春の祭典/ヒューバート・ロウズ
CTIのSACDのシリーズの2日目。発売年が’20-21年なので、まあ、一部はタワーレコードの店舗に買いに行ったにしても、よく必要な分だけ手に入ったな、と思います。さて、この「春の祭典」、昔LPでは持っていなくて、なぜか初聴きだったようです。’71年録音でここまで徹底してアレンジをかませて演奏するジャズはなかなかないんではないかと思います。アルバムの収録時間は30分と短いけれど、濃いアレンジのおかげで短さを感じるようなことはありませんでした。ここでも、ボブ・ジェームスとかジャック・ディジョネットとか、以前から追っかけしているミュージシャンが参加してましたね。さっそくホームページのリストの方も補強しておきました。
春の祭典/ヒューバート・ロウズ(Fl)(CTI)
The Rite Of Spring/Hubert Laws(Fl)(CTI) - Recorded June 1971. Gene Bertoncini(G), Stuart Scharf(G), Dave Friedman(Vib, Per), Bob James(P, Key), Ron Carter(B), Jack DeJohnette(Ds), Wally Kane(Bassoon), Jane Tayler(Bassoon), Airto Moreira(Per) - 1. Pavane 2. The Rite Of Spring 3. Syrinx 4. Brandenburg Concerto No.3, 1st Movement 5. Brandenburg Concerto No.3, 2st Movement
フォーレのパヴァーヌ、ストラヴィンスキーの春の祭典、ドビュッシーのシランクス、バッハのブランデンブルク協奏曲第3番と、全編にわたってクラシックを取り上げているアルバム。収録時間は30分。とは言うもののイージーリスニング的にクラシックのクロスオーヴァー化をしているだけではなくて、2曲目の春の祭典の一部のように、少しハードな取り上げ方をしている面もあります。アレンジはドン・セベスキー。彼のアレンジはなかなか協力で、単にテーマだけでクラシックを使用するだけではなくて、曲全体のジャズとクラシックのバランスをうまくとっています。これはクロスオーヴァーとしても画期的なアレンジで、’71年に良くここまで徹底したアレンジをしているなあ、という印象。どの曲も凝っているけど、バッハが強い印象。(21年1月20日発売)
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