瞼の調子と文庫本読書
8年ほど前に眼瞼痙攣を患い、ボトックス注射を2回打ったことは以前にも書いています(もうこのことを知らない方も多いかな)。その2年ぐらい前から、瞼の調子が悪かったので、かれこれ10年ほど瞬きが自然にできていないことになります。これは目への涙のコントロールができにくくなっている状態で、目が乾いたり、逆に涙が関係ないところで出たりと、何かと不便な状態です。ボトックス注射もいわゆる対症療法で、原因が分からず、完治することはなさそうです。
私のいくつかある趣味の中で、文庫本を読む、というのがありましたけど、そういうわけで10年ほど前から本を長い時間読むのが辛くなり、そんなに買ってはいなかったのに、一時期文庫本が10冊以上たまってしまい、発売日から5年以上経過したものがある時もありました。何か月か何年かに1度、勢いをつけて3-4冊読んではまたしばらく放っておく、という状態が続いて、やっと昨日、300ページほどの文庫本を1冊読んで残り1冊にまで減りました。お気に入りの作者が高齢化して来て、あるいはコロナの影響か、出版不況の影響か分かりませんけど、新刊があまり出なくなったので、未読の本が減りつつあります。とは言うものの、注文し忘れたものもあるので、また1冊増えることになるのですが。
昔はいろいろ読んでましたけど、作家たちも亡くなったりして、また私も作家ごとに本を処分をしたりして、今では筒井康隆と清水義範だけになってしまっているような状況です。しかも清水義範はこのところ新刊の文庫本が全然出ていないし、筒井康隆も少なくなってます。これを機会にこれから届く1冊を含め、2冊を読んでしまって、10年以上ぶりに未読の文庫本を無くしたいと思っています。
ジャズや音楽関係の単行本もたまに買ったりしていますけど、全部読むものと、好きなところだけ取り出して読むものと、分かれてしなっていますね。貴重な情報なので、何とか全部は読みたいところなんですが、これも瞼の調子に合わせて、ということになります。その点マンガの単行本は短い時間で読めるので、未読ということはないですけど、これも最近減りましたねえ。出版業界のせいなのかどうかは分かりませんけれど。
(追記11月3日)新たに購入した文庫本1冊を合わせ、今日文庫本は読了しました。全部片付いたのは少なくとも10年以上ぶりになります。
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