Blue Note New Directions
グレッグ・オズビーのサイド参加作もいちおう今日まで。これはサイドというよりは、プロデューサー役もやっているので、メインに近いのではないかと思いますが。有名な曲を今風の解釈で演奏しているので、これも興味深いアルバムということになります。メンバーもなかなか骨のあるところを揃えてますし。日本のレーベルから出たものとはいえ、アメリカでもBlue Noteでジャケ違いで発売されているようで、曲目からしてもある程度は売れたんじゃないかと思います。当時の若手のブルーノートレーベルを背負って立つメンバーがいい演奏をしていますね。サウンドはちょっとマニアックかもしれませんけど。
Blue Note New Directions(Somethin'else) - Recorded May 10 and 11, 1999. Greg Osby(As), Mark Shim(Ts), Stefon Harris(Vib), Jason Moran(P), Tarus Mateen(B), Nasheet Waits(Ds) - 1. Theme From Blow Up 2. The Sidewinder 3. No Room For Squares 4. Ping Pong 5. Song For My Father 6. Tom Thumb 7. Big Bertha 8. Recorda-Me 9. 20 Questions
プロデューサーはグレッグ・オズビーで、彼だけ年齢がまわりよりちょっと上。ブルーノートでも今が旬な若手がそろって、かってのブルーノート時代の有名な曲を中心に演奏。「ザ・サイドワインダー」「ノー・ルーム・フォー・スクエアーズ」「ソング・フォー・マイ・ファーザー」など。ラストの9曲目のみ新しい曲。当然のことながら「今」で料理していて、フレーズなどにもこだわりが見られます。 それぞれの曲のアレンジもメンバーのアレンジですが、ジェイソン・モランが4曲と多め。決して昔の焼き直しで終わっていないところが良いです。メンバーもそれぞれ個性的なので、曲良し、演奏良し、の一枚。また、このレーベルでルディ・ヴァン・ゲルダー録音なので、音質にもこだわっています。 重いリズム隊も、要注目です。(99年11月17日発売)
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