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カテゴリー「ECM2651-2700番」の6件の記事

2019/12/02

Not Far From Here/Julia Hulsmann Quartet

2664 ECMの新譜が1枚届いたので、先に聴いていきます。実際に聴いたのは11月30日だったので、今年のベスト選定には何とか間に合いました。ジュリア・ハルスマンは、ECMでは初めてのクァルテットのアルバムではなかったかな。今まではトリオだったと思います。サックスがうまい位置関係にあるので、変化が出て、ECMらしく少々ミステリアスなアルバムに仕上がったような気がしています。例年12月はECMは新譜がお休みなので、年内はこれが最後かな。分割出荷だったり1枚の注文だったり、数日前まで続々とCDが来るのであせりましたけど。12月はCDの入手は少ないと思います。

 

Not Far From Here/Julia Hulsmann(P) Quartet(ECM 2664)(輸入盤) - Recorded March 2019. Uli Kemoendorff(Ts), Marc Muellbauer(B), Heinrich Kobberling(Ds) - 1. The Art Of Failing 2. Le Mistral 3. This Is Not America 4. Weit Weg 5. Streiflicht 6. Not Far From Here 7. No Game 8. Einschub 9. If I Had A Heart 10. Colibri 65 11. You Don't Have To Win Me Over 12. Wrong Song 13. This Is Not America(Var.)

(19/11/30)Julia Hulsmann作が1、4-7曲目、Marc Muellbauer作が2、12曲目、Uli Kemoendorff作が8、11曲目、Heinrich Kobberling作が9-10曲目、デヴィッド・ボウイとパット・メセニー、ライル・メイズとの共作が3、13曲目。59分で13曲収録なので、比較的曲は短めのものが多い。ECMらしいピアニストだけど、穏やかなだけではなく、2、4-5、7-9、11曲目のような少しミステリアスな雰囲気の曲も多めにあります。サックスも少し丸いようでいて速いフレーズもけっこうイケる感じ。3、13曲目はメロディアスなんだけどだんだん深みにはまりこむような感じ。浮遊感があって漂っていくボッサ的なリズム(変拍子?)のタイトル曲の6曲目、ややスピード感のある10曲目、じっくり盛り上がる12曲目など変化に富んでます。

2019/11/25

Munich 2016/Keith Jarrett

2667 ECMの新譜聴き4日目で一段落。キースジャレットの演奏、最近のアルバムは少なくて、発売されたとしてもかなり前の演奏だったということが多かったでしたが、これは今時点では一番新しく、’16年の演奏になっています。年齢で衰えを見せることなく、相変わらず聴かせるソロ・ピアノの即興演奏でライヴを盛り上げているのは、非常に素晴らしいことだと思います。最近は難しい曲もあったりはしますけど、これも時代の流れで、美しさばかりが彼のピアノではないと言っているようです。ちなみにこのアルバムはセルフ・プロデュースになっていて、彼が今一番聴かせたい音がこれ、ということじゃないのかなあ、と思います。

 

Munich 2016/Keith Jarrett(P)(ECM 2667/68)(輸入盤) - Recorded July 16, 2016. - 1-12. Part I - XII 13. Answer Me, My Love 14. It's A Lonesome Old Town 15. Somewhere Over The Rainbow

(19/11/22)CD2枚組のライヴ。12曲目までが即興演奏で、13-15曲目はアンコールと思われ、スタンダードなど。1-2、7、12曲目は現代音楽的というか、アグレッシヴというか、そういう側面が目立っていて、ある意味取っつきにくいかもしれないけれど、本編の方は、抽象的な表現と分かりやすい表現の曲が入り混じっていて、ちゃんと一連の壮大なドラマがあるように聴こえます。3、5-6、8、11曲目のようにしっとり落ち着いた、または4曲目の8ビートの演奏や、9曲目のブルースの演奏、淡い感触ではじまりドラマチックな展開のある10曲目があります。アンコールのスタンダードの方は温かみもあって、曲が歌っていてゆったりと聴ける感じです。キース・ジャレット本人のプロデュースで、持ち込み音源と思われます。

2019/11/24

Three Crowns/Maciej Obara Quartet

2662 ECMレーベル新譜聴き3日目。今日はMaciej ObaraのECMのセカンドアルバム。ファーストの時はマンフレート・アイヒャーがプロデュースだったのが、今回はスティーヴ・レイクです。レイクというと、けっこう過激なフリーとか、そういうイメージもあったのですが、そろそろ誰を後継者にするかを検討している段階かもしれないですね。このアルバム、特にアイヒャーのプロデュースと比べて、そんなに変わったところはない気がしています。Criss Crossレーベルのオーナーが10月31日に亡くなりましたが、後継者がいるかどうか分からないところを見ると、ECMでもそういう対策をしているのでは、と思わせる部分があります。

 

Three Crowns/Maciej Obara(As) Quartet(ECM 2662)(輸入盤) - Recorded March 2019. Dominik Wania(P), Ole Morten Vagan(B), Gard Nilssen(Ds) - 1. Three Pieces In Old Style (1) 2. Blue Skies For Andy 3. Smoggy People 4. Little Requiem For A Polish Girl (Tranquillo) 5. Vang Church 6. Three Crowns 7. Glow 8. Mr. S

(19/11/21)Maciej Obara作が2-3、5-8曲目、Henryk Mikolaj Grecki作が1、4曲目。スティーヴ・レイクのプロデュース。ポーランドとノルウェーの混成グループ。1曲目からゆったりとそして繊細なバラードを奏でています。それでも2曲目は哀愁のある、盛り上がりもある雰囲気で、勢いがある部分も。バラードながらサックスがしっかりとしている3曲目、しっとりとした、それでいて不安感のあるメロディが続くバラードの4曲目、空間的なピアノから、サックス・ソロではじまり、8ビート的なフレーズが飛ぶような感覚が気持ち良いジャズしてる5曲目、ドラム・ソロではじまり、フリーがちで穏やかに飛翔する6曲目、メカニカルなメロディの動きをするフリーに近い盛り上がりの7曲目、しっとり系メロディのバラードで幕を閉じる8曲目。

2019/10/16

Roma/Enrico Rava/Joe Lovano

2654ECM新譜聴き5日目でECMは一段落。これもライヴの持ち込み音源のようです。聴いていると、このアルバムに関してはECM的とも言えるのですが、それでもスピリチュアルというか、フリーというか、そんな面も強く感じます。エンリコ・ラヴァとジョー・ロヴァーノのフロントだったら聴いてみたい、と思う人は多いと思います。ただ、このレーベルとメンバーだと、こういう方面に行ってしまうんだな、ということを感じました。適度に緊張感があって良いライヴの音源を収録してくれたと思いますが、やはりちょっとクセがある(私は好きですが)というところではないのかなあ、と思います。

 

Roma/Enrico Rava(Flh)/Joe Lovano(Ts, Tarogato)(ECM 2654)(輸入盤) - Recorded November 2018. Giovanni Guidi(P), Dezron Douglas(B), Gerald Cleaver(Ds) - 1. Interiors 2. Secrets 3. Fort Worth 4. Divine Timing 5. Drum Song - Spiritual - Over The Rainbow

(19/10/15)ライヴ。66分収録。エンリコ・ラヴァ作が1-2曲目、ジョー・ロヴァーノ作が3-5曲目前半、ジョン・コルトレーン作が5曲目中盤、スタンダードが5曲目後半。15分台の1曲目からなかなかエキゾチックにせまってくれます。バラード的な感じではあるけど、かなり自由でフリー的な音使いもあって、徐々に盛り上がっていきます。リズムはゆるいファンクな感じで、少し密度の濃い目なソロとバッキングに耳が行く2曲目、続いていくような感じでベースが4ビートを刻んでいる、それでも8ビート的に聴こえる、勢いのある12分台の3曲目、メロディが漂うように流れるも、緊張感のあるサウンドの4曲目、自由度が高い中でサックスが舞い、その後メドレーで続いていく18分台もの5曲目。8分の6拍子とバラードへの変化が。

2019/07/05

La Misteriosa Musica Della Regina Laona/Gianluigi Trovesi/Gianni Coscia

2652 ECMの新譜の2枚目で、このレーベルは一段落。今回のアルバム、けっこう面白かったです。クラリネットとアコーディオンのデュオなんだけど、あまりECMらしくなく、聴いたことのあるメロディが良く出てきます。温度感も温かめで、なかなかいい雰囲気。中くらいの曲と短い曲とが混ざり合っていて、19曲入っている割にはあまり長くは感じませんでした。このデュオ、ECMでは4作目らしいけど、こんな温かい雰囲気だったかなあ、と思います。過去にライナーを書いてくれた小説家のUmberto Ecoに捧げたアルバムで、それにちなんだ曲も入っているとのことなんですけど。面白いアルバムなので、聴く機会があったら、ぜひどうぞ、ということで。

 

La Misteriosa Musica Della Regina Laona/Gianluigi Trovesi(Piccolo Cl, Acl)/Gianni Coscia(Accordion)(ECM 2652)(輸入盤) - Recorded January 2018. - 1. Interlidio 2. Nebjana I 3. Basin Street Blues 4. Nebjana II 5. As Time Goes By 6. Pippo Non Lo Sa 7. Fischia Il Vento 8. Moonlight Serenade 9. In Cersa Di Te 10. Bel Ami 11. Eco 12. EIAR 13. Gragnola 14. Nebjana III 15. Inno Dei Sommergibili 16. Unberto 17. Vlando 18. La Piccinina 19. Moonlight Serenade (Var.)

(19/07/04)小説家のUmberto Ecoに捧げたアルバムとのこと。2人の共作は、2、4、11、13-14、16曲目、Gianni Coscia作が1、17曲目ですがそれ以外にもグレン・ミラー作の「ムーンライト・セレナーデ」があったり、よく聴いたことのあるおなじみの曲も混ざっていて、これはECMではないのではないか、というサウンドで錯覚するかも。この2人ではECMで他に過去3作出していますが、こういうカラフルな感じのアルバムはこれが一番ではないかと思います。クラリネットとアコーディオンという特殊な編成でも、音的な寂しさを感じることがなく、十分に楽しめます。中くらいの曲に短めの曲も混ざっての19曲なので、あっという間にミラーの8曲目までたどり着いてしまいます。その場面展開の早さも小説的かもしれません。

2019/06/27

Heinz Holliger/Zweigesprache/Gyorgy Kurtag

2665 ECM New Seriesの新譜2日目で一段落。今日のアルバムは2人の曲に焦点が当たってますが、小品の曲が74分にわたって37曲も続いていて、2人の曲もボーダーレスに入り組んでいて、楽器構成も比較的似ていることで、このアルバム一枚である種独特な現代音楽の世界を作ってしまっています。やはりここはジャズのブログなので、興味ない人はないし、あってもその好みは分れると思いますけど、ECMは聴けるものは全部聴きしておきたいので、お付き合いください。そしてここでも、分厚いブックレットが入っていながらも紙ジャケ仕様になっていて、もう何度めかなので、こういう形式もだんだん増えて来るんだろうと思います。

 

Heinz Holliger(Oboe, English Horn, P)/Zweigesprache/Gyorgy Kurtag(ECM New Series 2665)(輸入盤) - Recorded June 2018. Marie-Lise Schupbach(English Horn, Oboe), Sarah Wegener(Soprano), Ernesto Molinari(Bcl, Contrabass Cl), Philippe Jaccottet(Naration) - Gyorgy Kultag: 1. ...Ein Brief Aus Der Ferne An Urusla Heinz Holliger: 2. Berceuse Pour M. Gyorgy Kultag: 3. ...Fur Heinz... Heinz Holliger: 4. Die Ros' (Augelus Silesius) Gyorgy Kultag: 5. Augelus Silesius: Die Ros' Heinz Holliger: 6-19. Airs Gyorgy Kultag: 20. Schatten 21. Rozsnyai Ilona In Memoriam 22. Einen Augenblick Lang 23. Versetto (Apokrif Organum) 24-25. Hommage A Elliot Carter 26. Kroo Gyogy In Memoriam 27. Lorand Gasper: Desert 28. Der Glaube (Peter Bornemisza) 29. ...Summaia A B.P. 30. ...Ein Sappho-Fragment 31. ...(Hommage A Tristan) 32. Einen Augenblick Lang 33. In Nomine - All'ongherse (Damjanich Emlekko) Heinz Holliger: 34-37. Sonate

(19/06/26)Gyorgy Kurtagはルーマニア出身のハンガリー人の現代音楽家、ピアニスト、Heinz Holligerはスイス出身のオーボエ奏者で、作曲家としても有名。今回はその2人の曲を、ホリガーの演奏にも焦点を当てて、割と交互に入り組んだ形でオーボエやイングリッシュ・ホルン(コーラングレ)、バス(コントラバス)クラリネット、ソプラノ(歌)、ナレーションなどで構成。小品が多いですけど、収録時間は74分にわたります。なかなか貴重。

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