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カテゴリー「ロック・ポップス」の149件の記事

2021/02/06

Nightwatch/Kenny Loggins

Kennynightw_20210206235901 実は昨年の10月にCDが見つからないままブログを書いたのだけど、今日、偶然にCD棚からランダムに並んでいたのを発見。そしてケニー・ロギンズの手直しをしようと思ってCDをかけたら記憶と違う曲が出てきて、間違えた記憶を頼りに書いたのかと思って該当ページを削除してしまいました。結果、彼のファーストの「Celebrate Me Home」(こちらはフィル・ラモーンとボブ・ジェームスのプロデュース)とケースの中のCD自体が入れ違って入っていただけということが分かり、削除してしまったことを猛省しました。また書き直しです。前の文章も悪くなかったとは思うのだけど、同じように書けないのが悔しい。

 

Nightwatch/Kenny Loggins(Vo)(Sony Records) - Released 1978. - 1. Nightwatch 2. Easy Driver 3. Down'n Dirty 4. Down In The Boondockes 5. Whenever I Call You "Friend" 6. Wait A Little White 7. What A Fool Believes 8. Somebody Knows 9. Angelique

何と言っても、数少ないロック・ポップス畑でのボブ・ジェームスの単独プロデュース。ストリングスアレンジもやってますが、特に彼らしい曲はプログレ風でもある1曲目のタイトル曲がボブらしいアレンジでの仕上がりで、この1曲でやられてしまいました。あとは9曲目もなかなか渋い。この2曲はフレットレス・ベースを使っていますね。他の曲はロックロックした曲が多いですがメロウな曲もあったり、共演者や作曲者なども有名な曲も多く、アルバムとしてもまあ、1曲目だけ浮いてしまっているような気もしますけど、けっこう売れたのでは、と想像できます。基本的にはロギンズのバックのバンドの顔ぶれでの録音らしいです。

特にジャズのブログだからかもしれませんけど、ボブ・ジェームス視点でこのアルバムを聴いてみるのもいいかと思います。今聴き返してもなかなかいいアルバムなんじゃないかと思います。

2020/10/23

Watermark/Art Garfunkel

Artwater影響を受けたポップスのアルバムの、いちおうの一段落かな。本当はサイモン&ガーファンクルは後追いだけど全部好きです。それでも、あまりに有名すぎるので、私が別に改めて書くこともないかなあ、という気がしています。ポール・サイモンで一番好きなのは「時の流れに」だとすると、アート・ガーファンクルの方はどうかというと、このアルバムですねえ。少し地味かもしれませんが、当時かなり聴きました。ジミー・ウェッブ作品集ということでもありますしね(彼のことはほとんど知りませんが、ここでの曲調が印象に残るほどにぴったり来ます)。と、まあ、こういう音楽を高校時代聴いていたわけです。

 

Watermark/Art Garfunkel(Vo)(Sony) - Released 1978. Produced by Art Garfunkel. Jimmy Webb(Key), Barry Becket(Key), Jimmy Johnson(G), Roger Hawkins(Ds), David Hood(B), Pete Carr(G), Derek Bell(Harp), Michael Tubridy(Fl), Sean Keane(Vln), Martin Fay(Vln), Paddy Moloney(Per), Paul Desmond(As), David Crosby(Vo), Stephen Bishop(Vo), Bob Dorough(Vo), Leah Kunkel(Vo), Joe Osborn(B), Tom Roady(Per), Bill Payne(Synth), Jack Schroer(Sax), Joe Farell(Fl, Oboe, English Horn), Tommy Vig(Vib)James Taylor(Vo), Paul Simon(Vo, G), Hugh McCracken(G), Richard Tee(Key), Tony Levin(B), Ralph MacDonald(Per), Steve Gadd(Ds) - 1. Crying In My Sleep 2. Marionette 3. Shine It On Me 4. Watermark 5. Saturday Suit 6. All My Love's Laughter 7. (What A) Wonderful World 8. Mr. Shuck 'N' Jive 9. Paper Chase 10. She Moved Through The Fair 11. Someone Else 12. Wooden Planes

12曲中10曲がジミー・ウェッブの曲で、彼もキーボードとして参加。これもポップス。今聴くと、地味なアルバムかなあ、という気もします。確かにアート・ガーファンクルだと、ソロの1枚目「天使の歌声」か2枚目の「愛への旅立ち」をあげる人が多いと思います。やはりこのアルバムも高校生当時だったと思いますが、何回も聴いていました。ジャズ色は一部を除き全然ないのですが、そのメロディアスな曲とアート・ガーファンクルの声の両者のマッチングが非常に良く気に入っていたのだと思います。

4曲目の「ウォーターマーク」はアコースティック・ギターの出だしが印象的で、ギターでそのフレーズをコピーしていた記憶があります。マイナーな曲でメロディが印象的。やっぱり小節数が半端な曲。こういう曲で好みなものが、なぜか多いのです。7曲目のみちょっと演奏者が違って、ジェームス・テイラーとポール・サイモンがヴォーカルに加わって、バックもリチャード・ティー(Key)、トニー・レヴィン(B)、スティーヴ・ガッド(Dr)などのメンバー。この曲のみフィル・ラモーンのプロデュースなので、おそらくポール・サイモン側の主導による録音だったのかも。サウンドもポール・サイモン的。ジャズ的要素がなければ、ちょっとつまらないという方には、8曲目が。といっても、曲自体は静かな渋いバラードで、間奏のところでマイナーの4ビートでピアノのソロがちょっと入ります。ジャズとは何かがあまり良く分かっていなかった時代なので、私にとって非常にカッコ良く新鮮なサウンドでした。そしてエンディングの静かな場面でポール・デスモンドの泣くようなアルト・サックスが渋い。これだけでもゾクゾクします。10曲目はアイルランド民謡。最後の曲は小品ですがこれまた静かな路線で、しかもピアノのフレーズが渋く(ジャズ的という意味ではない)、曲に深みさえ感じられます。ただ、これを聴いて、やっぱり地味なアルバムだなあ、という印象をもたれる可能性もあるかも しれません。

2020/10/18

Bish/Stephen Bishop

Stephenbish 考えてみると、ボブ・ジェームスのプロデュースしたロック・ポップスのアルバムは少ししかないので、彼とは関係なく、ロック・ポップスのアルバムで昔影響を受けたアルバムを飛び飛びながら2-3紹介していきます。すでにポール・サイモンは紹介しているので、次はこれかな。だいたい高校生の頃にリアルタイムで聴いているので、けっこうませた子供だったのかもしれませんが。スティーヴン・ビショップが好みだった期間はデビュー作から数枚だけなんですけど、昔はかなりかけていました。当然LP時代のことです。今CDラックを少しずつ整理中なんですが、処分や移動で空いた隙間にランダムに詰め込んでいるところもあって、全貌が全然見えてきません。ヴィクター・ラズロのCDとか追っかけていたこともあったのを、記憶の忘却の彼方から再発見したり。

(追記)これから23日ごろまで出てくる文章はここから下の部分、ほぼ書いた’99年当時のままです。今までブログに掲載したのはホームページの文章と体裁を合わせるために文章の長さを変えてましたが、もうその必要もないということで。

 

Bish/Stephen Bishop(Vo, G, Tb)(MCA Records) - Released 1978. Produced by Stephen Bishop. Ed Shaughnessy(Ds), Ray Brown(B), Rick Shlosser(Ds), David Hungate(B), David Foster(P), Greg Phillimganes(Synth), Mike McDonald(Vo), John Jarvis(P), Ray Pounds(Ds), Nathan Watts(B), Michael Sembello(G), Ray Parker(G), Paulinho Da Costa(Per), Bill Payne(P), Steve Cropper(G), Leah Kunkel(Vo), Jeffrey and Michael Station(Vo, G), Chaka Khan(Vo), Natalie Cole(Vo), Hal Atkinson(Ds), David Shields(B), Bob Chadwick(P), Tommy Vig(Per), Steve Porcaro(Synth), Leland Sklar(B), Art Garfunkel(Vo), Abraham Laboriel(B), Keith Hollar(B), Tom Scott(Sax) - 1. If I Only Had A Brain 2. Losing Myself In You 3. Looking For The Right One 4. Everybody Needs Love 5. Guitar Interlude 6. A Fool At Heart 7. What Love Can Do 8. Prelude - Vagabond From Heaven 9. Bish's Hideaway 10. Only The heart Within You 11. Recognized 12. I've Never Known A Nite Like This 13. When I Was In Love

邦題「BISH(水色の手帖)」。これもポップス。ご存知(でもないか)シンガーソングライターの2作目。どちらかと言うと繊細なサウンドで、やっぱり今聴いても印象的な曲が多いです。全体でみるとジャズとの関わりは強くありませんけれど、古き良き時代が何ヶ所かでほのかに香るという感じのアルバムです。曲自体は普通のポップスが多いのですが、挿入されている短いイントロやインタールードなどが数十年前のジャズ(モダンでなく)やミュージカルなどを連想してしまいます。

1曲目は「私は脳味噌が欲しい」という「オズの魔法使い」の中の曲で、アルバムのイントロにあたるインストルメンタル。なんとベースがレイ・ブラウンで渋い。3曲目はアート・ガーファンクルのアルバムでも取り上げているメロディが非常に美しい曲で、この曲と13曲目は何とマーティ・ペイチのストリングスアレンジ。5曲目はギターの短いインストルメンタルのソロですが、昔がんばってコピーした記憶があります。難しくはないですが、それほど単純でもなかったです。7曲目など、やはり古き良き時代を連想させるような曲調。短い曲ながら11曲目も印象的。ミュージカルか映画の挿入曲に出てきそうです。12曲目はトム・スコットがサックスソロとホーンアレンジを担当。13曲目も非常に美しい静かな曲。ギター1本とヴォーカルに絡むストリングス。最後の曲を聴き終わったあとの余韻がまた心地よい。

2020/08/20

Dance Singles/Herbie Hancock

Herbiedancesハービー・ハンコックも終わって、これで全部終わり、やれやれ、と思っていたら、あとから1枚どこに入れていいのか分からないアルバムが出てきました。正式なリーダー作ではないのですけど、シングル・コレクションのアルバム。アナログ時代はショート・ヴァージョンやロング・ヴァージョン、はたまたリミックスのシングル(あるいは12インチシングル)が、例えばアメリカだけどか、英国だけとか、出ていたことが多かったのです。特にダンス系は。それを集めたアルバムがこれ。個人的には時期的にあまり思い入れのあるものではありませんけれども、その中でも「カメレオン」の14分にわたるロング・ヴァージョンのリミックスの曲が印象に残りました。

 

Dance Singles/Herbie Hancock(Key, Synth, Vovoder, etc)(Sony) - Released 1995. 1. Rock It (U.S./12inch Short Version) 2. Magic Number(U.S./Single Version) 3. Lite Me Up!(U.S./Single Version) 4. I Thought It Was You(U.S./Single Version) 5. It All Comes 'Round(U.S./Single Version) 6. Go For It(U.S./Single Version) 7. Tell Everybody(U.S./Single Version) 8. Everybody's Broke(U.S./Single Version) 9. Vibe Alive(U.S./Single Version) 10. Hard Rock(U.S./12inch Shoprt Version) 11. The Bomb(U.S./Short Version) 12. Mega Mix(U.S./12inch Version) 13. Chamereon (1983 Re-Mix)(U.K./12inch Only Version)

ハービー・ハンコックのシングルを集めたアルバム。CDでは’95年に出ています。だいたいのアルバムはLPやEP時代に出ていて、シングル・ヴァージョンとか、12インチ・シングル・ヴァージョンとかで、長さが調整してあって、単体で売りやすいようになっています。この中でも12-13曲目は少し珍しいんだそうで、特に13曲目は’70年代前半の「カメレオン」をリミックスした上に14分の長い曲に仕立て上げていて、しかもこのアルバムの中では少々時代をさかのぼったファンク時代の曲で、U.K.だけで発売されていただけに、けっこう珍しいようです。さすがに売れセンの曲をこれだけ揃えられるとおなかいっぱいになってしまいますが、こういう時代もあったのは、記憶に残るべきことかもしれません。売れていた時代の曲たち。

2020/08/16

Perfect Machine/Herbie Hancock

Herbieperfect ハービー・ハンコックのリーダー作の23日目。このアルバムでヒップホップ第3弾です。さらにだいぶ後になって「Future 2 Future」(’01年)も作っているので、もう、彼の当時の柱のひとつと言っていいのかもしれません。個人的にはディスコ、ヴォーカル路線までなら今は何とか、と思ってますが、このアルバムはCDで当時リアルタイムで買って聴いてました。でもやっぱりジャズ・ミュージシャンとしてのハービーとは何か違う、とも思っていたんだろうとは思いますけど。もうこのあたり、今回聴くのは20年以上ぶりのものが多いので、確かに興味深くは聴けていて、当時は知らなかったことまで分かってきましたけれども。

 

Perfect Machine/Herbie Hancock(Key, Synth, etc)(Sony) - Released 1988. William Collins(B), Sugar Foot(Vo), Nicky Skopelitis(Ds), DST(Turntables), Mico Wave(Synth, B), Jeff Bova(Synth) - 1. Perfect Machine 2. Obsession 3. Vibe Alive 4. Beat Wise 5. Maiden Voyage/P. Bop 6. Chemical Residue

ビル・ラズウェルとの共同プロデュースの打ち込みサウンド第3弾。いかにもリズムが打ち込みダンスアルバム、といった内容で、この方向で進化しています。ただ、ヒップホップとしての音楽性も以前よりは洗練されたものになってきています。1曲目のタイトル曲は、タイトな打ち込みのリズムの上を流れるようなメロディ。普通にアレンジしても印象深い曲かも。そして、数曲についてはヴォーカルやヴォコーダー・ヴォーカルが入っています。3曲目など、曲としては良いと思うのですが、その強烈なアレンジから、聴く人を選ぶかなあと。4曲目はエレクトリック・ベースなのでホッとしました。5曲目は現代版「処女航海」で、これもけっこうスゴいアレンジ。これを好きかどうかはお任せします。6曲目は地味ながらメロディアスで渋い展開。

2020/08/14

Sound-System/Herbie Hancock

Herbiesound ハービー・ハンコックのリーダー作の21日目。今日もヒップホップのアルバムです。ただ、こちらの方はフォディ・ムサ・スソのカリンバとかパーカッションなどで、何曲かはアフリカンな感じが出ていて、そこが前作とは違うところかなあ、と思います。収録時間は33分で短いですけど、けっこう密度が濃い感じで、もっと長く聴いていたように思いました。5曲目はT. Thomas作となってますが、当時ヒットしていた曲でしょうか。ライナーにはこのあたりのことが言及されてなかったので。個人的には打ち込みは苦手なんですが、久しぶりに聴いている分には、なかなかいい感じで聴けました。

 

Sound-System/Herbie Hancock(Key, Synth, etc)(Sony) - Released 1984. Bill Laswell(B), D.St.(Turntables), Nicky Skopelitis(G), Henry Kaiser(G), Daniel Ponce(Bata), Rob Stevens(XMD), Will Alexander(Prog), Foday Musa Suso(Per), Wayne Shorter(Ss, Lyricon), Toshinori Kondo(Tp), Aiyb Dieng(Ds), Anton Fier(Ds), Bernard Fowler(Vo) - 1. Hardrock 2. Metal Beat 3. Karabali 4. Junku 5. People Are Changing 6. Sound-System

打ち込みサウンド第2弾。収録時間は33分。ハービー・ハンコック作が2曲目、ビル・ラズウェルらとの共作が1、4、6曲目、他の共作が2曲目など。より洗練されたヒップホップのアルバム。1曲目の「ハード・ロック」はシングルカットもされただけあって、ノリノリの曲。この曲で踊った人もかなりいるのでは。曲によってはエスニックな感じも強く、3曲目などはアフリカン調の曲で、生ピアノが目立つのは意外。4曲目は何と!オリンピックの公式テーマ曲だとのこと。ヴァージョンは公式のものと違うそうですが。そう言えばいろいろなミュージシャンが4、6曲目は当時の先端サウンドだけでなく、エスニック色や様々な要素も織り込んだ集大成的サウンド。5曲目は比較的オーソドックスなヴォーカル入り。時代が創ったサウンドですね。

2020/08/11

Future Shock/Herbie Hancock

Herbiefuture ハービー・ハンコックのリーダー作の20日目。ここでヒップホップが出てきます。この頃割とリアルタイムで聴いてはいますけど、元々は自分でも楽器をいじったりしていたので、ポップになるのはいいんだけど、音楽観的に出来上がってもいたから(まだ学生だったですけどね)、打ち込み系は、やっぱり苦手だったんです。しかもターンテーブルの音も。でも当時以降はボブ・ジェームスその他、多くのミュージシャンが打ち込みやってますよね。今改めて聴くと、ハービーのキーボードのフレーズがカッコ良かったりするのに気が付いたり楽しみもありますけど、やはりこれは1回聴けばいいかなあ、と個人的には思います。その後音楽的には融合していくんですけどね。

 

Future Shock/Herbie Hancock(Key, Synth, etc)(Sony) - Released 1983. Bill Laswell(B), Michael Beinhorn(Synth), Grand Mixer D.ST(Turntables), Danniel Ponce(Bata), Dwight Jackson Jr(Vo), Bernard Fowler(Vo), Pete Cosey(G), Sly Dunbar(Ds, Per), Lamar Wright(Vo), Bernard Fowler(Vo) - 1. Rockit 2. Future Shock 3. TFS 4. Earth Beat 5. Autodrive 6. Rough

ハービー・ハンコックとビル・ラズウェルとマイケル・バインホーンとの共作が5曲(1、3-6曲目)、タイトル曲の2曲目はカーティス・メイフィールド作。収録時間は38分。ヒップホップの分野では最初に売れたアルバムらしいです。打ち込みサウンドとターンテーブルが思いっきり出てくる当時としては非常に新しいアルバム。特に1曲目の「ロックイット」はジャズ以外でけっこうヒットしたらしく、なるほど、と思わせます。ただしタイトル曲の2曲目はドラムが打ち込みでなくヴォーカル入りなので、意外にオーソドックスな感じです。ここは作曲者の違いで、ディスコやソウルのようなサウンド。6曲目は従来系と打ち込み系の中間か。他の曲はやっぱり思いっきり打ち込み系。ここで思い切って舵を切ったのはセールス的にはよかったかも。

2020/08/10

Lite Me Up/Herbie Hancock

Herbielitemeハービー・ハンコックのリーダー作の19日目。いやー、ポップなアルバムが出来上がってしまいました、しかもミュージシャンにスティーヴ・ルカサーその他有名な人が多く参加しています。ハービー自身が参加していない曲もあったり、クレジット見ているとキーボードの表記がなかったりしていますが、8曲目の終わりの方に明らかにキーボードを弾いている演奏があるので、いちおうKeyと入れておきました。ここまでくると誰のアルバムか分からないような気もしますけど、ハービー色ってどうなんでしょうね。ロッド・テンパートンのリズム&ヴォーカルアレンジの曲が多いので。でもポップアルバムとしては上質な方だと思います。

 

Lite Me Up/Herbie Hancock(Vocoder, Vo, Key, etc)(Sony) - Released 1982. Steve Lukather(G), John Robinson(Ds), Louis Johnson(B), Paulinho Da Costa(Per), Wayne Anthony(Vo), Jerry Hey(Tp, Flh), Patti Austin(Vo), David Williams(G), Michael Boddicker(Synth), Jeff Porcaro(Ds), Abe Laboriel(B), Jay Graydon(G), David Foster(P), Bill Champlin(Vo), Narada Michael Walden(Ds), Randy Jackson(B), Corrado Rustici(Synth), Frank Martin(Vo), Chuck Findley(Tp, Tb), Paulette McWilliams(Vo), Patrice Rushen(Vocoder) - 1. Lite Me Up! 2. The Bomb 3. Gettin' To The Good part 4. Paradise 5. Can't Hide Your Love 6. The Fun Tracks 7. Motor Mouth 8. Give It All Your Heart

完全にポップというか、ディスコのアルバムになってしまいました。全曲がヴォーカル入り。38分収録で8曲なので、ポップス的な曲の長さでもあります。8曲中6曲(1-3、6-8曲目)がロッド・テンパートンの曲(ハービー・ハンコックとの共作を含む)ということからもそのことがうかがえます。4-5曲目はハービーと他の人との作曲。ただし、ジャズの視点を離れて、そういうものだと思って聴くと、けっこうノリも良くてメロディも良いアルバムだとは思います。演奏者としてのハービーはほぼヴォーカルやヴォコーダーのクレジットのみで、参加していない曲もあって、ある意味ここでは作り手側にまわっているのだと思います。けっこう売れたであろう内容ですけど、ここはジャズやファンク的な視点は入れずに聴いておくのがいいのかも。

2020/08/09

Monster/Herbie Hancock

Herbiemonst ハービー・ハンコックのリーダー作の18日目。前作「Mr. Hands」と次の「Magic Windows」は以前紹介済みなので、このアルバムになります。完全にヴォーカルアルバムですね。でもこういうアルバムも好きなんですよね、たまに聴く分には。もうターゲットはジャズ・フュージョンのファンではなくて、完全に一般のファンで、しかもヒットチャートを目指している、という感じでしょうか。このブログをご覧になっている方には退屈な方もいらっしゃるかもしれませんが、もうしばらくご辛抱を。と言いつつ、ホームページのコメント手直しもあと7枚でそのまま先をまだ考えてないので、ジャズに戻りきらずに特集終了になってしまうかもしれませんけど。

 

Monster/Herbie Hancock(Key)(Sony) - Recorded 1979 and 1980. Alphonse Mouzon(Ds), Freddie Washington(B), Wah Wah Watson(G), Sheila Escovedo(Per), Devadip Carlos Santana(G on 1), Ray Parker Jr(G on 2), Randy Hansen(G on 4, 6), Oren Waters(Vo on 3), Bill Champlin(Vo on 6), Greg Walker(Vo on 1, 5), Gavin Christopher(Vo on 2, 4), etc. - 1. Saturday Night 2. Stars In Your Eyes 3. Go For It 4. Don't Hold It In 5. Making Love 6. It All Comes Round

1-3曲目はハービー・ハンコックの共作で、4-6曲目は他人の作品。収録時間は42分。とうとう本職のヴォーカリスト達まで全曲で起用してしまった本格的なヴォーカル・アルバム。曲の作りは、よりポップになって当時のヒットチャートを賑わせそうな感じです。ギタリストも曲に合わせて起用しています。本格的なディスコや曲によってはロックのアルバムとも言えますね。1曲目に参加のカルロス・サンタナのギターが渋く泣いています。これでもかと言わんばかりのノリノリの曲が多いので、これはこれで爽快です。ただ、ジャズやフュージョンとの接点は?と言われると、ちょっと遠いところへ行ってしまったのかなあ、という感じも少々。それでもアレンジはけっこう高度で、いろいろ聴いているとオッとなるところもけっこうあります。

2020/07/23

Blow-up/The Original Soundtrack

Herbieblowup ハービー・ハンコックのリーダー作の5日目。名作「処女航海」などはしばらく前に取り上げたので、ここまで飛びます。’66年リリースのサウンドトラックですが、「Music composed, conducted and played by Herbie Hancock」とジャケットに書いてあるので、あえてリーダー作に入れました。ただ、こういうアルバムにありがちな、参加ミュージシャンのクレジットがないのがちょっと残念ではありますが。リーダー作だけでは見えてこないけど、サイド参加作なども合わせて考えるとこういう先を占えるようなサウンドは貴重かもですね。聴き直して、ジャズの曲が多いなあ、というのも意外でした。まあ、古い記憶がどこかで改変されたのだと思います。

 

Blow-up/The Original Soundtrack(TCM Turner Music) - Released 1966. - 1. Main Title "Blow Up" 2. Verushka(Part 1) 3. Verushka(Part 2) 4. The Naked Camera 5. Bring Down The Birds 6. Jane's Theme 7. Stroll On 8. The Thief 9. The Kiss 10. Curiosity 11. Thomas Studies Photos 12. The Bed 13. End Title "Blow Up" 14. Am I Glad To See You 15. Blow-up

邦題「欲望」オリジナル・サウンド・トラック。収録時間は39分。7曲目はヤードバーズが演奏。14-15曲目はトゥモロウの演奏。当然この3曲はロックです。他は全てハービー・ハンコックによるものですが、時代の要請か、ジャズ・ロック色も強い(というより、1曲目のメインテーマはかなりロック寄りなサウンドの感じも)演奏もあります。もちろんジャズっぽい表現の渋い曲も多めですが、曲の長さが短いものが多く、バラエティに富みすぎていて、どちらかと言うとジャズの聴き方ではなく、情景描写的にサウンドトラックとして聴く、ということに。 まあ、こういう演奏も、映画方面からの要請でこういうアルバムもあるよ、という感じの聴き方でいいと思います。彼のそれから何年後かの方向性を占う意味でも面白い1枚ではあるので。

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