老兵礼讃/KENSO
久しぶりにロックのアルバムです。しかもプログレ。でも、KENSOは昔スウィングジャーナルのディスク評にも出てたものがあって、そこが私の入り口でした。個人的にはプログレハードコアフュージョンとして聴いています。音楽が本業の方ではないので(バックのミュージシャンはプロですが)、これだけ長く続くとは思ってなかったです。しかもマニアックな人気度があります。1回だけライヴを観に行ったこともありますが、素晴らしかったでした。忘れていたころの10年ぶりに新譜が出るというのもなかなかニクいですね。録音もけっこうよく、これが今のプログレなんだなあ、と思わせます。
老兵礼讃/KENSO(Nexus)
An Old Warrior Shook The Sun/Kenso(Nexus) - Released 2024. Yoshihisa Shimizu(G), Kenichi Oguchi(Key), Shunji Saegusa(B), Keisuke Komori(Ds), Guest: Kenichi Matsuda(P on 9-10), Miwako(Vo on 1, 4, 8-9), Gen Ittetsu(Vln on 2, 9), Taku Yabuki(P, Key on 2, 4-6), Ippiqui Takemoto Per on 2) - 1. 私の人生には・・・ 2. 時にはラテン脳の俘囚に 3. 拝啓、アイリッシュエアー様 4. 荒漠たる賽の河原にて 5. 龍の舞 6. それだから今は楽しく 7. 逃げ去った自分の魂を追いかけるが如く空を掴んでいる 8. 内部に居る人が天鵞絨症に見える理由 9. 氷島 10. 決してサヨナラではなく 11. Still a boy in solitude
5曲目がKenichi Oguchの他は全曲清水義央の作曲。収録時間は46分。前作より10年を経ての新作。出だしからプログレ感満載のサウンドで小躍りしてしまいます。清水の本業は歯科医なので、あまり人前には出てこないですけど、それを補って余りある曲調や演奏のダイナミックさと良さ。グループのメンバーがスゴいということもありますが、グループとしての独特なサウンドも魅力のひとつ。変化に富んでいて、個人的にはハードコアフュージョンの変拍子版として捉えています。ゲストにいろいろな人を呼んで、それが変化に色を付けていることもあります。3の出だし、9曲目(これは再演曲)など、のどかな感じのバラードもあって、なかなか。曲によってはエキゾチックさもあります。トータルサウンドで楽しめるアルバム。
(17日夜追記)アルバムタイトルに誤記があったので修正しました(汗)。
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