ストリーミングと私
今までジャズはCDで(一部例外を除く)という方針でやってきましたが、ダウンロードやストリーミングサービスを意識していたのは意外に古いです。’05年に、Further East/Further West/Bill Frisellという、ダウンロードだけでの販売をするアルバムが出てきて、ここまでは追えないなあ、と思っていました。’19年9月にネットワークプレイヤーのマランツNA-6006を買ってから最初に聴いてみたのは、このアルバムだったような記憶があります。これはブログにはアップしてはいませんけど。
ストリーミングは’08年にSpotifyができて、今でいうところのストリーミングサービスかは分かりませんけど、原初的な形態はもっと前からあったと聞きます。それでも、何曲かダウンロード販売を試したものの、あくまでもCD中心で、という方針は最近までありました。もっと積極的に意識するようになったのは’17年にECMレーベルがストリーミングに進出して来て、そのあたりから少しずつ考えはじめてきました。そうこうしているうちに、ECM(JAPO)でも過去の未CD化のLP廃盤で40種類ぐらい、ストリーミングのみで出るようになったのが’19年7月のこと。これはもう、どうしても聴いてみたいということで、ちょうどその9月にCD規格やハイレゾの配信もあるAmazon Music HD (Unlimited)が出てきて、チャンスとばかりに、ネットワークプレイヤーを即買いました。これがECMを制覇するきっかけにもなりました。JAPOレーベル含め、ストリーミング化されてないものもいくらかあって、それをLPで集めても負担がそんなにかからない程度にはなったんです。
当初は、NA-6006のファームウェアも、ポーズを10-20分かけると、再度再生した時に次の曲に飛んでしまったりなど、ちょっと問題もありましたが、その後のアップデートでだいぶ欠点を潰せるようにはなってきました。時々、光回線が混んでいるのか、音が途切れることもまだありますけどね。そして、ストリーミングへの依存度も徐々に高まり、CDを見ながら音楽はストリーミングで聴くことも。そもそもCDラックがパンパンになってきて、CDを探したり取り出したりが厄介になってきたのも、3月のCDの大量処分につながっていきます。3年半ほどストリーミングを聴いていて、急によく聴いていたアルバムがなくなったりすることや、物としてのCDでないとコレクター的視点では少々物足りなさも残るものの、基本的には今まで聴いたCDは私のホームページ以降ほぼ掲載してますし、そういう形で残っているので、ブログも一段落したことだし、と現状不便はありません。ストリーミングにない(あるいはなくなった)アルバムはないものとして割り切って考えています。CDを買う枚数は今後少し減るだろうけど、CDを買って聴いていくことには変わりありませんし。
(追記)年齢のせいか、俺に語らせろ的な文章が増えてきましたが、お許しを。
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