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カテゴリー「音楽」の1000件の記事

2023/09/28

CDを大量処分してから半年ほどが経過

今年の3月15日に、CDを出張買取という形で大量処分してからだいたい半年が経ちました。その後も9月末近くの今までで、買い戻しの4枚を別にすると、輸入盤11枚、ECM輸入盤16枚、国内盤6枚の計33枚の新譜を買っていて、若干少なくなってますがCDを買うペースはそんなに落ちていません。J-POPやロックなども含めてですが、手持ちのCDも少なくなりながらも1,070枚ほど(ザクっと見てみたので、多少のずれはあるかも)残っています。元々CDラックには5千枚ぐらい入るのでガラガラになってしまいましたが、それでも残った枚数はそんなに少なくないです。まあ、CDラックにしまったCDを取り出して聴くより先にストリーミングで検索をかけていますけど。

メリットとしては一昨年10月に処分した500枚ほどと合わせると5千枚を超えるので、ちょっとした軽自動車が買えるくらいの資金を手にしたということと、結局最近ではランダムにCDラックの空いたところにCDを突っ込んでいたため、探してもどこに行ったか分からないということからは解放されました。また、あふれかえった書類もしまう場所が大幅に増えてもいますしね。

デメリットとしては、これは前にも書きましたが、ツイッターなどの周りの人たちはコレクターが多いため、やっぱりまだ持っていても良かったかな、と時々後悔が起きることですね。ただ、基本的にはホームページやブログに聴いた感想を、’97年以降ほぼつけていたので、それを見れば思い出すものもあり、その後悔の度合いは高くないな、とも思います。ただ、終活の一環として処分、なんてことを処分直後に書いたせいなのかどうか、病気をして7月に1週間ほど入院なんてこともあって、まあ、これは関係ないんですけど、気持ち的には少しブルーだった時もありました。

新譜は輸入盤の購入割合が高いので、この円安の時代、到着は遅れても少しでも安く入手する方法を考えています。なので、入手が遅れるものもあるのは少々ご勘弁を。昔ネット時代以前は、国内盤ばかり買っていて(それだけ種類も豊富でしたし)、発売日の前日夕方に駅前のCDショップ(当時はいくつも駅前にCDショップがあった)に車で買いに行っていた時代もありました。

というわけで、新譜はCDで聴く。それ以外はストリーミングに頼ることが多い、という生活スタイルになってきています。人間って、割と順応するのが早いものだなあ、とも思います。

2023/09/21

Uniquities Vol. 1+2/Jim Hall

Jimuniqui ジム・ホールの晩年のライヴ。このアルバムも4月には出ていたのですが、Artistshareのアルバムはとにかく高くて、40%オフを狙っても4千円台なので、何回もためらってました。ようやく先月の注文で加えたわけ。まあ、CD2枚組なのでちょっと高いのは当たり前ですが、オフセールじゃなければ6千円台なので、そりゃためらうわなあ、と思います。それにしてもこの円安、何とか食い止めないと、CD買うのに苦労するのはこれからも続きますね。このアルバム、聴きやすい曲もありますけど、メンバーもいいし、実験的というか冒険的な部分も多かったので(テラーク時代のアルバムがそうでしたが)割と好物のアルバムではあります。

 

Uniquities Vol. 1+2/Jim Hall(G)(Artistshare)(輸入盤) - Recorded Jabuary 2012. Scott Colly(B), Joey Baron(Ds) - 1. Without A Song 2. All The Things You Are 3. Careful 4. Chelsea Bridge 5. Is What It Is 6. Uniquities Pt. 1 7. St. Thomas 8. Without A Song 9. Body And Soul 10. Big Blues 11. In A Sentimental Mood 12. Uniquities Pt. 2/St. Thoma

(23/09/21)CD2枚組の日本でのライヴ。収録時間は110分。タイトル曲の6、12強目前半は3人のフリー・インプロヴィゼーション、3、10曲目はジム・ホール作、他はスタンダードやジャズメン・オリジナル。CD1枚目と2枚目で重複している曲があるのは、2セット演奏して雰囲気の違う録音を選んだということか。ホールは’13年に亡くなっているので、かなり晩年の頃の録音ですが、衰えは見せずに、彼らしい漂々としたギタープレイを聴かせてくれます。ソロ・ギターの部分も一部にあって、音数は少ないながらも落ち着いたプレイを聴かせてくれます。オリジナルやフリー、St. Thomasなどの曲は彼らしくとんがっていて、聴きやすいばかりのギタリストではないのだな、というのは彼の晩年のアルバムとほぼ同じ傾向ですね。

2023/09/20

Blues & Bach/Enrico Pieranunzi Trio & Orchestra

Enricobluesbachエンリコ・ピエラヌンツィの新譜、とは言うものの、昨年の12月発売だったので、ちょっと時間が経っています。ジョン・ルイスの曲を中心にオーケストラアレンジをしたアルバム。元々私はモダン・ジャズ・クァルテットはけっこう好きだったので、こういうアレンジで有名曲を多く聴けるのもうれしいのですが、発売情報ををキャッチ出来てなかったんですね。彼のアルバムも買ったり買わなかったりだし。あまり奇をてらわずにアレンジしているところが好感が持てます。オーケストラとの共演ということで、ストリングスが前面に出て、ピアノが引っ込んでいるところもあるのですが、前面に出てくると、やっぱり彼のピアノだなあ、と、けっこう楽しく聴けました。

 

Blues & Bach/Enrico Pieranunzi(P) Trio & Orchestra(Challenge Records)(輸入盤) - Recorded September 20 and 21, 2021. Luca Bulgarelli(B), Mauro Beggio(Ds), OFI(Orchestra Filarmonica Italiana), Michele Corcella(Cond) - 1. Skating In Central Park 2. Spanish Steps 3. Vendome 4. Autumn In New York 5. Django 6. Concorde 7. Milano 8. Jasmine Tree

(23/09/20)サブタイトルに「The Music Of John Lewis」とあり、4曲目のスタンダード以外はジョン・ルイス作曲。収録時間は52分。ストリングス・アレンジはMichele Corcella。有名な曲が多く並びます。曲によって、ストリングスがメインになることもあれば、ピアノがけっこう前面に出てくることもあります。ブルースとバッハとタイトルにありますが、ルイスが影響を受けたもので、そのものが前面に出てくることは多くないです。ただ、要所要所で、その強い影響を垣間見ることができます。ピアノもオーケストラアレンジに合わせてうまく前面に出てきていて、ジャズはジャズなんだけど、上手くまとまっているイメージも強めです。MJQでの好きな演奏が多く聴けますが、あくまでもエンリコ・ピエラヌンツィとしての演奏として楽しめます。

2023/09/19

Where Are We/Joshua Redman

Joshuawhereare ジョシュア・レッドマンの新作です。気がついてみれば、ノンサッチからンブルーノートに移籍しているんですね。その影響なのかどうなのか、ヴォーカリストにGabrielle Cavassaを招いてヴォーカル&バラードアルバムになっています。バラードにしては元気な部分もあるし、歌を歌っていない部分が長めだったりと、そういうことはありますが、そういう予想をしないで買ってしまった人もいるかと思います。買ってしまった以上は、聴いて楽しめるところを探しましょう。私はノラ・ジョーンズあたりも好きなので、それよりもジャズ寄りのこの演奏はけっこうハマりました。タイトルに地名が多いですけど、内容もそのようなことに言及したり、想像できたりということも多いそうです。

 

Where Are We/Joshua Redman(Sax)(Blue Note)(輸入盤) - Released 2023. Gabrielle Cavassa(Vo, G), Aaron Parks(P), Joe Sanders(B), Brian Blade(Ds), Guest: Peter Bernstein(G on 7), Nicholas Payton(Tp on 6), Kurt Rosenwinkel(G on 2), Joel Ross(Vib on 3) - 1. After Minneapolis (Face Toward Mo[u]ning 2. Streets Of Philadelphia 3. Chicago Blues 4. Baltimore 5. By The Time I Get To Phoenix 6. Do You Know What It Means To Miss New Orlieans? 7. Manhattan 8. My Heart In San Francisco (Holiday) 9. That's New England 10. Alabama (Intro) 11. Stars Fall On Alabama 12. Alabama 13. Where Are You?

(23/09/19)ヴォーカリストにGabrielle Cavassaを招いたヴォーカルアルバムで、インストルメンタルの曲が4、7、10、12曲目。収録時間は60分。しかもバラードアルバムで、自作曲もあればポップスやジャズメン・オリジナルもあり、タイトルに地名を使っている曲が多い。いつものジョシュア・レッドマンのアルバムを想定すると少し肩透かしを食らうかもしれませんが、ヴォーカルのアルバムが好きな人にはけっこういいなあ、と思う人も多いかも。参加ミュージシャンはゲストも含めて豪華だけど、いわば、ポップス色の強いヴォーカルアルバムを聴いていると思えば、ちょっと想像とは違っても許せると思います。バラードとはいえ、ある程度元気な部分もあるし、間奏やエンディングなども長めで、そういう部分でも楽しめます。

2023/09/18

Frozen Silence/Maciej Obara Quartet

2778 ECMはこれで一段落、注文の都合上、もう出ているアルバムも10月10日前後に届く予定です。今日のアルバムはMaciej Obaraのリーダー作。数えてみたら3作目で、しかもメンバーが同じという、マンフレート・アイヒャーのお気に入りになったかな、と思えるアルバムです。グループの中の特徴的なフリーへの歩み寄りとか、そういう面が評価されているのかな、とも思います。ところで、このアルバム、ジャケ裏にはAn ECM Productionとしか書いてないけど、中のクレジットを見るとProduced by Manfred Eicherとしっかり書かれている、ちょっと珍しい表示の仕方だなあ、と思いました、こういう場合ジャケ裏にもプロデューサー名が書かれているものですけど。

 

Frozen Silence/Maciej Obara(As) Quartet(ECM 2778)(輸入盤) - Recorded June 2022. Dominik Wania(P), Ole Morten Vagan(B), Gard Nilssen(Ds) - 1. Dry Mountain 2. Black Cauldron 3. Frozen Silence 4. High Stone 5. Rainbow Leaves 6. Twilght 7. Waves Of Glyma 8. Flying Pixies

(23/09/18)5曲目のみ共作で、他は全てMaciej Obara作。収録時間は47分。メロディアスな面と、バックとの絡みで3、5、7曲目の元気な曲と他のゆったりしたフリー的な進行になっているのが特色。少しつかみどころもない点もありますが、その中でグループならではのある程度まとまったとっ散らかり方が印象深い。どの曲も、色合いやフリーの加減(多い、少ない)は少し違うけど、フリーへの寄りかかり方など、共通点はあります。同じメンバーでECM3枚目が出るということはマンフレート・アイヒャーのお気に入りのグループなのかと。その中でも3曲目のタイトル曲のように、哀愁と元気さがあって、よりメロディとバックがはっきりしていて分かりやすい曲も。タイトルにSilenceとあるけど、沈黙のことではないと思います。

2023/09/17

Wind And Sun/Sinikka Langeland

2776 ECM他の新譜が届きました。やっぱり病気を経験するといろいろやっている合間時間に聴くのは難しいかな、と思ったのですが、このアルバムを聴きはじめて65分間、一気に聴けてしまいました。ECMの最近の北欧系ジャズミュージシャンをバックにした演奏ですけど、ある意味ジャズ色は薄いんだけど、ある種の北欧ジャズととらえるとこういう方向性もアリかな、とジャズに食い込んでいる、ととらえることができます。そのあたり個人個人の感想で違ってくるんじゃないかな。印象深い演奏と歌ですね。また、プロデューサーにGuido Gornaの名前。一時的なものなのか、マンフレート・アイヒャーの後継者なのかはいずれ分かってくるとは思いますが。あ、ちなみにこれ、紙パッケージです。

 

Wind And Sun/Sinikka Langeland(Vo, Kantele, Jew's Harp)(ECM 2776)(輸入盤) - Recorded June 2022. Mathias Eick(Tp), Trygve Seim(Ts, Ss), Mats Eilertsen(B), Thomas Stronen(Ds) - 1. Row My Ocean 2. Wind And Sun (Instrumental) 3. It Walks And Walks 4. When The Heart Is A Moon 5. Hands That Held 6. A Child Who Exists 7. A Window Tells 8. The Love 9. Wind Song 10. A Child Who Exists (Var.) 11. Wind And Sun 12. You Hear My Heart Come

(23/09/17)6、10曲目のみ共作で、他は全曲Sinikka Langelandの作曲。詞はJon Fosseのもの。収録時間は65分。サイドを固めるミュージシャンはECMの最近の北欧系ジャズ・ミュージシャンですが、ジャズ色は薄く、ヴォーカルに合わせたノルウェー地方の民族的な味のある曲が多くなってます。プロデューサーにGuido Gornaと名前がありますが、初めて見る名前。マンフレート・アイヒャーの後を継ぐのかどうかは、これから見てみないと。ただ、ある意味、インストルメンタルな部分で北欧ジャズを聴かせているともとらえることができ、何とも不思議な味のあるアルバムです。ジャズ的な演奏でもあり、そうでもなしと微妙。ちょっと暗めな味わいのある曲が多く、その中に明るめの曲が入っていて、少しカラフルに感じます。

2023/09/06

Sonicwonderland/上原ひろみ Hiromi's Sonicwonder

Ueharasonicwon上原ひろみの新作が出ました。Hiromi's Sonicwonderというグループ名から、当分このメンバーでやっていくだろうなと思います。エレキ・ベースにアドリアン・フェローの名前があって心躍りました。最近彼の参加するアルバムに出会ってなかったので、ここで出会うとはね。けっこうバカテクなベーシストで、アンソニー・ジャクソンともタイプが違って、興味深い演奏をしています。あとはトランペットが参加していて、ソロの部分で、少しピアノのスペースを空けたような感じですが、それでも爆発するところはしていますし、なかなか面白いメンバーでの録音だな、と思います。成熟したというか、余裕が出たような感じもしています。

 

Sonicwonderland/上原ひろみ(P、Key) Hiromi's Sonicwonder(Telarc) - Recorded May 25-28, 2023. Hadrien Feraud(B), Gene Coye(Ds), Adam O'Farrill(Tp, w/pedals), Oli Rockberger(Vo on 6) - 1. Wanted 2. Sonicwonderland 33. Polaris 4. Go Go 5. Up 6. Reminiscence Feat. Oli Rockburger 7. Trial And Error 8. Utopia 9. Bonus Stage Bouns Track: 10. Reminiscence

全曲上原ひろみの作曲ないしは共作(6曲目)。収録時間は75分。このメンバーだとどんなにすごいことをやっているのだろうと思ったら(確かにすごいが)、1曲目は大人の味のあるフュージョンと言う感じで少々抑えた具合がカッコいい。もちろんピアノがはじけている部分もありますが。エレキ・ベースのアドリアン・フェローもテクを見せてくれますし。タイトル曲の2曲目は、ややアップテンポで、キーボードとベースのユニゾンがなかなかすごいことになっています。今回はトランペットも参加していて、ピアノがその分負担軽減になっているような気がします。時に鋭く盛り上がりつつ余裕を持った曲が多いのも、成熟してきた表れではないかと。6曲目のヴォーカル曲はポップス的。カチッとしているけど各演奏者の自由度も高め。(23年9月6日発売)

2023/09/01

近況報告

とは言うものの、近況的なことは、このブログを読み直してくれていたら分かることなのですが、ことの始まりは3月にCDの大量処分をしたことでしょうか。ある程度の終活を兼ねてだったんですが、時期が早すぎましたかね。いくばくかの現金を手にしたのですが、その分新規にCDを買う分量も減ってきてしまいました。それに、手持ちのCDをブログにアップする作業も、手持ちがほとんどなくなったので一段落。6月25日に20分ほどのライヴに出たのは、一つのエポックだったのですが、その前の6月中旬ごろから、ECMの古い番号のものは、大昔のECMブログからの統合だったので前書きがなく、それを書く作業に没頭し始めました。

そして、7月中旬過ぎに1週間ほどの入院をはさんで、その後もECMの前書き作業をやっていて、体調も回復しているとは言え、今ひとつだったので新規のブログ更新もなかなかできなかった日が続きます。自分の中では、いつもよりはブログの作業は忙しかったんですが、奥の方でゴチャゴチャやっていたので目立たなかったと思います。枚数も大量だったため、スピードアップして書くと内容も薄まった気がして、それは今後の課題ですね。前回も書きましたが、JMT/Bambooレーベルも前書きがないのですが、CDを処分した後なのと、ストリーミングにないレーベルなので、進退窮まってますね(笑)。あとはブログ以前の時代の藤井郷子さんのアルバムの前書きですか。こちらの方はCDを全部残してあるのでいいのですが、全部聴かないと書けない感じなので、いつからやろうか、と悩みどころです。残りの枚数は20枚前後とそんなに多くないのですが。

ECMでも前書きを省いたまま、新譜以外はひたすら番号順に並べていくECMブログも、数年前に再び作ってあるのですが、これも、メインブログで見つかった少なくはない誤字脱字を一緒に直しています。これは2500番以前は欠番を詰めて書いてあるのと、1日1エントリーの法則があるので、それより前の番号が出ると、その後の日付を直さなければなりません。過去に2回あったので、もうないか、と思ったら、今はもう2700番台に行っているのに、9月に2200番台が1枚出るということで、400枚前後をブログ日付を1日ずつずらすという、人から見るとどうでもいい作業をしていました。

いずれにしても9月中旬ぐらいにならないと新譜CDが入って来ない(その次は10月上旬かな)ので、それまでは、また何か、地道な作業をしていくことになりそうです。

2023/07/29

Vessel/Manuel Valera Quintet

1416Criss Crossの新譜が届いているので聴いていきます。昔は年3回、5枚ずつの発売でけっこうなヴォリュームがあったんですが、今は2世が次いで、パラパラと出来上がった順に発売しているようで、情報の入手がちょっと手間取るようになりました。それでも、割と今の「ジャズ」を聴くにはいいレーベルなので、全部買いを継続しています。今回のアルバムも、聴いていてけっこうスカッとしますね。2ホーンのアンサンブルの部分が印象的なのと、アドリブに入ると2人ともけっこう饒舌になることも多く、もちろんリーダーのピアノもカッコいいし、全体的に渋い。Manuel ValeraはCriss Crossのリーダー作は2枚目で、前作はキューバン・ジャズだったかと思いました。

 

Vessel/Manuel Valera(P) Quintet(Criss Cross 1416)(輸入盤) - Recorded January 26, 2023. Mark WHitfield Jr.(Ds), John Ellis(Ts), Alex Norris(Tp), Hamish Smith(B) - 1. Blues For Kenny K 2. First Day 3. Pablo 4. Sunset 5. Garzonian 6. Alma 7. Crisis 8. Remembrance 9. Chance 10. Mr. Henderson

(23/07/29)9曲目がケニー・カークランド作の他は、全曲Manuel Valera作。収録時間は69分。曲によっては捧げる人もいろいろあるようですが、ここではケニー・カークランド(1、9曲目)とジョー・ヘンダーソンが目立っているようです。1曲目はブルースと言いながら、モーダルなマイナーのアップテンポでの進行でカッコいい。エネルギッシュなところへホーンが空間を埋めるように大活躍しています。2ホーンのアンサンブルの部分も印象的。変拍子は少ないけど、私のイメージする現代ジャズという感じ。作曲は割とオーソドックスで、リーダー含めメンバーが寄ってたかって、カッコよくしてしまいます。3曲目のバラードもなかなか美しい。曲によってアプローチは様々だけど、なかなか渋いジャズに仕上がっていると思います。

2023/07/28

アンダーカヴァー~ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード/カート・ローゼンウィンケル

Kurtunder 久しぶりに新譜が来ました。これは入院中に来たもので、早く聴きたかったのですが、退院後も仕事その他で手いっぱいで、心の準備もあってなかなか時間が取れないでいました。しかも、6月28日発売のものを遅れて入手してますし、世間ではこの話題、もう過ぎ去ってしまったかな? 彼は’00年代の頃から追いかけてはいましたが、最近少々ご無沙汰気味ではありました。今のジャズという感じもするし、彼のギターが少なくともこのアルバムではけっこう独特なので、好き嫌いは分かれるんではないかなあ、と思います。確かにインパクトとしては大きいんですけれどもね。彼でなければ弾けないフレーズの連続ではありますね。

 

アンダーカヴァー~ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード/カート・ローゼンウィンケル(G)(Heartcore Records)
Undercover - Live At The Village Vanguard/Kurt Rosenwinkel(G)(Heartcore Records) - Recorded April 6-8, 2022. Aaron Parks(P, Key), Eric Revis(B), Greg Hutchinson(Ds) - 1. Cycle Five 2. The Past Intact 3. Sole 4. Our Secret World 5. Music 6. Undercover

全曲カート・ローゼンウィンケルの作曲で、ヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴ演奏。収録時間は53分で、再演曲もあり。1曲目からエフェクターの効いた滑らかなギターサウンドで、メロディアスでもあるんだけど、彼以外には弾きようがない独特なフレーズでせまってくるビートの効いた曲。他の曲も変化に富みながら、基本的なカートのギター・アプローチは大体似ていて、このフレーズについていけるかどうかが聴くことを選ばれた人になるかが分かれ目。静かな場面から盛り上がってくる比較的素直な3曲目、4曲目は浮遊感で出来ている曲ですが、それなりに盛り上がっているのはさすが。割とメランコリックな8分の6拍子で素直な感じのある5曲目、13分近くものメカニカルというか少しぶっきらぼうなサウンドの6曲目。(23年6月28日発売)

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