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2023/05/16

Vagabond/Dominic Miller

2704 ECMレーベル2日目。ドミニク・ミラーのECM3作目になります。こうやって、時を開けながらでも、リリースを続けてくれると安心します。アルバムは、メロディ重視の自然派なリラックスした演奏という感じですけど、なかなかいいメンバーが集まっていて、もっと派手にインプロヴィゼーションを、と思わなくもありません。でもあえてこういう印象的な演奏をして、心に残して、あるいは癒していくんだなあ、とも思います。収録時間が少々短いような気もするけど、聴いた時の満足感はありました。彼はバンドマンをやりながら、本当は自分ではこういう演奏を残したかったんだな、ということが分かります。聴き心地がいいので、何度もかけそうなアルバムですね。

 

Vagabond/Dominic Miller(G)(ECM 2704)(輸入盤) - Recorded April 2021. Jakob Karlzon(P, Key), Nicolas Fiszman(B), Ziv Ravitz(Ds) - 1. All Change 2. Cruel But Fair 3. Open Heart 4. Vaugines 5. Clandestin 6. Altea 7. Mi Viejo 8. Lone Waltz

(23/05/15)彼のECM3作目。全曲Dominic Miller作曲。収録時間は32分。メンバーは2人代わってはいるけど、ジャズというよりはメロディアスなミュージックが少しの哀愁とともにせまってくる、落ち着いた大人の音楽という雰囲気が強め。それでも、そのミュージックを活かしつつ、コード感も少し強めながら、自由さを感じさせるサウンドです。そのメロディは、ギターだけではなくて、ピアノにも影響していて、珍しくあまり冷たさを感じない、いいサウンドに仕上がっていると思います。何と言うか、リラックスした雰囲気での大人の演奏とでもいうのか。アコースティック・ギターの自然な響きが、時に静かに、時に語りかけながら進んでいくさまは、大いなる自然も感じさせるところ。派手な曲はないけれど、やっぱりECMらしいと思う。

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コメント

なかなか繊細なトリオの響きで聴き応えありました。
とにかく牧歌的な中に詩的で・・・南仏の田舎での父親を忍んでの心の世界なんでしょうか・・・ふといい歳となった自分にとって聴き応えありました。
又、こんな南仏の田舎をゆったり旅したい気持ちも起こさせられました。
評価の厳しい人もおられますが、私は高評価のアルバムでした。
リンクさせてください↓
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2023/05/post-cbe0bc.html

> photofloyd(風呂井戸) さん

こんばんは。
書き込みどうもありがとうございます。

私には、これがECM3枚目ということで、いつもはバンドマンをやっているんだけど、本当はこれがやりたかったんだ、というように感じられました。特にメロディが印象的で、やりたいことをやり切っての32分の演奏時間だったら、それもまたいいのかもなあ、と思います。

印象に残るアルバムでした。

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