ボルチモア/ニーナ・シモン
結局、これは買うことはないだろうと思っていたCTIのSACDですが、藤沢のタワーレコードに在庫あるじゃんと思って、つい買いに行ってしまいました。感覚的には渋谷や新宿に出るような感じで片道1時間強なので、そんなに面倒ではなかったです。でも、通販に在庫のあるうちに注文しろ、ですよね。交通費も1,800円ほどかかってしまいました。このアルバム、2面性があって、クロスオーヴァー的な曲と、しっとりとストリングスが前面に出ている曲がほぼ交互に出てきます。でも、そんなところも含めて、さすがCTIらしいアルバムだと思いましたよ。リアルタイムでは全然ヴォーカルものには興味なかったですし。今出会えたことに感謝です。
ボルチモア/ニーナ・シモン(Vo)(CTI)
Baltimore/Nina Simone(Vo)(CTI) - Recorded January 1978. David Matthews(P), Al Schackman(P, Tambourine), Jerry Friedman(G), Eric Gale(G), Gary King(B), Will Lee(B), Jimmy Madison(Ds), Andy Newmark(Ds), Nicky Marrero(Per), String Section - 1. Baltimore 2. Everything Must Change 3. The Family 4. My Father 5. Music For Lovers 6. Rich Girl 7. That's All I Want From You 8. Forget 9. Balm In Gilead 10. If You Pray Right
トラディショナルやポップスも巧みに配された、ニーナ・シモンのCTI唯一のアルバム。収録時間は37分。1曲目からいきなりレゲエのリズムで出てきて、このあたりがCTIらしいな、と思わせるところでもあり、この曲を含めて1、3、6、8-10曲目がデヴィッド・マシューズの編曲、そしてストリングを前面に出してしっとりとした2、4-5、7曲目がニーナ自身による編曲。雰囲気が交互に変わってますが、あまり不自然なところはなくて、この時代を象徴するようなサウンド。CTIとしてはかなり遅い時期の録音だったけど、CTIらしさは十分で、今までこのアルバムに出会わなかったのが不思議なくらい。ニーナも7年ぶりのアルバムの発売だったらしいですが、ライナーではあまり気に入ってなかった様子。でも内容は素晴らしい。(21年3月12日発売)
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