雑誌「月刊Stereo」2月号の特集は「ECMとオーディオ」
私はあまりオーディオの雑誌は買わない方なのですが、先月「月刊Stereo1月号」で「ベストバイコンポ2021」の特集があったので購入した時に、次号予告(今月19日発売された2月号ですね)が「ECMとオーディオ」という特集だったので、すぐ予約、つい先ほど入手しました。ジャズ雑誌などの音楽系雑誌ならいざ知らず、オーディオ雑誌でECMの特集を組んだというのは初めてだそうです。音がいいという評判だからかな?特集ページ数が50ページ強というのも、なかなか力が入ってますね。
実はこの月刊Stereo誌、取材に関しては過去に縁があって、ネット仲間のオフ会で自作スピーカーや音源を持ち寄って聴く集まりが取材されて過去に記事になったり、長男に直接自作スピーカーの件で取材があって家に来た時に同席したりして、長男は都合3回(私は写真だけで隅の方に1回)、雑誌に掲載されてます。今回は私は純粋な読者として、雑誌を読んでますけど。ネット上のお知り合いが何人か、執筆者になっているようです。
今回の特集、ECMなだけにアルバム数は多い(1,400種以上)レーベルだし、切り口的にはマンフレート・アイヒャーのことや、選者が選んだアルバムとか、他の本と似ている部分も多いです。それでも、オーディオ雑誌を読む人にとってはこれが初めてECMレーベルというものを全体的にとらえる機会の人が多いのではないかなあ、と思うので、これはこれでいいのではないかと。オーディオ誌にしては音楽寄りかなあと思うも、ECMでアルバムを作った日本人ミュージシャンのインタビューとか録音や音に関してスポットを当てたり、ECMに合うスピーカーの記事があったりと、やはりオーディオ雑誌からの視点のある部分も多いので、そっち方面にも興味のある方は、手に取ってみてはいかがかな、と思います。
選盤に関しては、誰もが知っているような有名盤はやはり初期や前期の頃のアルバムが多いので、そちらが多めなのは、ある程度予想されましたが、その中でも新しめのアルバムの紹介もありましたし、今度2月に出るアルバムについても1枚1ページで書かれていたりと、こういう特集を読んでいて、ある部分は耳タコですけど、なかなかそれでも飽きないで読ませてくれます。このブログではジャズファンが多いでしょうけど、内容的にはおススメなので、オーディオ誌だけど読んでみてもいいのでは。今は紹介されたアルバムをストリーミングで聴くこともできて、いい時代になったものです。
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