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カテゴリー「ECM2702-2750番」の10件の記事

2022/05/15

Isabela/Oded Tzur

2739 ECMの新譜2枚目です。Oded TzurのECM2枚目は1枚目と同じメンバーで録音しました。収録時間が35分と少なめですが、最近のECMの特徴的なサウンドになっていると思われるので、要注目かもしれません。プロデュースもしっかりマンフレート・アイヒャーになっているし、これは狙ってこういうジャズをやらせたかったのかな、と想像させます。5曲目には盛り上がる場面もありますが、サックスは、声で言うならばささやきのような、ソフトな音でのメロディが目立ちます。ネットで見ると微分音などの用語もありますが、そのまま聴けばいいかと。そこにこのピアノ・トリオのバックがつくので、気になった方はストリーミングなどでも聴いてみてもいいかなあ、と思います。

 

Isabela/Oded Tzur(Ts)(ECM 2739)(輸入盤) - Recorded September 2021. Nitai Herschkovits(P), Petros Klampanis(B), Johnathan Blake(Ds) - 1. Invocation 2. Noam 3. The Lion Turtle 4. Isabela 5. Love Song For The Rainy Season

(22/05/14)全曲Oded Tzurの作曲。同じメンバーで2枚目の録音。収録時間は35分と少し短め。テナーサックスの音色がソフト。それでも5曲とも耽美的で少しミステリアスな、薄暮の色合いをまとったような演奏が素晴らしい。ギュッと凝縮された時間を過ごすことができます。少々薄暗く始まったと思ったら、これはアルバムの導入部の小品になっている1曲目、メランコリックでメロディアスな世界へといざなう、夢見心地な2曲目、叙情性を持ちつつ、互いを意識しあいながらの音の列が全体としてなるほど美しいと思うメルヘンチックな3曲目、語りかけるようなシンプルなメロディで、慈しむようにサックスの音が聴こえる10分台のタイトル曲の4曲目、やや活発な8分の6拍子系の、盛り上がりのある演奏がアクセントの5曲目。

2022/05/14

John Scofield

2727 またECMの新譜が出たので聴いていきます。ジョン・スコフィールドのECMからのソロ作ですが、多くの曲はルーパーというループマシーンを使った、デュオでの編成のように聴こえる録音です。彼はECMにも何作か参加(共演)してますけど、リーダー作としては2枚目(’19年録音「Swallow Tales」)。クレジットを見ると持ち込み音源のようでもありますが、彼のファンだったら狂喜するだろうなあと思いつつも、ECM全般のファンはどう思うかな、とも感じます。あえてこういうアルバムを出すとすれば、ここしかないだろうなと思いますけど。しかも、名前そのもののアルバムです。ある意味ここで集大成としてもいいのでは。それにしては少々地味か。

 

John Scofield(G, Looper)(ECM 2727)(輸入盤) - Recorded August 2021. - 1. Coral 2. Honest I Do 3. It Could Happen To You 4. Danny Boy 5. Elder Dance 6. Mrs. Scofield's Waltz 7. Junco Partner 8. There Will Never Be Another You 9. My Old Flame 10. Not Fade Away 11. Since You Asked 12. Trance De Jour 13. You Win Again

(22/05/13)完全ソロ作、とはいえLooperというループマシーンを使って、そこで弾いたバックの演奏を元に、ギター・ソロをとっているものが多いです。1曲目がキース・ジャレット作、3-4、7-10曲目がトラディショナルやスタンダード、13曲目がハンク・ウィリアムス作。正統派のギター・ソロのアルバムからすればどうなのよってこともあるけど、彼しかできないある意味のたくったようなフレーズといなたい雰囲気が、まさに彼の歴史を物語っていると思います。彼のファンなら最高、と叫ぶと思うけど、賛否両論あるかもしれない。こういう演奏をしてきた彼だけにできる世界が、まさに彼の名前をタイトルにしたアルバムになったのは、興味深いと思います。持ち込み音源と思われますが、ECMからこれが出たということ自体が驚き。

2022/05/07

Hafla/Jon Balke Siwan

2726 ECMの新譜が遅れ遅れに届いているので、また聴きます。もう少ししたらまた届くとは思うのですが。今日はECMから何枚もアルバムを出しているヨン・バルケ。中東的な民族音楽との融合というよりは、もうあっちの世界に近い感じでの演奏ですね。楽器も弦楽器が多く、ソロ奏者はいわゆる平均律ではない音階を出しているような気がするのですが(あくまでそういう気がするだけですけど)、なかなかにエキゾチックな味わいです。ストリングスはあまり多くは目立たない感じですが、場面場面で効果的に彩りを添えていて、不思議なサウンドに身をまかせて漂っています。エレキトロにクスやキーボードも効果的に使われていて、それがある意味無国籍的ではあります。

 

Hafla/Jon Balke(Key, Electromics, Tombak) Siwan(ECM 2726)(輸入盤) - Recorded May/June 2021. Mona Boutchebak(Vo, Kwitra), Derya Turken(Kemence), Bjarte Eike(Baloque Vln, Leader), Helge Norbakken(Per), Pdram Khavar Zamini(Tombak), Per Buhre(Vo, Viola), Barokksolistene: Peter Spikky(Vln), Louise Gorm(Vln), Arsema Asghodom(Vln), Torbjorn Kohl(Viola), Mikkel Schreiber(Viola), Mime Yamarhiro Brinkmann(Cello), Judith-Maria Blomsterberg(Cello), Johannes Lundberg(B) - 1. Tarraquab 2. Enamorado De Jupiter 3. Mirada Furtive 4. La Estrella Fugaz 5. Arrihu Aqwadu Ma Yakunu Li-Annaha 6. Dialogo En La Noche 7. Linea Oscura 8. Saeta 9. Uquallibu 10. Wadadtu 11. Visita 12. Is There No Way

(22/05/06)3曲目のみMona Boutchebak作で、他は全曲ヨン・バルケ作曲。収録時間は45分。楽器からも民族色豊かなことが分かり、ヴォーカルというかヴォイスというか、入っているものは10-13世紀の詩篇が多く、中にはアラビア語のものもあります。そこに少し小編成のストリング・オーケストラが加わって、その民族音楽的サウンドを分厚くしています。西洋の楽器と民族楽器が合わさって、中東色もあるような、あるいは多国籍的(反面無国籍的)な音楽がそこには横たわっています。バルケはそこにキーボードやエレクトロニクスなどを曲によって加えて、より幅広い、ミステリアスなサウンドに仕上げています。このほの暗さというか、哀愁的なサウンドはなかなか印象的。持ち込み音源のようだけど、ECMらしい民族音楽。

2022/04/28

Opening/Tord Gustavsen Trio

2742 ECMの新譜も2日目で一段落。実はもう1枚通販には入荷しているのですが、微妙に4日ほど遅れていて、次に届くのはもう少し先になりそう。トルド・グスタフセンも何枚もアルバムをECMから出していて、今では看板のピアニストの一人になっているのですけど、ここでも相変わらずのマイペースぶりです。こういう分かりやすくて穏やかな(一部ちょっとフリー寄りはありますが)ピアニストが好まれるんだろうなあ、と思います。現代北欧のピアニストらしく、10曲目にはエレクトロニクスを使用した曲もありますが、今となってはそんなに珍しいことでもないですし。穏やかな場面が多いので、愛聴盤になりそうです。

 

Opening/Tord Gustavsen(P, Electronics) Trio(ECM 2742)(輸入盤) - Recorded October 2021. Steinar Raknes(B, Electronics), Jarle Vespestad(Ds) - 1. The Circle 2. Rindings/Visa Fran Rattvik 3. Opening 4. The Longing 5. Shepherd Song 6. Helensburgh Tango 7. Re-Opening 8. Findings II 9. Stream 10. Ritual 11. Floytelat/The Flute 12. Vaer Sterk, Mim Sjel

(22/04/25)英語のタイトルのものはトルド・グスタフセンの作曲。収録時間は48分。12曲あるので、ギュッとエッセンスを凝縮したような演奏が多いです。1曲目を聴いていると、さすが北欧の美旋律のピアノ・トリオと思うのですが、ECMでは、フリーに近いような静かで少し緊張感を漂わせる場面を作ってもいます(2曲目など)。独特の静かな語り口で、これが人気の秘密だとは思うのですが、もう何枚もECMでアルバムを出していることで、それがうかがえます。時にはフリーに近い状態になるも、大部分が抑制された冷たい感触のリリシズムというか、独特な美学でおおわれていて、しかもメロディが分かりやすいところが多めなので、何度もアルバムを聴き返したくなります。ベーシストが交代してますが、大きな流れは同じ感じ。

2022/03/05

Naked Truth/Avishai Cohen

2737 ECMの3枚目で、いったんこのレーベルは一段落。アヴィシャイ・コーエンのアルバムの中ではけっこう好きな部類になっていて、おそらくフリー・インプロヴィゼーション的に演奏しているんだけど、アルバム全体として、奇跡的なまとまり感というか、自然な流れが出来上がっています。多少の指示はあるのでしょうが、これこそマンフレート・アイヒャーのプロデュース力ではないかなあ、と思えます。本来の彼はもっと以前はバリバリとトランペットを吹いていくタイプでしたからね。実はこれからもバリバリ吹くのを聴いてみたいのだけど、ECMにいるうちは、静かな方面でもっと極めていってほしいかなあ、とも思います。

 

Naked Truth/Avishai Cohen(Tp)(ECM 2737)(輸入盤) - Recorded September 2021. Yonathan Avishai(P), Barak Mori(B), Ziv Ravitz(Ds) - 1. Part I 2. Part II 3. Part III 4. Part IV 5. Part V 6. Part VI 7. Part VII 8. Part VIII 9. Departure

(22/03/02)全曲アヴィシャイ・コーエンの作曲、というよりはフリー・インプロヴィゼーションに近いものかも。収録時間は35分と短め。ゆったりとした曲に乗せて、時に静かに、時に朗々とトランペットのメロディが流れていきます。ある程度の指示はあるのでしょうが、サウンドの流れやメロディは自然で、少し憂いを帯びた薄暗いサウンドカラーなっています。ある意味ジャズ的でもあるけれども、もっと何か、自然から湧き出してくるものの音楽という感じもする。組曲は全体で1曲と考えた方がいいくらいに、一貫性とまとまりがあります。9曲目には詩の朗読もあるけれども、それすらもこの組曲の一部に織り込まれてしまっています。これだけ一貫性のある組曲がフリーだとして、本当に瞬間を切り取った素晴らしい録音になってます。

2022/03/04

Vermillion/Kit Downes/Petter Eldh/James Maddres

2721 ECMの新譜の2日目。これは2月の11日ごろには発売されていたのですが、このところECMは飛び飛びの発売のため、まとめて注文して届くのが遅れてしまったものです。もうすでにいくつかレビューがあるようで。このピアノトリオ、当初予想していた叙情的な、という感じはあまりなくて、フリーとまではいかなくても、時に寄り添い、時にそれぞれが勝手に演奏しているようで、かなり自由な感覚での演奏、という感じがしました。語り口は激しくなくても、そんなにとっつきやすいか、というとそうでもなくて、やはり少し聴く人を選ぶアルバムかなあ、と思います。個人的には好きな方ではありますが。彼がピアノトリオの演奏をするとこうなる、ということも分かりました。

 

Vermillion/Kit Downes(P)/Petter Eldh(B)/James Maddres(Ds)(ECM 2721)(輸入盤) - Recorded May, June 2021. - 1. Minus Monks 2. Sister, Sister 3. Seceda 4. Plus Puls 5. Rolling Thunder 6. Sandilands 7. Waders 8. Class Fails 9. Bobbl's Song 10. Math Amager 11. Castles Made Of Sand

(22/03/01)Petter Eldh作が5曲(4、6-8、10曲目)、Kit Downes作が5曲(1-3、5、9曲目)、ジミ・ヘンドリックス作が11曲目。収録時間は45分。Downesは今までオルガンや変則編成のイメージが強かったのですが、ここではピアノ・トリオで勝負しています。ただ、ECMのことで、普通のアプローチという感じではなく、北欧っぽいんだけれども少しフリーサイドに寄ったような部分もあるトリオ。45分で11曲なので、それぞれの曲をコンパクトにまとめています。そんな中で美しいメロディも時々出てきて、ベースの訥々とした突っ込み方のせいか、ちょっとごつごつ感のあるようなサウンドでの展開になっています。まあ、双頭バンド的な曲の受け持ち方なので、2人平等に目立っている感じになっています。叙情的なサウンドも。

2022/03/03

Mieczyslaw Weinberg/Sonatas For Volin Solo/Gidon Kremer

2705 実に3か月ぶりぐらいのECMの新譜が3枚届きました。最初は番号順にECM New Seriesから。ヴァイオリンのソナタというと、はっばをよく聴くのですが、呼応いうある種現代的な演奏を聴くのもいいものです。多少聞く人を選ぶかもしれませんけど、そんなに現代音楽化していないですし、ある種今では聴きやすい方に入るのではないかなあ、と思える内容です。もちろん、ちょっと無機的になるような部分もあったりはしますが。ヴァインベルグというのでしょうか。たぶんこの人の曲は初聴きですが、こういう作曲家を持ってくるのもECMらしいなあ、と思います。名手ギドン・クレーメルのヴァイオリンなので、なかなか聴かせてくれます。

 

Mieczyslaw Weinberg/Sonatas For Volin Solo/Gidon Kremer(Vln)(ECM New Series 2705)(輸入盤) - Recorded December 2019 (on 2-13) and July 2013 (on 1) - 1. Sonata No.3 Op.126 2-8. Sonata No.2 Op.95 9-13. Sonata No.1 Op.82

(22/03/01)Mieczyslaw Weinbergは20世紀のポーランド生まれでロシアで活躍した作曲家。作曲はそれぞれ’79年、’67年、’64年なので、けっこう過激な現代音楽と思いきや、そういう面もある程度あるものの、音楽としての範疇での音使いを保ちつつ、時に冒険をするような色合いのヴァイオリン・ソロの曲です。収録時間は65分。現代に近いところにある、ある種の苦悩を持っているかのような重めの演奏がなかなか興味をひきます。

2021/04/15

Wolf Rune/Sinikka Langeland

2709ECMレーベル3日目で一段落。このアルバムは紙パッケージに紙カバーの仕様になっているんですが、ちょっと折り曲げに無理があるらしく、CDを入れるところにしわが出来ているのが(私のだけかもしれませんが)少々残念かも。ただ、内容は翌、ソロでのアルバムです。コロナ禍だからそういうアルバムにしたのかなあ、と思っても、録音はその直前の’19年12月なので、ソロにしたのは偶然だったんでしょうね。Sinikka LangelandもECMでは何枚もアルバムを出しています。ノルウェーの民謡的な感触がなかなか良く、そういう世界に浸りたい人にはいいかも。カンテレだけのインストルメンタルの曲も多めで、なかなか腕のいいところを聴かせてくれます。

 

Wolf Rune/Sinikka Langeland(Kantele, Vo)(ECM 2709)(輸入盤) - Recorded December 2019. - 1. Moose Rune 2. Polsdance From Finnskogen 3. Row My Ocean 4. Kantele Prayer I 5. The Eye Of The Blue Whale 6. When I Was The Forest 7. Kantele Prayer II 8. Winter Rune 9. Don't Come To Me With The Entire Truth 10. The Girl In The Headlands 11. I See Your Light 12. Wolf Rune

(21/04/13)他人の曲や伝承のフォークだったりが2、10、11曲目で、他はSinikka Langeland作または他人の詞に曲をつけたもの。彼女はノルウェー生まれ。収録時間は42分。カンテレのみの曲もあれば、ヴォーカルの入っている曲もあり、その民族的で幻想的なソロでの曲をゆったりと慈しむように聴くことができます。民族楽器のカンテレの仕組みは分からないけど、どうやら多重録音でのインストルメンタルの曲もあるようです。その表現はけっこう多彩で、そこに音響で響きが入るとかなり美しい音になります。しかもかなりのテクニシャン。そこに時にかぶさる民族的なヴォーカルがまた異国情緒を感じさせて、何とも言えないいい味を出しています。持ち込み音源だと思われますが、これぞECMにふさわしいサウンドかも。

2021/03/25

Entendre/Nik Bartsch

2703 ECMの新譜が、また昨日到着しました。本当は28日から更新再開予定だったんですが、葬儀の予定が斎場が詰まっていて少し先になっていることや、自分の予定が変更になったりして時間が空いてしまったので、予定を変更、前倒してCDを聴くことになりました。さて、ニック・ベルチュのアルバム、今まではグループ名義で出ていたのですけど、今回はコロナ禍もあって、ソロ・ピアノでのアルバムになってます。ミニマルな要素が濃いので、聴く前はソロだと少し心配だったのですが、それは杞憂でした。でも、やはりそれほど難解ではないにせよ、聴く人を選ぶアルバムにはなるだろうな、とは思います。たまにはこういうアルバムがあってもいいのではないかと。

 

Entendre/Nik Bartsch(P)(ECM 2703)(輸入盤) - Recorded September 2020. - 1. Module 58_12 2. Modul 55 3. Modul 26 4. Modul 13 5. Modul 5 6. Deja-vu, Vienna

(21/03/25)全曲Nik Bartschの作曲。収録時間は53分。今までRonin、Mobileなどのグループ名義でしたが、今回がECM初のソロ・ピアノ集。ここでも基本はミニマル系の伴奏に、いつもよりはメロディが少し多めに絡むかな、という感じで、これまた脳を多少トランス状態に持って行くにはいい感じ。再演曲もあるようですが、Modulは曲名というよりはテンプレートのようで、そこから発展して新しい曲にもなりうるとのこと。彼がやっている武道との関連もありそうです。一聴して分かりますが、やはり独特なピアノです。一歩間違うと退屈なピアノになりかねないだけに、彼の集中力がなかなか見事に作用しています。2曲目は間が多く、少しアプローチが違う感じで、日本的な情緒もほんの少し感じさせます。時には奇数拍子の曲も。

2021/02/23

Uma Elmo/Jakob Bro/Arve Henriksen/Jorge Rossy

2702 ECMの2枚目を聴いて、一段落。ヤコブ・ブロのECMでは5枚目のリーダー作だそうです。やはりいかにもECMらしい空間表現で、マンフレート・アイヒャーのプロデュースのもと、彼の好みのサウンドに仕上がっているような感じですけど、これがまた他ではあまり聴くことがないので、なかなかいい。その代わり聴く人によって好みは出てくるかと思います。エンジニアはステファノ・アメリオなんですね。それにしても、これで61分の長さなのですが、聴いていて心が落ち着くのはやはり好みなのかな、と思わせます。トランペットも独特な風合いの音。やはり1曲目がいちばんドラマチックだったかな。こっち方面が好きな方はぜひ。

 

Uma Elmo/Jakob Bro(G)/Arve Henriksen(Tp, Piccolo Tp)/Jorge Rossy(Ds)(ECM 2702)(輸入盤) - Recorded August/September 2020. - 1. Reconstruction A Dream 2. To Stanko 3. Beautiful Day 4. Morning Song 5. Housework 6. Music For Black Pigeons 7. Sound Flower 8. Slaraffenland 9. Morning Song (Var.)

(21/02/23)全曲ヤコブ・ブロの作曲。収録時間は61分。デンマーク、ノルウェー、スペインのトリオ。そのサウンドは、かなり空間的な曲が続き、ベースレスでも十分にその表現ができることを証明している1枚。その叙情的なサウンドの中でややほの暗い空間はゆらゆらと動いて、少しずつ表情を変えて行きます。そしてそのまま情念的なサウンドに向かっていくこともあって、気が付いたら盛り上がっていたということも。特に1曲目にその流れを感じます。2曲目はトーマス・スタンコに、6曲目はリー・コニッツに捧げられています。曲によっては静かなまま進んでいくけど、時にややシリアスな展開になったりして、そのあたりはECMということで、好みはあろうかと思います。ホルヘ・ロッシィもこういう演奏ができるんだと改めて納得。

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