さて、昨年12月から今年6月までの少し変則ですが、2023年ジャズベスト3です。実は今年3月にCDの大量処分をしていて、その後は買うCDの量も少し減ってもいて、その中から選ぶというのも少しきつい気がしてますが、それでも選ぶならこれ、っていう感じでしょうか。今年は映画「Blue Giant」に振り回された前半でもありましたし。順不同です。
Blue Giant(オリジナルサウンドトラック)/上原ひろみ(P, Key( on 16) except 14, 19, 25-26)(Universal Classic &Jazz)
Blue Giant(Original Motion Picture Soundtrack)/Hiromi Uehara(P, Key(on 16) except 14, 19, 25-26)(Universal Classic & Jazz) - Released 2023) 本間将人(Ts on 1 , 16. As on 22)、田中晋悟(B on 1, 4, 16, 22)、柴田亮(Ds on 1, 4, 16, 22)、國田大輔(G on 2, 7-9, 13-15, 18-20)、Marty Holoubek(B on 2-3, 5, 7-11, 13, 15, 18, 20-21, 24-25)、石若駿(Per on 2, 7, 13, Ds on 17, 26, 28-29)、小林未侑(Cl on 2, 7)、西江辰郎(Vln on 2-3, 5, 7, 10-11, 13-15, 18-21, 23-25, 27)、田村直貴(Vln on 2-3, 5, 7, 10-11, 13-15, 18-21, 23-25, 27)、田中笑美子(Vln on 2-3, 5, 7, 10-11, 13-15, 18-21, 23-25, 27)、ビルマン聡平(Vln on 2-3, 5, 7, 10-11, 13-15, 18-21, 23-25, 27)、松崎千鶴(Vln on 2-3, 5, 7, 10-11, 13-15, 18-21, 23-25, 27)、中恵菜(Viola on 2-3, 5, 10-11, 15, 18-21, 23, 25, 27)、古谷聡見(Viola on 2-3, 5, 10-11, 15, 18-21, 23, 25, 27)、井上銘(G on 3, 5, 23, 25)、伊吹文裕(Ds on 3, 20, Cymbal on 27)、野津雄太(Fl on 3, 20-21)、向井航(Cello on 3, 5-6, 10-11, 14, 18-21, 23, 25, 27)、下谷万乃(Cello on 3, 5, 14, 18-21, 23, 25, 27)、篠崎由紀(Cello on 9, 11)、挾間美帆(Cond on 3, 5, 14, 18-21, 23, 25, 27)、田辺充邦(G on 4)、菅野知明(Ds on 7-9, 11, 13, 15)、片山士駿(Fl on 7, 11)、佐瀬悠輔(Tp on 9, 11)、三原万里子(Tb on 10, 15)、馬場智章(Ts on 12, 17, 26, 28-29)、中林薫平(B on 12)、井川晃(Ds on 12)、伊藤駿(Tp on 14, 27)、村上基(Tp on 16)、神農広樹(Oboe on 25, 27) - 1. Impressions 2. Omelet Rice 3. Day By Day 4. Kawakita Blues 5. Ambition 6. Blue Giant -Cello & Piano- 7. Motivation 8. In Search Of... 9. The Beginning 10. Monologue 11. Forward 12. Another Autumn 13. Next Step 14. Challange 15. Kick Off 16.Samba Five 17. N.E.W. 18. Recollection 19. No Way Out 20. New Day 21. Reunion 22. Count On Me 23. Faith 24. Nostargia 25. What It Takes 26. We Will 27. From Here 28. Firstnote 29. Blue Giant
石塚真一原作のジャズマンガの映画化のオリジナルサウンドトラック。72分収録。ほぼ全面的に上原ひろみの作曲、アレンジ、演奏と関わっています。それにしても豪華なメンバー。映画での中心メンバーとなる上原ひろみ、馬場智章、石若駿のトリオの演奏が思ったよりも少なかったけど、その分、通常のサントラ盤、ジャズ(と言ってもストリングスが入っている曲も多いし、他は現代のジャズに近いものでもあるけど)として、気楽にかけられるアルバムに仕上がっています。ただ、このアルバムを聴くよりも、まず映画館へ走れ、と言った方が良いかもしれないくらい、映画と音楽のシンクロ度合いがハンパではありません。それを観てからこのアルバムを聴くのもひとつの方向性だと思います。なかなか力の入ったアルバム。(23年2月17日発売)
At First Light/Ralph Towner(G)(ECM 2758)(輸入盤) - Recorded February 2022. - 1. Flow 2. Strait 3. Make Someone Happy 4. Ubi Sunt 5. Guitarra Picante 6. At First Light 7. Danny Boy 8. Fat Foot 9. Argentinian Nights 10. Little Old Lady 11. Empty Stage
(23/03/21)3、7、10曲目がスタンダードなどで、他はラルフ・タウナ-の作曲。収録時間は44分。ECMでの50周年を記念して録音されたというソロ・ギターのアルバム。今回はクラシック・ギター1本での録音ですが、相変わらず彼らしい演奏がうれしい。ジャズというよりは彼の表現する音楽というものがそのまま前面に出てきています。これをジャズ・ギターと言うと異論もあるでしょうけど、それもまたありかなと。じっくり聴き込むも良し、アルバムを通して聞き流しながら聴くも良しのアルバムで、、メロディアスな側面がそのまま出てきていて、衰えも知らない安心して聴ける音。素直なフレーズも多いですが、その中で乾いたような和音が出てくるのもいい感じです。10曲目はジャズ的なノリ。ギター1本で広がっていく空間。
Dream Box/Pat Metheny(G, Baritone G)(Modern Recordings)(輸入盤) - Recorded 2021-2022. - 1. The Waves Are Not The Ocean 2. From The Mountains 3. Ole & Gard 4. Trust Your Angels 5. Never Was Love 6. I Fall In Love To Easily 7. P.C. Of Belgium 8. Morning Of The Carnival 9.Coluds Can't Change The Sky
(20/06/20)5-6、8曲目がスタンダードやボッサなどで、他はパット・メセニーの作曲。収録時間は56分。エレキ・ギターとバリトン・ギターの多重録音になっていて、一人で演奏をこなしています。今までアルバムを作る時に書いたり演奏しようとしたりして、結局世に出なかった曲たちを集めてひとつのアルバムにしたとのことで、ある種コンピ的な、と書いてある解説もありました。曲としては落ち着いているものが多くてメロディも印象的。どう聴いて欲しいか、いろいろだと思うけど、ヴォリュームを絞り気味にしてBGMにもなるし、じっくり聴いてもいいし、とどのようにも聴けます。タイトルにはホロウボディのギターの意味もあるようで、エレキでもソフトな音色がまたいい感じです。時間ある時にゆったりとしたところで聴きたい。
(次点)
Moving Again '19→'23/外山安樹子(P)トリオ(Rice Records)
百 ワン・ハンドレッド・ドリームス/藤井郷子(P)(Libra Records)
最近のコメント