ジェイウォーキン/ニールス・ヘニング・エルステッド・ペデルセン
スティープル・チェイスのSACD盤の7日目。このアルバムはすでにバーゲン価格になっていて、有名盤に混ざって多少実験的な香りのするこのアルバムだから、そうなるのもやむを得ないかな、と思いましたです。でも、個人的には今のジャズにつながるところは多いので、好きなんですけどね。ニールス・ペデルセンの超絶ベースが満載のこのアルバム、買わないにしても一度ストリーミングで聴いていただければ、と思います。ここまで超人的なアコースティック・ベースはなかなか聴けるものではありません。この12月発売のアルバムはそういう少々マニアックなところから持ってきて発売しているのかなあ、とラインナップを見ていて思いました。
ジェイウォーキン/ニールス・ヘニング・エルステッド・ペデルセン(B)(Steeple Chase)
Jaywalkin'/Niels-Henning Orsted Pedersen(B)(Steeple Chase) - Recorded September 9 and 10, 1975. Philip Catherine(G), Ole Kock Hansen(P), Billy Higgins(Ds) - 1. Summer Song 2. Sparkling Eyes 3. A Felicidade 4. Jaywalkin' 5. My Little Anna 6. Yesterday's Future 7. Interlude 8. Cheryl 9. That's All 10. Summer Song #5
ニールス・ペデルセン作が1-2、4-7、10曲目で、他はボッサやジャズメン・オリジナルなど。収録時間は50分。ピアノはエレキ・ピアノで、ギターも当時としては少し新しいサウンドになっているし、リード・ベース的に楽器を弾いているところもあったりと、当時としては少々実験的な意味合いもありそうなアルバム。ギターも基本はバリバリ弾くエレキ・ギターですが、3、5、7曲目ではアコースティック・ギターでリズムを刻んでいて、変化に富んでいます。6曲目ではアコースティック・ギターでメロディを弾いてますが。とことんベースを追求している感じで、個人的にはこういうベースが好きだし、ジャズロック的な曲もあって、なかなかいい感じ。9曲目は超絶テクによる完全ベース・ソロ。ただ、それゆえに好き嫌いは分かれるか。(22年12月21日発売)
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