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カテゴリー「書籍・雑誌」の81件の記事

2024/03/02

昨年3月にディスクユニオンに買い取りに出したCD等を振り返る

なんで今になって昨年3月に買い取りに出して、4月16日に買取明細が出たのを振り返るかというと、当時あまり明細を見てなかったからでもあります。買取リスト、紙で打ち出すと200ページ近くあるのでPDFで保存してあるのと、ディスクユニオンのサイトにある検索可能な買取リスト(2年間見れる)もCDなどの枚数が多いと、早朝のようなサーバーが空いている時間でないと待っても開かないこともあって、今思いついたようにやっています(今日はずっとリストのサイトを開けっぱなしにしてありました)。

その時処分した枚数は4,545枚となっていて、そのうち買取価格が2千円超えたのが、本やCDのBOXセットなどを中心に25種。安い価格順に並べ直してみて、価格が100円に満たないもの多数。やはりメリハリの効いた買取価格になっています。LPも十数枚出しましたけど、ヤフオクなどで入手した相場より大幅に買取価格は安かったですね。その分ディスクユニオンのLPの売値も、相対的にヤフオクなどよりは安くなっていそうですが。LPは購入時に郵送料(宅配料)がけっこうかかって、その分の価格も実感としてあるのかもしれません。

1年前のCD等処分で買取価格の1、3番目に高かったのは本。20%アップ分を含む価格。相場は常に変動しているとのことですが。とりあえず、買取価格4,000円以上のものを6つ。ここのは全部BOXセットですが、BOXセットの高価買取はビル・エヴァンスが占めています。

LARS MULLER / WINDFALL LIGHT:THE VISUAL LANGUAGE OF ECM 9,000円

ビル・エヴァンス / シークレット・ライヴ・アット・ヴィレッジ・ヴァンガード CD8枚組 6,000円

STEVE LAKE / HORIZONS TOUCHED THE MUSIC OF ECM 4,920円

ビル・エヴァンス / CONCLUSION - THE LAST COMPLETE COLLECTION 4,800円

ビル・エヴァンス / ザ・ラスト・ワルツ~ザ・ファイナル・レコーディングス・ライヴ・アット・キーストン・コーナー  4,800円

ビル・エヴァンス / ターン・アウト・ザ・スターズ・~ファイナル・ヴィレッジ・ヴァンガード・レコーディングス  4,800円

CDで買取価格の上の方に行くのは、BOXセットなどの複数枚組のものが多かったですが、これは購入価格も高かったので、そう言うものなのか、というところ。自分が持っていた中で一番珍しいCDと思われた1枚ものの「ニューヨーカー/カサンドラ・ウィルソン」はそれでも3,600円いきましたね。自分の中ではSACDハイブリッドは出さない予定でしたが、かなりの枚数紛れ込んでいて、売ってしまいました。

音楽書籍は、上のようにいい値段がつくものと、100円未満のものと大きく分かれました。ジャズ本の高価買取リストに掲載されているようなものに集中して買い取ってもらうのが良いかと思います。本関係は、買い取られる時に、値段がつかないものを聞いて、それを外した上でのこの価格なので、値段のつくものは本当に少ないのかもしれません。

その他、当時は千枚以上100円からの値がついたものがあると、7,500円/50枚のボーナスも付くときでもあって、トータルすると大変お得な買取価格になったものでした。今回のセールでは50枚以上100円からの値がつけば、5,000円/50枚のボーナスになります(今年も今日3月2日から24日までやってます) 。

(夕方追記)1年前に出張買取に来てもらってから、この件でいくつも記事、書いてますねえ(12-13回は書いている)。人生のイベントとしては大きかったし、買取に出したことに未練があるのではないか、とか、解釈はいろいろできますので、お好きなように、どうぞ(笑)。

2024/03/01

昨日届いた2冊のマンガ「Blue Giant」の単行本

240229bluegiant 昨日の2月29日に、1年ぶりぐらいに新しいマンガ単行本「Blue Giant Explorer 9」「Blue Giant Momentum 1」(共に石塚真一著/小学館)が発売されました。1年ぐらい前はちょうど映画「Blue Giant」も放映されていて、忙しいシーズンながらも2度観に行きましたよ。「Blue Giant Explorer 9」の方はアメリカに渡って西の方から東の方へバンド仲間と旅をして、そこでさらに成長していく姿が描かれていて、Explorerでは最終巻になります。ラストのボストンのあたりでは、ドラマチックな展開(ネタバレなしね)になっています。「Blue Giant Momentum 1」は、いよいよニューヨーク編で、また無名のところから昇りつめるのではないか、というところで1巻は終わっていますが、今後を期待させるので、早く続きを観たいと思います。だったら雑誌を追いかけた方が先の展開を読めるんじゃないか、とも思うけど、そこはグッと我慢。

音が聴こえてきそうなマンガということで話題になっていましたが、上原ひろみが映画のサウンドトラックを作っていて、その音がドンピシャだったので、映画の続編もできないかなあ、と思うのですけど、まあ、そこは、運が良ければ続編もあるかもな、くらいに構えておきます。とりあえず、マンガの方の展開が楽しみではあります。そして、モメンタムからはNumber8さんがストーリーディレクターから原作者に格上げ。やっぱりジャズの専門の話になると、特にニューヨークでは、専門的な人がついていた方がいいからなあ、とも思います。この方、映画の時期に「ピアノマン」という初期の登場人物の沢辺雪祈のことを書いた小説を出した人でもあります。私はまだ読んでないですが。

スケールが大きかった音楽マンガというと、「BECK」を思い出しますけど、この「Blue Giant」シリーズ、それを上回る迫力になっていくのではないかなあ、と思います。「BECK」の方は音楽だけの展開ではなかったし、まあ、それでも十分に面白かったですけれども

Momentumが出たので、記念にJulius Rodriguezの演奏で「Momentum」という演奏が昨日(2月29日)YouTubeに出ました。カッコいいので、そちらも聴いてみてください。

2023/10/23

瞼の調子と文庫本読書

231023book 8年ほど前に眼瞼痙攣を患い、ボトックス注射を2回打ったことは以前にも書いています(もうこのことを知らない方も多いかな)。その2年ぐらい前から、瞼の調子が悪かったので、かれこれ10年ほど瞬きが自然にできていないことになります。これは目への涙のコントロールができにくくなっている状態で、目が乾いたり、逆に涙が関係ないところで出たりと、何かと不便な状態です。ボトックス注射もいわゆる対症療法で、原因が分からず、完治することはなさそうです。

私のいくつかある趣味の中で、文庫本を読む、というのがありましたけど、そういうわけで10年ほど前から本を長い時間読むのが辛くなり、そんなに買ってはいなかったのに、一時期文庫本が10冊以上たまってしまい、発売日から5年以上経過したものがある時もありました。何か月か何年かに1度、勢いをつけて3-4冊読んではまたしばらく放っておく、という状態が続いて、やっと昨日、300ページほどの文庫本を1冊読んで残り1冊にまで減りました。お気に入りの作者が高齢化して来て、あるいはコロナの影響か、出版不況の影響か分かりませんけど、新刊があまり出なくなったので、未読の本が減りつつあります。とは言うものの、注文し忘れたものもあるので、また1冊増えることになるのですが。

昔はいろいろ読んでましたけど、作家たちも亡くなったりして、また私も作家ごとに本を処分をしたりして、今では筒井康隆と清水義範だけになってしまっているような状況です。しかも清水義範はこのところ新刊の文庫本が全然出ていないし、筒井康隆も少なくなってます。これを機会にこれから届く1冊を含め、2冊を読んでしまって、10年以上ぶりに未読の文庫本を無くしたいと思っています。

ジャズや音楽関係の単行本もたまに買ったりしていますけど、全部読むものと、好きなところだけ取り出して読むものと、分かれてしなっていますね。貴重な情報なので、何とか全部は読みたいところなんですが、これも瞼の調子に合わせて、ということになります。その点マンガの単行本は短い時間で読めるので、未読ということはないですけど、これも最近減りましたねえ。出版業界のせいなのかどうかは分かりませんけれど。

(追記11月3日)新たに購入した文庫本1冊を合わせ、今日文庫本は読了しました。全部片付いたのは少なくとも10年以上ぶりになります。

2023/09/24

「初盤道/真保安一郎著」DU BOOKS

230924shohandou 今朝一番で「初盤道/真保安一郎著」DU BOOKSが届き、ペラペラをめくって記事をとりあえずつまみ読みしています。初盤道のタイトルは、レコードはラッカー盤を作り、それからいくつかの工程(メタルマスター→マザー→スタンパー)を経てレコードにプレスしていくのですが、それが初期のものほど音の鮮度がいいらしいので、それを探求する旅のような作りになっています。内容的にはプレス枚数の多いロックなどが多く掲載されていて、ジャズの方は初盤がシンプルなものが多そうなのと、初盤の値段が恐ろしく高いものが多いので、取り上げられてはいません。

そこで大量に出回っているアルバムが多くて、その迷宮のようなところから、いわゆる初盤を見つけていく気の遠くなるような作業をしつつ、「レコード・コレクターズ」誌に連載したものを加筆修正して行って、今回の本の発売になったらしいです。マトは基本的には若い番号の方が音がいいらしく、見本盤が市場に出回っているのもこれと無関係ではいられないと思います。これに対して、CDは見本盤は買い取らないところが多いですもんね。売れたCDは世界各地でプレスされ、アメリカなどでは何か所もプレス工場があって同時にプレスさっるなど、これらの中から一番音の良いレコードを探すのは、よほどの探求心がないとできないと思います。

私はCD派なので、基本的にはプレスされたCDは、均一だと思っています。何回も発売されたCDに関しては、ジャケのデザインの違いとか、リマスターなどの違いは出てくるでしょうけど。そういう意味ではCDメインの私にとってはこういうレコードのような深淵のふちを覗いたことはなかったのですが、レコードもこういったことで少し興味が出てきました。ややこしいマトについて頻出する本ではありますが、面白いので、読んでいってみようかなと思っています。

2023/07/30

Mugic Magazine別冊 MODERN JAZZ/原田和典著

230729modernj 「Mugic Magazine別冊 MODERN JAZZ/原田和典著」

ふだんはいわゆるジャズ本ってあまり買わなくなっているのだけど、これはなぜか周りの評判が良く、しかも値段も手ごろで(コンパクトなサイズだし)、オールカラーということもあり買ってみました。ジャズ・ジャイアンツの特集と、年代別に’45年から’68年までのジャズのアルバムが掲載されています。私なんかは、ミュージシャンごとに国内盤で出ているのは全部買う、というやり方だったので、聴いているミュージシャンと、全然聴いてないミュージシャンにはっきり分かれてしまい、聴いたことのあるのはこの中で3分の1ぐらいか多くとも半分弱くらいかな、といったところ。

ジャズは一発録りなので、書く方も一発書きで行きます、と潔いことが前書きで書かれていて、確かにすらすらと、流れるように読めるところも多いですし、セレクトも今の視点から、という部分もあったりして、まだつまみ食い読みしながらなんですが、読んでいて楽しい。これは評判いいのも分かるなあ、と思います。当然有名盤も多く取り上げられているわけですが、今まで読んだのと文脈が違う書き方をしているものもあり、それはそれで面白く読めました。耳タコ盤をどういう書き方をしているか、というのを楽しむと同時に、聴いてないアルバムを探して、これから聴こうか、という気にもなってきます。一発聴きの一発書きは、私の目指していることでもあります。

こういう本って、今までオールカラーってあったっけ、というくらい昔は白黒のイメージが付いてまわったものでしたが、ジャケットがカラーだと、それだけでうれしくなってしまいますね。また、あえて、電化時代の前の’68年で取り上げるアルバムを切っているところも、意図がはっきりしていて良いと思います。端から逐一読んでいかなくてはならない本でもなくて、興味あるところから読んで広げていって、ということもできるので、この本に興味のある方は一度手に取ってみては、と思います。

2023/04/22

「新版 ECMの真実/稲岡邦彌著」(カンパニー社)

Ecmshinban

’01年に最初の「ECMの真実/稲岡邦彌著」(河出書房新社刊)がでて、それが好評だったらしく、’09年に「増補改訂版 ECMの真実」が出ました。もう’00年代頭には私はECMのCDの追っかけだったので、これらは全て読んでいます。そこで、今回は発行元を代えて「新版 ECMの真実」(カンパニー社刊)が出ました。内容は増えたところもあって大幅に変わっていて、新たに200ページほど増ページです。そして、本のデザインも良くなったし、意外にコンパクトなサイズで、しかも本文が縦書きから横書きに変更され、ジャケ写などの写真も白黒ですが適宜入れるというこだわりの作りになっています。それだけでもECMのファンには買う価値があるのでは、と思います。

手元に届いたのは、実は20日の昼のことで、増補改訂版と見比べながら、まず内容が変わったところから読み始めてますが、なかなか面白い。第5章に、時間が経っているので新たな記事が加わっていたり、「第7章 対話」「第8章 エッセイ広告」が全く新しい、増えたところの記事となっています。もしかすると、他の部分にも手が加わっているのかもしれませんが、とりあえずは大きなところの紹介を。対話はミュージシャン等への長めのインタビューで、なかなか興味深いです。エッセイ広告はECM初期に、「ユリイカ」「カイエ」の詩の雑誌に詩人や作家がECMについて語る広告を掲載するという、貴重な資料になってます。まだ読書が全部は進んでないのと、あまりネタバレは良くないので、この辺まで。

私もいちおうECMの全部聴きの経験は、何十年もかけてつい先日達成したばかりですし、その経験で「ジャズCDの個人ページ ECM Blog」を作っていますが、あくまでも聴いてどういうアルバムかを紹介するにとどめ、批評や論評など、そこまで深く掘り下げて語っているわけではないので、このような今に至るまで記述のある書籍が出るのを、心待ちにしていました。ましてやECMの初期の頃にディストリビューターとして深く関わり、その後も御活躍している稲岡さんのような方がこういう本を出してくれているので、そこでさらに知識を深めることができます。今回の本の価格は税込み4,180円ですが、迷わずに買いました。この本を先に読んでいたら、もしかしたらECMのCDの処分はしなかったかもしれないなあ、とも思います。置き場所の問題と、今はストリーミングでも聴ける、という短絡的な問題でしたし。ECMファンにはおすすめの1冊です。

2022/01/21

雑誌「月刊Stereo」2月号の特集は「ECMとオーディオ」

220120stereo 私はあまりオーディオの雑誌は買わない方なのですが、先月「月刊Stereo1月号」で「ベストバイコンポ2021」の特集があったので購入した時に、次号予告(今月19日発売された2月号ですね)が「ECMとオーディオ」という特集だったので、すぐ予約、つい先ほど入手しました。ジャズ雑誌などの音楽系雑誌ならいざ知らず、オーディオ雑誌でECMの特集を組んだというのは初めてだそうです。音がいいという評判だからかな?特集ページ数が50ページ強というのも、なかなか力が入ってますね。

実はこの月刊Stereo誌、取材に関しては過去に縁があって、ネット仲間のオフ会で自作スピーカーや音源を持ち寄って聴く集まりが取材されて過去に記事になったり、長男に直接自作スピーカーの件で取材があって家に来た時に同席したりして、長男は都合3回(私は写真だけで隅の方に1回)、雑誌に掲載されてます。今回は私は純粋な読者として、雑誌を読んでますけど。ネット上のお知り合いが何人か、執筆者になっているようです。

今回の特集、ECMなだけにアルバム数は多い(1,400種以上)レーベルだし、切り口的にはマンフレート・アイヒャーのことや、選者が選んだアルバムとか、他の本と似ている部分も多いです。それでも、オーディオ雑誌を読む人にとってはこれが初めてECMレーベルというものを全体的にとらえる機会の人が多いのではないかなあ、と思うので、これはこれでいいのではないかと。オーディオ誌にしては音楽寄りかなあと思うも、ECMでアルバムを作った日本人ミュージシャンのインタビューとか録音や音に関してスポットを当てたり、ECMに合うスピーカーの記事があったりと、やはりオーディオ雑誌からの視点のある部分も多いので、そっち方面にも興味のある方は、手に取ってみてはいかがかな、と思います。

選盤に関しては、誰もが知っているような有名盤はやはり初期や前期の頃のアルバムが多いので、そちらが多めなのは、ある程度予想されましたが、その中でも新しめのアルバムの紹介もありましたし、今度2月に出るアルバムについても1枚1ページで書かれていたりと、こういう特集を読んでいて、ある部分は耳タコですけど、なかなかそれでも飽きないで読ませてくれます。このブログではジャズファンが多いでしょうけど、内容的にはおススメなので、オーディオ誌だけど読んでみてもいいのでは。今は紹介されたアルバムをストリーミングで聴くこともできて、いい時代になったものです。

2021/07/08

「Blue Giant Explorer」第3巻を読む

210708book 少し前に届いていたんだけど、このところチマチマと忙しくて、また年齢のせいかすぐ横になったりして、なかなかこれに触れる機会がありませんでした。とはいえネタバレなしで書くのも少々気を使いますが。主人公の大(ダイ)が、最初のシリーズではサックスを手に取るところから始まる日本編、次に「Blue Giant Supreme」になって、ヨーロッパを同じメンバーでまわっていくヨーロッパ編、そして今回の「Blue Giant Explorer」が、今のところ一人でその時その場所でのメンバーと演奏しながら、アメリカ各地をまわっていくアメリカ編、という風に変化に富んでいます。今回は旅の途中のサンフランシスコの巻。10巻ずつシリーズが変わって行っているようですね。

演奏がマンガなので音が出ないのだけど、音を感じさせる絵柄がとても気に入っています。これは前の時も書いたかな。個人的に出てくる音はオーソドックスな4ビート系のバップ系のサックスよりはもっと自由に現代ジャズを感じさせながら、豪快に吹きまくる感じなんだけど、これは自分の頭の中でぐるぐる回っているだけなので、何とも言えませんが。

まあ、端的に言ってしまうと、少年漫画にありがちな、旅をして、戦って、勝っていく、というストーリーに乗っかっているのかもしれません。でも、そういうストーリーがなかなか読んでいてやめられない、ということにもなってきているんじゃないかな。巻末に2ページほど、関わっていた人物が、彼がいかに大物になったかを語る場面があるのだけど、作者の石塚真一さん、どこのレベルまで書けるのかな、と少々気になります。大(ダイ)は苦労しつつもだんだんビッグにはなってきているので、今後が楽しみです。

2021/04/20

Akira(大友克洋作)のブルーレイとマンガ

210420akira 過去に割と大きく影響を受けたアニメというのがあって、子供の頃は別として、その一番大きかったものはAkira(映画)でした。私が20代の頃ですね。最近(’19年)Akiraのリマスター版ブルーレイのコレクター仕様が出たので買ってみました。

大友克洋のマンガは自分たちが高校生の時に話題になり(まだ初期の頃でしたね)、その頃から追っかけをしていたのでした。Akiraはコミックの方は’82-90年に連載、単行本も全6巻出てます。昨年、初版のマンガ単行本を高く買い取ってくれるところがあったので、1万円で買い取ってもらいましたが、今考えてみると子供たちに譲った方が良かったかなとも。「童夢」のあたりでその緻密な画力にはさすがと思わせるものがあったのですが、基本的にはそんなに長編は書かないマンガ家だと思ってました。それがAkiraで時間をかけて全6巻でしたので、むさぼるように読んだことを覚えています。彼自身の大作は前にも後にもこれだけなので。

映画の方は’88年ですか。もうそんなに経つんですね。まだ会社員をやっていた頃に2回ぐらい観に行きました。大友克洋自身が監督をやって、実際にアニメにタッチしていただけあって、その緻密な描写、建物などの細かい角の欠けまで線を描いてリアルな感じにするとか、近代的な街並みと、その荒れた景色の部分、不良と老人の描写力、色の独特な使い方、もういろいろありますが、アニメ映画もAkira以前とそれ以後に分けられるような影響の大きさです。エヴァンゲリオンシリーズにも影響を受けたと思われるところがいくつかありました。まだパソコンという言葉のない時代に、アナログ的な手法で、よくここまで作りこんだ映画ができたものだと思います。内容的には鉄人28号のオマージュとも書かれてますけど、それを知らなくても楽しめます。そしてAkiraとは登場人物の名前ではなく、それを探求していくストーリーにもなっていて、いろいろな意味で奥が深い映画になってました。

もう35年近く前の映画ですが、今観ても古さをほとんど感じさせないのは、その後の映画に影響を与え続けていたからかなとも思います。音楽CDならながら聴きができるけど、ブルーレイは集中してないと観れないので、あまり自分自身は買ってはいないんですけど、今回は特別です。ネタバレなしで書いたので、ちょっと内容的にアレなんですが、映画を直接観てみるのもいいんじゃないかと。まあ、映画はあまり観てないので深追いはしませんが、大友映画ではその前の「幻魔大戦」も面白かったです。アニメ映画の転換点として「宇宙戦艦ヤマト」をあげる人もいますし、まあ、個人的な感想として、ということで。

2020/10/31

「Blue Giant」関連のマンガ単行本2冊

今日201031manga「Blue Giant/石塚真一著」関連の2冊の単行本が届き、一気読みしてしまいました。ヨーロッパ編最終の「Blue Giant Supreme 11」と、アメリカ編になっていく「Blue Giant Explorer 1」です。2冊同時発売なのも珍しいですけど、どちらも内容的には最高。

音が聴こえるような、というのはこの単行本の代名詞みたいになってしまいましたけど、その表現力の格別いい感じは別にしても、マンガとして成り立つには、そこにある人間関係とか、物語やせりふとして面白くなければ、こんなに読まれないですよね。ヨーロッパ編最終巻のクライマックスも、起こるべくして起こったというか予定調和はジャズには似合わないということもあるけど、満足いく結末になりました。そしてアメリカ編の1巻目。もうこういう発売のされ方からしてネタバレ気味なんですけど、またここから物語は徐々にはじまっていきます。そこにあるめぐり逢いなども、う~ん、書きたいけれど書けない、ということで読んでみてからにしてください。

特にヨーロッパでのバンドなんだけど、実際に演奏しているミュージシャンでイメージができればいいなあ、と思うのだけれど、マンガの演奏部分を読んでいる感じでは音が出てくるような気がするけれども、どこにも実在しないようなサウンドが頭の中を駆け巡ります(個人的感想です)。どこかフリーがかった現代ジャズっていう感じでしょうか。誰って逆に言い切れないところがまたいいんですよね。CDでコンピレーションがいくつか出てますが、これがこのバンドの音だ、というイメージではないですね。あれはジャズのレコード会社とのタイアップと考えた方がいいかと。でも、頭の中ではそれぞれの人がそれぞれの音を鳴らしているイメージがあると思うので、本当にこれは個人的な感想なんですが。たぶんアメリカ編で完結するんじゃないかなあ、なんて気持ちもありますが、まだまだ続いてほしいシリーズです。

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