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カテゴリー「音楽」の1000件の記事

2022/05/16

Lunea/Heinz Holliger

2622 ECMの3枚目(2枚組)はNew Seriesです。で、現状今のレベルでの最難関の英語以外の新作オペラ。昔、クラシック初心者時代は外部の人にいろいろ叩かれて、それらのコメントは直しているものも多いですが、この新作オペラというのは今でも自分にとっては難関です。代替インストルメンタルなものなら現代音楽でも大丈夫な体にはなっているんですけどね(笑)。しかもCD2枚組102分。製作側もマーケットは自分の近い地域の欧州を想定しているんではないかと思います。こういう作品を深い理解を占めるにはどうしたらいいか、分かる人からご教授願いたいとは思いますけど、今の段階では聴いた、という足跡を残しておきます。ストリーミングにもあります。

 

Lunea/Heinz Holliger(Comp, Cond)(ECM New Series 2622/23)(輸入盤) - Recorded March 2018. Christian Gerhaher(Baritone), Juliane Bance(Soprano), Ivan Ludlow(Baritone), Sarah Maria Sun(Soprano), Annette Schonmuller(Mezzo Soprano), Philharmonia Zurich, Basler Madrigalisten, - [CD1-2] Lenau-Szenen In 23 Lebensblattern

(22/05/14)Heinz Holligerはスイスのオーボエ奏者、作曲家。彼による「ルネア」のライヴ録音。内容はオペラで、CD2枚組にもわたり、ニコラウス・レーナウの生涯と精神が織り交ぜられた音楽とのこと。CDには120ページにもなる冊子が入っていて詳しい説明がなされていますが、ここは長時間のオペラを聴いて、その流れに身を任せるのもいいのではと。収録時間は102分。CD収録部分は紙ジャケ風になっています。なかなかの力作。

2022/05/15

Isabela/Oded Tzur

2739 ECMの新譜2枚目です。Oded TzurのECM2枚目は1枚目と同じメンバーで録音しました。収録時間が35分と少なめですが、最近のECMの特徴的なサウンドになっていると思われるので、要注目かもしれません。プロデュースもしっかりマンフレート・アイヒャーになっているし、これは狙ってこういうジャズをやらせたかったのかな、と想像させます。5曲目には盛り上がる場面もありますが、サックスは、声で言うならばささやきのような、ソフトな音でのメロディが目立ちます。ネットで見ると微分音などの用語もありますが、そのまま聴けばいいかと。そこにこのピアノ・トリオのバックがつくので、気になった方はストリーミングなどでも聴いてみてもいいかなあ、と思います。

 

Isabela/Oded Tzur(Ts)(ECM 2739)(輸入盤) - Recorded September 2021. Nitai Herschkovits(P), Petros Klampanis(B), Johnathan Blake(Ds) - 1. Invocation 2. Noam 3. The Lion Turtle 4. Isabela 5. Love Song For The Rainy Season

(22/05/14)全曲Oded Tzurの作曲。同じメンバーで2枚目の録音。収録時間は35分と少し短め。テナーサックスの音色がソフト。それでも5曲とも耽美的で少しミステリアスな、薄暮の色合いをまとったような演奏が素晴らしい。ギュッと凝縮された時間を過ごすことができます。少々薄暗く始まったと思ったら、これはアルバムの導入部の小品になっている1曲目、メランコリックでメロディアスな世界へといざなう、夢見心地な2曲目、叙情性を持ちつつ、互いを意識しあいながらの音の列が全体としてなるほど美しいと思うメルヘンチックな3曲目、語りかけるようなシンプルなメロディで、慈しむようにサックスの音が聴こえる10分台のタイトル曲の4曲目、やや活発な8分の6拍子系の、盛り上がりのある演奏がアクセントの5曲目。

2022/05/14

John Scofield

2727 またECMの新譜が出たので聴いていきます。ジョン・スコフィールドのECMからのソロ作ですが、多くの曲はルーパーというループマシーンを使った、デュオでの編成のように聴こえる録音です。彼はECMにも何作か参加(共演)してますけど、リーダー作としては2枚目(’19年録音「Swallow Tales」)。クレジットを見ると持ち込み音源のようでもありますが、彼のファンだったら狂喜するだろうなあと思いつつも、ECM全般のファンはどう思うかな、とも感じます。あえてこういうアルバムを出すとすれば、ここしかないだろうなと思いますけど。しかも、名前そのもののアルバムです。ある意味ここで集大成としてもいいのでは。それにしては少々地味か。

 

John Scofield(G, Looper)(ECM 2727)(輸入盤) - Recorded August 2021. - 1. Coral 2. Honest I Do 3. It Could Happen To You 4. Danny Boy 5. Elder Dance 6. Mrs. Scofield's Waltz 7. Junco Partner 8. There Will Never Be Another You 9. My Old Flame 10. Not Fade Away 11. Since You Asked 12. Trance De Jour 13. You Win Again

(22/05/13)完全ソロ作、とはいえLooperというループマシーンを使って、そこで弾いたバックの演奏を元に、ギター・ソロをとっているものが多いです。1曲目がキース・ジャレット作、3-4、7-10曲目がトラディショナルやスタンダード、13曲目がハンク・ウィリアムス作。正統派のギター・ソロのアルバムからすればどうなのよってこともあるけど、彼しかできないある意味のたくったようなフレーズといなたい雰囲気が、まさに彼の歴史を物語っていると思います。彼のファンなら最高、と叫ぶと思うけど、賛否両論あるかもしれない。こういう演奏をしてきた彼だけにできる世界が、まさに彼の名前をタイトルにしたアルバムになったのは、興味深いと思います。持ち込み音源と思われますが、ECMからこれが出たということ自体が驚き。

2022/05/13

Quintessence/Michele Rosewoman

Michelequint 今日からミシェル・ローズウーマンのアルバムになりますが、このあたりはけっこう早い時期にアルバムコメントの手直しをしたらしく、’99年以前のアルバムもほとんど全てがブログにありませんでした。とは言いつつも手持ちのアルバムは6枚だけですが。おそらくはM-BASEのミュージシャンと関連性が高かったために初期のうちに手直ししているんだろうと思いますが、彼らと完全に一体の音楽性かというと、もっとフリー寄りに感じます。そして今世紀に入ってからは追いかけてないのか、引退してしまったのか、アルバムの記録がありません。名前をはじめて聞いたという方も多いでしょう。有名なミュージシャンだと旧作でもアクセスが割とあるのですが。

 

Quintessence/Michele Rosewoman(P)(Enja) - Recorded January 27 and 28, 1987. Steve Coleman(As), Greg Osby(As, Ss), Anthony Cox(B), Terry Lyne Carington(Ds) - 1. For Now And Forever 2. Lyons 3. Univized 4. Vamp For Chun 5. Where It Comes From 6. Springular And Springle 7. The Thrill-Of-Real-Love 8. Dream(No.3)

全曲ミシェル・ローズウーマンの作曲。女性ながらも豪快な個性的なピアノ。けっこうアグレッシヴですが全体のサウンドはフリーというほどまではいきません。スティーヴ・コールマンとグレッグ・オズビーの参加は非常にマッチしていて、しかもどれも難しそうなテーマやアンサンブルもこなして、彼女のアルバムに彩りを添えています。ジャズ的な演奏で、2人ともけっこう器用なことを改めて認識。1曲目は柔軟なテンポやリズム、そして複雑なテーマで重厚な曲。それに続く曲も、テーマが複雑で拍子が分からないものも。おそらく変拍子が入っています。6曲目はフリーに近いテーマとソロ、しかもエンディングのフリーに聞こえるテーマの複雑なリズムとアンサンブルを合わせているのは見事。しかし、どの曲も難しそう...。

2022/05/12

Jim Hall & Pat Metheny

Jimandpat パット・メセニーも、参加作品ではなくて競演作という意味ではこれ1枚紹介がまだだったですね。ギターのアルバムが続いてますが、これもなかなか良かったです。でも、買った当時は聴いてからすぐにしまってしまい、本当に久しぶりに聴いてます。ジム・ホールもどちらかというと地味に聴こえるかもしれませんけど、実験的なことを当時はけっこうやっていて、これ本当に売れるのか?と思ったアルバムも散見されました。やはりこのアルバムは外せないかな、とも思います。確か当時は、メセニーは参加するなら1曲か全曲のどちらか、という契約をしていた、とどこかのライナーか記事に書いていたのを思い出しました。

 

Jim Hall(G) & Pat Metheny(G)(Telarc) - Recorded July and August 1998. - 1. Lookin' Up 2. All The Things You Are 3. The Birds The Bees 4. Improvisation No. 1 5. Falling Grace 6. Ballad Z 7. Summertime 8. Farmer's Trust 9. Cold Spring 10. Improvisation No. 2 11. Into The Dream 12. Don't Forget 13. Improvisation No. 3 14. Waiting To Dance 15. Improvisation No. 4 16. Improvisation No. 5 17. All Across The City

今や2人とも巨匠になってしまっているため、ありそうでなかった2人だけのフル・アルバム。実は以前、ジム・ホールの「バイ・アレンジメント」というアルバムで1曲だけ共演したこともあります。 ジム・ホールの曲が4曲、パット・メセニーの曲が4曲。2人のコラボレーションは絶妙な味わい。それぞれのギターがうまく溶け合っているように感じます。スタンダードの方が親しみやすいということもありますが、「インプロヴィゼーションNo.1-5」という完全即興演奏と思われる 5曲も素晴らしいものがあります。2人の演奏を一部を除いて緊張感ではなく安らぎをもって受け入れられます。技巧はすごいんでしょうけれど 、余裕を持った演奏が展開しています。有無を言わさずに押さえておきたいと思うアルバム。(99年5月22日発売)

2022/05/11

One Quiet Night/Pat Metheny

Patonequi パット・メセニーのソロでの演奏ですが、ここではバリトン・ギターを使ってちょっと低めの音域で、渋く、そして優しく音楽を奏でてくれています。これが出た当時はけっこう聴いていた記憶があります。コードで弾いている場面もありますけど、割と静かな曲が多いので、聴きやすかったのですね。この当時はまだワーナーからアルバムが出ていましたし。ギター1本でアルバム1枚もたせるのってけっこう大変なんですけど、地味なように見えていろいろな演奏を聴かせてくれて、引き出しが本当に多い人だなあ、と思います。まあ、そんなことを考えずに、ただ音楽を聴きながらゆったりしていることが多いのですが。

 

One Quiet Night/Pat Metheny(G)(Warner bros) - Recorded November 24, 2001 and January 2003. - 1. One Quiet Night 2. Song For The Boys 3. Don't Know Why 4. Another Chance To Be 5. And Time Goes On 6. My Song 7. Peace Memory 8. Ferry Cross The Mersey 9. Over On 4th Street 10. I Will Find the Way 11. North To South, East To West 12. Last Train Home 13. In All We See

バリトン・ギターという音域の低いアコースティック・ギターでのソロ・アルバム。オリジナルが中心ですが、その中にノラ・ジョーンズの「ドント・ノー・ホワイ」(3曲目)やキース・ジャレットの「マイ・ソング」(6曲目)などがはさみこまれていて、きれいなメロディが印象的。テンポがどの曲もだいたい一定していてそれほどはやくなく、アルペジオ中心でメロディアスな曲が多く、しかも適度な低音が心地良い、ということでBGMとしても楽しめるのでは、と思います。しっとりとして、癒される感じも。全体的には繊細なイメージ。そんな中で2、9曲目はメロディアスながらギターをかき鳴らすタイプの曲。ただし、それほどうるさくはありません。12曲目にパットのおなじみの曲があるのもうれしいところ。13曲目はボーナス・トラック。(03年5月28日発売)

2022/05/10

Speaking Of Now/Pat Metheny Group

Patspeaking 久しぶりにパット・メセニー・グループのアルバムを出して聴いていますが、先日亡くなったライル・メイズの影響がやはり大きいのだな、と改めて思います。彼が参加したグループはこのあと1枚ありますけど(ブログアップ済み)、まさかその後は引退に近い形で皆の前から姿を消すとは思ってもみませんでした。亡くなる前の1曲13分のアルバム、あれはけっこう心に残りましたです。ここでもメンバーの交代がありますけど、基本的なサウンドの流れというか曲自体はいつものパット・メセニー・グループという感じで、懐かしいです。あのリチャード・ボナがベースではなくてパーカッションとヴォーカルで参加しているし。メセニーにはいいアルバムが多すぎて、なかなか全貌が把握できていないのですが。

 

Speaking Of Now/Pat Metheny(G) Group(Warner Bros) - Recorded 2001. Lyle Mays(P), Steve Rodby(B), Richard Bona(Vo, Per), Cuong Vu(Tp, Vo), Antonio Sanchez(Ds) - 1. As It Is 2. Proof 3. Another Life 4. The Gathering Sky 5. You 6. On Her Way 7. A Place In The World 8. Afternoon 9. Wherever You Go 10. Epilogue

久しぶりのパット・メセニー・グループとしてのアルバム。メンバーが半分入れ替わっていますが、それでもあのパット・メセニー・グループのサウンドが聴ける、というところがパットの偉大さかも しれません。しかも、あのリチャード・ボナがコーラスとパーカッションで参加という、非常に贅沢な参加の仕方。ベトナム出身のクォン・ヴーのトランペットも個性的に響いてきます。特に2曲目では彼らならではのインプロヴィゼーションを聴くことができます。こういうジャズの方向があっても良いかも。4曲目など、ギターが全開の場面もあって、スゴいことをやっているんだろうなあ、と思いつつ。曲によって、叙情的な景色が浮かんでは消えていく彼らの音世界は、より一層ジャンルを越えて普遍的になりつつあります。(02年2月27日発売)

2022/05/09

Trio->Live/Pat Metheny

Pattrioliveパット・メセニーのトリオのライヴ盤でCD2枚組の演奏。再演曲も、スタンダードも、そしてアヴァンギャルドな曲もいろいろ混ざっていて、私は個人的にはライヴ盤の方が好み。特に過激な曲は、ここまでやってしまっていいのかなあとも思えますけど、それでも聴衆がのってしまうのは、やはり彼の音楽性とテクニックだなあと思います。彼なら今でもこのメンバーを集めることができるのでは、と思いますが、常に新しいことをやっているので、これはこれで、この時の音楽というパッケージで楽しむのがいいのかなあ、とも思います。CDラックの奥に引っ込んでいて、買ってからあまり聴いてなかったので、これからは聴くことが増えそうです。

 

Trio->Live/Pat Metheny(G)(Warner Bros) - Recorded 1999 and 2000. Larry Grenadier(B), Bill Stewart(Ds) - 1. Blight Size Life 2. Question And Answer 3. Giant Steps 4. Into The Dream 5. So May It Secretly Begin 6. The Bat 7. All The Things You Are 8. James 9. Unity Village 10. Soul Cowboy 11. Night Turns Into Day 12. Faith Healer 13. Counting Texas

このツアーでの演奏で何テイクも録音してあるもののうち、ベストな演奏を集めた2枚組。再演曲は多いのですが、ライヴならではで長くなった曲もあります。リズム隊は一見地味なのですけれど、なかなかどうしてスゴい組み合わせ。このメンバーだからこそ出来た、このトリオ独自のグルーヴ感や柔軟性。それが証拠かどうかは分かりませんがパットメセニーの古い曲、新曲やスタンダード、アヴァンギャルドな曲をとりまぜ、全方位的に曲を集めて演奏しています。1曲目が「ブライト・サイズ・ライフ」ではじまっているのがうれしい。ラスト3曲目が新曲だそうですが、これらこそ彼らがやりたかった事なのではないかな、と思います。サウンドは少々好みが分かれるかもしれません。 なかなか味のあるアルバム。(00年12月13日発売)

2022/05/08

Ari's Fun-House/Ben Markley Big Band With Ari Hoenig

Benwithari 発売が一番遅れた新譜で、次の期限までに来なかったらキャンセルしてしまおうかな、とも思ったけど、到着して聴いて、大正解だったと思ったアリ・ホーニッグ参加の新譜です。ビッグ・バンドに彼の曲を演奏してもらって、なおかつ彼のドラムスでソロも多いとなると、どうしても気に入ってしまいますね。アレンジもけっこう格好良いですけど。6曲目はバリバリの変拍子ですが、これをビッグ・バンドでやってしまうところがすごい。ベースは7曲目だけエレキ・ベースで、6曲目はピアノではなくてキーボード使ってますね。割と標準的な編成でありながら臨機応変なところも、なかなか好みではあります。あまり最近は追っかけしてなかったんですけれどもね。

 

Ari's Fun-House/Ben Markley(P, Key) Big Band With Ari Hoenig(Ds)(OA2 Records)(輸入盤) - Recorded July 26 and 27, 2021. Peter Olstad(Tp), Greg Gisbert(Tp), Dan Jonas(Tp), Alan Hood(Tp), Adam Bartczak(Tb), Paul McKee(Tb), Tob Borger(Tb), Jon Gauer(Tb), Wil Swindler(As, Ss, Fl), Scott Turpen(As), Peter Sommer(Ts), John Gunter(Ts), Sam Williams(Bs), Steve Kovalcheck(G), Evan Gregor(B) - 1. Birdless 2. Lyric 3. Lines Of Oppression 4. Bert's Playground 5. For Tracy 6. Arrows And Loops 7. Green Spleen

(22/05/06)全曲アリ・ホーニッグが作曲、Ben Markleyが編曲。収録時間は65分。曲は見覚えから再演曲もある模様(全部?)。ホーンアレンジは今っぽいけれども、割と標準的な編成のビッグ・バンドで、ノリ良く、ハーモニーも割とシャープでカッコよく決めてくれてます。ドラムスをフィーチャーするアルバムなので、ドラムスのミックスも大きめだし、ドラム・ソロは7曲中5曲(1-3、6-7曲目)にあります。バッキングの時も前面に出てくる時も、ホーニッグのドラムスはカッコいい。1曲目からして、メカニカルな雰囲気もあって変化にも富んでいて、飽きさせません。それでいて4ビートでガンガン行くところは行くし。現代ビッグバンドのひとつの在り方として、なかなか興味深いです。ギターはセミ・アコだと思うけど、今風のフレーズ。

2022/05/07

Hafla/Jon Balke Siwan

2726 ECMの新譜が遅れ遅れに届いているので、また聴きます。もう少ししたらまた届くとは思うのですが。今日はECMから何枚もアルバムを出しているヨン・バルケ。中東的な民族音楽との融合というよりは、もうあっちの世界に近い感じでの演奏ですね。楽器も弦楽器が多く、ソロ奏者はいわゆる平均律ではない音階を出しているような気がするのですが(あくまでそういう気がするだけですけど)、なかなかにエキゾチックな味わいです。ストリングスはあまり多くは目立たない感じですが、場面場面で効果的に彩りを添えていて、不思議なサウンドに身をまかせて漂っています。エレキトロにクスやキーボードも効果的に使われていて、それがある意味無国籍的ではあります。

 

Hafla/Jon Balke(Key, Electromics, Tombak) Siwan(ECM 2726)(輸入盤) - Recorded May/June 2021. Mona Boutchebak(Vo, Kwitra), Derya Turken(Kemence), Bjarte Eike(Baloque Vln, Leader), Helge Norbakken(Per), Pdram Khavar Zamini(Tombak), Per Buhre(Vo, Viola), Barokksolistene: Peter Spikky(Vln), Louise Gorm(Vln), Arsema Asghodom(Vln), Torbjorn Kohl(Viola), Mikkel Schreiber(Viola), Mime Yamarhiro Brinkmann(Cello), Judith-Maria Blomsterberg(Cello), Johannes Lundberg(B) - 1. Tarraquab 2. Enamorado De Jupiter 3. Mirada Furtive 4. La Estrella Fugaz 5. Arrihu Aqwadu Ma Yakunu Li-Annaha 6. Dialogo En La Noche 7. Linea Oscura 8. Saeta 9. Uquallibu 10. Wadadtu 11. Visita 12. Is There No Way

(22/05/06)3曲目のみMona Boutchebak作で、他は全曲ヨン・バルケ作曲。収録時間は45分。楽器からも民族色豊かなことが分かり、ヴォーカルというかヴォイスというか、入っているものは10-13世紀の詩篇が多く、中にはアラビア語のものもあります。そこに少し小編成のストリング・オーケストラが加わって、その民族音楽的サウンドを分厚くしています。西洋の楽器と民族楽器が合わさって、中東色もあるような、あるいは多国籍的(反面無国籍的)な音楽がそこには横たわっています。バルケはそこにキーボードやエレクトロニクスなどを曲によって加えて、より幅広い、ミステリアスなサウンドに仕上げています。このほの暗さというか、哀愁的なサウンドはなかなか印象的。持ち込み音源のようだけど、ECMらしい民族音楽。

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