ブルー・シティ/鈴木勲カルテット+1
スリー・ブラインド・マイスのSACDハイブリッド盤が3枚届いているので聴いていきます。このシリーズ、これで終わりなのか、どうなのか。ちょっと前に廉価盤でかなりの種類出しているので、これで終わりのような気もしていますが。さて、ここまでで12枚出てますが、鈴木勲のアルバムはすでに3枚目なんですよね。いかに彼がこのレーベルの中で異才を放っていたか、というのが分かるような気がします。そして彼はチェロやベースでメロディを弾き、もう一人のベーシストに、いわゆるベースの役目をさせている場面が目立つのも特徴ですね。曲も、どこかで聴いたメロディ、というオリジナルもあって、作曲者としての才能もあると思います。
ブルー・シティ/鈴木勲(B、Cello)カルテット+1(Three Blind Mice) - Recorded March 4, 1974. 菅野邦彦(P)、渡辺香津美(G)、井野信義(B)、小原哲次郎(Ds) - 1. Body And Soul 2. 45th Street (At 8th Avenue) 3. Play Fiddie Play 4. Blue City
2、4曲目が鈴木勲作で、1、3曲目がスタンダードなど。収録時間は41分。1-2曲目はチェロで、3-4曲目はベースで演奏しています。参加メンバーも、当時は若手が多かったけど、納得の人選。そのチェロをピチカートで弾いて、スタンダードらしさもありながら、スローで始まり、軽快になっていく独自の解釈もあって、聴いているのが楽しい1曲目、よく聞くメロディだったので、オリジナルとは思えないくらい渋くていいメロディで迫ってくる、ややラテン的なリズムの2曲目、そして、ベースとヴォイスでテーマを奏で、アルコとピチカートで2人のベースを使い分けていて、なかなかスマートな音作りがなされている3曲目、これもどこかで聴いたことのあるような落ち着いたメロディの都会的なバラードで、タイトル曲の4曲目。(25年2月26日発売)
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