窓の向こうに -Beyond The Window-/井筒香奈江
実はこのアルバム、先週末のTIAS(東京インターナショナルオーディオショウ)で先行発売がされていて、長男が行ったので買ってきてもらいました。ジャズかというと、特にこのアルバムはJ-POPの範疇に入るんじゃないかという気もしていますが、オーディオファンには有名な歌手らしいので、何年か前にハマってしまいました。今回のアルバムも、制作にあたって音質にかなりこだわって作っているようで、その表記がネットの紹介文にも出ていました。TIASでは3日分のCDを用意したそうですが、それぞれ1日で売れてしまい、結局3日間毎日補充していたそうです。こういう日本語のJ-POPのカヴァーもけっこうハマります。
窓の向こうに -Beyond The Window-/井筒香奈江(Vo)(JellyfishLB) - Recorded May 6, 11 and June 3, 2024. 藤澤由二(P)、小川浩史(El-B)、磯部英貴(Ac-B) - 1.さよならの向こう側 2.ラストダンスは私に 3.スカイレストラン 4.黒く塗りつぶせ 5.瞳はダイアモンド 6.どこか ~窓の向こうに~
1-5曲目がJ-POPのカヴァー曲で、6曲目が井筒香奈江の作曲。収録時間は26分。ジャンルでいけばJ-POPの範疇だろうけど、独自の解釈で音の良いアルバムを出し続けているので、ある意味ジャズの部類に入れてもいいのではないかと思います。音空間的には、楽器を最小限にして、間を活かした何度聴いても飽きない作りになっています。曲もスローテンポで、どことなく味わいがあるのは、彼女の他のアルバムと同じです。そして音の良さは、オーディオファンが多く買い求めているところを見ると、定評のあるところだなあ、と思います。ちなみに1曲目から5曲目まで、山口百恵、越路吹雪、ハイ・ファイ・セット、矢沢永吉、松田聖子の曲をやってますが、見事に井筒ワールドの音楽になっているところが見事ですね。(24年8月14日発売)
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コメント
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井筒香奈江 ニューアルバムですか、それは楽しみです。
私は昨年あたりは"雨の鼓動"など数曲 Flacで購入して聴いていました。こうした独自の世界を歩んでいるヴォーカリストも貴重ですね。
投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2024/08/03 09:54
>photofloyd(風呂井戸)さん
書き込みありがとうございます。
ディスクユニオンからの予約のDMには昭和歌謡という文言もあって、そう言えば、今回のこのアルバムは昭和の歌が多いなあ、と思いました。それをできるだけシンプルな編成で、自分のものにしてしまっているので、なかなか気に入りました。ジャズヴォーカルとはちょっと言いにくいですが、一定数のファンがいることもうなずけます。
投稿: 工藤 | 2024/08/03 10:30