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カテゴリー「ECM2651-2701番」の42件の記事

2022/07/19

Hellbound Train - An Anthology/Steve Tibbetts

2656 ECMの新譜はじめ、何枚か届いたので、連続になるか飛び飛びになるのか分かりませんが、聴いていきたいと思います。今日はスティーヴ・ティベッツのアンソロジーのアルバム。CD2枚組で収録時間は126分。今までの彼の作品を持っている人には曲がダブりますが、そういう人たちの絶対数は少ないだろうし、ECMのある側面を聴くにはチャンスなので、これを聴いてみてもいいのでは。ストリーミングにもありますし。彼といい、ステファン・ミクスといい、ECMでなければ世に出ていない可能性が強いので、こういうサウンドを聴いて経験するのも十分アリだと思います。いろいろなアルバムから曲が集まってますが、一貫性がかなりあります。

 

Hellbound Train - An Anthology/Steve Tibbetts(G, Kalimba, Per, Dobro, P)(ECM 2656/57)(輸入盤) - Released 2022. Marc Anderson)|(Congas, Per, Steel Drum, Gongs, Handpan), [CD1] Jim Anton(B on 1-4, 6, 9), Eric Anderson(B on 1, 8-9), Bob Hughes(B on 10-11), Mike Olson(Synth on 7), Marcus Wise(Tabla on 8, 10), Claudia Schmidt(Voice on 1, 9), Rhea Valentine(Voice 1) [CD2] Michelle Kinney(Cell, Drones on 9-11, 16), Bob Hughes(B on 15), Tim Weinhold(Vase, Bongos on 15), Marcus Wise(Tabla on 3) - [CD1] 1. Full Moon Dogs 2. Chandoha 3. Lochana 4. Black Temple 5. Burning Temple 6. Glass Everywhere 7. Roam And Spy 8. Hellbound Train 9. Nyemma 10. Your Cat 11. Vision [CD2] 1. Chandogra 2. Climbing 3. Black Mountain Side 4. Start 5. 100 Moons(Excerpt) 6. Mile 234(Excerpt) 7. Wish 8. Ishvaravara 9. Bloodwork 10. Life Of Someone 11. Life Of Emily 12. The Big Wind 13. Aerial View 14. Night Again 15. My Last Chance 16. End Again 17. Threnody

(22/07/18)今までのアルバムのアンソロジー。[CD1]の7、10-11曲目は共作、[CD2]6-7、12-14曲目は共作、5曲目はマーク・アンダーソンの作、3曲目はジミー・ペイジ作。他は全曲スティーヴ・ティベッツの作曲。元のアルバムは多岐にわたるけど、長きにわたりECMから何枚もアルバムを出せたのはやはりマンフレート・アイヒャーのおかげではないかと。ジャズと言うよりはどことなく無国籍的民族音楽に近いロックやフォークに聴こえる場面が多いのだけど、割とアルバムがいろいろ混ざっていても、その音の主張は一貫していて、彼ならではのサウンド世界が広がっています。リマスターもされているようだし、このアンソロジーを今出す意味はあったのでは、と思います。1枚目が動で、2枚目が静のような感じ。

(24日追記)ストリーミングの表示では2022 Remasteredと書いてありました。

2022/04/27

Return From The Stars/Mark Turner

2684 ECMの新譜も遅れ遅れながら届いていますので、聴いていきたいと思います。このアルバムを聴いていて、最初は持ち込み音源だと思ってました、アップテンポの4ビートの曲があったり、音数も多く割と元気な曲もあったからです。でもマンフレート・アイヒャーのプロデュースとのことで、やりたいように演奏させて、そしてミキシングでECMレーベルに似合うように完成させた、という感じです。マーク・ターナーにはもともと内省的な面も強かったですし。抑制されすぎずに音も出ているので、けっこう楽しめました。ただ、オリジナルばかりのこういうジャズなので、ある程度聴く人を選ぶかな、という感じもしました。

 

Return From The Stars/Mark Turner(Ts)(ECM 2684)(輸入盤) - Recorded November 2019. Jason Palmer(Tp), Joe Martin(B), Jonathan Pinson(Ds) - 1. Return From The Stars 2. Terminus 3. Bridgetown 4. It's Not Alright With Me 5. Nigeria II 6. Waste Land 7. Unacceptable 8. Lincoln Heights

(22/04/25)全曲マーク・ターナーの作曲。収録時間は64分。マンフレート・アイヒャーのプロデュース。2管のピアノレスのクァルテットで、その雰囲気はやはりクールだけど、今のジャズっぽく盛り上がる部分も多い。各楽器とも音数が多めの部分も少なくなく、普通に現代ジャズになっているので、全体のミキシングでECMにやや合わせている感じ。どこかひねくれたような曲作りになっていて、それは1曲目のタイトル曲でも感じます。テーマの部分はターナーの抑制的で内省的な性格があらわれてますが、テーマからして音数が多かったり4ビートで進行する曲もあります。ピアノがないだけ自由だけど、フリーに行きそうで結局はまとまる方向に。3、5曲目はその中でも元気な方なので、他レーベルで録音したらどうなっていたか。

2021/11/14

Once Upon A Time/Eberhard Weber

2699 届いたECMの2枚目です。今はベースを弾くことができなくなってしまったエバ―ハルト・ウェーバーの’94年のライヴのベース・ソロでのアルバム。やはり彼の音は一聴すると分かりますね。ただ、映像ではないので、1本のベースではちょっとでなさそうな音があちこちにあるので、それが疑問。スタジオ録音だと多重録音などできてしまうのでしょうけど、テープか何かを使いつつのライヴなのでしょうか。((注)ある方からの情報によればエコー装置だそうです。)本当にあれを重ね録りしてないとすると、ものすごいテクニックということになるのですけど。開放弦をうまく使うと問題ないのかな? この辺は知っている方、お教えいただければ。そういうことを考えずに聴いたとすると、他ではないベース・ソロのライヴなので、けっこう堪能できると思うのですけど。

 

Once Upon A Time/Eberhard Weber(B)(ECM 2699)(輸入盤) - Recorded August 1994. - 1. Pendulum 2. Trio For Bassoon And Bass 3. Ready Out There 4. Silent For White 5. Delirium 6. My Favorite Things 7. Air

(21/11/13)’94年のライヴ録音で、収録時間は48分。6曲目がスタンダードの他は全曲Eberhard Weberの作曲。特に1曲目は有名な再演曲なので、懐かしいと思う人は多いでしょう。独特なエフェクターをかけた(確か5弦の)アコースティックベースなので、音を聴けば、あ、彼のベースだと分かります。しかもベース・ソロでのライヴなんですが、メロディやコードもうまく使って、独特な音のセンスでライヴを聴かせきっています。ジャケットも久しぶりのMaja Weberによる絵が懐かしい。哀愁漂う演奏で、テンポ的にもある意味一本調子なのですが、聴いていると、完全なソロでは音が出なさそうな場面があって、ループBOX的なもの(あるいはテープ)を使ってそれをバックに演奏しているのかも、と思いました。真偽のほどは不明。

2021/11/13

Puerta/Jorge Rossy/Robert Landfermann/Jeff Ballard

2661 またECMが2枚入ってきたので、聴いていきます。ECMはあと下旬に1枚出て、今年は打ち止めかな。このアルバム、メンバーと楽器が面白くて、リーダー格のホルヘ・ロッシーは本業はドラマーで、ブラッド・メルドー・トリオで以前叩いていた人。ヴァイブラホンとマリンバは、それでも他レーベルで複数枚出してますね。そしてジェフ・バラードはメルドー・トリオにあとからドラマーで入った人。それが共演しているので、けっこう意外だなあ、と思う気持ちは一緒でしょう。持ち込み音源のようで、出てくる音を聴いていると、あまりECMっぽくないサウンドの曲が多め。ただし、マンフレート・アイヒャーはECMらしい音というのはない、というようなことを言っていたことがありましたので、これはこれでいいかなあと。

 

Puerta/Jorge Rossy(Vib, Marimba)/Robert Landfermann(B)/Jeff Ballard(Ds, Per)(ECM 2661)(輸入盤) - Recorded September 2020. - 1. Pst-Cathoric Waltz 2. Tainos 3. Adagio 4. Maybe Tuesday 5. Cargols 6. Scilla E Cariddi 7. Puerta 8. S.T. 9. Ventana 10. Adios

(21/11/13)5曲目のみChris Cheek作で、他は全曲Jorge Rossy作。収録時間は54分。いつもはドラマーですけど、ここではヴァイブラホンとマリンバでの演奏(他レーベルでは既にあるようです)。しかも、ブラッド・メルドー・トリオの後釜のドラマーとして入ったジェフ・バラードとの共演ということで興味を引きます。幾分オーソドックスなジャス寄りかなと思える演奏で、持ち込み音源っぽさを出しています。いかにもECMという感じの曲は少なめ。。副業っぽくない演奏で、こういう器用な演奏もできるのは、ミュージシャンとして幅が広がっていいとは思います。バラードのドラムスのサポートは、4ビートの曲もそうでない曲も、見事なサポートぶりを見せてます。ベースも4ビートの曲はけっこうオーソドックスだし、音数はやや多めです。

2021/11/11

Subaqueous Silence/Ayumi Tanaka Trio

2675 ECMの新譜も3枚目で一段落。日本人としては数少ない何人目かのリーダー作です。田中鮎美という人は、北欧で活躍しているピアニストなので、しかもそこの音にたぶんどっぷりとハマっているので、ブラインドで聴くと、北欧出身のピアニストかと思うかもしれません。この音源、持ち込みだったのか、クレジットにはアルバム・プロデュースド・バイ・マンフレート・アイヒャーと書いてあります。でも出てくるサウンドはECMでの北欧系のピアノトリオの音でした。個人的にはなかなかいいですけど、聴く人を少々選ぶかなあ、とも感じます。収録時間が34分なのでLPを意識しているのかもしれませんけど、もう少し長ければなあ、とも思いました。

 

Subaqueous Silence/Ayumi Tanaka(P) Trio(ECM 2675)(輸入盤) - Recorded June 2019. Christian Meaas Svendsen(B), Per Oddvar Johansen(Ds) - 1. Ruins 2. Black Rain 3. Ruins II 4. Ichi 5. Zephyr 6. Towards The Sea 7. Subaqueous Silence

(21/11/09)4-6曲目が出演者のフリー・インプロヴィゼーションで、他は全曲田中鮎美の作曲。収録時間は34分。曲の中の間の取り方といい、ゆったりとした温度感の低い音といい、まさにECMとしてのアルバムとしてどストライクな雰囲気のサウンドを持ったアルバム。それでいて甘くなく、ある程度聴く人を選ぶようなスタンスがうかがえます。曲ごとに、落ち着いてはいるけれど、見えてくるカラーが違っているのもいい感じ。フリー・インプロヴィゼーションでも、音使いややり取りがシリアスになる場面があるかな、とは思うも、アルバムの起伏をつけるにはちょうどいい塩梅のような気がしています。切り込むような鋭さではないけれども、それでも相変わらず温度は低いままなので、やはり日本人でもかの地のピアニストかと思う。

2021/10/31

Edizione Speciale/Enrico Rava

2672 ECMのアルバムが1枚届いたので聴きました。他にもNew Series含めて5枚が11月5日頃揃う予定なんですが、もしかすると2枚ぐらいは遅れるかもしれません。さて、今日のアルバム、持ち込み音源のようで、ECMにしては元気な場面が多いし、曲目もそんな雰囲気を漂わせていますが、ライヴなのですがちょっと残響が多いかな、と気にはなります。まあそれでもこうしてエンリコ・ラヴァの2年前の演奏ですけど、届けられて、ああ、元気でやっているなあ、とうれしいですね。それにしてもこのところ出てくるのはコロナ禍の前の録音が多いですね。まあ、それもやむを得ないかな、とは思いますけど。

 

Edizione Speciale/Enrico Rava(Flh)(ECM 2672)(輸入盤) - Recorded August 18, 2019. Francesco Bearzatti(Ts), Francesco Diodati(G), Giovanni Guidi(P), Gabriele Evangelista(B), Enrico Morello(Ds) - 1. Infant 2. Once Upon A Summertime - Theme For Jessica Tatum 3. Wild Dance 4. The Fearless Five 5. Le Solite Cose - Diva 7. Quizas, Quizas, Quizas

(21/10/30)ライヴで64分収録。2曲目前半がスタンダード、7曲目がラテン曲、3曲目がピアノを除くフリー・インプロヴィゼーション、他はエンリコ・ラヴァの作曲。再演曲もあり。持ち込み音源で、ECMにしてはけっこう縛りが取れて元気だな、という場面も。例えば1曲目はけっこう自由なフリー色の強いファンクという感じでもあるし。ギターはソリッドのものを使ってます。2曲目出だしのスローなバラードは美しく、そこから陽気に盛り上がっていきます。3曲目は情景描写的なフリーだけど、ここまでやって大丈夫かという気も。軽いワンコード中心のファンクで、時に4ビートになってゴキゲンに元気になる4曲目、2ホーンのみで絡みながら進む出だしから、哀愁のバラードになる5曲目、このラテンは原曲を保っている感じの6曲目。

2021/10/15

Shadow Plays/Craig Taborn

2693ECMの新譜2枚目でとりあえず一段落。これはCraig Tabornのコンサートレコーディングで、収録時間は76分あります。おそらく完全即興演奏ではないかと思われ、穏やかに進むところ、盛り上がるところ、アブストラクトなところ、ミニマルなところ、いろいろな要素が入っています。この時間を聴き通すにはやや難解だなあ、と思う方もいらっしゃると思うので、聴く人を選ぶかも、という文言を使いました。こういう時、キース・ジャレットなら難解でも有無を言わさずついてこい的な迫力があるのですが、この人の場合、もっと自由にどうぞという感じにも聴こえます。まあ、それについてはまず聴いてみてからということで。最近はストリーミングもありますし。

 

Shadow Plays/Craig Taborn(P)(ECM 2693)(輸入盤) - Recorded March 2, 2020. - 1. Bird Templars 2. Discordia Concors 3. Conspiracy Of Things 4. Concordia Discors 5. A Code With Spells 6. Shadow Play 7. Now In Hope

(21/10/13)Wiener Konzerthausでのライヴ録音で、おそらくピアノは即興演奏だと思われます。収録時間は76分。静かなところから、盛り上がりのあるところまで、ドラマチックにコンサートは進行していきますが、やはり流れを意識しているのか、それともその場でどこへ行くのか決めているのか、彼の構成力を感じます。次はどこに行くのか。その流れに身をゆだねていくのがいいと思いますが、時にアブストラクトなアプローチになってみたり、クラシックや現代音楽の緊張感もそのフレーズからは感じます。時に同じフレーズを繰り返したりしますが、彼のピアノは思索的な部分が多い印象。抽象的な部分もさりげなく織り込む。結果的にはレーベルカラーに合っているための採用だったのかも。ある意味聴く人を選ぶアルバム。

2021/10/14

When We Leave/Mathias Eick

2660ECMの新譜が2枚届いたので聴いていきます。今月下旬から来月上旬までにECMから5枚ぐらい出るようで、コロナ禍の前のペースに戻るのではないかなあと思いますが、ちょうどその最中の録音が少ないと思われるため、一時的なものかもしれません。さて、Mathias Eickのこのアルバム、けっこうメロディアスで聴きやすく、ほとんどインタープレイ的なシリアスな場面がないため、あまりECMには親しみがない方でも聴けるのではないかなあ、と思います。それでいて、サウンドがそのペースのまま盛り上がっていくところもあって、聴いていてある程度メリハリもありますし。収録時間が適度に短めなのも、全体のまとまりを良くしている感じです。

 

When We Leave/Mathias Eick(Tp, Key)(ECM 2660)(輸入盤) - Recorded August 2020. Hakon Aase(Vln, Per), Andreas Ulvo(P), Audun Erlien(B), Torstein Lfthus(Ds), Helge Andreas Norbakken(Ds, Per), Stian Carstensen(Pedal Steel G) - 1. V(輸入盤) - 1. Loving 2. Caring 3. Turning 4. Flying 5. Arvo 6. Playing 7. Begging

(21/10/13)全曲Mathias Eickの作曲。収録時間は38分。ノルウェーのトランぺッターらしく、北欧の流れていくような、ジャズと当地の空気を含んだ陰影のあるメロディの音楽とをうまく組み合わせています。ECMらしいベース(ベースはやや目立ったアプローチですが)とドラムスが、中心にサポートしています。インタープレイ的なものもメロディアスで、どの曲も前面にメロディが出てくることが特徴になってます。穏やかで、少し低い温度感のあるサウンド風景が広がっています。それでいてその雰囲気のまま盛り上がる場面もあって、音的には必ずしも静かというわけではなく、そのあたりで物語性を持っている感じ。マンフレート・アイヒャーのプロデュースですが、このアルバムに関してはそんなにシリアスに構える必要はないです。

2021/09/15

En Attendant/Marcin Wasilewski Trio

2677 ECMの新譜が来たので、聴いていきます。さすがにこのトリオ、それほど甘くない部分も見せつつも、耽美的なサウンドに仕上がっています。4ビートではなくて流れていくように進むので、好みの問題があるかと思いますが。そして、最後の方で気が付いたのですが、おそらくECM2678「Arctic Riff/Marcin Wasilewski(P) Trio/Joe Lovano(Ts)」と同じ時の録音で、重なっている曲もあります。この2枚、連番なので気が付きましたが、3曲目と5曲目がそうですね(テイク違いではありますが)。コロナ禍の前なのですけど、収録するには録音のテイクを重ねるも収録自体が少し短かったのか、どうなのか。まあ、そういうことは気にしなくても、こっち方面が好きな人には、たまらないアルバムなんじゃないでしょうか・

 

En Attendant/Marcin Wasilewski(P) Trio(ECM 2677)(輸入盤) - Rcorded August 2019. Slawomir Kurkieicz(B) Michal Miskiewicz(Ds) - 1. In Motion, Part I 2. Variation 25 3. Vashkar 4. In Motion, Part II 5. Glimmer Of Hope 6. Riders On The Storm 7. In Motion, Part III

(21/09/14)Marcin Wasilewski作が5曲目、3人のインプロヴィゼーションが1、4、7曲目、バッハ作が2曲目、カーラ・ブレイ作が3曲目など。収録時間は43分。美しい色調で通してますけど、選曲にインプロヴィゼーションが多かったり、意外に硬派な感じの選曲。ただし、1曲目の冒頭から、彼らの耽美的な要素は前面に出てきていて、さすがECMのピアノ・アルバムと思わせます。時折激しく切り込みますけど、そういう面も含めて完成度が高いなと。他の2曲もそんな感じ。バッハの2曲目はゴルトベルク変奏曲からですが、まさにここにふさわしい塩梅でトリオで入り込みます。3曲目はやはりカーラのメロディが強く、それと分かりますが彼ら流に。5曲目も自由なバラードでいて耽美。ザ・ドアーズの曲と思われる8ビートの6曲目。

2021/08/30

The News/Andrew Cyrille Quartet

2681 ECMレーベルの新譜の2日目で一段落。コロナ禍の前のように1か月につき5枚出すということは無くなりましたが、それでも休みの季節を除くと2枚ペースに戻ってきてますね。そしてこのアルバム、プロデューサーがSun Chungで、今までで一番新しい時期のプロデュースになっています。これを録音して退職したのでしょうか。アンドリュー・シリルのECMのリーダー作としては3作目で、前作のワダダ・レオ・スミスが加わったトリオ作のアルバムは、個人的にはあまりピンときませんでしたが、1作目に引き続きで、ピアノを加えたこのアルバムは好きな方ですね。メンバーの多様性のようなものの面白さがあります。

 

The News/Andrew Cyrille(Ds) Quartet(ECM 2681)(輸入盤) - Recorded August 2019. Bill Frisell(G), David Virelles(P, Synth), Ben Street(B) - 1. Mountain 2. Leaving East Of Java 3. Go Happy Lucky 4. The News 5. Incienso 6. Baby 7. Dance Of The Nuances 8. With You In Mind

(21/08/28)1、3、6曲目がビル・フリゼール作、5、7(アンドリュー・シリルとの即興演奏)曲目がDavid Virelles作、2曲目が既成の曲の他はシリルの作曲。収録時間は53分。「The Declaration Of Musical Independence」(ECM 2430)にピアノが加わった演奏。プロデューサーはSun Chung。ドラムスは、どちらかというとパルス状の発信に聴こえますが、サウンドがまとまりつつある進行にアクセントを加えています。個人的にはビルのカラーにある程度染まっているのがうれしい。ピアノがいることで、より流れていく感じが強まったかな、という印象。フリー的なピアノのアプローチの部分も面白く、本来持つ自由への飛翔の部分も、少しですけどありますね。そもそもメンバーがいろいろな方面から集まっているので、それも面白い。

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