「初盤道/真保安一郎著」DU BOOKS
今朝一番で「初盤道/真保安一郎著」DU BOOKSが届き、ペラペラをめくって記事をとりあえずつまみ読みしています。初盤道のタイトルは、レコードはラッカー盤を作り、それからいくつかの工程(メタルマスター→マザー→スタンパー)を経てレコードにプレスしていくのですが、それが初期のものほど音の鮮度がいいらしいので、それを探求する旅のような作りになっています。内容的にはプレス枚数の多いロックなどが多く掲載されていて、ジャズの方は初盤がシンプルなものが多そうなのと、初盤の値段が恐ろしく高いものが多いので、取り上げられてはいません。
そこで大量に出回っているアルバムが多くて、その迷宮のようなところから、いわゆる初盤を見つけていく気の遠くなるような作業をしつつ、「レコード・コレクターズ」誌に連載したものを加筆修正して行って、今回の本の発売になったらしいです。マトは基本的には若い番号の方が音がいいらしく、見本盤が市場に出回っているのもこれと無関係ではいられないと思います。これに対して、CDは見本盤は買い取らないところが多いですもんね。売れたCDは世界各地でプレスされ、アメリカなどでは何か所もプレス工場があって同時にプレスさっるなど、これらの中から一番音の良いレコードを探すのは、よほどの探求心がないとできないと思います。
私はCD派なので、基本的にはプレスされたCDは、均一だと思っています。何回も発売されたCDに関しては、ジャケのデザインの違いとか、リマスターなどの違いは出てくるでしょうけど。そういう意味ではCDメインの私にとってはこういうレコードのような深淵のふちを覗いたことはなかったのですが、レコードもこういったことで少し興味が出てきました。ややこしいマトについて頻出する本ではありますが、面白いので、読んでいってみようかなと思っています。
« 富士通のルーターをSi-R G120に交換 | トップページ | CDを大量処分してから半年ほどが経過 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 瞼の調子と文庫本読書(2023.10.23)
- 「初盤道/真保安一郎著」DU BOOKS(2023.09.24)
- Mugic Magazine別冊 MODERN JAZZ/原田和典著(2023.07.30)
- 「新版 ECMの真実/稲岡邦彌著」(カンパニー社)(2023.04.22)
- 雑誌「月刊Stereo」2月号の特集は「ECMとオーディオ」(2022.01.21)
「ロック・ポップス」カテゴリの記事
- 「初盤道/真保安一郎著」DU BOOKS(2023.09.24)
- Seven Psalms/Paul Simon(2023.07.04)
- ディスクユニオンの買取2日目(持ち込み)(2023.03.17)
- 1月28日(土)、大阪中津の Vi-code で16時からライヴをやります(2023.01.24)
- Music For The Fifth World/Jack DeJohnette(2023.01.27)
コメント