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2023/07/08

A Time To Remember/Elina Duni

2781 ECM新譜も3枚目で一段落。多様性のあるECMらしく、いわゆるジャズのアルバムが今回はなかったですね。でも、ふだんあまり聴かないような世界に連れて行ってくれたのも事実です。今はストリーミングがあるので、手当たり次第に聴いていって、好きなものをCDなりLPなりで購入すればいいことですし。エリナ・ドゥニもECMでは何枚もアルバムを出しています。最近になってメンバーが固定してきた感じでしょうか。ベースレスではありますが、彼女の今の表現にはこれが向いていると思います。ギターのRob Luftとの関係が緊密になってきているようで、曲作りだけではなくて、演奏にもそれが影響しているようにも感じます。

 

A Time To Remember/Elina Duni(Voice)(ECM 2781)(輸入盤) - Recorded July 2022. Rob Luft(G), Matthieu Michel(Flh), Fred Thomas(P, Ds) - 1. Evasion 2. Hape Deren 3. A Time To Remember 4. Whispers Of Water 5. E Vogel 6. Dawn 7. First Song 8. Mora Testine 9. Send In The Clowns 10. Mallengjimi 11. Sunderland 12. I'll Be Seeing You

(23/07/07)ECMでこのメンバーでは2作目。Elina Duni、Rob Luftの作詞作曲が3-4、6、11曲目、この2人での作曲にEsther Granek作詞が1曲目、トラディショナルが2、5曲目、チャーリー・ヘイデン作の7曲目に、他はいろいろな曲を歌っています。収録時間は53分。英語の曲と彼女の母国語?(彼女はアルバニア出身)の歌とあります。ジャズ度はなくて(8曲目の間奏などに少し感じますが)、やはりある種エキゾチックさと哀愁を帯びたSSWの曲の雰囲気で、民族音楽的要素も割と強め。シンプルな中にも、ECMらしいヴォーカルアルバム。4曲目のように浮遊感漂うようなコード進行の曲もあり。7曲目はモロにチャーリー・ヘイデンの有名曲なので、避けた方が良かったかも。メロディも印象に残り、インパクトは強め。

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