります。つい先日も、長男に頼まれて、1枚9,900円もするLP(1枚もの)を買ったばかりですし。CDだったら2千円台から3千円台くらいまでで買えてしまいますしね。また配達も、CD2-3枚ぐらいまでだとポスト投函されることが多いのですが、LPはポストに入らないため、配達を待ってなければならない点もあります。これまた時間を空けていなければならないので、ある時期必要に迫られてLPを連続買いしていた時期は大変でした。

LPをかける時も、クリーナーで一度きれいにして、LPを針の位置を見ながらかけるという、ある種儀式化しているところも面倒ですし。CDならばトレイに入れて、ボタンを押せば済む話ではあります。ストリーミングだと検索をかけるだけだし。まあ、こう考えている時点で、LPには深追いしない方がいいな、と分かる性格でもあります。ただ、LPに囲まれて暮らしたいなあ、というあこがれもある程度ありますが、そんなに予算がないので、半分あきらめている、という方が近いのかもしれません。

実質、私のLP時代は、’80年代のCDにとって代わる時に終わっていたのかもしれません。その時はこれからはCDの時代だと誰もが信じていて、LPを1枚残らず処分してしまいましたからね。LPが最近になってこんなにもてはやされる時代が来るとは以前は考えてませんでした。中古でもそれなりの値段がつくものもあるし、価格が高騰気味なので、手が出にくいですね。最近タワー限定のSACDでECMやSteeple Chaseを買いそろえてしまったのも、やっぱり自分はこちらの方向性かな、と思ったからでしょうね。自分の年齢を考えると、今後LPが主体になることはないだろうなあ、と思います。自分の関心は媒体よりも音楽の中身(それでいてCDにはなぜかこだわっていますが)だと考えてます。そのCDも昨年春に8割がた処分してしまって、ストリーミングをもっとうまく使いこなさなければ、と考えています。

 

2023/11/07

富嶽百景(抄録)/鬼太鼓座

Ondekofugaku 久しぶりのLPの紹介です。最近長男の影響もあってか、ストリーミングで聴いていたのですが、彼の申し出により割と新しく出たLPを購入してしまいました。6曲入り9,900円。LPの中でもけっこう高いですよね。ただ、アナログマスターからのダイレクトカット盤ということなので、期待は膨らみます。それでも、ストリーミングでもハイレゾ環境で、それなりにチューニングをしたスピーカー(うちのスピーカーは長男自作なので、チューニングはやりやすい)だとかなりの迫力で聴くことができます。今、レコードからそのスピーカーにつなぐルートがないので、長男がフォノイコライザーの割と安くていいものを探しているところです。

(追記)富嶽百景のLPをヴォリュームあまり上げないで、こういう迫力のあるサウンドの時には使わないスピーカーのG2000aで聴いているけれども、さすがアナログマスター・ダイレクトカットといううたい文句の通り、いい音出てますねえ。全開にしたらどうなるのか、こわい気もする。

 

富嶽百景/鬼太鼓座(Victor)(ストリーミング、LP)ー Recorded April 7-10, 12.  - (ストリーミング)1.鬼太鼓囃子 2.弓ヶ浜 3.富嶽百景 4.花や今宵の 5.三国 6.鼕々 7.阿うん三味線 8.明暗 9.MONOCHROME II (LPの富嶽百景・抄録)1.鼕々 2.三国 3.弓ヶ浜 4.明暗 5.富嶽百景 6.鬼太鼓囃子

和太鼓の演奏で、オーディオファイルには人気のアルバム。今まで何通りもCDやLPで出てきましたが、ストリーミングはハイレゾ192k/24で聴くことができます。LPの方は富嶽百景・抄録となっていて、アナログマスターからのダイレクトカット盤を選びました。けっこうリアルな音なので、オーディオファンが買い求めてきたアルバムだということが分かります。特に和楽器でのオリジナルに興味がなくても、この音を聴いてしまうと、けっこう病みつきになってしまうと思います。太鼓も大きいものから小さいものまであり、笛、尺八、三味線の音もある時は情緒的に、ある時はエネルギッシュに奏でているので、変化が加わります。時に語りも入っています。大きい音で聴いた方がいいアルバムなので、聴く人を選ぶというよりは、聴く場所を選ぶということになりそうですが。(LPの富嶽百景・抄録は23年9月30日発売)

2022/01/13

Workout!/Greg Marvin

1037 Criss Crossレーベルも未CD化アルバムは残すところ2枚(他レーベル原盤の1枚を除く)だったので、LPで集めてしまいました。今日のアルバム、送料込み2千円以下だったので、今までのLPの通販ではいちばん安い値段です。これで過去のCriss Crossは一段落。さて今日のアルバム、過去にジャズ本でこのアルバムの紹介が出ていたのですけど、なんでこんな入手困難版を紹介するかなあ、と思ったものでした。メンバーがいいのですが、オーソドックスすぎて、そこに未CD化要因があったか、別レーベルでCD再発もされているようなので、ビジネスのトラブルがあったのだろうか、とも考えています。本当のところはどうなんでしょうね。まあ、とりあえず、これでCriss Crossも一段落。

 

Workout!/Greg Marvin(Ts)(Criss Cross 1037)(LPのみ)(輸入盤) - Recorded January 5, 1988. Tom Harrell(Tp), Kenny Barron(P), George Mraz(B), Kenny Washington(Ds) - 1. Zip 2. Everything I Have Is Yours 3. Dickie's Dream 4. Subconsious-Lee 5. Lover Man 6. Gentle Giant

(22/01/12)参加メンバーが豪華なのに、なぜかCD化されなかったアルバム。スタンダードやジャズメン・オリジナルが多め。1曲目のオリジナルはハードバップ的なオーソドックスなジャズを演奏してます。チャーリー・パーカーのブルース・フィールを感じさせるとのこと。サックスは少しソフトな感じで、2曲目のバラードにも表れています。相棒のトム・ハレルもなかなかいい。レスター・ヤング作の3曲目も、50年代に入り込んだようなサウンドでせまってきます。リー・コニッツ作の4曲目もそれらしきサウンドで演奏されるのはなかなか面白い。アップテンポで少しスリリング。5曲目は再びバラードで語りかけるように進みます。6曲目はウォーン・マーシュに捧げられているオリジナルで、影響が演奏に見られるのはなかなか面白い。

2022/01/06

Back On The Scene/Joe Van Enkhuizen Quartet

1013_20220104071501 Criss Crossレーベルで、3枚未CD化アルバムというのがあるのですが、今回偶然LPを2枚入手できることになり、届いたら聴いていきます。今日のアルバムもそのあたりに出ていた他のアルバムと遜色はないのですが、他のアルバムはリーダーがアメリカ人で、やはり知名度の点で損をしていたのかな、と思われます、リーダーのJoe Van Enkhuizenもリーダー作の少ない人ですし。もっと疑問だったのは、1004番でMusic For Prancing/Warne Marsh Quartet(MODE原盤)の記録がDiscogにはあるけど、今回のアルバムでレーベルのリストがあり、1004は欠番になっていたこと。ここではいちおう欠番扱いにしておこうかと思ってます。

 

Back On The Scene/Joe Van Enkhuizen(Ts) Quartet(Criss Cross 1013)(LPのみ)(輸入盤) - Recorded September 9, 1984. Cees Slinger(P), John Clayton(B), Alvin Queen(Ds) - 1. Devilette 2. Blues For Rogger 3. Picture Of Heath 4. If I Should Lose You 5. Minor Lament 6. The Other Side Of Light

(22/01/04)1-3曲目が他のミュージシャンに捧げる曲のようで、4-6曲目がスタンダードなど他の人の作曲。内容的には他のアルバムと遜色ないので、単にリーダーの知名度でCD化されなかったのではないかと。ただ、調べてもあまりリーダー作はないもよう。モードでのサウンドで、ミディアムで渋くカッコよく仕上げられている1曲目、ややスローで、これまた少し洗練されつつ渋い感じのいかにもブルースといった感じの2曲目、ややアップテンポで、メロディアスでバップ的なフレーズで軽快に進む3曲目、割とオーソドックスかつややアップテンポでメロディアスな雰囲気の4曲目、曲の作られ方が’80年代という感じの現代的な雰囲気を持っている5曲目、アップテンポでメインストリーム路線を突っ切るようなサウンドの6曲目。

2021/12/30

Horizons/Manfred Schoof Quintet

60030_20211229124601 20日間かけてフランスからやっとJAPOのLPが昨日郵便で到着。実は昨日が記念すべき日で、ECM本編とJAPOが聴くのは終了。未CD化作でストリーミングの配信のみというのは物としては持ってないですけど、それはそれで自分でも納得しています。Carmoレーベル、Wattレーベル、ECM Special、Works、:rarumシリーズは言及する予定はないです。そしてこのアルバム、ECMで3枚のLPを2枚組CD化されたときに、このアルバムの2曲だけカットという悩ましい事態になって、しかも日本にはLPがあまり出回らなくてどうしようかと思っていたところでした。新たに2曲を足して聴いた感じは予想通りでしたが、それでも音源の現物にあたってみたいですしね。LPの順番で曲も聴きたいし。年内で何とか目標が達成できました。

 

Horizons/Manfred Schoof(Tp, Flh) Quintet(JAPO 60030)(LPのみ)(輸入盤) - Recorded November 1979. Michel Pilz(Bcl), Rainer Bruninghaus(P, Synth), Gunter Lenz(B), Ralf Hubner(Ds) - 1. Horizons 2. The Abstract Face To Beauty 3. Hope 4. Sunrise 5. Old Ballad 6. Sunset

(21/12/29)全曲Manfred Schoofの作曲。このアルバムのみピアニストが交替。2管フロントだけどバスクラリネットの専任がいるので、少しエキゾチックなサウンドになっています。最初で1発食らわせた後、緩急をつけて、フリー的になったり、メロディアスだったりドラマチックで長尺な1曲目、ミステリアスで陰影のあるバラードが、なかなか渋い表情を見せる2曲目、フリューゲルホーンのソロからはじまり、淡々としたバラードの風景から、フリーでハードにもなる3曲目、6曲目と対をなして、牧歌的でゆったりから日射しが差して活発にもなる4曲目、流れていくような少し淡い感じのバラードが続き、中盤は盛り上がっていく5曲目、ホーン2人がじわじわと絡み合いながら、シンセサイザーもバックに夕暮れを見せてくれる6曲目。

 

’09年にセレクトされて(2、4曲目の2曲カット)Resonance/Manfred Schoof(ECM 2093/94)のBOXとして再発。

2021/12/18

Partial Solar Eclipse/Lennart Aberg

60023 JAPOの中古LPがドイツから届いたので、先に聴きます。これを聴いたらJAPOも残り1枚。うまくすれば年内には届くかな。今日のアルバム、リーダーはあまり知らない名前ですが、参加メンバーに、ボボ・ステンソン、パレ・ダニエルソン、ヨン・クリステンセンがいます。まあ、トリオのアルバムではなくて、ビッグバンドのアルバムなので、露出度は低いですけど、ステンソンのフリー的なピアノも4曲目で聴くことができるし、なかなか聴きごたえがありますね。どうしてこういうアルバムがストリーミング化されないのか不思議ではありますが、そのあたりの事情は分からないので、先にLPで調達してしまいました。

 

Partial Solar Eclipse/Lennart Aberg(Ss, Ts, As)(JAPO 60023)(LPのみ)(輸入盤) - Recorded September 5-9, 1977. Palle Danielsson(B on 1-5), Stefan Brolund(B on 1-2, 4), Bobo Stenson(P), Erik Nilsson(Bs, Bcl, Fl), Lars Olofsson(Tb), Jan Tolf(G on 1-4), Ulf Andersson(As, Piccolo Fl, Fl), Sven Larsson(Btb, Tuba), Jon Christensen(Ds), Leroy Lowe(Ds), Tommy Koverhult(Sfl, Tfl), Hakan Nyquist(French Horn, Tb, Flh), Okay Temiz(Per on1-3), Harald Svensson(Synth on 1, 6), Jorgen Johansson(Tb on 4), Stephen Flankevich(Tp on 4), Jan Kohlin(Tp, Flh), Ulf Adaker(Tp, Flh), Bertil Lovgren(Tp, Flh) - 1. Partial Solar Eclipse I 2. Partial Solar Eclipse II 3. Partial Solar Eclipse III 4. Partial Solar Eclipse IV 5. Partial Solar Eclipse V 6. Partial Solar Eclipse VI

(21/12/17)全曲の作曲とアレンジはLennart Aberg。大編成での演奏で、パレ・ダニエルソンやボボ・ステンソンらも参加。タイトルがI-IVと抽象的ですが、多くの曲は抽象的な演奏ではなくてフュージョン的な味付けもあるビッグバンドジャズという感じ。1曲目は静かにはじまるも、リズムの切れが良い割とタイトな盛り上がる演奏で、ベース・ソロ(デュオ?)もある曲になってます。ベースのゆったりしたラインである意味少しバラード調でいて、カラフルなホーンが聴ける2曲目、ほのかに淡く乾いたホーンアレンジで8ビートの3曲目、フリー的な出だしから、物々しいホーンのテーマと交互にフリーのソロが続く4曲目、静かなバラードでバスクラリネットが印象的な5曲目、何となくオール・ブルースのようなサウンドの穏やかな6曲目。

2021/12/11

Lask 2: Sucht +Ordnung/Ulrich P. Lask

1268 ECMを意識して買いはじめたのがCD時代になった’80年代のこと。’90年代末にそれは輸入盤CDやNew Seriesまで手を伸ばし始めましたが、当時はLPのみの廃盤も多く、CDだけ集めればいいや、と思ってました。未CD化ストリーミングのものは音を聴いただけですけど、まさかECM本編が今日、おそらく全部耳を通せる日が来るとは思っても見ませんでした。しかもアルバムコメント(メモ書き程度ですが)を全部残してありますし。最後のアルバムになったのが、ECMらしからぬこのアルバム。高いな、と思って注文したら何と、古いけど未開封でした(カット盤のあともあります。)。あまりコメントらしいコメントにはなってないですけど、昨日は記念すべき日です。あとJAPOが2枚、頑張ります。

これで、ECM本編(その他映像なども含む)は現段階で1,477枚(複数のCDのアルバムも1枚と数える)、JAPOがまだ聴いてない2枚を含めて41枚で、計1,518枚。最初からゴールを決めていたとしたら、途中で挫折していたでしょうね。なんにせよめでたいことです。

 

Lask 2: Sucht +Ordnung/Ulrich P. Lask(As, Ss, Computer Prog)(ECM 1268)(LPのみ) - Recorded January 1984. Meinolf Bauschlte(Ds, Per), Maggie Nichols(Dnky Kong 2), Sigrid Meyer(Narration on 1), Monika Linges(Narration) - 1. Freie Madchen arbeiten im Hafen 2. Apres-Ski 3. Mamamerika 4. Erfolgreich und beliebt 5. Wir sind ein Kulturvolk 6. Ordnung 7. None the Wiser 8. Kleine Narkosen 9. Kerngesund 10. Sigi Sigi 11. Sucht

(21/12/10)全曲Ulrich P. Lask作。詞は6曲目のみMaggie Nichols。1作目に続き、なぜこれがECMから出たのか、というサウンドを持つ、ポストパンク、とでもいうような歌詞付きの曲が多い、なかなか異色なサウンド。2曲目はそれでもインストの部分が4ビート的に進行する部分もあって、そこにサックスが絡む場面もあり、単純に、これはロックだとかポップスだとか言うわけにはいかない面もあります。今聴いても新しい面を持っていて、ドラムスなどもあたかも打ち込みのような叩き方で、こういう方面でECMが進化していっても面白いのではないかと思わせるようなサウンド。それでも異色なことに変わりはなく、せめてジャケットはECMらしければなあ、と思うことも。ジャズ以外の場面で重宝される音源というのも分かる気がする。

2021/11/24

This Earth!/Alfred Harth

1264 ECMの未CD化アルバムで、ストリーミング化されてないLPが届いたので、さっそく聴いてみました。ECMの場合、未CD化作品のストリーミング化で、え?こんなアルバムがストリーミング化されているのに、このアルバムがなぜないんだ、ということがあります。1250番台にかたまって本編では3枚ストリーミングではないものがあったので、’19年におそらく順番にやっていったけど、思ったほどアクセスがなかったのかどうか、その後は進展がないですね。幸いLPの再生環境が昨年春に整ったので、LPも購入しています。それでもチェックがもれていて、ちゃんとネットを見ていたら、あと2枚ぐらいは入手出来ていたかもなあ、ということがあります。このアルバムはメンバーもいいし、本当はCD化されていてもおかしくないアルバムです。特に参加のポール・ブレイ、好きだなあ。

 

This Earth!/Alfred Harth(Ts, As, Ss, Bcl)(ECM 1264)(LPのみ)(輸入盤) - Recorded May 1983. Paul Bley(P), Trilok Gurtu(Per). Maggie Nicols(Voice), Barre Phillips(B) - 1. Female Is The Sun 2. Relation To Light, Colour and Feeling 3. Studying walk, A Landscape 4. Body & Mentation 5. Energy: Blood/Air 6. Three Acts Of Recognition 7. Come Oekotopia 8. Waves Of Being 9. Transformate, Transcend Tones and Images

(21/11/23)6、7曲目を除きAlfred Harthの作曲で、6曲目はポール・ブレイとの、7曲目はパール・フィリップスとトリロク・グルトゥとのインプロヴィゼーション。メンバーがすごい。ヴォーカル入りの曲も多めで、不思議な世界へと導きます。1曲目から2曲目の流れはヴォーカル入りのバラードで、ある種の浮遊感が心なしか緊張感を与えてくれます。3曲目は少し跳ねるような8分の6拍子の世界で、やはり不思議感覚。幽玄な中を歩いていくような、ECM独特のサウンドが心地よい。内向的なヴォーカルとECMジャズのコラボの5曲目、静かなで見事なインプロヴィゼーションを構築する6曲目と盛り上がりのある7曲目、ヴォーカルのソロではじまりインストの4ビートもあるドラマチックな8曲目、組曲的にヴォーカルで締める9曲目。

2021/10/22

One Last Kiss/宇多田ヒカル のCDとLP

Utadaonelast 当初は長男の購入品だし、ジャズではないしで、あまり取り上げるつもりはなかったのだけど、CDとLPで3種類のジャケットが集まってしまったので、あえて取り上げてみようかと。でも、あまりにも有名すぎる歌手の有名すぎる歌で、もう、聴けば分かるとしか書けない自分が情けない(笑)。有名なポップスなどを取り上げているブログその他書き物をしている人たちを尊敬してしまいます。ただ、個人的には楽器の生演奏が好きなので、打ち込み系のドラムスやベースが多めの彼女の曲は、やはり自分よりは若い人向けなのかなあ、などと思って見たり。有名な曲は一通りストリーミングで聴いたのだけど、やはり天才だと思う反面、そんなことを思ってしまいました。

 

One Last Kiss/宇多田ヒカル(Sony Music) - Released 2021. - 1. One Last Kiss 2. Beautiful World (Da Capo Version) 3. Beautiful World 4. Beautiful World (PLANTiTb Acoustica Mix) 5. 桜流し 6. Fly Me To The Moon (In Other Words) [CDのみ] 7. One Last Kiss (Instrumental) 8. Beautiful World (Da Capo Version)(Instrumental)

6曲目がジャズのスタンダードの他は、全曲宇多田ヒカル作曲。1-2曲目が今回の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のエンディング・テーマで、3-6曲目は、過去のエヴァンゲリオンの映画の曲の2021リマスター・ヴァージョン。説明不要なくらいあちこちでかかっていて、聴けば分かると思う内容の曲。クレジットは書かなかったけど、曲によっては彼女自身の多重録音の楽器演奏が大きい割合を占めている曲も。やはり彼女は天才だと思うしかない出来で、何度聴いてもしみてくる感じはします、2、3、4曲目のサウンド違いの同じ曲を聴き比べるのもいいし、通して聴くのもいい。ジャケット違いでCD1種類、LP2種類(輸入盤は実はUS盤とEU盤があるのでもう1種類。ジャケは両方とも同じ)あるので、つい買ってしまう人も多そう。(21年3月10日発売)

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