共同企画(’21年終了)

Twitter

無料ブログはココログ

カテゴリー「ロック・ポップス」の161件の記事

2022/04/26

Jacob's Ladder/Brad Mehldau

Bradjacobs ブラッド・メルドーの新譜がほぼ1か月遅れで入手できたので、先に聴いていきます。実は待ちきれずにストリーミングで先に聴いていたのですが、ジャズファンとしてのメルドーファンはほぼ置いてきぼりを食らう内容かと思います。もうこれはプログレッシヴ・ロックそのものですもんね。しかも、若い頃好きだったらしく、その時代を再現するような、少しチープな音も混ざったりしていて、プログレに詳しい人だったら小躍りして喜ぶような内容。残念ながら私はプログレの洗礼を受けていないので、細かいところを楽しむところまではいきませんでしたが、それでもけっこう好きな部類には入ってきます。まあ、内容を確認してから買われた方がいいかもです。

 

Jacob's Ladder/Brad Mehldau(P, Key, Synth, Vo, etc)(Nonesuch)(輸入盤) - Released 2022. Luca Van Den Bossche(Voice on 1, 7, 9, 1-121), Mark Guiliana(Ds on 1-2, 7, 10, 12), John Davis(Elektron Octatrack on 1, Ds Prog on 4-5, 7), Joel Frahm(Ss on 2, 7, Ts on 7), Tobias Bader(Vo on 2), Becca Stevens(Vo on 2-3, 5, 9, 11-12), Tinkerbell(Vo on 2), Lavinia Meijer(Harp on 3, 12), Motomi Igrashi-de Jong(Linore on 5, 10), Chris Chille(Vo, Mandolin on 7), Pedro Martins(Vo, G on 8, 12), Safia McKinney-Askeur(Vo on 9-12), Timony Hill(Vo on 9, 11) Fleurine(Voice on 11), Cecile Mclorin(Vo), Paul Pouwer(B-Ds on 12), etc. - 1. -Maybe As His Skies Are Wide- 2. Herr Und Knecht (Master And Slave) 3. (Entr'acte) Glam Perfume 4. Cogs In Cogs I -Dance 5. Cogs In Cogs II - Song 6. Cogs In Cogs - Double Fugue 7. Tom Sawyer 8. Vou Crrendo Te Encontrar/Racecar 9. Jacob's Ladder I - Liturgy 10. Jacob's Ladder II - Song 11. Jacob's Ladder III - Ladder 12. Heaven: I - All Once. II - Life Seeker. III - Wurn. IV - Epilogue: It Was A Dream But Carry It Still

(22/04/24)往年のプログレッシヴ・ロック好きのブラッド・メルドーによる、プログレ好きのファンのためのプログレ。収録時間は何と70分。カヴァー曲や一部引用したものもありますが、それを気にしないでもプログレとしては楽しめます。彼の若い頃に影響を受けたサウンドを、当時のように今再現するという趣で、ジャズ度はほぼありませんので念のため。なのでジャズファンからは賛否両論意見が噴出しているようです。私はプログレの洗礼は受けていませんが、演奏で何曲かプログレをやったことがあり、ある意味変拍子ロックには親しみもあるので内容的にはけっこう楽しめました。なので、ジャズは置いておいて、再度書きます。往年のプログレッシヴ・ロック好きのメルドーによる、プログレ好きのファンのためのプログレ。

2022/03/27

Suki-Yaki/Makoto Kuriya

Kuriyasukiyaki クリヤ・マコトのアルバム、ちょっと前にさかのぼって、ラップというかアシッドジャズと言うか、それを歌謡曲を題材に演奏してしまおうという企画。確かこの時は後追いで探して買ったような記憶もあります。ある意味ハービー・ハンコックの電化サウンドも想起させるような曲もあったり、ラップ部分は英語(?)なので、歌謡曲はあくまでも題材として、それをここまで料理するか、というような感じなので、当時としてはもう、ぶっ飛んでいたと思います。曲のタイトルだけみても、有名曲が多いですし。引き出しがとにかく多いですが、このアルバム、当時どこまで売れたのかは分かりませんけど。でもカッコいい。

 

Suki-Yaki/Makoto Kuriya(Key, Arr, etc)(May Kiss) - Released 1993. Marvin Lenoar(Rap, Vo), Lawrence Daniels(Rap, Vo), Lawrence Houston(Rap, Vo), Hidenori Midorikawa(Ss, As), Asao Tani(Prog) - 1. U・F・O 2. 上を向いて歩こう 3. ひと夏の経験 4. タイムマシーンにお願い 5. Piano Cat Song 6. セカンドラブ 7. 六本木心中 8. At Twilight 9. 「太陽にほえろ」のテーマ

歌謡曲を中心にラップ、アシッドジャズなどにアレンジしたダンス・ミュージックのアルバム。ほとんどが打ち込み系のサウンドで、曲によっていろいろな要素が入っているようです。元歌が分かるもの、あまり良く分からないものと さまざまですけれど、ダンスミュージックとしてはゴキゲンかもしれません。センスもけっこうあるのではないでしょうか。反面ジャズファンとはクロスオーヴァーしないようなサウンドかもしれませんが、もっと別なターゲットがあるのかも。曲によってはメロディをわざと前面に出してチープな感じにするのも計算のうちでしょうか。5曲目のオリジナルはけっこうスリリング。中森明菜の「セカンドラブ」もダンスミュージックになってしまいました。個人的には1曲目がカッコ良く感じました。 マニアック。

2022/03/15

Restration Ruin/Keith Jarett

Keithrestra キース・ジャレットのアルバムをたどっていくと、時々異色のアルバムに出会うことがあります。一人多重録音の演奏も、彼は何枚か出してますが、彼のヴォーカル入りのフォークソングがあるのはこのアルバムだけではないでしょうか。それ故に国内盤で出るのが遅れたということもあるでしょうけれども。資料として聴くのはいいことだと思いますが、個人的には彼はECMの人であり、インパルスの人であるなあ(Vortexでも「Somewhere Before」だけはけっこう有名ですが)と思ってました。こういろいろやっていると、人気盤は偏る傾向が高いですけど。まあ、それでも、多重録音の根本はここにあるので、興味深い1枚ではあるのですけど。

 

Restration Ruin/Keith Jarett(Harmonica、Recorder、Ss、G、B、Ds、Per、P、Org、etc)(Vortex) - Recorded 1968. - 1.Restration Ruin 2. All Right 3. For You And Me 4. Have A Real Time 5. Sioux City Sue New 6. You're Fortunate 7. Fire And Rain 8. Now He Knows Better 9. Wonders 10. Where Are You Going?

多重録音でほとんどひとり(ストリングスなどはたぶん他の人)で完成させたアルバムで、内容はズバリ、彼のヴォーカルが入ったフォークソングのアルバム。(確かに弟スコット・ジャレットはシンガー・ソング・ライターではありますが...。)邦題にあえて訳せは「修復された廃墟」か。当時のフォークソングとしては面白いと思います。歌の巧拙はともかくとして、曲はけっこう高度な部分も。このアルバムにジャズを期待するのは無理ですけれど、その後のピアノの演奏でフォーク的、8ビート的な要素が強い理由もこのアルバムを聴けば納得。ジャズの要素はほとんど見出すことはできないので、ジャズの演奏を乗り越えてキース・ジャレット個人にまで興味がある方でないとちょっとつらいかもしれません。(99年7月23日発売)

2021/12/11

Lask 2: Sucht +Ordnung/Ulrich P. Lask

1268 ECMを意識して買いはじめたのがCD時代になった’80年代のこと。’90年代末にそれは輸入盤CDやNew Seriesまで手を伸ばし始めましたが、当時はLPのみの廃盤も多く、CDだけ集めればいいや、と思ってました。未CD化ストリーミングのものは音を聴いただけですけど、まさかECM本編が今日、おそらく全部耳を通せる日が来るとは思っても見ませんでした。しかもアルバムコメント(メモ書き程度ですが)を全部残してありますし。最後のアルバムになったのが、ECMらしからぬこのアルバム。高いな、と思って注文したら何と、古いけど未開封でした(カット盤のあともあります。)。あまりコメントらしいコメントにはなってないですけど、昨日は記念すべき日です。あとJAPOが2枚、頑張ります。

これで、ECM本編(その他映像なども含む)は現段階で1,477枚(複数のCDのアルバムも1枚と数える)、JAPOがまだ聴いてない2枚を含めて41枚で、計1,518枚。最初からゴールを決めていたとしたら、途中で挫折していたでしょうね。なんにせよめでたいことです。

 

Lask 2: Sucht +Ordnung/Ulrich P. Lask(As, Ss, Computer Prog)(ECM 1268)(LPのみ) - Recorded January 1984. Meinolf Bauschlte(Ds, Per), Maggie Nichols(Dnky Kong 2), Sigrid Meyer(Narration on 1), Monika Linges(Narration) - 1. Freie Madchen arbeiten im Hafen 2. Apres-Ski 3. Mamamerika 4. Erfolgreich und beliebt 5. Wir sind ein Kulturvolk 6. Ordnung 7. None the Wiser 8. Kleine Narkosen 9. Kerngesund 10. Sigi Sigi 11. Sucht

(21/12/10)全曲Ulrich P. Lask作。詞は6曲目のみMaggie Nichols。1作目に続き、なぜこれがECMから出たのか、というサウンドを持つ、ポストパンク、とでもいうような歌詞付きの曲が多い、なかなか異色なサウンド。2曲目はそれでもインストの部分が4ビート的に進行する部分もあって、そこにサックスが絡む場面もあり、単純に、これはロックだとかポップスだとか言うわけにはいかない面もあります。今聴いても新しい面を持っていて、ドラムスなどもあたかも打ち込みのような叩き方で、こういう方面でECMが進化していっても面白いのではないかと思わせるようなサウンド。それでも異色なことに変わりはなく、せめてジャケットはECMらしければなあ、と思うことも。ジャズ以外の場面で重宝される音源というのも分かる気がする。

2021/12/04

Ivert/Plastic Dogs

Plasticivert Plastic Dogsの2作目。厳密にいうと、ジャズやファンクなどではなく、宣伝にもある通りプログレッシヴ・メタル・バンドだと思います。でも、何となく、昔聴いたネイキッド・シティのスピード感に変拍子を掛け合わせてヘヴィー・メタルにした感じが聴いていて心地良く、2枚目も買ってしまいました。送料を抑えるために発売直前に他の注文とまとめたら、少し出荷が遅れてしまいましたが。私のブログを見ている人では、このアルバムとの接点は多くなさそうなのですが、こっち方面のサウンドが好きな方なら、聴いてみてもいいのではないかと思います。グループの超絶テクニックにあっけに取られてしまった43分間でした。

 

Ivert/Plastic Dogs(R-Records) - Recorded 2021. Ono Ryoko(Sa), Muto Yuji(Grind G), Hayashi Tsuyoshi(Heavy-G), Ueji Kota(Ds) - 1. Teza 2. Queue 3. Hogwarts 4. Exovangle 5. Agapanthus 6. Zovail 7. Noria 8. Javastroveck 9. Ivert 10. The Last Song

プログレッシヴ・メタル・バンドの第2作。収録時間は43分だけど、えらい密度で変拍子、ユニゾンなどを織り交ぜて変化していく超高スピード音楽のため、60分以上の収録時間があるように感じます。ジャズやファンクではなく、ちょっと聴きにはヘヴィー・メタル的に聴こえるけど、えらく難解な変拍子を織り交ぜ、アルト・サックスがリードをとる場面も多く、かなり個性的な難易度の高い演奏をしています。テクニシャンの集まりでなければできない演奏。それでいてメタルにどっぷりと浸かったサウンドがストレスを発散させて、心地よい重さ。そしてあっちの世界に行きっぱなしだけではなくて、時折りアコースティック・ギターも使って、流れに波を作っています。こういうサウンド、よそではどこに行っても聴けない音楽だと思います。(21年11月24日発売)

2021/11/02

Largo/Brad Mehldau

Bradlargo ブラッド・メルドーのリーダー作で、ブログに上がってないのはここまでになると思うのですが、曲によって参加ミュージシャンが替わり、ホーンが入ってみたり、いろいろではありますが、大手ワーナーからだとこういうアルバムもアリかな、と当時は思ってました。うまくピアノのメインでのメロディアスな部分を拾い上げているので、彼のアルバムというのは分かりますし。なお、オーバー・ダビングはないそうで、それはやはりサウンド作りに大きな影響を与えているのではないかと。ビートは曲によりロック的なので、今回はドラムス担当が他のドラマーもいるのかなあ、なんてことも思いましたが、こういうサウンドも好きではありますね。

 

Largo/Brad Mehldau(P)(Warner Bros) - Recorded April 2-8, 2001. Larry Grenadir(B), Matt Chamberlain(Ds), Steve Kujala(Fl), David Shcstac(Fl), Gary Gray(Cl), Emile Bernstein(Cl), Peter Mandell(Bassoon), Rose Corrigan(Bassoon), Darek "Oles" Oleszkiewicz(B), Jorge Rossy(Ds), Jim Keltner(Ds, Per), Phillip Yao(French Horn), Daniel Kelley(Frenchi Horn), William Reichenbach(Tb), Goerge B. Thatcher(Btb), Justin Meldal-Johnsen(B), Jon Brion(P, Per, G, Synth), Victor Indrizzo(Ds), Joseph Meyer(French Horn), Jerry Folsom(French Horn), Kenneth Kugler(Btb), Jon Clerk(Oboe), Earle Dumler(Oboe) - 1. When It Rains 2. You're Vibing Me 3. Dusty McNugget 4. Dropjes 5. Paranoid Android 6. Franklin Avenue 7. Sabbath 8. Dear Prudence 9. Free Willy 10. Alvarado 11. Wave/Mother Nature's Son 12. I Do

ロック方面のジョン・ブライオンがプロデューサー。曲によってさまざまなミュージシャンが入れ替わる豪華なアルバムで、サウンドは当然ながら曲ごとに変化します。編成も複数のベースやドラムスなどの曲もあり、あるいはピアノにいろいろ細工をするなど実験的な要素もありますが、ロックのサウンドやシンセサイザー、サンプリングに慣れた私の耳では、サウンド自体は自然な感じで耳に入ってきます。むしろオーヴァー・ダビングなしでこのサウンドが出来ていることの方がビックリするかも。全体的にあまり難解な印象なしにすんなり聴ける感じ。ピアノはバックのサウンドに触発されている部分も多いですが、コアとなる部分はマイペースなようです。一部には叙情的な演奏も。アヴァン・ジャズ&ロック・アルバム。(02年8月21日発売)

2021/10/16

The Sweetest Punch/The New Songs Of Elvis Costello And Burt Bacharach/Arranged By Bill Frisell

Elvisthesweet ビル・フリゼールの競演作で、いくつか気になったものをあげてみたいのですが、このあたり、CDラックにランダムに詰め込まれていて、なかなか探せない状況です。いくつかは後回しにするかもしれませんけど、今日のアルバム、エルヴィス・コステロとバート・バカラックの新曲集ということで、そこにフリゼールがアレンジとギターでけっこう絡んでいるということで、興味深いアルバムです。元アルバム「ペインテッド・フロム・メモリー」と同じ曲というのも、私はそちらは持っていませんけど、比較して聴いてみるのもいいかもしれませんね。アレンジまでできてしまうんだ、という驚きもありましたが、なかなかいい感じですね。

 

The Sweetest Punch/The New Songs Of Elvis Costello(Vo, Comp) And Burt Bacharach(Comp)/Arranged By Bill Frisell(G, Arr)(Decca) - Released 1999. Brian Blade(Ds, Per), Don Byron(Cl), Billy Drewes(As), Curtis Fowlkes(Tb), Viktor Krauss(B), Ron Miles(Tp) - 1. The Sweetest Punch 2. Toledo 3. Such Unlikely Lovers 4. This House Is Empty Now 5. Painted From Memory 6. What's Her Name Today? 7. In The Darkest Place 8. Vamp Dolce 9. My Thief 10. I Still Have That Other Girl 11. Painted From Memory (Reprise) 12. The Long Division 13. Tears At The Birthday Party 14. I Still Have That Other Girl (Reprise) 15. God Give Me Strength

エルヴィス・コステロのバート・バカラックとのアルバム「ペインテッド・フロム・メモリー」と同じ曲で、同時期にビル・フリゼールのアレンジで作ってしまった別なアルバム。ただし、コステロは2、10曲目のみに参加。ただ、元のアルバムを聴いた事がないだけに、どう評価したら良いのか分かりません。さすがにいい曲がそろってい て、コステロの曲はどの曲も印象に残ります。ただ、ジャズとしてとらえるのはちょっと違う気もします。BGMとしては何回も聴いてしまいました。カサンドラ・ウィルソンが5、10曲目に参加していますが、控え目な印象。今ひとつこのアルバムのターゲットが不明確な気もしますが、ビル・フリゼールの露出度は高い方だと思うので、彼のギターとアレンジを楽しむには良いかもしれません。(99年10月22日発売)

2021/10/10

The Intercontinentals/Bill Frisell

Billinterconti ビル・フリゼールの’03年作は、ワールドワイドな民族音楽系のミュージシャンのサウンドを取り入れて演奏したサウンド。それでも民族音楽色は強くはなく、彼の色合いというのは強く出ていて、いろいろな趣向を凝らしてみても、本質というのは変わらないで、マイペースで演奏しているんだなあ、ということが分かります。まあ、彼のギターがどこまでも好きなので追いかけてはいますけど。この頃は初期のハードコアなサウンドは影を潜めてますが、後年に再び出そうと思えば出せるのが、どんな組み合わせでも演奏できてしまうすごさなのでは、と思ってます。これ以降のアルバムは既にブログにアップしてありますので、彼のリーダー作はこれで一段落です。

 

The Intercontinentals/Bill Frisell(G, Loops, B)(Nonesuch) - Peleased 2003. Sidiki Camara(Calabash, Djembe, Conga, per, Vo), Vinicius Cantuaria(G, Vo, Ds, Per), Christos Govetas(Oud, Vo, Bouzouki), Greg Leisz(Slide G, Pedal Steel G), Jenny Scheinman(Vln) - 1. Boubacar 2. Good Old People 3. For Christos 4. Baba Dream 5. Listen 6. Anywhere Road 7. Procissao 8. The young Monk 9. We Are Everywhere 10. Yala 11. Perritos 12. Magic 13. Eli 14. Remember

5曲を除いてビル・フリゼールのオリジナル。タイトル通り、ブラジル、マリ、ギリシャ出身のミュージシャンなども参加しながら、アメリカ大陸をこえたワールドなサウンドでせまってくる曲が多いです。もちろん、アメリカ風なサウンドも。曲によって、アフリカの明るいリズムが見えてきたり、中近東風のサウンドが漂ってきたり、ということはありますが、基本的なメロディラインは淡々としたビル・フリゼールそのものが自然に出てくる感じの曲。また、個々のインプロヴィゼーションで表現しているというよりは、メンバー全員のフレーズの集まりで、ゆったりと時間の流れとともに聴かせてくれるような雰囲気。さらにジャズとは遠ざかって、どこの地平に行こうとしているのでしょうか。でも、これもジャズかも 、と心の隅で思います。(03年4月9日発売)

2021/10/09

The Willies/Bill Frisell

Billwillies ビル・フリゼールの’02年作は、カントリー・ミュージシャンとの共演です。もともとこういう要素があっただけに、何の違和感もなく競演できてしまっています。こうなってくるとジャズでもなければフュージョンでもない世界に突入したのかな、とも思いますけど、その境目は分からなくて、あくまでもフリゼールの世界のギターサウンドということで、ケリがついてしまうのではないかと思います。でも、聴いていて面白い。曲数が多く詰まっているのとカントリー系メインということで、1曲あたりの時間はそんなに長くないようですけど。このアルバム、あるはずなのだけど探しても見つからないので、とりあえずストリーミングで聴いてしまいました。

 

The Willies/Bill Frisell(G)(Nonesuch) - Released 2002. Danny Barnes(Banjo, G, Harmonica, Pump Organ), Keith Lowe(B) - 1. Sittin' On Top Of The World 2. Cluck Old Hen 3. Everybody Loves Everybody 4. I Want To Go Home 5. Single Girl, Married Girl 6. Get Along 7. John Hardy Was A Desperate Little Man 8. Sugar Baby 9. Blackberry Blossom 10. If I Could I Surely Would 11. Cluck Old Hen(Reprise) 12. Cold, Cold Heart 13. I Know You Care 14. Goodnight Irene 15. Big Shoe 16. The Willies

トリオといってもジャズ・ミュージシャンではなく、フォークやカントリー系のミュージシャンとの共演です。自作の曲が半分ぐらい(3-4、6、10、12-13、15-16曲目)で、フォークやブルーグラス系の曲がやはり半分ぐらい。当然のことながらジャズ色はないのですが、ミディアムからスローなテンポの曲が多く、ほのぼのとした牧歌的なサウンド。短調の曲でも、時々感じるエキゾチックさはややあるものの、ごく自然な展開です。ナチュラルに流れていくギターのフレーズや音色などは、まさに近年のビル・フリゼール的な世界。ジャズではなくても何をやってもワン・アンド・オンリー。 ただ、これこそ本当に彼に心酔した人が聴くべき音楽です。こういうカントリー的な香りのあるところに足を踏み入れるのもいいかも。(02年6月26日発売)

2021/10/07

Blues Dream/Bill Frisell

Billbluesd ビル・フリゼールの’01年作。マイナーなスローのブルース的な曲が1曲目にあって、いわゆる普通のブルース的なブルースの曲集ではないなあ、というのは聴いていて思いました。でも彼らしいといえばこの上なく彼らしいアルバムなので、そういう意味ではけっこううれしいですね。彼のアルバムというと、ECMでの初期3枚と、あるいは新作ばかり聴いているので、このような20年ぐらい前のアルバムを久しぶりに聴くのもなかなかいい感じではあります。どこを切っても金太郎あめ的にフリゼールの音楽ですが、やはりアルバムごとに印象が違ってくるのは、彼の引き出しの多さを表しているのでは。そんなに大きい変化ではないですが。

 

Blues Dream/Bill Frisell(G)(Nonesuch) - Released 2001. Greg Leisz(Steel G), Ron Miles(Tp), Billy Drewes(As), David Piltch(B), Kenny Wollesen(Ds, Per), Curtis Fowlkes(Tb) - 1. Blues Dreams 2. Ron Carter 3. Pretty Flowers Were Made For Blooming 4. Pretty Stars Were Made To Shine 5. Where Do We Go? 6. Like Dreamers Do (Part One) 7. Like Dreamers Do (Part Two) 8. Outlaws 9. What We Do? 10. Episode 11. Soul Merchant 12. Greg Leitz 13. The Tractor 14. Fifty years 15. Slow Dance 16. Things Will Never Be The Same 17. Dream On 18. Blues Dream (Reprise)

ブルースの曲が多いアルバム。とは言うもののフツーのブルース(聴いた事はありませんが)ではない感じ。何たって全曲オリジナル。曲によりホーンセクションがいい味を出していて、やっぱり彼独自のダークな、あるいは 時によって明るい世界を表しているようなサウンド。メンバーといい、サウンドといい、やっぱり彼の曲とギターを聴くためのアルバムかな、と思います。ブルースばかりではなくて明るいカントリーの世界が表出している曲も何曲もあります。全部で18曲あり、カラフルな世界を堪能。ジャズ度はほとんどなしですけれど、なぜかジャズやブルースを感じる部分があるのは、やっぱり彼のキャラクターによるものかも しれません。ただ、少々聴く人を選ぶので、やっぱり彼のファン向けか、と思います。(01年3月23日発売)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

Criss Cross1001-1050番 Criss Cross1051-1100番 Criss Cross1101-1150番 Criss Cross1151-1200番 Criss Cross1201-1250番 Criss Cross1251-1300番 Criss Cross1301-1350番 Criss Cross1351-1400番 Criss Cross1401-1450番 Criss Crossレーベル ECM1001-1050番 ECM1051-1100番 ECM1101-1150番 ECM1151-1200番 ECM1201-1250番 ECM1251-1300番 ECM1301-1350番 ECM1351-1400番 ECM1401-1450番 ECM1451-1500番 ECM1501-1550番 ECM1551-1601番 ECM1602-1650番 ECM1651-1701番 ECM1702-1750番 ECM1751-1801番 ECM1802-1851番 ECM1852-1900番 ECM1901-1950番 ECM1951-2000番 ECM2001-2050番 ECM2051-2101番 ECM2102-2150番 ECM2151-2200番 ECM2201-2250番 ECM2251-2300番 ECM2301-2349番 ECM2350-2400番 ECM2401-2450番 ECM2451-2499番 ECM2500-2550番 ECM2551-2600番 ECM2601-2650番 ECM2651-2701番 ECM2702-2750番 ECM3901番-(アナログ) ECM5001番-(映画・ドキュメンタリーDVD) ECM5501番-(音楽DVD)他 ECM5801番-, ECM SP(ジャズと詩) ECMレーベル ECM未分類(雑記含む) Enjaレーベル Hatologyレーベル J-POP JAPOレーベル JMTレーベル Winter&Winterレーベル ウェブログ・ココログ関連 オーディオ クラシック・現代音楽 ジャズ ストリーミング パソコン・インターネット フュージョン・ファンク ライヴ・コンサート レコード ロック・ポップス 上半期・年間ベスト 携帯・デジカメ 日記・コラム・つぶやき 映画・テレビ 映画音楽・サウンドトラック 書籍・雑誌 楽器 澤野工房 音楽

Amazonへのリンク

HMVへのリンク

  • HMV&BOOKS online
2022年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

カテゴリー

メールアドレス

友人が運営しているサイト