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2024/02/07

Touch Of Time/Arve Henriksen/Harmen Fraanje

2794 ECMレーベルの4日目にして一段落。今日はデュオ作品ですが、Arve Henriksenのトランペットはいつ聴いても独特で、日本人の私からすると尺八を連想させてくれて、なかなかいい感じです。このアルバムはゆったりしているうえに、あまり難しい演奏をしていないので、すんなりと入ってきます。38分の収録時間では短いかなあと思ったのですが、この時間で十分に語りかけてくれるので、ある程度満腹感はありますね。彼もECMに何枚もアルバムを録音してますし。今回はHarmen Fraanjeの作曲比率が高かったので、そちらの方のプロモーションかなあ、とも思いますけど、Henriksenの独特な音に耳が行ってしまうのはどうしてでしょうか。地味かもしれないけど、いいアルバムです。

 

Touch Of Time/Arve Henriksen(Tp, Electronics)/Harmen Fraanje(P)(ECM 2794)(輸入盤) - Recorded January 2023. - 1. Melancholia 2. The Beauty Of Sundays 3. Redream 4. The Dark Light 5. What All It Is 6. Mirror Images 7. Touch Of Time 8. Winter Haze 9. Red And Black 10. Passing On The Past

(24/02/06)3、5、7曲目がHarmen Fraanjeの作曲で、残りは全曲2人の共作。収録時間は38分。とは言うものの、ゆったりしつつもふくよかな音色を持つ、和楽器(尺八)のようなサウンドのトランペットも、それに合わせて弾くピアノも愁いを持ちながらメロディを奏でているので、あまりフリー・インプロヴィゼーションだという感じはないです。ちゃんとしたメロディなので、ジャズかというと少々違う感じではありますが、そのメロディが心地よい比較的時間の短い曲が続いていきます。それがドラマになっているような感じで、それぞれの持ち味を活かした演奏で、たゆたうように進んでいきます。それにしても、トランペットは非常に独特の音色で、欧米ではどのようにとらえられているのだろうか。難しい要素がないのもメリットか。

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