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カテゴリー「クラシック・現代音楽」の463件の記事

2021/06/13

Variations On A Melancholy Theme/Brad Mehldau/Orpheus Chamber Orchestra

Bradvariat またまたの新譜です。発売されて気が付いて、慌てて注文したもの。ブラッド・メルドーの作品ですけど、ジャズの要素よりはクラシック(というより現代音楽かな)の方がウェイトが大きいアルバムではないかと思います。したがって、両方好きでないと、ちょっと躊躇してしまうかもしれません。クラシック好きだとけっこういいと思うんですけどね。でも、収録時間34分という長さなので、そこでもCDであえて買うかどうか、という問題もありますね。まあ、ストリーミングにも上がっているようなので、それで確かめてみてもいいのではないかと思います。まさに両方の要素が混ざり合っているようなフレーズもあるし、ジャズ側からとらえると少々微妙な位置付けではあるようです。

 

Variations On A Melancholy Theme/Brad Mehldau(P)/Orpheus Chamber Orchestra(Nonesuch)(輸入盤) - Released 2021. - 1. Theme 2. Variation 1 3. Variation 2 4. Variation 3 5. Variation 4 6. Variation 5 7. Variation 6 8. Variation 7 9. Variation 8 9. Variation 8 10. Variation 9 11. Variation 10 12. Variation 11 13. Cadenza 14. Postlude 15. Encore: Variation "X" & "Y"

(21/06/13)メランコリーとその変奏曲をテーマに、他のピアニストのために作曲した曲を、ブラッド・メルドー自身が演奏しています。収録時間は34分のライヴ。ジャズとクラシックの両方の要素を使っているとのことで、フレーズにもそれが垣間見えますが、どちらかというとクラシック的な演奏の側面がけっこう強いのではないかと。短い曲が15曲ある表記ですが、聴いているとそれがつながっていて穏やかなドラマに聴こえるような感じです。

2021/06/07

Johannes Brahms/Piano Concertos/Andras Schiff/Orchestra Of The Age Of Enlightenment

2690ECM New Seriesの新譜2日目。ブラームスだし、ピアノ交響曲のCD2枚組なので、ふだんは何かやりながらの鑑賞なのですが、どうしても耳が音楽の方にいってしまいます。やはり数百枚のクラシックや現代音楽を聴いた、とは言うものの、ブラームスのこの曲を比較して聴いた経験がないため、どうしても解説に頼りがちにはなってしまいますけど、それでもまだまだ重厚感はありましたね。とすると、もっと重厚感があるという他の演奏はどうなのよ、ってちょっと気にもなったりします。まあ、通常のECMに関係なく聴いているクラシックファンにとっても聴きやすい演奏だとは思うので、チェックしてみてもいいかもしれませんね。そして、これもある種の紙ジャケ仕様です。

 

Johannes Brahms/Piano Concertos/Andras Schiff(P)/Orchestra Of The Age Of Enlightenment(ECM New Series 2690/91)(輸入盤) - Recorded December 2019. - 1-3. Concerto For Piano And Orchestra No.1 In D Minor 4-7. Concerto For Piano And Orchestra No.2 In B-flat Major

(21/06/07)ヨハネス・ブラームスは19世紀ドイツの作曲家。収録時間はCD2枚合わせて94分。ここでは交響曲の1番と2番を演奏しています。ピアノも1850年代のものを使用しています。解説によれば、近年、ブラームスの演奏は重厚になってきているらしいですが、ここではそれと対極的な演奏を聴くことができます。そういう意味で新しい解釈のブラームスか。やはりアンドラーシュ・シフの正攻法の演奏がなかなか聴かせてくれます。

2021/06/06

Konstantia Gourzi/Anajikon

2545 久しぶりにまとめて輸入盤が届いたので、時間があればなるべく早めにアップしていきます。このところ他の用事が多く、これらのCDが届いたのは2日前。今日も先ほどまでいろいろと雑用してました。今日のアルバムはKonstantia Gourziというギリシャの作曲家の曲。最初の1-3曲目が民族音楽色が強かったので、そのまま行くと思ったら、それはそこまで。あとは真ん中が現代音楽色の強めなオーケストラ作品と、それほど難解でもない弦楽四重奏団の演奏。でも彼女のアルバムもECM2枚目なので、それなりにはヨーロッパでは評価されているんだろうなあ、と思います。個人的には色調があまり変化しない方が好みではあるけれども。

 

Konstantia Gourzi/Anajikon(ECM New Series 2545)(輸入盤) - Recorded August 21, 2016 and March 5, 2018. Nils Monkemeyer(Viola on 1-3), William Youn(P on 1-3), Lucerne Acadeny Orchestra(On 4-7), Konstantia Gourzi(On 4-7), Minguet Quartett(On 8-12): Ulrich Lsfort(Vln), Annette Reisinger(Vln), Aroa Sorin(Viola), Matthias Diener(Cello) - 1-3. Hommage A Mozart 4-7. Ny-el, Two Angels In The White Garden 8-12. Anajikon, The Angel In The Blue Garden

(21/06/06)Konstantia Gourziは20-21世紀ギリシャ生まれの現代音楽家。ECMでは2枚目。収録時間は50分。大きく3つに分かれて収録されていて、’16年の録音が真ん中で、その前後に’18年の録音があります。基本的に最初の曲では民族音楽的なアプローチが耳に残ります。オーケストラ作品は少し打楽器で元気になりつつの現代音楽的要素が濃い。ラストの弦楽四重奏団の演奏は、現代音楽でもあまり難解な印象ではない。

2021/05/29

Amazon MusicのECMのプレイリスト

ストリーミング配信のAmazon Musicで、「Best of ECM Records」という、全100曲、8時間55分にもわたるプレイリストが発表になってます。

https://music.amazon.co.jp/playlists/B095DQ3C3T

新旧織り交ぜ、ECMとECM New Seriesも合わさって、民族音楽的なものもあって、1曲目はキース・ジャレットの「マイ・ソング」から、ラストの曲はエレニ・カラインドルーの「Ulysses' Theme」まで、ECMを知るにはいいプレイリストではないかと思います。ちょっと過激なフリーや現代音楽は希薄かなとも思えますが、それでもこのレーベルがこんな感じか、ということを感じることができます。個々のアルバムにあたっていくのはそれからでもいいのかなあと。もちろんAmazon Music HD対応で、曲によってはハイレゾで配信されているものもあります。

アルバムが1,500枚弱ぐらい出ていると、なんでこのアルバムのこの曲が入ってないのか、という問題も出てくるのかもしれませんけど、まずは9時間近くのこのリストを通して聴いてからでもいいのかなあと。それから各自好きなアルバムを選んでいくのも、想像するに、けっこう楽しいと思います。まあ、ジャズの中でも特殊な部類ではあるので、聴いてみて、向き不向きを考えてみるのもいいのではないでしょうか。

(追記)HDでは思ったよりハイレゾの曲が多め。中にはあの時期ならHDなのになんでUltra HDになっているんだろうというものも。後日確かめてみなければ。

(当日夜追記)今日は休日なこともあって、休み休み全部最後まで聴いてみました。古い新しいとか、ジャズとクラシックのボーダーレスとか、そういう面でも割と広く取り上げていて、あまりECMに親しみのない人にもイメージ的には分かりやすいんではないかと思います。あとは聴き通せるかですが。

2021/04/26

ECM New Series のバッハのみのアルバム(重複編)

1909 1926 2551_20210426191801 ECM New Seriesというと、現代音楽とか古楽のイメージも強いし、バッハその他の聴きやすい音楽と現代音楽のカップリングのアルバムも目立っています。それでもクラシックのみで400枚以上も出していると、例えばバッハだけのアルバムを何枚も出しているのが分かります。しかも、同じテーマで演奏者が違うものも複数あります。

バッハのアルバムで「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」は実に現在3種類出ていて、写真左からジョン・ホロウェイの演奏(1909/10)、ギドン・クレーメルの演奏(1926/27)、トーマス・ツェトマイアー(2551/52)の演奏とあります。

2530 2553 そして、「無伴奏チェロ組曲」は2種類。トーマス・デメンガの演奏(2530/31)と、ヴィオラでの演奏になりますが、キム・カシュカシアン(2553/54)の演奏になります。バッハの演奏はこのあたり、いかにもバッハらしくていいのですが、それぞれ個性もあっていいですね。

そして、ピアノでの演奏になると、「平均率クラヴィーア曲集Vol.1」「同Vol.2」がECMではキース・ジャレットのアルバムがあるということで有名ですね。(1362/63)と(1432/33)ですね。「Vol.1」の方にはティル・フェルナーの演奏があります。(1853/54)。あとはアンドラーシュ・シフ両方入った4枚組(2270-73)。曲の重なっているのはこれらですが、ジャレットは他にも多くのバッハのアルバムを録音しているし、単発のバッハのみのアルバムだと他のミュージシャンもあるので探してみるのもいいかもしれませんね。

1362 1433 1853 2270 クラシックはホームページやブログをはじめた後の完全初心者のうちに聴きはじめたので、その当時のアルバムコメントが体をなしてないのも多いです。いずれ手直しをしなければです。

(追記4月30日)「ゴルトベルク変奏曲」もありました。アンドラーシュ・シフのもの(1825)とキース・ジャレットのもの(1395)です。キースの方は日本録音でハープシコードを弾いて、けっこう有名でしたね。

1825 1395 (追記)中年音楽狂さんのご指摘により、シフの追加がありました。その他ジャケ&番号違いひとつ修正。すいません。

2021/03/24

Hosokawa/Mozart/Momo Kodama/Seiji Ozawa/Mito Chamber Orchestra

2624ECM New Seriesの新譜の2日目。何と日本人のピアニスト(彼女はECMには何度目かの登場だけど)と、何と何と小澤征爾の指揮でこのレーベルから出るとは思いませんでした。収録も日本で、’06年の録音でクレジットにマンフレート・アイヒャーの文字がないところを見るとおそらく持ち込み音源でしょう。テーマは統一されているとはいえ、現代音楽とクラシックがここでは半々にカップリングされているのもいかにもECM New Seriesらしいです。まあ、細川俊夫作品がモーツァルトにささげられている、ということが書かれてなければ、アルバムのテーマとしては分からなかったかもしれませんけれども。

 

Hosokawa/Mozart/Momo Kodama(P)/Seiji Ozawa/Mito Chamber Orchestra(ECM New Series 2624)(輸入盤) - Recorded December 2006. - Toshio Hosokawa: 1. Lotus Under The Moonlight Wolfgang Amadeus Mozart: 2-4. Concerto No.23 In A-major, K.488

(21/03/24)収録時間49分のコンサート。細川俊夫は20-21世紀日本の現代音楽家、モーツァルトは18世紀オーストリアの音楽家。現代音楽とクラシックのカップリングはECMらしい。細川作品はモーツァルトに捧げられています。ただしモーツァルトらしさはなく重厚な細川らしい現代音楽作品。テーマとして一貫しているので、こういう組み合わせもありかな、とは思います。小澤征爾の指揮で、全面的に日本人が出ているのも珍しい。

2021/03/22

Danish String Quartet/Beethoven/Bartok/Bach/Prism III

2563 ECM New Seriesが2枚届いているので番号順に聴いていきます。今どき2500番台か、とも思いますが、Danish String Quartetのために順番に出すために番号を空けてあるようですね。こういう例は過去にアンドラーシュ・シフのベートーベンのピアノ・ソナタ集でありましたけど、それだけこのクァルテットはECMが推している特別なクァルテットということになるのでしょうか。ECMブログをはじめてしまっているので、あまりさかのぼった番号が来るとちょっと困ってしまうのですが、まあ、いい演奏なのでやむを得ないですね。この演奏も’17年の録音なので、コロナ禍で少し出るのが遅れたのかもしれません。予想ではPrism Vまで1年おきに出ると思うのだけど、さて、予想は当たるか、どうか。

 

Danish String Quartet/Beethoven/Bartok/Bach/Prism III(ECM New Series 2563)(輸入盤) - Recorded November 2017. Frederik Oland(Vln), Rune Tonsgaard Sorensen(Vln), Asbjorn Norgaard(Viola), Fredrick Schoyen Sjolin(Cello) - Ludwig Van Beethoven: 1-7. String Quartet No.14 In C-sharp Minor Op.131 Bela Bartok: 8-11. String Quartet No.1 Op.7, Sz.40 Johann Sebastian Bach: 12. Fugue In C-sharp Minor BWV 849

(21/03/21)ベートーベンは18-19世紀ドイツの作曲家、バルトークは20世紀ハンガリーの作曲家、バッハは18世紀ドイツの作曲家。プリスム1、2と同じく、後期ベートーベンの作品からを中心にして、他の作曲家の作品を合わせています。収録時間は77分ほどで、バッハの曲は4分ほど。番号を空けてあるのはさらにシリーズが続くのかも。ECMにしては力の入れ方が違います。ここで情緒のある演奏に身をゆだねてみるのもいい。

2021/02/22

Hallgato/Ferenc Snetberger(G)/Keller Quartett

2653 ECMからまた新譜が2枚届いたので聴いていきます。今日はFerenc SnetbergerとKeller Quartettのコンサート録音。両方出ている時もあれば、12曲目はギター・ソロ、ショスタコーヴィチとバーバーの曲はストリングスのみという編成での演奏ですが、うまくコンサートとして楽しめる構成になっています。ギタリストは過去に2枚ECMの方からアルバムを出してますけど、過去作品もあまりジャズという感じではなかったですし。New Seriesでもうまくマッチするので、このようなボーダーレスややクラシック寄り(だいぶかな?)の演奏でも別に違和感を感じません。印象的なコンサートになったことは確かだと思います。しかし、本文だけだと内容を書ききれなくなってきたな。

 

Hallgato/Ferenc Snetberger(G)/Keller Quartett(ECM New Series 2653)(輸入盤) - Recorded December 2018. Keller Quartett: Andras Keller(Vln), Zsofia Kornyei(Vln), Gabor Homoki(Viola), Laszlo Fenyo(Cello) - Gyula Lazar(B) - Ferenc Snetberger: 1-3. Concerto For Guitar And Orchestra "In Memory Of My People" Dmitri Shostakovich: 4-8. String Quartet No.8 In C Minor John Dowland: 9. I Saw My Lady Weep 10. Flow, My Tears Samuel Barber: 11. Adagio For Strings Ferenc Snetberger: 12. Your Smile 13. Rhapsody No.1 For Guitar And Orchestra

(21/02/22)コンサートの録音。奏者はいずれもハンガリー出身で、Ferenc Snetbergerの曲を前後にはさんで、20世紀のロシアの作曲家ドミートリイ・ショスタコーヴィチ、イングランドの16-17世紀の作曲家、ジョン・ダウランド、20世紀の米国の作曲家サミュエル・バーバーと幅広い選曲。収録時間は66分。作曲もできる主役のギタリストに耳が行きます。彼の曲は哀愁度が高いのです。ギターのみ、あるいはストリングスのみの場面も。

2020/12/11

Piano Harfe/Michael Fahres

1281 今日はECM New Seriesで、唯一LPでしか出てなかったアルバムです。聴いてみると、他のアルバムと比較して、出ないという理由が分からないのですが、当時としてはエレクトロニクスも使っていて、実験的だったのかなあ、という気もしています。ただ、過去のECM本編の未CD化盤のストリーミング化を見ていると、番号順には出てきているので、そう遠くない将来、ストリーミング化されるだろうと勝手に予想しています。まだあと数枚LPを入手できるはずですが、無理はしておらず、見当たらないものも(海外にはあったりしますが)ゆっくり探していくか、ストリーミング待ちにしようかと思ってます。

 

Piano Harfe/Michael Fahres(ECM New Series 1281)(LPのみ)(輸入盤) - Recorded August 1982. Polo De Haas(P), Paul Godschalk(Live Electronics), Hans Stibbe(Live Electronics), Gyde Knebusch(Harp) - 1. Piano (Solo Piano And Live Electronics) 2. Piano (Solo Piano And Live Electronics)

(20/12/10)Michael Fahresはドイツの作曲家(現代音楽家)。当時のNew Seriesには珍しく、エレクトロニクスも使った片面1曲ずつの演奏。ある意味、ジャズのインプロヴィゼーションに近い(実験的?)、そして反復の多めな演奏になってますが、ゆったりと情景を移してサウンドも時間が経つにつれて変わっていきます。ある意味少し激しめな反復もあって、その部分を聴いているとトランス状態に近くなっていく感じも。2曲目の方が静かか。

(’20年9月現在CDもストリーミング配信もなし)

2020/11/25

Tigran Mansurian/Con Anima

2687 ECM New Seriesの2日目。今日のアルバムもある意味室内楽的な編成ですが、こちらはティグラン・マンスリアンの80歳の記念企画のような感じでキム・カシュカシアンその他のミュージシャンが集まっています。現代音楽的ではないものもありますが、やっぱり基本は現代音楽家なんでしょうね。もともと現代音楽の多いこのレーベルなので、聴いていくうちに慣れてきてしまって、ある意味それぞれの特徴のようなものも分かるようになってきたことが収穫かな。ただ、今出ているアルバムはほとんどがコロナ禍前の録音なので、ECMで今年の録音が実際に行われているのかどうか、今後のことが不安になってきます。

 

Tigran Mansurian/Con Anima(ECM New Series 2687)(輸入盤) - Recorded January - April 2019. Boris Allakhverdyan(Cl on 1-3), Varty Manouelian(Vln on 1-3, 6, 13), Michael Kaufman(Cello on 1-3, 6, 10-12), Steven Vanhauwaert(P on 1-3), Kim Kashkashian(Viola on 4-13), Tatevik Mokatsian(P on 4-5), Movses Pogossian(Vln on 6-12), Teng Li(Viola on 6), Karen Ouzounian(Cello on 6-9) - 1-3. Agnus Dei 4-5. Sonata De Chiesa 6. Con Anima 7-9. String Trio 10-12. String Quartet No.3 13. Die Tanzerin

(20/11/23)Tigran Mansurianはレバノン生まれのアルメニア人で20-21世紀の現代音楽家。今回は彼の80歳を区切りに、演奏者が集まったとのこと。収録時間は79分。’93年から’15年の曲までが取り上げられ、2-6人での演奏になっています。最初の2つはピアノが入り、残りはストリングスのみ。アルメニアに根差したと思われる優しいメロディアスな曲もあり、現代音楽というにはややクラシカルな部分もあって流れていきます。

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