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2024/09/04

Transylvanian Dance/Lucian Ban, Mat Maneri

2824 ECMの8月の2枚目で一段落。このメンバーでは、’13年にTransylvanian Concert(ECM 2313)というタイトルで発売されています。それから10年以上経過してからのデュオのライヴですが、やっぱりこの2人だなあ、と思わせる組み合わせ。持ち込み音源だと思うけど、アルバム・プロデュースとしてスティーヴ・レイクの名前が出ています。時々出るんだけど、彼も健在なのがうれしい。普通彼の手掛けるものはバリバリのフリーが多いんですが、これは、一歩足を踏み出したかなと思える程度です。でも、ジャズかというと、微妙だな、ととらえる人も多いでしょう。今はストリーミングで発売日とともに出ているんで、どんな感じかな、と聴いてみてから購入されるのもいいのでは。

 

Transylvanian Dance/Lucian Ban(P), Mat Maneri(Viola)(ECM 2824)(輸入盤) - Recorded October 9, 2022. - 1. Poor Is My Heart 2. Romanian Folk Dance 3. Lover Mine Of Long Ago 4. Transylvanian Dance 5. The Enchanted Stag 6. Harvest Moon Ballad 7. The Boy'ers Doina 8. Make Me. Lord, Slim And Tall

(24/09/03)ライヴ演奏で、収録時間は55分。ベラ・バルトークによって集められた歌やダンスをLucian BanとMat Maneriでアレンジしたものだそう。元の作曲はバルトークでもいいくらいの演奏が繰り広げられています。Maneriお得意の微分音はここではやや影を潜め、ある時はメランコリックに、ある時は勇壮なデュオの演奏を聴かせてくれます。曲によって変化に富んでいるところが、飽きさせず一気に聴かせてくれる要因か。アルバム・プロデュースはスティーヴ・レイクですが、彼にしてはフリーは少なく、聴きやすい。3曲目はややフリーがかっているかもしれない。全体として、クラシック的なピアノと、少しクセのあるヴィオラでの演奏ですが、ECMらしいと言えば、ECMらしい面もあります。少し聴く人を選ぶかもしれない。

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