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2025/03/08

Lullaby/Mathias Eick

2825ECMの新譜聴き3日目。今日もクァルテットの演奏で、ここまで3枚、続いています。しかも、リーダーがピアノではないところも共通。ここではマンフレート・アイヒャーはExective Producerになっていますが、持ち込み音源にアドバイスしたという感じでしょうか。今回出た中では一番人気がありそうです。このアルバムも分かりやすいメロディと哀愁、というところで、普通に欧州ジャズファンではなくても、聴く人の琴線には触れそうな感じではありますね。収録時間の関係で、LP化も予定されているみたいだし。こういうアルバム、ECMにはちょっと甘いかな、とも思いますが、よく聴くと、硬派な面も少し聞き取れる感じもしています。

 

Lullaby/Mathias Eick(Tp, Voice, Key)(ECM 2825)(輸入盤) - Recorded January 2024. Kristjan Randaru(P), Ole Morten Vagan(B), Hans Hulbaekmo(Ds) - 1. September 2. Lullaby 3. Partisan 4. My Love 5. May 6. Hope 7. Free 8. Vejle (For Geir)

(25/03/07)全曲Mathias Eickの作曲。収録時間は45分。ECMでリーダー作、サイド参加作を何枚も出している彼なので、ECMらしい哀愁のある曲が多め。1曲目もやや細かいビート感がありながら、そのカラーを守っています。少しゆっくりながらメロディがはっきりしていて、心に迫るタイトル曲の2曲目、その後も少しずつ曲調を変えながら、哀愁の漂いと分かりやすいメロディという基本路線は変わらずに、曲は進んで行きます。4曲目は明るいサウンドですが、やはりアルバムの流れに沿って行くと自然に聴けてしまいます。7曲目はどことなく素朴な印象のある哀愁満点な曲だけど、Freeのタイトルなので、自由にそれぞれが演奏しているようにもとれます。ラスト8曲目はミステリアスな香りもあって活発なテンポの良い曲。

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コメント

工藤さん,こんにちは。

このアルバムはよかったですねぇ。哀愁と抒情を絵に描いたような演奏と言ってもいいですが,ちゃんと最後にメリハリはつけてました。

私としてはリーダーに加えてKristjan Randaluの参加のポイントが高かったです。

ということで,当方記事のリンクを貼り付けさせて頂きます。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2025/02/post-3e4b51.html

>中年音楽狂さん

書き込みありがとうございます。

今回、珍しくECMのクァルテットの演奏で3枚目なのですが、1番印象に残ったのは、やっぱりこのアルバムでした。Yuval Cohenのアルバムも似た雰囲気がありますが、メロディの強度でいうとMathias Eickかな、と思います。

そろそろマンフレート・アイヒャーの年齢も気になるので、独自に録音して持ち込む、という手法(おそらくですが)が今後増えていくかもしれませんね。

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