CD(レコード)を処分するかどうかの分水嶺
自分がCDをかなりまとめて処分したのが3月15日のこと、その査定結果が出たのが4月16日のことで、あれからしばらく経ちました。ちょうど5月は仕事が忙しいシーズンでもあり、あまり振り返りはしなかったのだけど、後悔はしなくても、元々コレクター気質なので、これは何度か書いているけど、虚脱感というか、なんだか漂ってます。実際にはその後もCDの購入は少し減っても続けているし、残ったCDを聴いたりストリーミングを聴いたりしてはいるんですけれどね。
そんな中で、何人かの人から、私と同じように処分を考えている、という相談というか語りかけというか、をもらいました。私も一気に処分するまでは思いはじめてから数年はかかっていて、1回本気を出してからも1年かかっているので、気持ち的には分かります。決め手は、これももう書いたかもしれないけど、ここからここまでを一気に処分、という気分にならないと、まだその段階ではないということでしょうね(コレクターにとってはこれがなかなかきつい)。処分しようと取り掛かったはいいけど、1枚1枚眺めてみたり、それをまた聴いてみたりしているうちは、処分は進まないし、まだその機会ではない、ということなのかもしれません。でも人間は新しい環境に慣れやすいもので、私は、中古で4枚買い戻しはやったけど(取っておくつもりが売る方に間違えて紛れ込んでいたもの)、あとはなければないで何とかなるし、ストリーミングのいいところは、そこにあるものだけを聴く方向に関心を持って行く、という機械なんですね。
昨年の10月からディスクユニオンに買い取ってもらったのと、友人に売ったものを合わせると、5,186枚(このあたりディスクユニオンの査定書をとっておくと枚数までカウントできます)あり、そのうちの4,546枚が今回まとめて買い取ってもらったCDの枚数になります。もちろん、FacebookやTwitterのお知り合いのCDは、配信が少ないこともあって残してありますし、価格があまりつかないであろう、ニューミュージック、J-POP、ロック、ポップスあたりで目のついたものは残してあります。代わりに買取代金が振り込まれるというのも、処分の動機にはなっています。枚数がまとまると、それなりの金額にはなりますし。そのお金でまたCDを買っていくという、なんだか矛盾した行動にもなってますし(笑)。まあ、それでTVとUHDプレイヤーも買い替えできたのも、ラッキーではありましたね。
余裕があれば、家族に遺言か何かでここへ売れ、と指示を出しておいて、処分は生きているうちはしない、というのも選択肢のひとつですし、無理して処分することはないかなあ、とも思います。私の場合、これも以前に書いてますが、CDがあふれ出していて、探すのにも難渋していたことと、ブログの一連の作業が一段落ついたことも大きかったので。個人的にはあと、経年劣化(紙の部分)とCDの寿命(これはまだなかったよう)のことも考えてしまっていましたね。なるべく一生に一度の経験の記録を残しておきたいのだけど、ちょっと何度も書きすぎましたかね(笑)。
(追記)ここ15年ほどはHMVの通販を利用することが多い(それ以前は、国内盤はお知り合いのCDショップ(今はない)と、タワー、アマゾンとだいたい均等でした)のですが、買い物金額の累積がHMVだけで356万行っているのは、記録は消したいですね(笑)。以前は本も買ってましたけど。
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