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カテゴリー「Criss Cross1401-1450番」の15件の記事

2023/07/29

Vessel/Manuel Valera Quintet

1416Criss Crossの新譜が届いているので聴いていきます。昔は年3回、5枚ずつの発売でけっこうなヴォリュームがあったんですが、今は2世が次いで、パラパラと出来上がった順に発売しているようで、情報の入手がちょっと手間取るようになりました。それでも、割と今の「ジャズ」を聴くにはいいレーベルなので、全部買いを継続しています。今回のアルバムも、聴いていてけっこうスカッとしますね。2ホーンのアンサンブルの部分が印象的なのと、アドリブに入ると2人ともけっこう饒舌になることも多く、もちろんリーダーのピアノもカッコいいし、全体的に渋い。Manuel ValeraはCriss Crossのリーダー作は2枚目で、前作はキューバン・ジャズだったかと思いました。

 

Vessel/Manuel Valera(P) Quintet(Criss Cross 1416)(輸入盤) - Recorded January 26, 2023. Mark WHitfield Jr.(Ds), John Ellis(Ts), Alex Norris(Tp), Hamish Smith(B) - 1. Blues For Kenny K 2. First Day 3. Pablo 4. Sunset 5. Garzonian 6. Alma 7. Crisis 8. Remembrance 9. Chance 10. Mr. Henderson

(23/07/29)9曲目がケニー・カークランド作の他は、全曲Manuel Valera作。収録時間は69分。曲によっては捧げる人もいろいろあるようですが、ここではケニー・カークランド(1、9曲目)とジョー・ヘンダーソンが目立っているようです。1曲目はブルースと言いながら、モーダルなマイナーのアップテンポでの進行でカッコいい。エネルギッシュなところへホーンが空間を埋めるように大活躍しています。2ホーンのアンサンブルの部分も印象的。変拍子は少ないけど、私のイメージする現代ジャズという感じ。作曲は割とオーソドックスで、リーダー含めメンバーが寄ってたかって、カッコよくしてしまいます。3曲目のバラードもなかなか美しい。曲によってアプローチは様々だけど、なかなか渋いジャズに仕上がっていると思います。

2023/06/20

Blues For Gerry/David Hazeltine Trio

1415 Criss Crossからの新譜が来たので、聴きます。今月下旬にも1枚出るようですけど、相変わらず処分後も新しいCDが出たら買っています。デヴィッド・ヘイゼルタインは、Criss Crossレーベルの中だけでもリーダー作や参加作が多いのですが、そんな中でもこういうピアノ・トリオ、好きですねえ。タイトルは「Blues For Gerry」となってますが、亡くなった先代のプロデューサーのJerry Teekensに捧げられたものだとか。今は同名のJr.がプロデューサーですけれども。割とオーソドックスだけどテクニックはあるし、安定しています。結局私はECMとCriss Crossという相反するようなレーベルの両方を好みとしているんだなあ、と改めて思いましたです。

 

Blues For Gerry/David Hazeltine(P) Trio(Criss Cross 1415)(輸入盤) - Recorded December 1, 2022. Peter Washington(B), Joe Farnsworth(Ds) - 1. Here Again 2. Tangerine 3. Blues For Gerry 4. Firm Roots 5. Body And Soul 6. It Could Happen To You 7. Skylark 8. Minor Disturbance 9. You Know I Care 10. Here We Go

(23/06/19)3、8、10曲目のみDavid Hazeltine作で、他はスタンダードやジャズメン・オリジナル。62分収録。ピアノ・トリオでの割とオーソドックスな演奏で、メロディのいい曲が目立っています。最近は普通にジャズを演奏(ボッサを含めて)するというアルバムがあまりないので、こういうアルバムを聴いていると心が癒される部分も。参加作も多いのですが、トリオは過去に少なくとも2作あります。タイトル曲の3曲目はほんの少し今の感覚もあるブルースだけど、それでも昔ながらのジャズでのブルースなので、安心して聴いていられます。そんな中でもシダー・ウォルトン作の4曲目は少しテーマが新しい感じか。8曲目もテーマは新しさを感じるけどそのまま普通にアドリブに突入。テクニックはけっこうあるので聴きごたえあり。

2023/02/25

Mel's Vision/Alex Sipiagin Quintet

1414 Criss Crossの新譜2日目で一段落。レーベルのファンにはAlex Sipiaginはおなじみなのですが、世間では認知度はそんなに高くないように感じています。それでもこのメンバー見たら買いでしょ、というくらいのもので、71分間、割と今のジャズを浴び続けるにはいいアルバムです。オーソドックスに4ビートの入った曲もありますし。演奏はいいんだけど割と好きにやらせているような感じは、このレーベルだからなのかなと思います。B級感覚がこのレーベルのウリなんでしょうね。録音も1日でやり切ってますし。それでこういう素晴らしい演奏を聴けるとは、いい時代に生きているものだなあ、と思います。

 

Mel's Vision/Alex Sipiagin(Tp) Quintet(Criss Cross 1414)(輸入盤) - Recorded April 22, 2022. Chris Potter(Sax), Johnathan Blake(Ds), Matt Brewer(B), David Kikosuki(P) - 1. Mel's Vision 2. Summer's End 4. Four By Five 5. Maritima 5. Vesnianka 6. Bird Food (Take 2) 7. Balmoral Point 8. Peggy's Blue 9. Bird Food (take 1)(Alternate Take)

(23/02/23)2曲目がドン・フリードマン作、3曲目がマッコイタイナー作、6、9曲目がオーネット・コールマン作、8曲目がチャールズ・ミンガス作、5曲目がウクライナ民謡、4曲目がクリス・ポッター作、1、7曲目がAlex Sipiagin作。収録時間は何と71分。よくまあこれだけのメンバーを集められたものだなあと感心しますが、激しい曲、バラードの曲、あるいはオーソドックスな4ビートの曲それぞれに、やはりこのメンバーならではの味が出ています。レコーディングで変に脚色したり方向付けをしないところがこのレーベルのいいところで、ストレートにジャズを味わえます。どのメンバーもいいのだけど、特にフロントの2人が目立っていて、これだけでも聴く価値はあると思います。6、9曲目はどちらも良くて外せなかったのかも。

2023/02/24

Blues Variant/Michael Feinberg Quartet/Quintet

1413何とか祝日をはさんだので、残りの新譜も聴けそうです。今日は2枚のCriss Cross新譜のうち1枚目。ベーシストは初聴きなんですが、他は知っている名前のミュージシャンも。まあ、このレーベルなので、そんなに悪かろうはずはないので安心して聴けます。今のジャズを行っているところではありますけど、ベース・ソロでの8曲目はメロディ重視だったりしていて、人間味のある曲になっているものが多いのがいいですね。渋いB吸盤的な味わいが多いCriss Crossですが、むしろこういうアルバムの方が好みだったりしています。デイヴ・リーブマンもNoar Premingerも、それぞれに存在感があるのがいいですし。

 

Blues Variant/Michael Feinberg(B) Quartet/Quintet(Criss Cross 1413)(輸入盤)- Recorded January 17, 2022. Noar Preminger(Ts, Fl), Nasheet Waits(Ds), Leo Genovese(P), Dave Liebman(Sax, Fl on 5-7) - 1. Blues Variant 2. Saqqara 3. High Or Booze 4. The Healing Power Of Grits 5. Eye Of The Hurricane 6. The Water Spirit Brought Us, The Water Spirit Will Take Us Home 7. Gather Power 8. Improvisation (For Leslie) 9. Cycle Song 10. Year Of The Ox

(23/02/23)5曲目がハービー・ハンコック作、3曲目がNoar Preminger作(彼のリーダー作からの再演)、7曲目がLeo Genovese作で、他は全曲Michael Feinberg作。収録時間は49分。1曲目で変拍子ジャズが出てきて、なかなか今っぽくて熱めのジャズなので、聴く方も燃え上がります。2曲目は少しモーダルな感じで、とカッコよく続きますが、49分で10曲と、もう少し各曲が長ければ、とも思いました。メンバーもいいし、ピアノだけではなく、エレキ・ピアノも出てくるので、あまりこだわりはないかと。ゲスト参加のデイヴ・リーブマンも、参加するとやっぱり彼だなあと思える個性ですし。対抗するPremingerもなかなか存在感があります。8曲目のベース・ソロは即興らしいけどメロディ型。ベースのリーダー作なので重心が低い。

2022/11/20

Standards From Film/Mike Moreno

1410 Criss Crossレーベルからの新譜です。ゆっくりと再起動して、最近少しペースが上がってきたかなと思えるのでちょっとうれしいです。1001-1400番までは最近処分してしまったけど、だいたいはストリーミングで聴けるし、これからもCDで買っていくつもりです。さて、マイク・モレノの新作は、映画音楽からのスタンダード集です。内容が凝っていて、映画のセリフなども時々入っていたり、けっこう考えていますね。ただ、セリフはジャマだと感じる人もいるかもしれない。基本的には懐かしさも感じてますが、テクニック的には新しめのところもあって、そういう点でも飽きさせないと思います。なかなかいい感じ。このレーベル初めてのペラジャケですが、少々寂しい気も。

 

Standards From Film/Mike Moreno(G)(Criss Cross 1410)(輸入盤) - Recorded December 22, 2021. Matt Brewer(B), Sullivan Fortner(P), Obed Calvaire(Ds) - 1. Beautiful Love 2. You Stepped Out Of A Dream 3. There Will Never Be Another You 4. Stella By Starlight 5. Laura 6. I Fall In Love Too Easily 7. On Green Dolphin Street 8. My Foolish Heart 9. Invitation 10. Days Of Wine And Roses

(22/11/17)タイトルの通り、映画のスタンダードを集めたもの。1曲目の出だしで、映画のセリフが出てきてからのアコースティック・ギター1本での演奏でしたが、2曲目は今っぽいクァルテットでの演奏になっていたり、3曲目はギターのアコとエレキの多重録音もあったりと。その場の雰囲気に合わせて多彩な流れになっています。収録時間は66分。元の映画は’32年から’62年で主に’40-50年代のまさにスタンダードの時代のものが多くて、しかもジャズでおなじみの曲も多く、懐かしさもあります。途中で少しセリフが出たりする演出も。基調としては懐かしさのあるアレンジのゆったりした曲が多め。それでもドラムスやベースがワザを出してきたりしてますが。アレンジも工夫を凝らしていて、楽しんで通して聴けます。

2022/10/21

Sky Continuous/Noah Preminger Trio

1411Criss Crossの新譜が届いたので先に聴きます。このレーベル、だんだん復活しているようで、近日中にもう1枚出る予定。とりあえずは続いて良かった。届いたCDのジャケットが、1センチ近く奥の方に入っていて、少し折れ曲がっていたのは残念だけど、許容範囲か。けっこう高度な技を使うトリオで、アルバム中、サックスとベースのユニゾンも目立つし、ドラムソロもけっこういいです。聴く人によってはフリーを感じるんじゃないかなあ、と思いますが、少し入るもその一歩手前で踏みとどまり、またメロディに戻っていく感じがします。ただ、やっぱり今のジャズの人なんだな、と通して聴いて思いました。個人的には好みです。

 

Sky Continuous/Noah Preminger(Ts) Trio(Criss Cross 1411)(輸入盤) - Recorded November 9, 2021. Kim Cass(B), Bill Stewart(Ds) - 1. Ftgop 2. High Or Booze 3. The Late 90's 4. Iris 5. You'll Never Win 6. Armor 7. Sky Continuous 8. Jamz 9. Little Molonae

(22/10/20)サックス・トリオでのピアノレスの演奏。9曲目がジャッキー・マクリーンの作曲の他は全曲Noah Preminger作。収録時間は55分。1曲目の冒頭、短いスピーディなユニゾンのテーマ。それが時々あるも(5曲目も)、メカニカルな雰囲気を交えて、コードから自由になりつつもフリーな感じにはあまり至らない、という微妙なバランス。高度な曲もあり、さすが今の人、という演奏です。ベースもドラムス(有名)もテクニシャンだし。2曲目はマイナー・ブルースのリズムだそうだけど、そうは聴こえないし。サックスはやや複雑だけど歌っている感じはします。3曲目のように4ビート中心の曲もあるけど、やはり今のジャズ。4、6曲目のバラードもやや独特。9曲目のおなじみ曲も1曲目方式で、アドリブになるとマイペースか。

2022/06/21

Swing On This/Opus 5

1406 Criss Crossの新譜をだいぶ遅れて購入。この1406番のレコード番号、今まで空欄になっていたので、うまく埋まってくれてうれしいです。このあたり、先代が亡くなった頃の番号だったので、このまま空き番号になってしまうかと思っていました。さて、このグループもCriss Crossで5作目で、オリジナルばかりで勝負して、しかもこのメンバーでの演奏なので、聴きごたえはありますね。普通だったらなかなか集まることができないでしょう、このメンバー。4、6曲目ではフェンダーローズも使用しているし、今のジャズという感じで、好きな演奏です。それでいてそんなにとんがってなくて(って、複雑だったり変拍子だったりはしますが)、個人的には聴きやすいです。

 

Swing On This/Opus 5(Criss Cross 1406)(輸入盤) - Recorded September 7, 2021. Seamus Blake(Ts), Alex Sipiagin(Tp, Flh), David Kikoski(P, Key), Boris Kozlov(B), Donald Edwards(Ds) - 1. Swing On This 2. Pythagoras 3. Moonbay 4. Fermata 5. Finger Painted Swing 6. Sight Vision 7. The Gread Divide 8. In Case You Missed It

(22/06/19)グループでは5枚目。なかなかこれだけのメンバーは集まらない、今を行くクァルテット。60分収録。1曲目はG. Gontenette作曲のタイトル曲で、8曲目のB.Watoson作を除いて、メンバーのそれぞれによる作曲。編成的には現代ハ-ドバップという感じではあるけれど、変拍子や複雑なコード進行、メロディがあって、もっと現代的なジャズと言う感じがします。それでいてとっつきにくいかというとそうでもなく、耳にすんなり入ってきています。1曲目のようにカッコ良いテンポが早めの曲もあれば、3曲目のようなちょっと乾いた感じのバラードもあったりと変化に富んでいますけど、全曲オリジナル(メンバー外も含めて)というところに彼らの硬派さも感じさせます。やはりこのメンバーだからこそのエッセンスが詰まってます。

2022/03/22

Misha's Wishes/Misha Tsiganov

1409 Criss Crossの新譜が届いたので、先に聴きます。このアルバム、1月末発売予定だったのに、1か月半以上待っても入荷せず、他の通販で値段は多少高くなったけど在庫があったので乗り換えました。遅れたのはリーダーがロシア人(またはロシア系?)だったからではないか、なんて変な勘繰りを入れてしまいますが、内容はメンバー含め良かったです。1曲目でオーソドックスに行くと見せかけて、実際は変拍子やら複雑な感じのアレンジとかを織り交ぜて、聴いていくうちに印象が変わりました。やっぱりフロントの2人の管がいいですねえ。メンバーが全員いいですけど、特に今回はそれを感じました。

 

Misha's Wishes/Misha Tsiganov(P, Key)(Criss Cross 1409)(輸入盤) - Recorded September 9, 2021. Alex Sipiagin(Tp, Flh), Seamus Blake(Ts), Boris Kozlov(B), Donald Edwards(Ds) - 1. Fire House 2. Strike Up The Band 3. Misha's Wishes 4. There Was A Birch Tree In The Field, So What 5. Lost In Her Eyes 6. Just A Scale 7. Give Me Five 8. Hope And Despire 9. Comrade Conrad 10. Are You With Me

(22/03/21)収録時間は66分。ガーシュイン作の2曲目、ロシア民謡の4曲目、ビル・エヴァンス作の9曲目の他は、全曲Misha Tsiganov作。すごいメンバー。ピアニスト(時にローズを使用)としても上手いし、曲もややオーソドックスな雰囲気かと思ったらところによりけっこう凝っていて、変拍子もあったり革新的な部分もある上に、今っぽい感じを付け足す感じで、なかなか渋い演奏を聴かせてくれます。これはフロント陣の影響もあるかと。それと、ミシャ自身のテーマのホーンアレンジも少し淡白でいい感じ。その凝り方は4曲目に表れています。皆演奏はいいけど、ホーンの2人のアドリブが輝いている感じも。他人の曲と自作曲の間の垣根が低いのもいい。3曲目のタイトル曲はドリーミングなサウンド。5曲目はソロ・ピアノ。

2022/03/09

A Glimpse Of The Eternal/David Binney Quartet

1408 今日で手持ちの新譜は一段落です。Criss Crossレーベルも、テンポはゆっくりながら復活してくれているのがいいですね。もう終わりかと思っていたので。しかも、このアルバム、メンバーがいいですし。前半を聴いていると、ゆっくりで思索的かとばかり思っていたら、元気な曲もあるし、ソロの曲もあるしで、聴きながら並行してアルバムコメントを書いていくので、何度も書き直しになっています。これでいいだろうと思ったら、ラストの曲は普通にスタンダードの4ビート曲(サックス・ソロは少しバリバリやっている場面もありますが)だったため、全体的にはもっとサウンドの傾向をまとめたらいいかな、とは思いました。でも聴いていて良かったですけれどね。

 

A Glimpse Of The Eternal/David Binney(As) Quartet(Criss Cross 1408)(輸入盤) - Recorded June 29, 2021. Craig Taborn(P), Eivind Opsvik(B), Dan Weiss(Ds) - 1. Our Place 2. In A Way 3. Ambivalence 4. Vibe Changer 5. Craig 6. Blue Sky 7. Nightfall 8. Dave 9. Group 10. A Glimpse Of The Eternal 11. The Cat And The Moon 12. Craig 2 13. I Had The Craziest Dream

(22/03/08)収録時間は56分。マイケル・ケイン作の2曲目、ヴィンス・メンドゥーサ作の3、11曲目、ヤン・ガルバレク作の6曲目、ラルフ・タウナー作の7曲目、スタンダードの13曲目(これのみ4ビート)で、他は全曲デヴィッド・ビニー作。曲は思索的でメロディがはっきりしているものが多め。13曲を詰め込んでいるため、1曲がやや短めで、その分密度が高い感じ。主に情景描写のようなサウンドで曲は進みます。多くの場面ではソフトでスピリチュアルという雰囲気。ECM系の曲も2曲あるけど、少し賑やかなので興味深い。7曲目は本格的フリーに突入だし。またビートがはっきりしていてメカニカルな4曲目が逆に目立ちます。8曲目はサックスのみで9曲目のフリー・インプロヴィゼーションに続き、5、12曲目はソロ・ピアノ。

2021/09/19

The Color Of US Suite/Donald Edwards Quintet

1407 もうないだろうと思っていたCriss Crossレーベルの新譜が届きました。’19年にオーナーのGerry Teekens氏が亡くなった後、息子のGerry Teekens Jr.氏が引き継いだそうです。これはその新生レーベルの録音ですが、エグゼクティヴ・プロデューサーの名前の記載が同じになっているので、少し混乱しますね。この時期を通して、ギターのデヴィッド・ギルモアもずっと関与しているので、彼も何らかのお手伝いをしているのかもしれません。今日のドナルド・エドワーズのアルバムも、以前のレーベルそのままというような形で音が出ているので、うれしくなってしまいました。タイミング悪くコロナの時期ですが、今後もコンスタントにアルバムを出してほしいものです。

 

The Color Of US Suite/Donald Edwards(Ds) Quintet(Criss Cross 1407)(輸入盤) - Recorded January 31, 2020. Anthony Wonsey(P), Ben Wolfe(B), David Gilmore(G), Abraham Burton(Ts), Sophia Edwards(Vo on 1), Frank Lacy(Vo on 2-8) - 1. Little Hopes 2. Red 3. White 4. Blue 5. Intro To Black 6. Black 7. Brown 8. Tan 9. Finding Beauty 10. Hurricane Sophia

(21/09/18)全曲Donald Edwardsの作曲。収録時間は55分。曲のタイトルが組曲的になっていて、色は肌のことを指すのか、なかなかシビアなテーマですが、演奏自体は普通のジャズという感じで、ドラマーにしては作曲力が素晴らしい。1曲目は彼の娘さんが歌っているのか、子供っぽい声のヴォーカル。それに対してFrank Lacyが2-8曲目とクレジットにはなっているけどヴォーカルがない曲が多く、7曲目のナレーションだけが該当すると思います。曲はメンバーの表現力もありますけど、アップテンポからバラードまで、今のジャズという感じでどの曲もけっこう良い雰囲気ではあります。最近はなかなか直球ど真ん中のジャズを聴くことがない(ギターだけは今風ですけど)ので、堪能しました。リーダーがドラマーで目立ちます。

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