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2023年7月の記事

2023/07/31

ECM1301番から1350番までの前書きを書く

正式には1301番とか1313番が欠番で(1300番より欠番というものが出てくる)、その後も発売が決まったもののオクラ入りになったものは欠番になっていくので、ECMでは意外に欠番は多いのです。ただ、便宜上、分かりやすいようになるべく区切りの良いところで分けてはいるのですけど。

このあたりの番号になってくるとNew Seriesが増えてきてますね。まだ、有名なクラシックの作曲者単独で、というのは少ないですが、現代音楽家とクラシックの作曲者を1つのアルバムにまとめたものとか、古楽も出始めてきます。また、New Series初期には作曲者自ら演奏者になるものも多めではありますね。今のようにクラシックで知名度が出てくることを予想していた人、多くないんじゃないでしょうか。

ECMの方も、マニアックな、ある意味売れ行きが少々心配なアルバムも、どんどん出てきていて、それでもほとんどをストリーミングで聴けるので、ちょっと変わったアルバムは興味があれば聴いてみればいいと思います。ジャンルの幅も、以前からのものを含めて広がりを見せている時でもありますし。

https://jazz.txt-nifty.com/kudojazz/ecm13011350/index.html

2023/07/30

Mugic Magazine別冊 MODERN JAZZ/原田和典著

230729modernj 「Mugic Magazine別冊 MODERN JAZZ/原田和典著」

ふだんはいわゆるジャズ本ってあまり買わなくなっているのだけど、これはなぜか周りの評判が良く、しかも値段も手ごろで(コンパクトなサイズだし)、オールカラーということもあり買ってみました。ジャズ・ジャイアンツの特集と、年代別に’45年から’68年までのジャズのアルバムが掲載されています。私なんかは、ミュージシャンごとに国内盤で出ているのは全部買う、というやり方だったので、聴いているミュージシャンと、全然聴いてないミュージシャンにはっきり分かれてしまい、聴いたことのあるのはこの中で3分の1ぐらいか多くとも半分弱くらいかな、といったところ。

ジャズは一発録りなので、書く方も一発書きで行きます、と潔いことが前書きで書かれていて、確かにすらすらと、流れるように読めるところも多いですし、セレクトも今の視点から、という部分もあったりして、まだつまみ食い読みしながらなんですが、読んでいて楽しい。これは評判いいのも分かるなあ、と思います。当然有名盤も多く取り上げられているわけですが、今まで読んだのと文脈が違う書き方をしているものもあり、それはそれで面白く読めました。耳タコ盤をどういう書き方をしているか、というのを楽しむと同時に、聴いてないアルバムを探して、これから聴こうか、という気にもなってきます。一発聴きの一発書きは、私の目指していることでもあります。

こういう本って、今までオールカラーってあったっけ、というくらい昔は白黒のイメージが付いてまわったものでしたが、ジャケットがカラーだと、それだけでうれしくなってしまいますね。また、あえて、電化時代の前の’68年で取り上げるアルバムを切っているところも、意図がはっきりしていて良いと思います。端から逐一読んでいかなくてはならない本でもなくて、興味あるところから読んで広げていって、ということもできるので、この本に興味のある方は一度手に取ってみては、と思います。

2023/07/29

Vessel/Manuel Valera Quintet

1416Criss Crossの新譜が届いているので聴いていきます。昔は年3回、5枚ずつの発売でけっこうなヴォリュームがあったんですが、今は2世が次いで、パラパラと出来上がった順に発売しているようで、情報の入手がちょっと手間取るようになりました。それでも、割と今の「ジャズ」を聴くにはいいレーベルなので、全部買いを継続しています。今回のアルバムも、聴いていてけっこうスカッとしますね。2ホーンのアンサンブルの部分が印象的なのと、アドリブに入ると2人ともけっこう饒舌になることも多く、もちろんリーダーのピアノもカッコいいし、全体的に渋い。Manuel ValeraはCriss Crossのリーダー作は2枚目で、前作はキューバン・ジャズだったかと思いました。

 

Vessel/Manuel Valera(P) Quintet(Criss Cross 1416)(輸入盤) - Recorded January 26, 2023. Mark WHitfield Jr.(Ds), John Ellis(Ts), Alex Norris(Tp), Hamish Smith(B) - 1. Blues For Kenny K 2. First Day 3. Pablo 4. Sunset 5. Garzonian 6. Alma 7. Crisis 8. Remembrance 9. Chance 10. Mr. Henderson

(23/07/29)9曲目がケニー・カークランド作の他は、全曲Manuel Valera作。収録時間は69分。曲によっては捧げる人もいろいろあるようですが、ここではケニー・カークランド(1、9曲目)とジョー・ヘンダーソンが目立っているようです。1曲目はブルースと言いながら、モーダルなマイナーのアップテンポでの進行でカッコいい。エネルギッシュなところへホーンが空間を埋めるように大活躍しています。2ホーンのアンサンブルの部分も印象的。変拍子は少ないけど、私のイメージする現代ジャズという感じ。作曲は割とオーソドックスで、リーダー含めメンバーが寄ってたかって、カッコよくしてしまいます。3曲目のバラードもなかなか美しい。曲によってアプローチは様々だけど、なかなか渋いジャズに仕上がっていると思います。

2023/07/28

アンダーカヴァー~ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード/カート・ローゼンウィンケル

Kurtunder 久しぶりに新譜が来ました。これは入院中に来たもので、早く聴きたかったのですが、退院後も仕事その他で手いっぱいで、心の準備もあってなかなか時間が取れないでいました。しかも、6月28日発売のものを遅れて入手してますし、世間ではこの話題、もう過ぎ去ってしまったかな? 彼は’00年代の頃から追いかけてはいましたが、最近少々ご無沙汰気味ではありました。今のジャズという感じもするし、彼のギターが少なくともこのアルバムではけっこう独特なので、好き嫌いは分かれるんではないかなあ、と思います。確かにインパクトとしては大きいんですけれどもね。彼でなければ弾けないフレーズの連続ではありますね。

 

アンダーカヴァー~ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード/カート・ローゼンウィンケル(G)(Heartcore Records)
Undercover - Live At The Village Vanguard/Kurt Rosenwinkel(G)(Heartcore Records) - Recorded April 6-8, 2022. Aaron Parks(P, Key), Eric Revis(B), Greg Hutchinson(Ds) - 1. Cycle Five 2. The Past Intact 3. Sole 4. Our Secret World 5. Music 6. Undercover

全曲カート・ローゼンウィンケルの作曲で、ヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴ演奏。収録時間は53分で、再演曲もあり。1曲目からエフェクターの効いた滑らかなギターサウンドで、メロディアスでもあるんだけど、彼以外には弾きようがない独特なフレーズでせまってくるビートの効いた曲。他の曲も変化に富みながら、基本的なカートのギター・アプローチは大体似ていて、このフレーズについていけるかどうかが聴くことを選ばれた人になるかが分かれ目。静かな場面から盛り上がってくる比較的素直な3曲目、4曲目は浮遊感で出来ている曲ですが、それなりに盛り上がっているのはさすが。割とメランコリックな8分の6拍子で素直な感じのある5曲目、13分近くものメカニカルというか少しぶっきらぼうなサウンドの6曲目。(23年6月28日発売)

2023/07/26

ECM1251番から1300番までの前書きを書く

ECM1251番から1300番までの前書きを書くのを終えました。1279番までは入院前に書いてあったので、あとは退院後の時間のある時にゆっくりとやってます。あと、1300-1301番は欠番になっているのですけどね。

このあたりは超有名盤もあったりしますけど、え?こんなの出すの?という盤もあったりして、なかなか変化に富んでいて面白いです。ECM独自のサウンドのアルバムを出すのにもためらいはない時期ですし。だんだんとすでに前書きのあるアルバムも増えては来てるんだけど、もうしばらくは、書き足しのアルバム、やっていかなければならないみたいですね。

https://jazz.txt-nifty.com/kudojazz/ecm12511300/index.html

(追記)なんでこんなにECMで前書きつけてないのが多いのか、という問題ですが、当初ブログをはじめたときに、ECMブログ(前書きなし)とメインブログ(前書きあり)を、’14年に統合した時にできたものです。(その後再びECMブログを作るもメインブログと並行してやっているので、問題なし。)

2023/07/24

体調の異変(2)、入院、そして手術

前回、体調の異変?というタイトルで、血尿が先月末ごろ出てから今月12日のあたりまでの追記も交えて書きました。

入院本番前(7月上旬)に熱が出たりひと悶着あって、それも落ち着いてきて、いよいよ入院日の19日。その前の18日に病院の外来に行って来て、病巣の根はMRIで見てみると筋肉がはっきり見えるので、浅いんじゃないかということと、他の場所のCTなどを見ていて、転移は見られないということで安心して、入院に臨んだのでした。仕事的に、その入院の時間をあけるために、ちょっと無理してます。

入院日は何事もなく普通のお客さんではありましたが、20日は朝9時から手術。ものものしい手術室(大きい病院なので、手術室も多いし何しろ広い。麻酔をかけられて、指示に従っているうちに寝てしまい、起きたのは手術が終わってから。尿道からの内視鏡手術、けっこうウデがいるお仕事だと思います。予定では手術時間だけで45分を予定していました。話によると無事終わったようです。

手術が終わってから、点滴やら酸素濃度を測る機械やらつけられて、尿道にもカテーテルで外に流すようにしてあり、しばらくの苦難の始まりです。点滴が付いているので、当然尿意が出てきますが、それが頻尿状態になった感じで、違和感がけっこうありました。また熱も微熱が出てくるし。これで、その日の晩は眠れという方が無理なので、1時間ずつ4回寝た程度かな。翌日、食事が出て(手術日は食事なし)、やっと点滴と酸素を測る機械が外れました。ちなみに入院してから退院するまでは、食事は全部完食です。好き嫌いがないせいだな。

手術から2日後になって、尿道のカテーテルが外れ(これがけっこう太くて、違和感も強く、まだ腫れがひかない)、やっと自分でおしっこができました。ところが、あまり踏ん張ってはいけないということで、便秘気味だったので、そこでまた苦労が。まあ、そんなこんなで退院が24日に決まって、意外にも回復力は早かったのです。

まだ、検査にまわっている組織の結果が次の外来の8月1日に分かるのですが、退院日の今日は、11時ごろ帰ってきて、数時間は急ぎの仕事ができました。無理しなければ、このまま順調に回復しそうです。ただ、膀胱がんって、再発率が他のがんに比べて高めなのが気になるところです。まあ、発見からここまで、けっこうラッキーに来ているので、なるようになるさ的に、気楽に生きていこうと思います。いろいろ心配して声をかけて下さった、多くの方々に、改めてお礼申し上げます。

2023/07/17

ECM1201番から1250番までの前書きを書く

ECM1201番から1250番までの前書きを書きました。この頃になってくると、少しずつ前書きが既についているものが増えてきていて、付け加えたり手直しをする部分が減ってきていることもスピードアップの原因です。暑くて外に出ていられないということもありますけど、こういう作業をするのにはうってつけですね。予定よりだいぶ早く進みました。

先月半ばに1001番から始めてもう1250番に到達するのはさすがに書くスピードが速すぎではないか、というご意見もあろうかと思いますけど、元々私、アルバムコメント自体をCDを聴きながら完成させて、前書きはずっと以前から10-15分ぐらいで書き上げていました。聴いた直後に前書きを書くのが一番効率的でしたし。記憶に残っているものも多く、そうでないものは全部または一部を聴き直して書いてますけど。どっちみち、今はすでにそんなにアクセスも多くなく、忘れ去られたようなページに手を加えているのだから、目立たないと言えば目立たないんですけれどもね。

https://jazz.txt-nifty.com/kudojazz/ecm12011250/index.html

2023/07/16

ECM1151番から1200番までの前書きを書く

これだけ暑いと外出する気力もなく、時間を持て余してしまったので、何日かかけてECM1151番から1200番までの前書きを書きました。これは退院した後のお楽しみと思っていたのですが、いざ入院して、その後すぐに前書きがある気力が残っているか分からなかったのと、早く次を聴きたいが、エンドレス状態になってしまって、進めるだけ進んでおこうと思った次第です。でもこの1か月で200枚弱(実際には前書きが最初からあったものもあり、もっと少ない)できたのはうれしいことです。ただ、CDを大部分処分した後だったため、クレジットなど詳細な部分の説明が省き気味になり、漠然とした感想が多くなってしまいました。それはまた後日に、改良をトライします。

https://jazz.txt-nifty.com/kudojazz/ecm11511200/index.html

2023/07/10

ECM1101番から1150番までの前書きを書く

今日は時間があったので(明日からは期限の決まった特急仕事あり)、ECM-1101番から残りECM-1150番までの前書きを数日かけて書きました。特にこの時期はECMカラーも出てきて味わい深いアルバムが多いですね。

ECMで前書きのないアルバム、まだまだ1250番まではほとんど、1400番あたりまで点在していそうなので、気長にやることにします。

https://jazz.txt-nifty.com/kudojazz/ecm11011150/index.html

2023/07/08

A Time To Remember/Elina Duni

2781 ECM新譜も3枚目で一段落。多様性のあるECMらしく、いわゆるジャズのアルバムが今回はなかったですね。でも、ふだんあまり聴かないような世界に連れて行ってくれたのも事実です。今はストリーミングがあるので、手当たり次第に聴いていって、好きなものをCDなりLPなりで購入すればいいことですし。エリナ・ドゥニもECMでは何枚もアルバムを出しています。最近になってメンバーが固定してきた感じでしょうか。ベースレスではありますが、彼女の今の表現にはこれが向いていると思います。ギターのRob Luftとの関係が緊密になってきているようで、曲作りだけではなくて、演奏にもそれが影響しているようにも感じます。

 

A Time To Remember/Elina Duni(Voice)(ECM 2781)(輸入盤) - Recorded July 2022. Rob Luft(G), Matthieu Michel(Flh), Fred Thomas(P, Ds) - 1. Evasion 2. Hape Deren 3. A Time To Remember 4. Whispers Of Water 5. E Vogel 6. Dawn 7. First Song 8. Mora Testine 9. Send In The Clowns 10. Mallengjimi 11. Sunderland 12. I'll Be Seeing You

(23/07/07)ECMでこのメンバーでは2作目。Elina Duni、Rob Luftの作詞作曲が3-4、6、11曲目、この2人での作曲にEsther Granek作詞が1曲目、トラディショナルが2、5曲目、チャーリー・ヘイデン作の7曲目に、他はいろいろな曲を歌っています。収録時間は53分。英語の曲と彼女の母国語?(彼女はアルバニア出身)の歌とあります。ジャズ度はなくて(8曲目の間奏などに少し感じますが)、やはりある種エキゾチックさと哀愁を帯びたSSWの曲の雰囲気で、民族音楽的要素も割と強め。シンプルな中にも、ECMらしいヴォーカルアルバム。4曲目のように浮遊感漂うようなコード進行の曲もあり。7曲目はモロにチャーリー・ヘイデンの有名曲なので、避けた方が良かったかも。メロディも印象に残り、インパクトは強め。

2023/07/07

Glimmer/Nils Okland/Sigbjorn Apeland

2762 ECMが3枚届いているうちの2枚目。Nils Oklandは、もう何枚もECMからアルバムを出していますが、今回は2回目の同じメンバーでのデュオ作です。いちおうジャズの区分にはしてあるけど、ジャズ度はなし。フレーズにインプロヴィゼーション的なものを乗っけてあるのかもしれませんが、聴いた限りでは分かりません。スタジオがノルウェーでもあり、北欧の香りがプンプンする民族音楽的なサウンドになっています。ECMの中では目立たないのかもしれませんが、こういう方面のサウンドも好きな方はいそうですよね。BGM的に音量を絞ってかけてみるのもいいですし。何より主なマーケットはヨーロッパです。ストリーミングでまずは聴いてみてください、ということで。

 

Glimmer/Nils Okland(Harganger Fidddle, Vln)/Sigbjorn Apeland(Harmonium)(ECM 2762)(輸入盤) - Recorded January and March 2021. - 1. Skynd Deg, Skynd Deg 2. Grat Ikke Sote Pike 3. Valevag 4. O Du Min Immanuel 5. Glimmer 6. Hvor Er Get Godt A Lande 7. O, Venner 8. Se Solens Skjonne Lys Og Prakt 9. Reven Sete Pa Setet 10. Myr 11. Malurt 12. Dempar 13. Rullestadjuvet 14. O Du Min Immanuel(Var.) 15. Nu Solen Gar Ned

(23/07/06)Nils Okland作が5、11-12曲目、Sigbjorn Apeland作が3、10曲目、2人のインプロヴィゼーション(共作)が13曲目、他の曲はおそらくは北欧のトラディショナル。収録時間は47分。ECMでデュオの演奏は、’11年に続き2枚目です。メロディや民族度、ある程度の哀愁はありますが、持続音の楽器の演奏がずっと続くので、少々聴く人を選ぶかも。ジャズ度はなく、完全に民族音楽的なサウンドになっています。こういうアルバムも出るのがECMで、おそらくは持ち込み音源だと思われます。それでもこの哀愁のメロディがたまらん、という人もいるかと思いますし、北欧の(ジャズではなくて)雰囲気を感じるには、これ、という気もします。シンプルな演奏が逆に心の奥まで届くのでは。小品も含めて曲が多く、短かめ。

2023/07/06

Carl Philipp Emanuel Bach/Keith Jarrett

2790前回ポール・サイモンを聴いた後、また熱が上がってしまい、4日夕方に病院の救急外来に行ってきました。その後、昨日5日はだんだん調子が良くなり、今日は急遽半日外出仕事。その後に聴いています。ストリーミングで先に聴いてしまったので、ECMも通常同時に届いた中から順番通りにアップするんですが、今回は再びの病み上がりなので特別。私もJ.S.バッハこそがバッハだという先入観がありましたが。このアルバムもなかなかいいじゃありませんか。なぜ当時お蔵入りにして空き番号になってしまったのか分からないくらい。ちなみにこれも紙パッケージ的な作りになってますね。今後はその方向も?

 

Carl Philipp Emanuel Bach/Keith Jarrett(P)(ECM New Series 2790/91)(輸入盤) - Recorded May 1994. - Wurttemberg Sanatas Wq 49: 1-3. Sonata I In A Minor 4-6 Sonata II In A-flat Major 7-9. Sonata III In E Minor 10-12. Sonata IV In B-flat Minor 13-15. Sonata V In E-flat Major 16-18. Sonata VI In B Minor

(23/07/06)Carl Philipp Emanuel BachはJ.S.Bachの次男で、18世紀ドイツの作曲家。CD2枚組で収録時間は85分。このアルバム、1644/45で発売予定だったのが当時お蔵入りに。今になって番号を変えての発掘盤。やはりバッハというとJ.S.Bachだよね、という人は多いけど、このアルバムは、曲といい、演奏といい、メロディアスで端正に弾いているし、けっこう満足度は高い。バロックの香りもプンプンして、この録音を聴く価値あり。

2023/07/04

Seven Psalms/Paul Simon

Paulseven 新譜が昨日4枚届いていますが、熱も下がったばかりで、仕事も前倒し進行、入院前の心理的状況を合わせても、予定通りに今週中に4枚紹介できるかどうか。それでも、このアルバム、けっこう良かったです。彼のアルバムで一番好きなのは’75年の「時の流れに」でのバックミュージシャンが豪華なAOR路線ですけど、アフリカ路線に入るまではどのアルバムも熱心に聴いていた方ではありました。今回のアルバムは時間も短いし、多重録音はしていると思いますけど、かなりシンプルなのですが、そういうところが逆に気に入りました。ある種懐かしいメロディも感じたりして。しばらくは何度もかけることになるかもです。

 

Seven Psalms/Paul Simon(G, Vo, and ohter insuruments)(OWL Records) - Released 2023. Jimmy Haddad(Hadphoon, Hadjira, Gran Cassa Ans Almuglocken), Edie Brickel (DUets on 6 and 7), Vocces8 (on 4-7), Bob Sirota(Arr on 4), Ales Sopp(Fl on 4), Nina Stern(Chalumeau on 4), Nadia Sirota(VIola on 4), Gabriel Cabezas(Cello on 4),  Paul Morton(Theorbo on 4) - 1. The Load 2. Love Is Like A Brand 3. My Professional Opinion 4. Your Forgiveness 5. Trail Of Volcanoes 6. The Sacred Harp 7. Wait

(23/07/04)全曲ポール・サイモンの作曲。収録時間は33分で、7曲が全体的につながっているようになっています。編成は極めてシンプルですけど、彼の宗教観を歌ったとのことで、これは言語にネイティヴな人でないと理解できないなあ、と思いつつも、メロディがいいので、一気に33分引きこまれてしまいます。時々昔の彼らしいメロディも出てきて、このところアフリカに近づいていて離れていた身にも、けっこう好みのサウンドになっています。シンプルなサウンドはコロナ禍の影響なのでしょうか。それが逆にいい方向に出たといういい例ではないかと。邦題にすると「七つの詩篇」か。アコースティック楽器だけで良く彼独自の世界を表していると思います。また次も出してほしいとも思いますが、年齢が年齢だし、とりあえずはここに集中します。

2023/07/03

体調の異変?

6月25日(日)に無事ライヴも終わり、ホッとしたのもつかの間、28日(水)の朝にうっすらと血尿が出てしまいました。その時は朝1回だけだったので気にせずにいたのですけど、29日(木)の朝にも出てしまい、朝一番でお客さんの訪問を済ませてすぐに病院に行ったところ、その日は医院での診察とCTで、翌日30日(金)に医院の検査結果を持って、そのまま午前中のうちに市立病院の紹介状も持って行ってきました。そして7月中旬過ぎに1週間弱ほどの入院と手術となりました。歳をとると、一気に来るね。ちなみに29日に最初に医院にかかった時に、健康診断がわりの血液検査もしたのですが、はみ出ている数値がほとんどなかったのです。それだけに腫瘍の発見は難しいみたいです。あと2回検査して、患部の状態(どれだけ根を張っているか)、それと体の他の部分に転移してないかを確かめるらしいです。軽ければお腹を開かずに、何と尿道からの内視鏡手術なので、見たい気持ちもありますけど、その時は寝ているでしょう。

12日からの入院もできたのですけど、こちらの仕事が終わらないので1週間ほど入院を遅らせてもらいました。自営業の辛さですね。

(追記)30日は朝から14時半ごろまで病院でかかったのですが、そんな日に、スマホ持って行くのを忘れてしまい、その日会社休みのカミさんに迷惑かけてしまった。

この話にはさらに続きがあって、7月1日(土)は朝一番でお客さんの訪問日。その時は何ともなかったのだけど、夕方になって急に高熱が出てしまいました。それと頻尿が止まらない。そこからは、布団とトイレを行ったり来たりを1日中。これは3年前の急性前立腺炎と同じ症状だな、と思いつつも、コロナの疑いもお客さんに説明しなければならない。2日(日)の夕方、休日診療で抗原検査をやってくれる駅前の医院にタクシーで。結果は陰性でした。それをお客さんに報告。

今日3日(月)は11時からMRI検査が市立病院であって、熱が朝にはほぼ落ち着いたからいいものの、頻尿が止まらない。膀胱中心のMRIなので、受診1時間前からトイレへは行かないでください、と言われていたので、10時過ぎには病院に着いていて、MRIの技師の人に事情を説明してました。結果、何とか検査終了まで持たせることができ、頻尿の方も、徐々にその後おさまりつつあります。この先大丈夫かなあ、と思いますが、ガマンしてひとつひとつ潰していくしかないですね。

(追記12日)抗菌剤を4日に処方されてから、だいぶ良くなり、血尿もなく、それ以前の状態に戻りました。ただ、放置しておくといつか手遅れになるので、あの時の血尿で病院に行って良かったと思います。皆さんも体のちょっとした変化にご注意を。

(追記)輸入盤CDは4枚、今朝到着しましたが、そんなわけで、ブログへのアップは今しばらくお待ちください。

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