Return From The Stars/Mark Turner
ECMの新譜も遅れ遅れながら届いていますので、聴いていきたいと思います。このアルバムを聴いていて、最初は持ち込み音源だと思ってました、アップテンポの4ビートの曲があったり、音数も多く割と元気な曲もあったからです。でもマンフレート・アイヒャーのプロデュースとのことで、やりたいように演奏させて、そしてミキシングでECMレーベルに似合うように完成させた、という感じです。マーク・ターナーにはもともと内省的な面も強かったですし。抑制されすぎずに音も出ているので、けっこう楽しめました。ただ、オリジナルばかりのこういうジャズなので、ある程度聴く人を選ぶかな、という感じもしました。
Return From The Stars/Mark Turner(Ts)(ECM 2684)(輸入盤) - Recorded November 2019. Jason Palmer(Tp), Joe Martin(B), Jonathan Pinson(Ds) - 1. Return From The Stars 2. Terminus 3. Bridgetown 4. It's Not Alright With Me 5. Nigeria II 6. Waste Land 7. Unacceptable 8. Lincoln Heights
(22/04/25)全曲マーク・ターナーの作曲。収録時間は64分。マンフレート・アイヒャーのプロデュース。2管のピアノレスのクァルテットで、その雰囲気はやはりクールだけど、今のジャズっぽく盛り上がる部分も多い。各楽器とも音数が多めの部分も少なくなく、普通に現代ジャズになっているので、全体のミキシングでECMにやや合わせている感じ。どこかひねくれたような曲作りになっていて、それは1曲目のタイトル曲でも感じます。テーマの部分はターナーの抑制的で内省的な性格があらわれてますが、テーマからして音数が多かったり4ビートで進行する曲もあります。ピアノがないだけ自由だけど、フリーに行きそうで結局はまとまる方向に。3、5曲目はその中でも元気な方なので、他レーベルで録音したらどうなっていたか。
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