Speak To Me/Julian Lage
新譜が届いているので、その2日目。実はこのアルバム、3月1日に発売されていたのを見逃していて、4月に入ってからの注文だったので、到着が遅れてしまいました。前回、ビル・フリゼールも参加した2部作を聴いているのであまり驚きはありませんが、影響をだいぶ受けているような感じもします。それでも8曲目は4ビートの曲もあるんですけどね。フリゼールがこういうサウンドを出しているとけっこうハマるんですけど、ジュリアン・レイジ独自のアルバムだと、好きなんだけどその度合いが今ひとつという感じもしなくもないのが、自分の好みの問題なのか、どうか。とにかくブルーノートはジャズ周辺に持って行ってしまうのが好きなんだなあ、とも思います。
Speak To Me/Julian Lage(G)(Blue Note)(輸入盤) - Released 2024. Jorge Roeder(B, Vib), Dave King(Ds), Patrick Warren(Key, P), Levon Henry(Ts on 2, 7, 12, Cl on 6, Acl on 9, As on 13), Kris Davis(P on 2, 6, 9, 12-13) - 1. Hymnal 2. Northern Shuffle 3. Omission 4. Serenade 5. Myself Around You 6. South Mountain 7. Speak To Me 8. Two And One 9. Vanishing Points 10. Tiburon 11. As It Were 12. 76 13. Nothing Happens Here
(24/04/29)全曲ジュリアン・レイジ作曲。収録時間は59分。ジョー・ヘンリーのプロデュースで、ジャズというよりはアメリカーナ路線を行っているように思います。以前ビル・フリゼールと、やはりこの路線でアルバムを2作出しているので、その影響もあると思います。ベース、ドラムスもメンバーは同じですし。ギターもエレキだけではなくてアコースティック・ギターも使用(うち5曲目はソロ)していて、私は抵抗はないですが、最近のブルーノートの傾向で、脱ジャズという感じ。個人的には好きなサウンド。オーソドックスなジャズが好きという方は、これを聴いて戸惑うのでは。たぶんジャズ周辺の人たちにも聴いて欲しいというプロデューサーの意図だと思いますが、ある意味フォーク色を強く感じさせる、主に非ジャズ的展開。
« Silent, Listening/Fred Hersch | トップページ | Orchestras/Bill Frisell »
「音楽」カテゴリの記事
- タワー限定の「プラグドニッケル1965/マイルス・デイヴィス」ハイブリッドSACDが中古で届く(2024.10.29)
- オランウータン/鈴木勲カルテット+2(2024.10.28)
- ミスター・ワンダフル/細川綾子(2024.10.27)
- ガール・トーク/ヤマ&ジローズ・ウェイヴ(2024.10.26)
- The Way/Joachim Kuhn French Trio(2024.10.24)
「ジャズ」カテゴリの記事
- タワー限定の「プラグドニッケル1965/マイルス・デイヴィス」ハイブリッドSACDが中古で届く(2024.10.29)
- オランウータン/鈴木勲カルテット+2(2024.10.28)
- ミスター・ワンダフル/細川綾子(2024.10.27)
- ガール・トーク/ヤマ&ジローズ・ウェイヴ(2024.10.26)
- The Way/Joachim Kuhn French Trio(2024.10.24)
コメント
« Silent, Listening/Fred Hersch | トップページ | Orchestras/Bill Frisell »
工藤さん,こんにちは。
私はJulian Lage推しではないのですが,今回は信頼できるJoe Henryがプロデュースということもあり,私には珍しくもリリース早々の購入となりました。Joe Henryのプロデュースはアメリカーナな感覚を持つものが多いので,きっと間違いないだろうと思ってはいましたが,期待を裏切られることはありませんでした。ゲストにKris Davisを持ってくるところも渋かったですね。
ということで,当方記事のリンクを貼り付けさせて頂きます。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2024/03/post-da16bc.html
投稿: 中年音楽狂 | 2024/05/02 16:12
>中年音楽狂さん
こんにちは。リンクどうもありがとうございます。
ジュリアン・レイジはあまり買ったことはないんですけど、前2作がビル・フリゼール参加なので、その延長で買ってみました。ジャズかというと、ちょっと違うかなという部分も多いですが、こういうアメリカーナ路線は好きなんですよね。前作とはプロデューサーも違うんですね。思わず、探してしまいました。
投稿: 工藤 | 2024/05/02 16:24